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消防団地域防災力強化・女性消防団員活動支援事業
1.なぜ今、消防団の充実・強化が必要なのか?
・南海トラフ巨大地震などへの対応
⇒ 自助・共助による「地域防災力」の強化が急務
・しかし、専門訓練を受けていない自主防災組織、地域住民の力だけでは限界
・そこで、訓練を受けた非常勤公務員の集団である消防団の役割
・法もそれを求む
↓
地域防災力の中核としての消防団の充実・強化が不可欠
平成27年度当初予算要求額 7,449千円(全額一般財源)
≪ 根拠及び政策的位置付け ≫
国 「消防団を中核とした地域防災力充実強化法」の制定
⇒ 消防団への加入促進、消防団員の装備・教育訓練の改善等に向け、積極的に取組
府 「新・地震防災アクションプラン」の策定
⇒ 「消防団の地域防災力の強化」を重点アクションに位置付け
2.事業内容
(1)消防団地域防災力強化充実促進事業
2,885千円
(2)女性消防団員活動支援事業
(1)消防団活動PR映像制作・普及事業
○府内7ブロックで、府内大学生等から地域消防団活動の紹介
映像を公募・制作し、市町村が住民向け普及啓発ツールとして活用
(2)消防団活動PRポスター等コンクール事業
○消防団活動PRポスターを府内専門学校生を対象にコンクールを実施
○優秀作品を府消防大会等で表彰し、これを原画にポスター制作
○増刷は市町村が行い、住民・事業所への普及啓発・入団促進に活用
○そのモチベーション向上に向け、消防大会等で優秀者(グループ)を顕彰
4,564千円
☆女性消防団の活躍 ~女性の視点・強みを活かした消防活動への参加~
*消防団活動に
対する普及啓
発・理解促進
*若者の関心を
惹きつける
(1)活動環境づくり支援事業
○女性消防団員が扱いやすい小型ポンプ等資機材整備を市町村を通して支援
(2)活動活性化支援事業
○女性消防団員を救命活動の地域指導者(インストラクター)として養成し
自ら活動してもらうため、救命処置等の講習実施
○養成女性消防団員は、自主防災組織等に対する防災研修・訓練等
での実践的な指導活動も実施
*女性消防団の
普及拡大
*女性の視点か
らの災害対応
へ期待
<社会全体での理解促進に向けた今回の手法>
・入団促進につなげるには、実際の消防団活動の内容を広く府民に理解してもらうことが必要
消防団には「火消し」のイメージが強く、南海トラフ巨大地震等の大災害時に府(住)民に安全に逃げてもらう上で、これを手助けする組織として自主防災組織に加え、避難誘導・救助活動
などに消防団の役割への府民理解拡大が不可欠。
<女性の視線からの消防団地域防災力の充実・強化の意義>
・女性が消防団活動により活発に参加できることで、消防団の活動強化と地元での消防団理
解が進む。また、女性の視点が消防団活動に入ることで、消防団活動の質含めた住民(被災者)
対応の充実につながる。
・東日本大震災や広島の土砂災害の際にも、避難所などで、女性の活躍が目立ったところ。
入団促進・地域住民
自主防災組織との連
携強化
活動支援・活動活発化
制度・活動内容の普及・PR
3.消防団の充実・強化に向けた背景及び取組経過
( 課
題 )・災害発生時に期待される役割(避難誘導・救助活動等)に対応しうる装備等や教育訓練の充実が必要
・消防団員の高齢化などによる活動能力の低下が懸念 ← 消防団員の平均年齢(府44.6歳 全国39.7歳)
・消防団における新たな力、女性消防団員に大いに期待、新たな対象の理解・関心向上が大事(学生、青年等)
・一方、消防団は大災害時にも強い使命感があるが、地域(校区)によっては、自主防災組織(自治会・町会)との連携が希薄
(これまでの対応)・持続可能な体制確保に向けた取組 ⇒ 消防庁(協会)ポスター掲示等通常業務の範ちゅうに止まる。
・装備等の充実
⇒ 津波等から「逃げる」対策促進事業(消防団資機材等整備補助事業(H26~28))
・教育訓練の充実 ⇒ 府立消防学校における中堅幹部団員の教育訓練内容の改訂・本格実施(H27~)