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ミクロ経済学 (上級 I)/ミクロ経済学特論 I(2016 年度)
教授 清水大昌
第 1 回 2016 年 09 月 19 日
[email protected]
http://www-cc.gakushuin.ac.jp/˜20060015/lecture/gradmicro2016.html
東 2−103
授業計画
• この授業では基礎ミクロ経済学とミクロ経済学の授業で学んだ内容から発展させて、修士
1 年生レベルのミクロ経済学の手法と概念を学びます。具体的には、今までの授業ではモ
デル上での仮定としておいていた様々な条件の妥当性やミクロ経済学的意味を掘り下げ、
ミクロ経済学の主張と限界について理解を深めていこうと思います。
• 数式、特に微分は結構使うと思いますので、わからない時点で止めてください。
• トピック
– 数学・記号論理学の紹介
– 選好の理論と顕示選好の公理
– 効用関数と間接効用関数
– 効用最大化問題とロワの恒等式
– 支出最小化問題とマッケンジーの補題
– スルツキー方程式と等価変分と補償変分
– 期待効用理論
– 費用最小化問題とシェパードの補題
– CES 生産関数
– 利潤最大化問題とホテリングの補題
– 純粋交換経済
– 公共財、サミュエルソン条件とリンダール均衡
– 部分均衡分析と製品差別化
– 社会選択理論とアローの不可能性定理
– ナッシュ交渉解
• この授業の表のテーマとしては、ゲーム理論的発想を含まない、古典的・基礎的なミクロ
経済学を紹介していくことです。
• この授業の裏のテーマとしては、公理系を使って論理的に公理と仮定から結論を導き出す
トピックをいくつか紹介するということです。
• 成績は最終レポートが 75%、授業で出される宿題提出、授業参加などが総合的に 25%です。
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• 教科書は特にありません。。参考書としては神取道宏「ミクロ経済学の力」(日本評論社)、林
貴志「ミクロ経済学」(ミネルヴァ書房)、芦谷政浩「ミクロ経済学」(有斐閣) 、Hal Varian
“Intermediate Microeconomics”(Norton)、ハル・ヴァリアン「入門ミクロ経済学」(勁草
書房) を挙げます。
• 11 月 14 日は休講にします。1 月 16 日は開講日ですが、どうするかはまたご相談しましょう。
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