仕様書 - 丸亀市

丸亀市浄水場他運転等管理業務委託
仕 様 書
水道部上水道課
目
次
第1条
目的・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
第2条
適用事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
第3条
業務の履行・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
第4条
業務の内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
第5条
委託期間・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
第6条
委託又は下請負・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
第7条
法令の遵守・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
第8条
総括責任者の資質・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
第9条
副総括の資質・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
第10条
従事者の資質・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
第11条
総括責任者、副総括及び従事者の職務・・・・・・・・・5
第12条
総括責任者、副総括及び従事者の承認・・・・・・・・・6
第13条
提出書類・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
第14条
総括責任者、副総括及び従事者の従事体制・・・・・・・6
第15条
緊急事態発生時の対応・・・・・・・・・・・・・・・・6
第16条
業務の記録など・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
第17条
安全衛生管理・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
第18条
安全教育及び訓練・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
第19条
施設等の使用・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
第20条
受託者の経費負担・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
第21条
委託者の経費負担・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
第22条
完成図書、工具などの貸与・・・・・・・・・・・・・・8
第23条
総括責任者、副総括及び従事者の規律及び服装等・・・・8
第24条
守秘義務・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
第25条
賠償責任・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
第26条
実施状況の確認・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
第27条
委託料の支払・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
第28条
雑則・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
第29条
疑義が生じた場合・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
丸亀市浄水場他運転等管理業務委託仕様書
(目的)
第1条 本仕様書は、丸亀市(以下「委託者」という。)が管理する丸亀市浄水場、清水
浄水場、金倉浄水場、綾川浄水場、楠見池浄水場及び各浄水場に関連する場外施設並びに
設備の運転管理等の業務を受託者が円滑に履行するため、その業務範囲と内容を定めるも
のである。
(適用事項)
第2条 受託者に委託する業務は、契約書及び本仕様書に定めた事項を適用する。
(業務の履行)
第3条 受託者は、施設の機能を十分理解し、契約書及び本仕様書その他関係書類に基づ
き委託者の指示に従い誠実に業務を履行しなければならない。
2 受託者は、指定業務に従事する者の労務管理を十分行い、施設の運転を停止すること
ができないことを念頭に置き、あらゆる事態に対処できる体制を整えなければならない。
3 受託者は、対象施設の構造、性能及び関連施設の状況を熟知し、運転に精通するとと
もに、常に問題意識を持ち、創意工夫し業務の履行に努めなければならない。
4 受託者は、契約満了又は契約の解除により受託者が変更になる場合は、業務の引継ぎ
に協力しなければならない。
(業務の内容)
第4条 業務の内容は、次に掲げるとおりとする。
運転管理及びその関連業務
(1)
ア
水運用管理業務。(毎日)
(ア) 各水源取水計画に基づいた当日の取水・配水計画。
(イ) 取水・配水計画に基づいた水運用運転管理。
イ
水質管理業務。(指定時間毎)
原水・浄水の水質管理(濁度、色度、水温、PH、アルカリ度、残留塩素)及び各
浄水処理過程ごとの水質検査と記録。
ウ
取水井、着水井、沈澱池、ろ過池、浄水池、配水池及び薬品注入状況などの運転
管理業務。(毎日)
エ
通信装置、水質計器、ポンプ及び操作盤、薬品注入ポンプ及び薬注操作盤、その
他水道施設に関係のある全ての機器類の運転管理業務。(毎日)
オ
排水処理施設管理業務。
排水処理施設関連設備(汚水池、汚泥池、調整槽、濃縮槽、ろ床)の運転管理業
務。(毎日)
1
カ
日報・月報・年報作成管理業務。
(ア)
各浄水場及び関連する水道施設の(取水・配水)日報・月報・年報作成管理。
(イ) 各浄水場及び関連する水道施設の(水質)日報・月報・年報作成管理。
(ウ) 排水処理施設の(運転)日報・月報・年報作成管理。
キ
薬品管理業務。
ポリ塩化アルミニウム、次亜塩素酸ナトリウム、苛性ソーダ等の薬品使用量と在
庫量の管理及び移送運搬補助作業。
ク
緊急時等の対応。
(ア) 警報発生等異常時の初期対応。
(イ) 災害時の対応。
(ウ) 渇水時の対応。
ケ
主要なバルブの運転操作(西村バルブ、柞原バルブ、田村バルブ、丸亀第2配水
池配水弁他)及び送配水ポンプの運転操作による水圧及び水量管理。
コ
満濃原水弁及び各取水施設の運転操作による取水管理。
施設の監視業務
(2)
ア
グラフィックパネル、CRT及び監視モニターによる丸亀市浄水場の状況監視業
務。
イ
グラフィックパネル、CRT及び監視モニターによる丸亀市内水道施設の状況監
視業務。
ウ
清水浄水場他各浄水場の状況監視業務
エ
丸亀市浄水場場内進入防止監視システムによる状況監視業務。
オ
魚類水質監視システムによる水質の状況監視業務。
施設の保守点検及び維持管理業務
(3)
ア
取水施設、導水施設(沈砂池含む)、浄水施設、送水施設、排水処理施設の保守点
検及び維持管理業務。(毎日、ただし保守点検は休日を除く)
イ
配水施設の保守点検及び維持管理業務。(月1回程度)
ウ
電気設備、計装設備及び機械設備の保守点検及び維持管理業務。(毎日、ただし
保守点検は休日を除く)
(4)
施設の修繕業務
受託者は、委託者の承諾を得て施設の設備、装置及び機器等に対する現場での対
応可能な修理及び部分的な部品の取替業務等原状回復のための工事を行うことがで
きる。
(5)
その他
2
ア
委託者が行なう工事等の協力及び立会い。
イ
図書類の整理。
ウ
施設内及び施設周辺の清掃及び除草。
エ
丸亀市浄水場での管理本館清掃及び水質試験器具洗浄等事務補助業務。
オ
住民への対応(折衝)及び協議を除く。
カ
丸亀市浄水場からの運転等業務指示の遵守。
キ
新型インフルエンザ等感染症の予防及び拡大防止に備えたマスクなどの備蓄等危
機管理体制の整備。
ク
第1号から第5号までに附帯する各種業務。
2 業務の実施体制は次に掲げるものとする。
本業務における実施体制は、次に掲げるもののみを必須事項とし、業務時間、従事人
数等については、受託者が業務を遂行する上で適切と考える体制にて行うものとする。
丸亀市浄水場においては24時間2名以上、清水浄水場においては24時間1名以
(1)
上、金倉浄水場においては午前8時30分から午後5時15分まで1名以上、綾川浄
水場及び楠見池浄水場においては午前8時30分から午後5時15分まで1名以上
の人員を配置すること。
事業者は、日本国内において、計画1日最大取水量9,500m3以上の浄水場において、
(2)
過去15年以内に2年以上の運転管理業務の元請受注実績を有する者であること、
又は、5,000m3以上(凝集沈澱急速ろ過方式)の施工実績を有する者であること。
総括責任者は、水道技術管理者(水道法施行令第6条に規定する資格)の資格を
(3)
有するとともに、計画1日最大取水量9,500m3以上の浄水場において1年以上の運転
管理業務の経験及び責任ある立場(副総括の経験者含む。)で従事者の指揮監督経
験を有すること。
副総括は、総括責任者の補佐及び代行ができ、かつ管理能力を有し、各業務の責
(4)
任者として的確な判断ができるとともに、浄水場施設において6ヶ月以上の運転管
理業務の経験を有すること。なお、2名以上配置すること。
主任、技術員及び技能員(以下「従事者」という。)は、浄水場施設において3
(5)
ヶ月以上の運転管理業務の経験を有すること。但し、丸亀市浄水場における従事者
は60歳以下の者とする。
受託者は、総括責任者に水道技術管理者に準ずる業務及び次の業務を担当させなけ
(6)
ればならない。
ア
本委託の実施状況について定期及び臨時の品質管理を行うこと。
イ
施設を常に清潔にし、水の汚染防止を厳格かつ十分に行うこと。
3
ウ
施設を効率的かつ経済的に管理すること。
エ
緊急連絡・支援体制の確立その他本委託の円滑な実施に関すること。
オ
大雨・台風・地震・その他重大事故(不時の停電、異常流入水、水質の悪化、機
器異常)などの緊急事態が発生した場合は、事故の発生原因、被害状況、経過につ
いて、委託者にその状況を速やかに報告するとともに必要に応じて運転操作方法に
ついて協議し、後日報告書を提出すること。
(委託期間)
第5条 委託期間は、平成29年4月1日から平成32年3月31日までの3年間とする。
(委託又は下請負)
第6条 受託者は、委託業務の全部又は大部分を一括して第三者に委託し、又は請け負わ
せてはならない。
2 受託者は、委託業務の一部を第三者に委託し、又は請け負わせようとする場合は、予
め書面により委託者に通知し、委託者の承諾を得なくてはならない。
(法令の遵守)
第7条 受託者は、労働関係法令の遵守はもとより、本委託の実施に必要な関係法令及び
委託者の指示命令を遵守しなければならない。
(1) 水道法
(2) 水質汚濁防止法
(3) 電気事業法
(4) 電気通信事業法
(5) 消防法
(6) 河川法
(7) 労働基準法
(8) 労働安全衛生法
(9) 道路法
(10) 廃棄物の処理及び清掃に関する法律
(11) 公害防止に関する香川県条例
(12) 丸亀市契約規則等の関係法令
(13) その他関係法令
(総括責任者の資質)
第8条 受託者は、次に掲げる要件を満たす者を総括責任者として選任しなければならな
い。
(1) 水道技術管理者の資格を有する者。
4
(2) 計画1日最大取水量9,500m3以上の浄水場において1年以上の運転管理業務の経験
及び責任ある立場で従事者の指揮監督経験があり、運転管理について高度な技術力及
び的確な判断力を有している者。
(3) 労務管理能力を有し、責任ある立場で労働者を指揮、監督した経験を有する者。
(4) 電気、機械、化学、土木、建築及び管路に関する知識、技能を有する者。
(5) 水質に関する知識、技能を有する者。
(6) 心身ともに健全で、協調性をもって業務に当たれる者。
(副総括の資質)
第9条 受託者は、次に掲げる要件を満たす者を副総括として選任しなければならない。
(1) 総括責任者の補佐及び代行ができる者。
(2) 管理能力を有し、各業務の責任者として的確な判断ができる者
(3) 浄水場施設において6ヶ月以上の運転管理業務の経験を有する者。
(3) 心身ともに健全で、協調性をもって業務に当たれる者。
(従事者の資質)
第10条 従事者は、次に掲げる要件を満たす者でなければならない。
(1)
浄水場施設において3ヶ月以上の運転管理業務の経験を有する者。
(2)
心身ともに健全で協調性をもって業務に当たれる者。
(3)
丸亀市浄水場における従事者は60歳以下の者。
(総括責任者、副総括及び従事者の職務)
第11条 総括責任者は、次に掲げる職務を行う。
(1)
仕様書、マニュアルその他関係書類に基づき、業務の実施状況について監理する。
(2) 従事者の指揮監督を行う。
(3) 委託者の指示事項及び連絡事項を従事者に周知徹底する。
(4) 委託者が定期及び臨時に開催する会議等に出席し、業務の進捗状況などを報告する。
(5) 従事者の業務向上のため必要な研修を実施する。
(6) 業務の全体に係わる改善その他の提案を行う。
(7) その他業務の達成に必要な事項を統括する。
2 副総括は次に掲げる職務を行う。
(1) 総括責任者の補佐を行う。
(2) 総括責任者が本委託の業務に従事できない場合(研修への参加等の理由により委託
者が認める場合に限る。)は総括責任者の業務を代行する。
3 従事者は次に掲げる職務を行う。
(1)
委託者及び総括責任者の指示により業務を実施する。なお、委託者の指示は、総括
5
責任者の指示に優先する。
(2)
業務を効率的に実施するための提案を総括責任者に対し行う。
4 総括責任者及び副総括は、従事者の職務を行うことができる。
(総括責任者、副総括及び従事者の承認)
第12条 受託者は、契約締結後速やかに総括責任者、副総括及び従事者の住所、氏名、年
齢及び資格その他必要事項を書類により委託者に提出し承認を得なければならない。ま
た異動がある場合も同様とする。
2 受託者は、総括責任者、副総括及び従事者を変更する場合は、受託者が実施する業務
に関する研修を受けた者を、選任しなければならない。
3 委託者は、次に掲げる事項に該当したときは、総括責任者、副総括及び従事者の承認
を取り消すことができる。
(1) 公序良俗に反する行為を行った場合。
(2) 勤務態度の不良が認められた場合。
(3) 業務の実施に著しい不適正を認めた場合。
(4) 資質及び職務に対して不備が認められる場合。
(提出書類)
第13条 受託者は、契約後速やかに委託者の定める契約関係書類のほか次に掲げる書類を
提出しなければならない。
(1) 業務実施計画書
(2) 業務実施のための研修計画書
(3) 組織表(現場管理及び安全管理)
(4) 緊急連絡体制表
(5) その他必要な書類など
(総括責任者、副総括及び従事者の従事体制)
第14条 受託者の従事体制については、第4条、第8条、第9条及び第10条に掲げるも
のを必須事項とし、業務時間、従事人数等については、受託者が業務を遂行するうえで
適切と考える体制にて行うものとする。
2 受託者は、総括責任者、副総括及び従事者の業務予定を作成し、事前に委託者に承認
を得なければならない。
(緊急事態発生時の対応)
第15条 受託者は、災害時、緊急時における連絡体制、出動体制を定め、委託者に届けな
ければならない。
2 受託者は、緊急事態発生に備え勤務時間のいかんに係わらず常に連絡体制を整備し、
6
所要の人員を現場に配置させるなどの応急処置に対応する準備をし、被害を未然に防止
するよう努めなければならない。
(業務の記録など)
第16条 総括責任者は、業務の打合せ事項、指示事項及び連絡事項などについてその都度
記録し、委託者の確認を得なければならない。
2 従事者は、業務日報その他委託者の指示する事項について、委託者及び総括責任者に
速やかに報告しなければならない。
(安全衛生管理)
第17条 受託者は、感染症等に関して、平素から安全衛生管理を十分に行わなければなら
ない。
2 受託者は、労働安全衛生法及びその他災害関係法令の定めるところにより、常に安全
管理に必要な措置を講じ、労働災害の防止に努めなければならない。
3 受託者は、業務の実施にあたり守らなければならない安全衛生に関する事項を定めな
ければならない。
4 受託者は、業務に従事する者に対して定期及び臨時の健康診断として検便(赤痢菌、
サルモネラ菌、腸チフス、パラチフス、O-157)を年3回委託者の定める時期に実施し、
その結果を委託者に提出しなければならない。
5 受託者は、業務範囲の施設、建物及びその周辺の清掃を常に心掛け、不要な物品など
の整理に努めなければならない。
(安全教育及び訓練)
第18条 受託者は、業務に従事する者に対して施設などの安全に関し必要な知識及び技能
に関する教育をしなければならない。
2 受託者は、業務に従事する者に対して事故その他災害が発生したときの処置について、
実施指導、訓練を行わなければならない。
(施設等の使用)
第19条 契約期間中、次に掲げる施設の使用に関しては、委託者の承諾を得て使用するも
のとし、節水、節電に十分配慮しなければならない。
(1)
丸亀市浄水場、清水浄水場、金倉浄水場、綾川浄水場及び楠見池浄水場並びにこれ
らに附帯する施設、設備など。
2 受託者は、施設の使用にあたり受託者の瑕疵により破損、汚損等が生じたときは、受
託者の負担により弁償しなければならない。
(受託者の経費負担)
第20条 次に掲げる経費は受託者の負担とする。
7
(1) 作業服
(2) 安全対策用具(ヘルメット、保護メガネ、マスク等)
(3) 受託者が業務に使用する車両
(4) 点検整備に必要な工具及び測定器具類(但し、特殊な工具機器類は除く)
(5) 軽微な修繕における材料
(6) 事務用消耗品
(7) 机、ロッカー、パソコン等の備品
(8) 受託者の内部連絡用に用いる電話、FAX、コピー機及びその他情報通信設備等の
機器
(9) 前号の機器に係る設置費及び使用料
(10) 受託者が使用する日用品
(11) 定期及び臨時の健康診断並びに検便に要する費用
(12) その他必要なもの
(委託者の経費負担)
第21条 次に掲げる経費は委託者の負担とする。
(1) 電気・ガス・水道の光熱水費
(2) その他、委託者が必要と認める費用
(完成図書、工具などの貸与)
第22条 業務遂行上必要と認めた完成図書、工具、試験器具その他備品類については、委
託者の承認を得て使用することができる。
(総括責任者、副総括及び従事者の規律及び服装等)
第23条 受託者は、総括責任者、副総括及び従事者の作業規律、服装、衛生、風紀等に関
し一切の責任を負うものとする。また、次に掲げる項目を遵守しなければならない。
(1) 受託者の職員と明確に判断できるよう、統一した作業服を着用すること。
(2) 本人であることが容易に確認できるよう、名札を着用すること。
(3) 業務に従事する者の氏名等を明示すること。
(守秘義務)
第24条 受託者は、業務遂行上知り得た事項は、業務のみに使用することとし、他に漏ら
してはならない。
(賠償責任)
第25条 契約期間中に生じた受託者の誤操作による機器等の破損、故障等は、受託者の責
任において速やかに補修、改善又は取替えし、解決しなければならない。但し、受託者
の責任に帰さない場合はこの限りではない。
8
2 受託者は、自らの過失による第三者への損害発生対応として、第三者損害賠償保険に
加入しなければならない。
(実施状況の確認)
第26条 委託者は、受託者による業務が契約に基づき適正に履行されているか確認等のた
め、本委託の実施状況の確認を行う。
(1)
委託者は、受託者が提供する本委託業務の状況把握を目的として、各業務に関する
計画をもとに、定期又は随時に書面及び現地調査などにより確認を行う。
(2)
契約に定めるサービス水準に充足しないこと等が判明した場合は、委託料の減額を
行うことがあり、主に次の事項を勘案して減額等の要否及び額を決定する。なお、決
定に際しては受託者の意見を聴取する。
ア
サービス水準(提案書の記載内容を含む)の充足。
イ
上記アを満たさない事項が施設機能、住民サービスに及ぼす影響度。
ウ
上記アを満たさない事項に対する改善。
(委託料の支払)
第27条 受託者は、毎月の業務を完了したときは、その旨を委託者に通知しなければなら
ない。委託者又は委託者が検査を行うものとして定めた職員は、通知を受けた日から1
0日以内に立会の上、業務の完了を確認するための検査を完了し、当該検査の結果を受
託者に通知しなければならない。受託者は、検査が完了したときは、請求金額の支払を
請求することができる。
(雑則)
第28条 受託者は、委託者に指示されない事項であっても、維持管理上当然必要な業務な
どについては良識ある判断に基づいて行わなければならない。また、受託者は、管理す
る上で受託者の責めに帰する事が出来ない理由により、施設又は設備に支障がある場合
は、委託者に対し、その改善を求めることができる。
2 業務などに係わる資料の提出を委託者が要求した場合は、速やかに応じなければならな
い。
(疑義が生じた場合)
第29条 この仕様書に定めのない事項又はこの仕様書に疑義が生じた場合は、必要に応じ
て委託者、受託者双方が協議して定めるものとする。
9