浅口市子育てコンシェルジュ HP 資料(第 21 号)H28.9

浅口市子育てコンシェルジュ HP 資料(第 21 号)H28.9
「感性について」 21
感性は、英語で sensitivity とか sensibility という単語があてられることがあります。で
も最近、
英語でも kansei という単語が使われるようになってきたと言われています。
もう、
日本語が英語として使われているのですね。
sensibility という単語は「感受性」という意味ももっており、感性とは少し意味合いが違
うかもしれません。
感受性というのは外的な現象に対
して気持ちの「高揚」を伴う場合
に使われることが多く、
「感受性が強い」といった使われ
方をしますね。
それに対して感性(kansei)は、
冷静に受け止める場合も含み「感
性豊か」
「感性が鋭い」などと使わ
れることが多いからでしょう。
そんな感性ですが、こうしたらこうするべきとい
った決まりがあるのではなく、また、いちいち教
えていくものではなく、「磨く」ことによって、
「豊か」になったり「鋭く」なったりするもので
はないでしょうか。
私は、長年教師をしてきて、この感性が教師と
いう仕事をしていくうえで大切だということを
痛感しました。子どもとのやりとりにおいて、そ
の瞬間、瞬間に鋭い感性、豊かな感性を要求されました。そして、その感性の磨き方は、
どこかマニュアルなどに書いているのではなく、子どもとのやりとりの中で磨いていくも
のだということも感じました。きっと、他の職業においても大切な力だと思います。
さらに、子どもに対しても豊かな感性を育てていくことの大切さを感じました。人として
生きていくとき、きっとどんな場合でも、感性は大切になってくるのではないかと思いま
す。胎教も含め乳幼児から感性磨きはできると言われています。
次回は、
「感性を磨く」です。お楽しみに。