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熊本市公害法令届出管理システム賃貸借仕様書
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件名
熊本市公害法令届出管理システム賃貸借業務
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目的
本業務は、現行システムの更新時期に伴い、現行システムが windows server 2012(サー
バ OS)で正常に稼動するよう改修を行うとともに、現行システムのデータを移設するなど、
システムを正常に稼動させるための更新を行うもの。
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熊本市公害法令届出管理システムの概要
熊本市公害法令届出管理システムは、市内事業者の公害法令による届出内容を管理、保
存し、各種施行状況調査のための集計、帳票作成を行うものである。
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業務内容
(1)熊本市公害法令届出管理システム等のリース
以下システムを本市へリースすること。
システム
規格
熊本市公害法令届出管理システム
別紙のとおり
データベースソフト
Oracle Database 11g 以上
(2)サーバ OS(windows server2012)への現行システムの対応
熊本市公害法令届出管理システムがサーバ OS(windows server 2012)で正常に稼動
するよう更新すること。
(3)熊本市公害法令届出管理システムソフトのインストール業務
熊本市公害法令届出管理システムを別途機器調達業者が用意したサーバ等にイン
ストールしシステムが正常に稼動するように設定すること。
(4)現行システムからのデータ移行業務
現行システムに登録してある全てのデータを新システムへ移行すること。
(5)データ確認作業
現行システムから正常にデータが抽出されたか及び抽出したデータが新システムへ
正常に登録されたか確認すること。
(6)機器設置作業
システムをインストールしたサーバ等の機器を本市が指定する場所に設置すること。
(7)公害法令届出管理システムの環境構築業務
熊本市の庁内 LAN で使用できるようシステムを構築すること。
なお、庁内 LAN との接続については、市と十分に協議すること。
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賃貸借期間
賃貸借期間は、平成 28 年 12 月 1 日から平成 33 年 11 月 30 日まで(60 ヶ月)とする。
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賃貸料の支払い
市は賃貸料を 15 回分割で支払うものとし、4 ヶ月ごとに 4 ヶ月分の賃貸料を支払うもの
とする。
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納入場所
熊本市環境政策課(本庁舎 7 階)
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納入条件
(1)納入物品は、全て使用可能な状態で調整すること。
(2)納入物品が、正常且つ確実に動作すること。
(3)納品時に発生する梱包物等の廃棄については、受託者の責任で適切に廃棄処分する
こと。
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セキュリティの保全
受託者は、業務の実施上知り得た情報を第三者に開示又は漏洩しないこと。
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提出書類等
落札後は以下の資料を速やかに提出すること。
(1)納入前に提出する書類
①業務計画書・・・・・1部
※
※賃貸借物件一覧表・作業予定表・連絡体制図を必ず含めること。
②着手届・・・・・・・1部
③現場責任者届・・・・1部
④納入する機器類のネットワーク構成図
(2)本市の納品検収の際に、以下の書類を提出すること
①賃貸借物件一覧表
②保守・連絡体制図(担当者氏名、連絡先まで明記すること)
③システム等仕様書
④機器/ネットワーク構成図
⑤各種設定手順書(設定リスト含む)
⑥納入機器試験結果報告書(チェックリスト)
⑦取扱い説明書等各種付属品
⑧各ソフトウェアの媒体及び各種マニュアル類
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システム保守
本業務は、本仕様書に記載されたすべての機器等について5年間の保守料を含むものと
する。
(1)障害発生時には、機器調達業者及びシステム開発業者(以下、
「システム開発業者等」
という。
)と連携を図り、迅速に問題解決にあたること。
(2)システムの導入作業中又は検収中、システム開発業者等と連携を密にし、不良及び障
害時には、発生原因の究明、障害の復旧作業に迅速に対応すること。
(3)運用中の障害対応については、迅速に復旧作業を行うものとするが、システム開発業
者等と連携し、業務に支障をきたさないよう円滑に作業を行うこと。システムやデー
タの復旧作業が伴う場合には特に注意し、システム開発業者等と協力して作業を行う
こと。
(4)OS 及びネットワーク等のトラブルについてはシステム開発業者等と連携を密にし、
対応を行うこと。作業にあたっては、情報システムの運用に支障をきたさないよう
十分配慮し、システム開発業者等と協力し作業を行うこと。
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その他
(1)賃貸借期間終了後は、物件を返却するものとする。
(2)作業実施にあたっては、市と協議し、その指示に従い実施すること。
(3)契約後、仕様書の内容を変更する必要が生じた場合、これに係る契約事項の変更及
び費用については、市と受託者で協議して定めるものとする。
(4)仕様書に定める協議を行った場合は、受託者はその議事録を作成し、市に提出して
承認を得ること。
(5)賃貸借終了後の機器は設定情報等削除したのち撤去すること。
(6)本仕様書に記述していない事項であっても、システム等の機能、運用又は構造上具
備しなければならない事項及び社会通念上必要とされる事項については、受託者に
おいて全て充足すること。
(7)受託者の故意又は重大な過失により機器等に損傷が生じた時は、市は受託者に対し
て損害の賠償を請求できる。
(8)ソフトについて、推奨とする規格を納品しない場合は、推奨ソフトと同等以上の機
能を有するソフトを納品すること。
(9)データ移行の際は、現行システム開発業者と十分協議の上データを移行すること。
(10)クライアント端末は業務端末としても利用するため、端末の安定動作を考慮し、
MicrosoftOffice 等の基本ソフトウェアを除くソフトウェアの導入を極力さけること。
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疑義事項
本仕様書に定める以外の疑義については、市、受注者双方協議の上定めるものとする。
別紙
熊本市公害法令届出管理システム概要
本システムは、富士通エフ・アイ・ピー社が提供する e-FEINS の届出/立入検査管理シス
テムを熊本市の法令等の状況に合わせてシステムを構築したものである。
■対象ソフトウェア名
環境情報管理システム『e-FEINS』 届出管理システム(富士通エフ・アイ・ピー社製)
■システム要件
(1)システムは、WEB 型システムを採用し、クライアント端末からウェブブラウザを利
用してシステムの操作が可能なものとする。
(2)システム構築には、マルチプラットフォームやメンテナンス性を考慮し、Java を利
用する。
(3)システム構築にあたっては、安定性の高いパッケージソフトを導入することにより
実運用までの期間を削減することとする。
■システム内容
(1)大気汚染防止法・熊本県生活環境の保全等に関する条例(以下、「県条例」という)
(ばい煙、VOC)のばい煙関係届出受付業務
(2)大気汚染防止法・県条例(一般粉じん、特定粉じん)の粉じん関係届出受付業務
(3)水質汚濁防止法・県条例、土壌汚染対策法の水質関係届出受付業務
(4)騒音規制法・県条例の騒音関係届出受付業務
(5)振動規制法の振動関係届出受付業務
■システム詳細
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大気(ばい煙、VOC)業務支援システム
(1)届出書受理業務支援機能
①
法律・条例に基づいた届出書受付業務支援およびデータ管理ができること。
【対象データ】大気汚染防止法:届出履歴、ばい煙発生施設、揮発性有機化合物排
出施設処理施設、煙突
【対象データ】県条例:届出履歴、ばい煙特定施設、処理施設、煙突
② 設置(使用・変更)届出、氏名等変更届出、廃止届出、承継届出に関する情報を
管理できること。
③
受付処理後に訂正があった場合、受付処理と同じ流れで修正が行えること。
(2)その他の機能
① 将来の地理情報システムと連携できるように、管理項目として工場・事業場の位
置情報を持つこと。
②
ばい煙届出データ整備事業のデータフォーマットでのファイル出力を行えること。
③
添付資料(イメージファイル等)の管理ができること。
④
処理施設、煙突情報を入力する際、接続している発生施設番号をプルダウンより
選択できること。
⑤
任意検索により、条件に合致した工場・事業場の一覧が表示できること。
・各検索項目について、
「一部を含む」
「すべてを含む」といった設定が出来ること。
・関連テーブルの全項目を利用した条件の設定ができること。
・複数の検索条件を AND、OR で連結できること。
・検索条件は保存し、再利用できること。
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大気(粉じん)業務支援システム
(1)届出書受理業務支援機能
①
法律に基づいた届出書受付業務支援およびデータ管理ができること。
【対象データ】大気汚染防止法:届出履歴、一般粉じん発生施設、特定粉じん発生
施設
【対象データ】県条例:届出履歴、一般粉じん発生施設、特定粉じん発生施設
② 設置(使用・変更)届出、氏名等変更届出、廃止届出、承継届出に関する情報を
管理できること。
③
受付処理後に訂正があった場合、受付処理と同じ流れで修正が行えること。
(2)その他の機能
① 将来の地理情報システムと連携できるように、管理項目として工場・事業場の位
置情報を持つこと。
②
添付資料(イメージファイル等)の管理ができること。
③
任意検索により、条件に合致した工場・事業場の一覧が表示できること。
・各検索項目について、
「一部を含む」
「すべてを含む」といった設定が出来ること。
・関連テーブルの全項目を利用した条件の設定ができること。
・複数の検索条件を AND、OR で連結できること。
・検索条件は保存し、再利用できること。
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水質業務支援システム
(1)届出書受理業務支援機能
①
法律に基づいた届出書受付業務支援およびデータ管理ができること。
【対象データ】水質汚濁防止法:届出履歴、特定施設、処理施設、排水口
【対象データ】県条例:届出履歴、特定施設、処理施設、排水口
【対象データ】土壌汚染対策法:届出履歴
②
設置(使用・変更)届出、氏名等変更届出、廃止届出、承継届出に関する情報を
管理できること。
③
BOD、COD、SS 以外の基準値に関しては、一律基準値を自動設定すること。
④
受付処理後に訂正があった場合、受付処理と同じ流れで修正が行えること。
(2)その他の機能
① 将来の地理情報システムと連携できるように、管理項目として工場・事業場の位
置情報を持つこと。
②
添付資料(イメージファイル等)の管理ができること。
③
任意検索により、条件に合致した工場・事業場の一覧が表示できること。
・各検索項目について、
「一部を含む」
「すべてを含む」といった設定が出来ること。
・関連テーブルの全項目を利用した条件の設定ができること。
・複数の検索条件を AND、OR で連結できること。
・検索条件は保存し、再利用できること。
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騒音業務支援システム
(1)届出書受理業務支援機能
①
法律に基づいた届出書受付業務支援およびデータ管理ができること。
【対象データ】騒音規制法:届出履歴、騒音特定施設
【対象データ】県条例:届出履歴、騒音特定施設
② 設置(使用・変更)届出、氏名等変更届出、廃止届出、承継届出に関する情報を
管理できること。
③
受付処理後に訂正があった場合、受付処理と同じ流れで修正が行えること。
(2)その他の機能
① 将来の地理情報システムと連携できるように、管理項目として工場・事業場の位
置情報を持
つこと。
②
添付資料(イメージファイル等)の管理ができること。
③
任意検索により、条件に合致した工場・事業場の一覧が表示できること。
・各検索項目について、
「一部を含む」
「すべてを含む」といった設定が出来ること。
・関連テーブルの全項目を利用した条件の設定ができること。
・複数の検索条件を AND、OR で連結できること。
・検索条件は保存し、再利用できること。
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振動業務支援システム
(1)届出書受理業務支援機能
①
法律に基づいた届出書受付業務支援およびデータ管理ができること。
【対象データ】振動規制法:届出履歴、振動特定施設
②
設置(使用・変更)届出、氏名等変更届出、廃止届出、承継届出に関する情報を
管理できる
こと。
③
受付処理後に訂正があった場合、受付処理と同じ流れで修正が行えること。
(2)その他の機能
① 将来の地理情報システムと連携できるように、管理項目として工場・事業場の位
置情報を持つこと。
②添付資料(イメージファイル等)の管理ができること。
③
任意検索により、条件に合致した工場・事業場の一覧が表示できること。
・各検索項目について、
「一部を含む」
「すべてを含む」といった設定が出来ること。
・関連テーブルの全項目を利用した条件の設定ができること。
・複数の検索条件を AND、OR で連結できること。
・検索条件は保存し、再利用できること。
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その他共通機能
(1)ユーザ認証機能
①
システム利用時に、ユーザIDとパスワードによる認証を行うこと。
②
各ユーザが自由にパスワードを変更できること。
③
ユーザ毎に更新権限、参照権限を付与すること。
④ ユーザが正常にログアウトを行わなかった場合(ブラウザの×ボタン等で終了し
た場合)
、次回システムを使用する際に、その旨を伝える確認メッセージを表示した
後にログインさせること。
(2)検索機能
検索機能は、通常頻繁に利用する簡易的な検索と、職員により詳細な検索条件を作
成できる詳細な検索の2パターンが行えること。
①
簡易的な検索を行う場合の検索項目は、開発時に市と協議すること。
②
詳細的な検索条件はサーバに保存し、再利用できること。
③
検索条件は職員毎に一定数保存できること。
④ 職員の作成した検索条件を、管理者権限により別の職員に引き継ぐことができる
こと。
⑤
検索した結果は画面に一覧形式にて表示されること。
⑥
全ての一覧画面で、検索結果はソート可能なこと。
⑦
検索項目は「全てを含む」
「一部を含む」の指定ができること。
⑧
システムで管理している全ての項目について検索できること。
⑨
検索条件に =、>、<、>=、<=、LIKE、IN、IS NULL が使用できること。
(3)データ更新・参照機能
①
職権によるデータの修正・削除を行うデータ更新機能を構築すること。
②
データ更新機能では、権限のある情報のみを修正・削除可能なこと。
③
データの参照のみを行う機能を構築すること。
(4)帳票/Excel出力機能
①
帳票はExcel形式で以下の帳票を出力すること。
ア
工場・事業場一覧
イ
届出履歴一覧
ウ
届出状況集計表
エ
宛名ラベル
オ
ばい煙、VOC発生施設一覧(大気汚染防止法、県条例)
カ
ばい煙、VOC発生施設の届出状況(大気汚染防止法、県条例)
キ
粉じん発生施設一覧(大気汚染防止法、県条例)
ク
粉じん発生施設の届出状況(大気汚染防止法、県条例)
ケ
水質特定施設一覧(水質汚濁防止法、県条例、土壌汚染対策法)
コ
水質特定事業場数(水質汚濁防止法、県条例、土壌汚染対策法)
サ
特定事業場の届出状況(水質汚濁防止法、県条例、土壌汚染対策法)
シ
騒音特定施設一覧(騒音規制法、県条例)
ス
特定事業場数(騒音規制法、県条例)
セ
届出状況(騒音規制法、県条例)
ソ
振動特定施設一覧(振動規制法)
タ
特定事業場数(振動規制法)
チ
届出状況(振動規制法)
②
工場・事業場名、住所等による抽出が行えること。
③
6.
(2)の詳細な検索を使用した情報の抽出が行えること。
④
作成した帳票を一定期間サーバに保存し、再利用ができること。
⑤
サーバに保存された帳票を職員にて削除できること。
⑥
データベースのすべての項目についてファイル出力できること。
(5)変更前情報参照機能
変更届出等により変更したデータを保存し、変更前情報の参照が行えること。
(6)電子データファイル添付機能
①
画像やWORD形式、EXCEL形式等のファイルを添付管理できること。
②
添付するファイルはクライアント端末からアップロードできること。
③
事業場毎、施設毎にファイル添付ができること。
④
添付ファイルはクライアント端末から参照できること。
(7)マスタメンテナンス機能
管理者権限を持つユーザにより以下の機能が使用できること。
①
マスターコード管理
ア
システムで管理している全てのマスタコード(市町村コード、産業中分類等)
の追加・修正・削除を行えること。
イ
コード番号、コード名称等で検索が行えること。
②帳票定義管理
ア
出力帳票のレイアウト、表示項目の定義をExcel形式で作成すること。
イ
帳票定義のフォント、罫線、表示位置などのレイアウト変更を職員が修正可能
なこと。
ウ
簡易な項目について職員により追加可能なこと。
エ
職員により一覧表など簡易な帳票について新規に追加可能なこと。
③ユーザ管理
ア
ユーザの登録・変更・削除を行えること。
イ
ユーザ毎に更新権限、参照権限が設定可能なこと。
ウ
グループ毎に更新権限、参照権限を設定可能なこと。
エ
ユーザにグループの権限を設定可能とし、権限の設定の手間を軽減すること。
(8)その他支援機能
①入力支援機能
ア
法律・条令に従った事務手続きの流れと、システム利用の流れが合致している
こと。
イ
各情報に関しては、複写機能を設けることで入力の手間を軽減すること。
ウ
各情報の必須項目を設定し、必須項目が未入力のまま登録処理を行った場合、
エラーメッセージを表示すること。
エ
郵便番号の選択入力が可能なこと。
オ
日付項目の入力はカレンダー形式による選択であること。
カ
マスタコード情報項目はプルダウンや選択メニューからの選択、チェックボッ
クス形式での入力が行えること。
サーバ、ルータの接続図
環境政策課
庁舎7階フロアー
職員の端末
職員の端末
ルータ
公害法令届出管理システム
UPS
庁
内
L
A
N
水保全課
職員の端末
職員の端末