平成 28 年度栃木県環境白書について H28.9 環境森林部 1 報告の概要 本報告書は、 「栃木県環境基本条例」第8条の規定に基づき、環境の状況と県が環境の保 全に関して講じた施策及び講じようとする施策について県議会に報告するとともに、県民 の環境問題への理解を深めるために作成したもの。 2 環境基本計画の進捗状況(施策項目別達成状況は、裏面を参照) 環境基本計画は平成 23 年度~27 年度の5か年の計画で、4つの基本目標を設定し、基 本目標を達成するため、39 の指標を設定している。計画の最終年度として達成状況を評価 した結果は以下のとおり。 評価年度 H23 H24 H25 H26 H27 ◎ 10 8 10 17 24 (◎+○) (2 4 ) (2 6 ) (2 4 ) (2 3 ) (2 4 ) △ 7 9 8 10 6 ▲ 7 4 6 5 8 - 1 0 1 1 1 合計 39 39 39 39 39 (◎)27年度の目標値を達成したもの (○)年度目標値を達成したもの (△)年度目標値は未達成だが、前年度よりは改善したもの (▲)年度目標値が未達成で、前年度より改善していないもの (-)現況値未確定 目標値を達成したもの(◎)は 24 指標(61.5%)となった。その他の指標について も概ね計画策定時から改善しており、東日本大震災の影響の中、一定の成果を上げた。 3 主な内容(4つの基本目標ごとに) ○ 環境を考え行動する県民の育成 7指標中5指標達成(71.4%)した。昨年度よりも1指標(生物多様性アドバイザー 認定数)増加している。県営都市公園の利用者数については、原発事故の影響や関東・ 東北豪雨による影響で、目標に達しなかった。 ○ 低炭素社会の構築 原発事故の影響による一般電気事業者の CO2 排出係数の増加等もあり、4指標中1指 標(太陽光発電システムの設備容量)の達成となった。EV・PHV 普及台数は目標を達成 できなかったものの、充電インフラの充実などにより一定の成果を上げた。 ○ 循環型社会の構築 15 指標中 10 指標達成(66.7%)した。産業廃棄物の排出量については、25 年度は目 標を達成していたものの、 経済活動の活性化等の影響により 26 年度は目標未達成となっ た。 ○ 自然共生社会の構築 13 指標中8指標達成(61.5%)した。昨年度よりも1指標(生物多様性アドバイザー 認定数)増加している。
© Copyright 2025 ExpyDoc