精算ガイドライン(2016年7月版)の主な変更点

民間連携事業(協力準備調査(PPPインフラ事業/BOPビジネス連携促進)/開発途上国の社会・経済開発のための民間技術普及促進事業)
及び 中小企業海外展開支援事業(基礎調査/案件化調査/普及・実証事業)
精算ガイドライン(2016年7月版)の主な変更点
事項
改訂前
改訂後
該当
補足説明
ページ
2 これまで、各費目(中項目)の精算上限額
1 各費目の精算上限額と (各費目(中項目)の契約時の金額(契約変更や費目間流用が
費目間流用
あった場合はそれらを反映した金額)が各費目の精算金額の上
限)
・費目間流用(直接経費のみ)
提案企業の裁量で流用できるもの(小項目間)と、監督職員の承諾を得て
(監督職員と業務主任者の間で打合簿を作成して)流用できるもの(中項目
間)があります。
ただし、中項目間であっても、その流用額(増額)が当該費目(中項目)の
5%又は50万円のいずれか低い金額の範囲内の場合に限り、提案法人の裁量
で流用することができます(ただし、契約書または打合簿にて支出を合意し
ていた項目に限ります)。
2 原本の提出
提出する書類は原則としてオリジナル(原本)です。
証拠書類として提出する領収書は、原則として原本です。
領収書以外の証拠書類については、原本/写しの指定がない場合、原本でも
写しでもどちらでも構いません。
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これまで、証拠書類は原則全て原本としてい
ましたが、領収書以外の書類は写しでも可と
しました。
3 経費の支払い方法
(記載なし)
経費の支払方法については現金払い、銀行振込等提案法人の任意ですが、特
に業務対象国において円貨で50万円相当以上の経費を支払う場合には、安全
性の観点及び支払の事後検証を容易にする観点から、可能な限り、現地での
銀行振込又は日本からの外国送金としてください。
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現地における高額の支払いについては、極力
現金払いを避け、銀行振込または外国送金を
推奨します。
4 現地通貨等外貨による (記載なし)
支払いの場合の円貨換
算時端数処理
円貨換算した結果、円貨金額に円未満の端数が生じた場合は、切捨てしま
す。
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これまで四捨五入を認めていましたが、切捨
てで統一します。
5 日本国内で銀行振込を (日本国内で銀行振込した場合、領収書の取り付けが必要)
行った場合の証拠書類
・支払先からの領収書が取得できる場合には領収書
・支払先からの領収書の取り付けが困難な場合は、銀行が発行する振込記録
・支払内容及び振込先銀行口座が確認できる書類(銀行口座が記載された契
約書(写)、請求書等)
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これまで、日本国内での振込は、領収書取付
を必須としていましたが、業務対象国内での
銀行振り込みの場合と統一させ、領収書の取
り付けが困難な場合は、それに代わる証拠書
類で代替可としました。
6 海外送金手数料取扱い 日本国内又は業務対象国内での銀行振込手数料、異なる国の間で 日本国内又は業務対象国内での銀行振込手数料、異なる国の間での海外送金
の例外
の海外送金にかかる手数料は「管理費」に含まれるとの整理であ にかかる手数料は「管理費」に含まれるとの整理であり、精算対象とならな
り、精算対象とならない。
い。
ただし、以下のいずれかに該当する「海外送金手数料」の場合、 ただし、以下のいずれかに該当する場合は、送金の対象である当該経費
送金の対象である当該経費(例:現地再委託費)に含めて精算の (例:現地再委託費)に含めて精算の対象とすることができる。
対象とすることができる。
1件当たりの送金額が50万円以上である
1件当たりの送金額が100万円以上である
1件当たりの送金額が50万円未満であるが、現地での支払又は銀行振込
1件当たりの送金額が100万円未満であるが、現地での支払又 が困難である。
は銀行振込が困難である。
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50万円相当以上の支払いを銀行振込または外
国送金とすることを推奨したことから、外国
送金手数料を精算対象とできる例外を、100
万円以上の送金から50万円以上の送金に引き
下げました。
7 航空券クラスの変更
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スキーム上限金額等の制約から、航空賃を抑
えるためにビジネスクラス利用資格があるも
のの、エコノミークラス適用とし契約締結し
たケースにおいて、(他渡航での航空賃が契
約単価よりも低く抑えられた等の理由によ
り)契約途中からビジネスクラスへの変更を
希望されるケースで、事前申請等は不要とし
ました。
(記載なし)
契約書上で規定された航空券クラスを利用していただくことを原則としてお
りますが、ビジネスクラス利用資格(注)があるものの、契約上エコノミーク
ラス利用とした業務従事者に関しては、実際の渡航に際してビジネスクラス
を利用した場合、契約金額の費目のうち旅費(中項目)総額の範囲内で、ビ
ジネスクラス料金(正規割引運賃が上限)での精算を可とします。
(注)適用可能な航空券クラスは、学歴年次及び所要フライト時間別に規定
されています。詳しくは「経理処理ガイドライン」をご確認ください。な
お、学歴年次の基準日は「公示日」となります。「公示日」基準ではエコノ
ミークラスであった業務従事者が、履行期間中のある時点においてビジネス
クラス利用資格のある学歴年次に達したとしても、ビジネスクラス利用は認
められません。
は、契約書上の金額(費目間流用の打合簿を
交わしている場合は、それを反映させた金
額)としていましたが、当該費目(中項目)
の5%又は50万円のいずれか低い金額の範囲内
であれば、提案法人の裁量で流用が可(精算
時の報告で可)としました。