( ) 山陰中央新報こども新聞 年(平成28年)月日(水曜日) (平成)年 9月日 第号 (毎週水曜発行) 発行/山陰中央新報社 〒 - 松江市殿町 ☎ - - (子ども新聞編集室) 島 町 古 代 出 雲 王 陵 の 丘 公 園 る 様 子 を 見 学 す る 児 童 ‖ 安 来 市 荒 やす ぎ 水 流 土 砂 流 し 樋 の 中 を 土 砂 が 流 れ あら しま え ど ぼ く ら まご さぶ ろう 安来市荒島地区には、今から約年前の江戸時代中期に、卜蔵孫三郎(~ つく ぼ く らしんでん い さん 年)が造った水田「卜蔵新田」があります。この卜蔵新田は、4月に日本遺産 にんてい うんなん おくいず も いずものくに に認定された安来市と雲南市、島根県奥出雲町の「出雲國たたら風土記~鉄づくり こうせい ざい 千年が生んだ物語~」の構成文化財のひとつです。 江戸時代中期 新田開発に活用 ﹁ え ど 先 人 の 知 恵 ち え やす ぎ 水 流 土 砂 流 し 樋 ﹂ す い り う かっせい か すいしん の住民らでつくる活性化推進協議会 かつ べ ゆきはる (勝部幸治会長)がこのほど、古代 おうりょう るときに使われた「水流土砂流し樋」 し な が すいりゅうど しゃなが とい しゅくしょうもけい の縮小模型を手作りしました。 てっ し 奥出雲町の鉄師の家に生まれ、荒 うつ 島に移った孫三郎は 年から年 う かけて、日白池を土砂で埋め立て、 広さ約5㌶の卜蔵新田を造り上げま と い した。 重機もトラックもない江戸時代 に、大量の土砂を運ぶのは大変な あらしま 住 民 が 模も 型 作 り お 披ひ 露ろ 目め け い ことです。そこで孫三郎が使った手 法が、たたらの原料の砂鉄を取る か ん な 「鉄穴流し」の手法を用いた「水流 土砂流し」です。樋の中に水を流し、 土砂を流して池へと送り込んで、池 を埋め立てました。 はば 縮小模型は全長約㍍、幅~ もくせい ㌢の木製で、公園の登山道横に作ら ひ ろ め れました。8月に行われたお披露目 式には、2学期に卜蔵新田を学ぶ荒 島小学校4年生人が参加。児童ら は協議会のメンバーから卜蔵新田に いきお ついて学んだり、樋の中を土砂が勢 い良く流れる様子を見たりしなが ち え ら、先人の知恵と偉業に思いをはせ ました。 いわ もと ゆう と 荒島小4年の岩 本 侑 大 君()は 「昔の人がとても苦労しながら卜蔵 新田を作ったことを知った。これか らの学習に生かしたい」と話しまし た。 さえきまなぶ (佐伯学) 2 面 ニュースなぜなに 5 面 中学生の相聞歌 9 面 科学って面白い 3 面 さんいん きらめく星 6・7 面 輝らりキッズ 面 イラストクイズ 4 面 ブックトーク 8 面 まんが昔ばなし 面 高校入試対策講座 き おか 出雲王陵の丘公園に、卜蔵新田を造 卜蔵孫三郎が 年かけて造った卜蔵新田 偉業を後世に伝えようと、荒島地区 ど 安来・荒島 児 童 思 い は せ る 日本遺産認定を記念し、孫三郎の いぎょう こども新聞は山陰中央新報購読者に無料でお届けします 面 さんいん偉人学
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