コンパルホール 安 全 管 理 マ ニ ュ ア ル 平成29年度(予定) コンパル安全管理マニュアル 【目的】 このマニュアルは、コンパルホール管理運営業務の安全管理に関する基本的な事項 を定め、安心で安全な施設運営の確立を図ることを目的とする。 【組織】 安全管理責任者を設置するとともに、 「コンパルホール安全管理体制」を確立して、 全職員が緊急時の対応方法を熟知し、誰もが対応できる体制を取っておく。 【施設の安全管理について】 1.安全点検 施設利用者の安全を確保するため、点検基準による日常点検整備を実施する。 ①各出入口、倉庫等の施錠の点検を行う。(場所は別紙参照) (委託業者は毎日結果の報告を行う。②~⑦も同様) ア 施錠されるべき個所が施錠されているか確認を行う。 イ 施錠するときは、無人である事の確認を行う。 ②非常口の点検を行う。(場所は別紙参照) ③エレベーターの操作及び管理を行う。 ④自動ドア、空調機の点検を行う。(場所は別紙参照) ⑤シャッター、はしごの点検を行う。(場所は別紙参照) ⑥表示標識の点検を行う。(駐車場等) ⑦時間外通用口の管理を行う。(場所は別紙参照) ⑧応急手当用品(AED)の点検を定期的に行う。(点検記録簿に記載する。) ⑨備品、設備が常に正常な状態であるか点検し、異常があれば修理を行う。 ⑩開館時に出入口付近が大勢の人で混雑する時は、ロビーや階段付近で誘導を 行う。 ⑪各部屋、通路等の点検を行う。 ア 窓が完全に施錠されているか点検を行う。 イ 火の気はないか、蛇口の水漏れ、不審物はないか点検を行う。 ウ 廊下や階段などに、避難経路を妨げる物品が置かれていないか点検を 行う。 1 2.利用者への周知指導 利用者が安全に施設を利用するために、口頭及び「受付マニュアル」等により次 の事項を利用者に周知指導する。 ①裸火の使用、危険物の持ち込み等がある場合、「禁止行為の解除申請書」を使 用者からコンパルホール館長宛に提出させる。 ※(職員側の対処) 消防署には、コンパルホール館長が事前に館内の各施設(図書館を除 く)について火気の使用許可を受けているので、利用者から火気の使用 の相談があった場合は、支障の有無を職員が判断し、問題がなければ許 可する。 なお、危険物の持ち込みについては、種類により法的に許可できな い物があるので、その都度、消防局に問い合わせをすること。 ②(茶室) (1)炭火等火気を使用するときは、①の裸火の使用と同様「禁止行為の解除 申請書」を使用者からコンパルホール館長宛に提出させる。 (2)使用後の電気炉の点検を行う。 ③(調理室) (1)ガスコンロの元栓が止まっているか確認を行う。 (2)ガスコンロの点検を定期的に行う。 ④(多目的ホール) (1)ステージの取扱いに注意する。(利用者が初めてのときは、職員が 立ち会う。) (2)バトンの昇降操作は、安全のため下に人がいない事を確認して行う。 ⑤(体育室、トレーニングルーム、シャワー室) 機器の取扱いに注意する。(利用者が初めてのときは職員が立ち会う。) ⑥(給湯室) 機器の取扱いに注意する。(利用者が初めてのときは職員が立ち会う。) ⑦(集会室) 機器の取扱いに注意する。(利用者が初めてのときは職員が立ち会う。) 2 3.業務継続計画(BCP)の策定等 コンパルホールの指定管理業務を実施するにあたって、発生しがたいが万一顕在 化した場合にその影響度が高いリスクに対する利害関係者(利用者、大分市等)へ の被害の最小化を図るため、業務継続上の必要な取り組みについての基本方針及び 行動計画を予め定め、状況に応じた対応をとる。 ※指定管理者が作成すること。 ※大分市では、大分市新型インフルエンザ対応計画に基づいた「大分市業務継続計画(新型 インフルエンザ編)」と、大分市地域防災計画に基づいた「大分市業務継続計画(震災対 策編)」を策定しています。 3 4 緊急時の対策 (1)急病、負傷 (1)急病、負傷の場合 急病、負傷の場合 急病・負傷発生 ① 症状・状況 軽傷の場合 ② 把握 重症・重傷の場合 応急処置 動かせる場合 動かせない場合 病院へ連絡 救急車の要請 病院へ搬送 救急車で病院へ搬送 状況に応じて職員同伴 患者の家族へ連絡 文化国際課へ報告 ①症状を把握した者は、直ちにコンパルホール館長(館長不在の場合は職責次位 の者)に説明する。 ②事務室の医薬品にて応急手当を行う。(飲薬の使用については、原則としてし ないものとする。) 4 (2) 不審者発見の場合 不審者の発見 ① ・不審者の氏名、目的等の確認 ・負傷者のいる場合救助、119番通報 ② 必要に応じ110番に通報 警察の支持に従って対応 (特に対応が必要な場合) ③ 立入禁止区域の設置等 ④ ⑤ 避難誘導 警察・消防到着 文化国際課に報告 ①ア 不審者を発見した者は、直ちにコンパルホール館長(館長不在の場合は職 責次位の者)に発生場所、状況を説明する。職員は現場に直行し、不審者 の状況や負傷者の有無等の確認を行う。 (必ず複数の職員で対応する。) イ 不審者に、氏名・目的等をただす。刺激するような発言はしない。 ウ 負傷者がいる場合は救助を行い、119 番通報する。 ②110 番通報を行い、対応について指示を受ける。 ③不審者がいる場所に、利用者が近寄らないように立入禁止とし、監視を続ける。 ④避難が必要な場合、非常放送等で不審者の存在について連絡し、非難誘導を行 う。 「○階に、不審者が徘徊しています。利用者の皆様は、職員の誘導に従い落 ち着いて避難してください。」 ⑤警察・消防が到着した後は、指示に従って対応する。 5 (3) 不審物発見の場合 不審物発見の場合 ① 不審物の発見 (郵便物・宅配を含む) ② 不審物への注意事項 110番、119番通報 ③ 立入禁止区域の設置等 警察・消防到着 警察、消防の支持に従って対応 ④ 避難誘導 ・文化国際課に報告 ・異臭や粉末等劇薬と思われる物は保 健所にも報告 ①ア 館内のどこかに置かれている場合は、動かさない。 イ 不審物がある場所に利用者が近寄らないように監視する。 ウ 不審郵便物または不審宅配物の場合は、空室の部屋に現物を隔離する。 ②ア 振ったり、叩いたりしない。 イ 臭いを嗅いだり、顔を近づけたりしない。 ウ 異臭がするものや粉末の場合は、拡散防止のためエアコン等を停止する。 ③不審物がある場所に、利用者が近寄らないように立入禁止とし、監視を続ける。 ④避難が必要な場合、非常放送等で不審物の存在について連絡し、非難誘導を行 う。 「○階に、不審物が置かれています。利用者の皆様は、職員の誘導に従い落 ち着いて避難してください。」 6 (4) 火災の場合 火 災 発 生 ① ② ③ ④ ⑤ ベルを停止して出火場所の確認 現場を確認 消防署へ連絡 自衛消防隊本部設置 非常放送で館内利用者を避難させる 消火器・消火栓で消火活動 文化国際課に連絡 ①ア 通信連絡班は非常放送を行う。 「こちらは防災センターです。只今○階○○で火災警報が鳴りました。現 在調査中です。」 イ 現場確認班は現場へ直行する。 ②火災を確認した場合、現場確認班はインターホンにより、防災センターへ状況 を報告し、消火器等で初期消火作業を行う。 ③通信連絡班は119番へ通報する。 「府内 1 丁目コンパルホール○階○○で火災発生」 ④現場指揮・・・本部長コンパルホール館長(館長不在の場合は職責次位の者) ⑤ア 通信連絡班は非常放送を行う。 「こちらは防災センターです。只今、○階○○で火災発生。消火班・避難 誘導班・確認班・防護班は直ちに持ち場へ急行。在館者は職員の指示に 従って直ちに避難してください。避難の際は、エレベーターは使わない 7 でください。現在エレベーターに乗っている方は1階に着き次第、避難 してくだい。」(エレベーターは 1 階に直行する。) イ 消防班、避難誘導班、確認班、防護班は現場へ直行し各作業を行う。 (1) 消火班 消火栓による消火活動を行う。 (2) 避難誘導班 ・旗を振りながら、「避難口はこちらです。あわてずに館外に避難し てください。ハンカチなどで鼻と口を覆ってください。」と大声で 連呼しゆうどうする。 ・市民プラザの担当者は、バリカー等、消防車両の乗り入れに障害と なる物を撤去し、屋外に出た避難者を誘導する。 (3) 確認班 担当のエリアの各部屋を見て回り残留者の有無を確認する。残留者 がいれば、 「火事です。火元は○階○○です。ハンカチなどで鼻と口 を覆い、誘導係の支持に従って避難してください。」と大声で伝える。 担当エリアの確認を責任者に報告する。 (4) 防護班 ガスの元栓を閉める。消防のポンプ設備、防火扉、防煙たれ壁の作動 状況を確認する。 ウ 各班長は本部長に状況を報告する ・「○階は全員避難しました。事故者はありません」 ・「防火扉と防炎たれ壁は正常に作動しました。ガスの元栓は閉めま した」 エ 消防署の消防隊到着後は消防隊の指揮下で行動する。 *役割分担は別表(p11)参照 8 (5)地震発生の場合 地震発生 (震度4まで) (震度5弱以上) 状況を見て非常放送 (非常放送した場合) ① ② (被害なし) 通常の状態にもどる 必 ず 非 常 放 送 職員を配備 被害状況を把握 ③ (被害あり) ※火災・負傷者発生の場合は応急措置と同 時に消防署へ通報 ④ 対策本部を設置 ⑤ ⑥ 消火・救助活動 避難誘導 文化国際課に連絡 ①大規模震度の時「こちらは防災センターです。地震に関する情報をお知らせい たします。午前○時○○分頃九州地方に強い地震がありました。大分地方は震 度○強マグニチュード○と推定されています。」 ②館内の被害状況を確認するとともにTV、ラジオ、電話等により情報収集を 行う。 ア 火災、ガス漏れの有無の確認を行う。 イ 負傷者、エレベーター等に閉じ込められた者の有無の確認を行う。 ウ 建物や設備の損壊状況、停電の有無の確認を行う。 ③大規模地震では119番も回線が混雑しつながらなくなるため、消防署に駆け 込み通報を行う。 ④現場指揮・・・本部長コンパルホール館長(館長不在の場合は職責次位の者) ⑤消防隊や救急隊の到着が期待できない場合は、利用者の協力も得て、負傷者に 9 対する応急救護及び医療機関への搬送を行う。 ⑥次のような場合、必要に応じて避難誘導する。 ア 建物の損壊が激しい場合、又は余震による損壊のおそれがある場合。 イ 利用者が不安にかられ屋外へ出たいとの要望が強い場合。 ウ 同時に館内放送を行う。 「利用者の方は、係員の誘導に従い、落着いて避難してください。」 *役割分担は「火災の場合」(p7)と同様。 10 消防役割分担表 ※指定管理者が作成すること。 自衛消防隊本部 本 部 長 コンパルホール館長 部 署 役 割 担当者 部 署 役 割 担当者 部 署 役 割 担当者 部 署 役 割 担当者 通信連絡班 (班長:○○○○) 消火班 (班長:○○○○) 防護班 (班長:○○○○) 避難誘導係班 (◎は責任者) 11 コンパルホール指定管理者職員連絡網 コンパルホール 文化国際課 ※指定管理者が作成すること。 12 097097-538538-3700 (直通)097-585-6008 自衛消防組織装備品リスト ※詳細は、指定管理者と協議による ※詳細は、指定管理者と協議による 品名 任務別 用意すべき資機材 ○× 用意が推奨される資機材 消防計画(自衛消防活動要領) 携帯用拡声器 建物図面(平面図・配管図・電気設備図等) 指揮本部用の資機材及び標識(隊旗) 名簿(従業員・宿泊者・入院者等) 照明器具(懐中電灯・投光器等) 指揮 情報伝達機器(トランシーバー等) 非常通報連絡先一覧表 携帯用拡声器 通報連絡 情報伝達機器(トランシーバー等) 防火衣又は作業衣 可搬消防ポンプ 初期消火 消火器具 破壊器具(とび口等) 防水シート マスターキー ロープ 切断器具(ドアチェーン等切断用) 誘導の標識(案内旗等) 避難誘導 名簿(従業員・宿泊者・入院者等) 携帯用拡声器 照明器具(懐中電灯等) キー、手動ハンドル(防火シャッター、エ エンジンカッター レベーター、非常ドア等) 安全防護 救助器具(ロープ、バール、ジャッキ等) 油圧式救助器具セット 建物図面(平面図・配管図・電気設備等) 応急医薬品 応急救護所設置資機材(テント、ベッド 等) 応急救護 担架 受傷者記録用紙 車イス 自動体外式除細動器(AED) 防水シート 非常用搬出品リスト(契約書類、台帳、P C、電子記録等) 搬出 保管標識 その他 災害用活動服、ヘルメット、運動靴、 携帯発電機 手袋、警笛 ※ 資機材は持ち出しやすい場所に備蓄・保管します。 ※ 備蓄・保管施設に損壊等のおそれがある場合は、分散して保管します。 ※ 食料(缶詰、乾パン等):必要日数×必要人数分 ※ 飲料水(目安 3リットル/1日):必要日数×必要人数分 13 ○×
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