これからの歯科医療

これ からの 歯 科 医 療
人々の 健 康を支 える歯 科 医 療 の 未 来 ーー
広がる歯科医療の専門領域
高齢者
歯科
障害者
歯科
歯 科 医 師の専門 領 域は多種 多様 で、
矯正歯科
皆さんの選 択や 活躍のフィールドが
口腔インプラント科
口腔イン
プラント科
歯が失われたところに、人
工歯 根(インプラント)を埋
め込み、咬み合わせを回復
広がってきています。
小児歯科
補綴科
次 世 代 の 歯 科 医 師 は 、多 彩 な 分 野 のスペシ ャリスト。
近 年 、歯 科 医 師 が 活 躍 で き るフィールド は 飛 躍 的 に 広 が って い ま す。
歯 科と医 科 の 連 携 で
人々の 健 康をトータル サ ポート
歯 科医師の活躍フィールドが広がるなか、口唇、口蓋、舌、唾 液 腺、
させる治療を行います。幅
顎 骨 、顎 関 節 など 、幅 広 い口 腔 領 域の 疾 患に 対 応 すべく 、一 般 医 科
広 い 知 識と高 度 な専 門 技
医 療との 連 携 の重 要 性 が 叫 ば れています 。高 度 な 医 学 知 識 に 基づ
術が必要です。
き 、医 科と連 携して人々の 健 康をトータルサポートするのがこれ か
らの 歯 科 医 師 で す 。福 岡 歯 科大 学 は 、いち 早く時 代 の 要 請 に 応 え 、
スポーツ歯科
各 専門医科での実習を卒前の臨床実習に多く取り入れています。
スポーツ
歯科
ラグビーやボクシングなど
で 装 着 す る「 マ ウ ス ガ ー
審美歯科
審美歯科
健 康 的 で 美し い 口 元を目
ド 」を製 作 。ス ポーツ選 手
の外傷を防止し、安心して
競 技 を 楽し め るように 支
的とした 審 美歯 科。ホワイ
保存・
歯周病科
口腔外科
援します。
麻酔科
歯 科医 療に必要な医 科知識を医 科の現場で学ぶことができます。
トニングや歯列矯正、歯茎
の 色を明るくするなど、口
口臭
クリニック
元 をキレ イに す るた め の
治療を行います。
全 身の 健 康を 守るチ ーム医 療
チーム医 療とは、多職 種の医 療スタッフが各 々の高い 専門性を発揮し、患
|デ ータ で 見 る歯 科 医 師|
歯科医師
給 与・年 収 は高 い水 準
2012年の調べでは、歯 科医
卒 後年数や勤 務 形態、地 域による差はありますが、歯 科医師の平均 年
師数は、50歳代が最も多く、
続 いて4 0 歳 代となっていま
す。現在は、歯 科医師 飽 和状
〈年 齢 階 級 別 歯 科 医 師 数 〉
われており、不況の中でも高い年収が保たれています。
2 万人
※賃金構造基本統計調査(厚生労働省)
が、10∼20 年後には世代交
1万人
女 性歯 科医師は増 加中
態が多様で、結婚や出産を経験しても仕事を継続または再開できること
29 歳以下 30∼39 40∼49 50∼59 60∼69 70 歳以上
※2012年 医師・歯科医師・薬剤師調査の概況(厚生労働省)
歯 学 から
口腔医学へ
めざ す の は 、口 腔 医 学 の 最 前 線 。
が魅力です。女性歯科医師は、今後の歯科医療を支える大切な人材です。
※2012年医師・歯科医師・薬剤師調査の概況(厚生労働省)
総合的な「口腔医学 教育」を推進
09
FUKUOKA DENTAL COLLEGE
看護師
福祉スタッフ
薬剤師
医療スタッフ
・診療放射線技師
・臨床検査技師
・管理栄養士
・理学療法士
・言語聴覚士 etc
社会が大学に求めているのは、歯とその周囲組織に専門知識を持つだけではなく、口腔
と全身の 健 康に必要な専門知識を持った医 療人の育成です。臨床各科の素養を持った口
腔専門医を育成する教育=口腔医学教育が求められています。福岡歯 科大学は社会の要
請に応えようという高い志をもった学生諸君を待っています。
歯科医学教育
口腔医学教育
歯と周囲組織を中心とした教育
全身との関連を重視した教育
歯と周囲組織の疾病の治療
口腔と歯・周囲組織の疾病の治療
歯科技工士
患 者
学 部 学 科の名 称について
基 礎 医 歯 学 と臨 床 医 歯 学 を 修 得した
医 療 人 を 育 成しま す。
療系スタッフや介護 福祉士等との連携が、これからの歯 科医 療には求められ
女性歯科医師の割合は、29歳以下では40%以上となっています。勤務形
代が始まります。
士 や 歯 科 技 工士はもちろんのこと、医 師、看 護 師、薬 剤 師をはじめとする医
ています。そこで本学は、医師と歯 科医師が同時に講 義をする他に例を見な
収は約74 0万円と言われています。開業すると1,0 0 0万円以 上とも言
態 などとも言 わ れて い ま す
歯科衛生士
医 師
1 0 年から2 0 年 後に大きな世 代 交 代
3 万人
者の皆 様の 健 康 状 態に応じて多角的に医 療を提 供する体 制です。歯 科 衛 生
口腔歯学部・
口腔歯学 科
・介護福祉士
・社会福祉士 etc
い新しいスタイルの授 業を新設したほか、病院や訪問診 療、さらには高齢 者
施設での臨床実習を通じたチーム医 療の体 験学習を大 切に考えています。
医科歯科連携
口腔ケア
チ ーム 医 療
心 臓 病や 糖 尿 病など全 身
死 因 の上 位 に あ る 肺 炎 の
ニーズ が 高い 摂 食 嚥 下 機 能
疾 患のある患 者 の歯 科治
予 防や 種々の 化 学 療 法 の
訓 練は 歯 科 医 師を中心に医
療 や口 腔 ケアを医 師 から
副 作 用 へ の 対 応 に お いて
師 、看 護 師 、歯 科 衛 生 士 、言
求 められ る ケース は 今 後
口腔の 健 康管 理の重 要性
語 聴 覚 士 、管 理 栄 養 士 等 が
ますます増えていきます。
が強く認識されています。
連携しています。
時 代 のニーズが 歯 科 医 師の
概 念 の 転 換 を求 めて います。
近年の歯科医学教育・歯科医療は、単に歯牙とその周囲組織の病変にとどまらず、幅広い口腔
領域の疾患を対 象としており、疾病構造の変化、少子高齢化による患者層の変貌などにも対応。
このように、歯科医療と一般医科医療との関係はたいへん密であり、
“ 患者中心の医療”を推進す
るには、歯科医学教育・歯科医療にも全身医学への充分な知識の修得が不可欠となっています。
福岡歯科大学では全国に先駆け、
「 口腔の健康を通して全身の健康を守る」歯科医師の養成を
学問領域を歯に限定しない
口腔全体を臨床の対象とする
めざして、従来の歯学に一般医学・福祉の要素を取り入れた、より総合的な口腔医学教育を実践。
そ れを踏まえ 、本 学 に お ける 教 育の 基 本 組 織 であ る学 部 学 科 の 名 称を 、歯 学 部・歯 学 科から
「口腔 歯 学 部・口腔 歯 学 科」に変 更しました。
FUKUOKA DENTAL COLLEGE
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