現代芸術論 A(アーツ&ルーツ、 授業科目名 担当教員名 景観デザイン) 藤 浩志、小杉 栄次郎、 山内 貴博 授業科目区分 専門科目―専門共通科目―総合科目 履修区分 必修科目 授業形態 講義 配当年次・学期 1年次後期 単位数 2単位 授業の到達目標及びテーマ 東北や秋田には深い自然や長い歴史があり、それを地域住民が守り育て、固有の地域文化を織り成してい ます。この授業は、それらをアートやデザインの分野で再構築しようとするアーツ&ルーツ専攻と景観デザ イン専攻の二つの専攻が、アートとデザインの両視点から共同で開講する授業である。アートやデザインが 地域文化や地域資源と如何に関わるかを複合的に学び、現代社会の中で果たす役割を考察することを目的と します。 授業の概要 第1~7回は、アーツ&ルーツ専攻が目指す現代芸術の活動について、地域の歴史や文化、生活の研究が いかに現代芸術の制作に関わっていくのかを、アーツ&ルーツ専攻の指導にあたる教員の活動などを具体的 に紹介しながら考察します。 第8~15回は、景観デザイン専攻が目指す新しい芸術領域について講義を行います。地方風土、地域文 化に裏打ちされた人間の営為を総じて「景観」として捉え、これを持続させ次世代につながる新たな社会資 産を創出することの意義や可能性について、建築、都市、ランドスケープなどの事例をもとに考察します。 授業計画 第1回:アーツ&ルーツについて(アーツ&ルーツ) 第2回:現代とは、芸術とは、表現とは何か(アーツ&ルーツ) 第3回:地域に眠る歴史遺産(アーツ&ルーツ) 第4回:炎を用いた立体芸術(アーツ&ルーツ) 第5回:日本画と現代芸術(アーツ&ルーツ) 第6回:地域におけるアートプロジェクトの現状(アーツ&ルーツ) 第7回:アーツ&ルーツの目指す芸術(アーツ&ルーツ) 第8回:商品計画(景観デザイン) 第9回:公共デザイン(景観デザイン) 第 10 回:建築と社会(景観デザイン) 第 11 回:現代建築の流れ(景観デザイン) 第 12 回:景観論(景観デザイン) 第 13 回:現代ランドスケープデザインの流れ(景観デザイン) 第 14 回:景観デザインの目指す芸術①(景観デザイン) 第 15 回:景観デザインの目指す芸術②(景観デザイン) ・・・レポートの実施 履修上の注意 前半のアーツ&ルーツ専攻の講義ではこの授業の為のノートを一冊用意すること。 7回終了の段階でそのノートを提出してもらいます。 テキスト 授業内容に関わるプリントを配布 参考書・参考資料等 学生に対する評価 参考になる作品集や論文集を随時紹介していく。 アーツ&ルーツ担当のレポート(授業のノート)と景観デザインのレポートを併 せて総合的に評価する。 (レポート 60% 授業への取り組み 40%) 現代芸術演習 A2(景観 担当教員名 渡邉 有一、小杉 栄次郎 デザイン) 山内 貴博 授業科目区分 専門科目-専門共通科目-総合科目 履修区分 選択必修科目 授業形態 演習(オムニバス) 配当年次・学期 2年次後期 単位数 1単位 授業の到達目標及びテーマ 3年次における専攻決定に向けた本専攻の教育方針と授業内容を概説し、理解を深める ための演習を行います。計画立案上の初歩的な手法やプレゼンテーションの基礎を習得す ることを目標とします。また、計画実行のためには多分野にわたる人々との協働が不可欠 であることを学びます。 授業科目名 授業の概要 演習内容は、特定地域の文化的資源を把握したうえで、その良さを活かした景観デザイ ン計画案を立案します。課題は教員が提示します。 授業計画 第 1-3回:「景観デザイン計画案」に関する調査 演習課題対象地の発表、その地域の調査 調査結果の分析から地域特性の抽出 検討課題の考察 第4-7回:課題解決のためのアイディア展開 考察をもとに課題解決のアイディアを文章でまとめる スケッチ作成やイメージ写真、スタディーモデル等による模索 具体的な景観要素のデザインイメージの検討と展開 第 8 回:中間講評 第9-12 回:プレゼンテーション資料作成 リーフレットの作成 スライドの作成 第 13-14 回:「景観デザイン計画案」の作成 成果を学外公開(地域住民やまちづくり NPO 等) 計画案のブラッシュアップ 第 15 回:最終講評 履修上の注意 教材(製図用具,材料等授業内で指示)と現地調査の交通費は個人負担とする プロジェクトの進行に応じてプログラムの内容は適宜変更する テキスト 授業内容に関わるプリントを配布 参考書・参考資料等 随時紹介 学生に対する評価 中間講評(調査力・企画力など)50% 最終講評(独自性・新規性・受容性など)50% 授業科目名 景観デザイン演習1 担当教員名 渡邉 有一、山内 貴博、 小杉 栄次郎 授業科目区分 専門科目-専門専攻科目-景観デザイン専攻科目 履修区分 専攻必修科目 授業形態 演習 配当年次・学期 3年次前期 単位数 4単位 授業の到達目標及びテーマ まちづくりのソフト面である「基本構想」について学びます。想定した演習対象地域に おいて、地域住民と関係者との協働を通して、まちの歴史・文化や地域産業と環境特性を 把握し、まちづくりの目的と目標を設定します。そして目標を達成するためには今後「何 をすべきか(課題) 」を、景観デザインの視点で考究し、基本構想としてまとめます。また、 そのための基礎知識と基本手法を身に付けます。 授業の概要 ランドスケープや建築、商品計画における基礎知識と手法および表現技術、各分野で行 われている従来の調査方法、理論モデル、各種事例を参照して、実際に学外の現場へ出て 地方風土や地域文化について調査を行います。この調査結果を分析して地方風土や地域文 化の課題を景観デザインの視点から考察します。「こうあるべき」という今を見直す提案で はなく、「こうあったらいいな」という未来を描く提案を構想します。 授業計画 第1-6回:地域の把握 ガイダンス プロジェクトの説明 まちの見かた調べ方、参考事例など事前勉強 プロジェクトの計画やスケジュールの作成 対象地域の概要など事前研究(資料収集、知識の習得) 事前講評 第7-20 回:現地調査 対象地域のデザインサーベイ(机上調査、現地調査) 対象地域の図面化、模型化 調査結果の分析から対象地域の特性を抽出し今後の検討課題を考察 中間講評 第 21-60 回:基本構想 全体のアイディアディベロップメント 個々のアイディアディベロップメント(ランドスケープ、建築、商品計画など) 提案のまとめ(基本構想) 地域住民や行政、民間団体等に公開(学外プレゼンテーション) 各自の提案を集計して景観デザインの共通課題や問題点の整理 基本構想のブラッシュアップ 最終講評 履修上の注意 教材(製図用具,材料など授業内で指示)と現地調査の交通費は個人負担とする プロジェクトの進行に応じてプログラムの内容は適宜変更する 成果は国内外のコンペ提出など積極的に行い各自ポートフォリオとしてまとめること テキスト 状況に応じたプリントの配布 参考書・参考資料等 ニッポンの風景をつくりなおせ、都市のイメージなど随時紹介 学生に対する評価 事前講評 20% 中間講評 30% 最終講評(独自性・新規性・受容性)50% 授業科目名 景観デザイン演習2 担当教員名 渡邉 有一、山内 貴博、 小杉 栄次郎 授業科目区分 専門科目-専門専攻科目-景観デザイン専攻科目 履修区分 専攻必修科目 授業形態 演習 配当年次・学期 3年次後期 単位数 5単位 授業の到達目標及びテーマ 景観デザイン演習1で立案した「基本構想」を引き継ぎ、「基本計画」についての知識と手 法を習得します。まちづくりに関する諸課題に対して、 「いかに解決すべきか」を景観デザ インの視点でアイデア展開し、まちづくりを達成するための提言書(基本計画書)を作成 することがテーマとなります。基本計画においては、まちづくりの目標を達成するための 特色ある「かたち」をあらわす街の景観やアメニティーの形質だけではなく、それを実現さ せるための概略スケジュールや運営体制も盛り込みます。 授業の概要 基本構想の次段階として、さらにアイデア展開や図面作成、模型作成などの設計作業に 取り組みます。ここではランドスケープや建築、商品計画で行われている設計方法を学び ながら、それぞれの専門性を横断的に養いつつ、複眼的視野をもった総合的デザイナーと しての能力を身に付けます。 授業計画 第1-5回:準備作業 ガイダンス プロジェクトの説明 演習1の復習、事前研究(資料収集、知識の習得) プロジェクトの計画やスケジュールの作成 事前講評 第6-50 回:デザインアイデアとデザインディベロップメント 全体のエスキース 個々のエスキース(ランドスケープ、建築、商品計画など) 提案のまとめ 中間講評 案の見直し 第 51-75 回:基本計画書の作成 基本計画に必要な運営体制、概略スケジュールの考察 基本計画書のまとめ 地域住民や行政、民間団体等に公開(学外プレゼンテーション) 各自の提案を集計して景観デザインの共通課題や問題点の整理 基本計画書のブラッシュアップ 最終講評 履修上の注意 教材(製図用具,材料など授業内で指示)と現地調査の交通費は個人負担とする プロジェクトの進行に応じてプログラムの内容は適宜変更する 成果は国内外のコンペ提出など積極的に行い各自ポートフォリオとしてまとめること テキスト 状況に応じたプリントの配布 参考書・参考資料等 随時紹介 学生に対する評価 事前講評 20% 中間講評 30% 最終講評(独自性・新規性・受容性)50% 授業科目名 景観デザイン演習3 担当教員名 渡邉 有一、山内 貴博、 小杉 栄次郎 授業科目区分 専門科目-専門専攻科目-景観デザイン専攻科目 履修区分 専攻必修科目 授業形態 演習 配当年次・学期 4年次前期 単位数 5単位 授業の到達目標及びテーマ 演習1と2で習得したランドスケープや建築、商品計画における基礎知識と基礎手法、 および表現技術を土台として、この演習3はさらに各分野の枠を超えて、自然環境に比重 をおく調査方法や場の固有性を生むための論理、国内外の動向を視野に入れた類似事例な どを学びながら新たなモデル(理論)を創造します。景観デザインの企画、提案、実践を可能 とする知識と技術を学び、総合デザイナーとしての能力を身につけることを目標とします。 授業の概要 演習計画(プロジェクトとスケジュール)の立案と演習対象の地域選定から、景観デザ インに関する「基本構想」の立案までを学生が自主的に行います。対象地域の歴史や文化特 性の把握力を含む基本構想の立案(プロジェクト提案)力を身に付けるほか、まちづくり に関係する地域住民やNPOと専門家、および商店街や行政等の関係者との合意形成力や コーディネート力の基礎を身に付けます。 授業計画 第1-10 回:地域の把握 ガイダンス、演習1と2の復習 各種の調査方法や理論、国内外の事例など事前勉強 プロジェクトやスケジュールの立案 複数の演習対象地域を概略調査 対象地域の選定、選定理由の論理化 事前講評 第 11-35 回:現地調査 対象地域のデザインサーベイ(机上調査、現地調査) 対象地域の図面化、模型化 調査結果の分析から対象地域の特性を抽出し今後の検討課題を考察 中間講評 第 36-75 回:基本構想 各自の研究テーマからアイディアディベロップメント 提案のまとめ(基本構想) 地域住民や行政、民間団体等に公開(学外プレゼンテーション) 各自の提案を集計して景観デザインの共通課題や問題点の整理 基本構想のブラッシュアップ 最終講評 履修上の注意 教材(製図用具,材料など授業内で指示)と現地調査の交通費は個人負担とする プロジェクトの進行に応じてプログラムの内容は適宜変更する 成果は国内外のコンペ提出など積極的に行い各自ポートフォリオとしてまとめること テキスト 状況に応じたプリントの配布 参考書・参考資料等 創造都市への展望、Design with Nature、パターンランゲージ、比較風景論など随時紹介 学生に対する評価 事前講評 20% 中間講評 30% 最終講評(独自性・新規性・受容性)50% 授業科目名 卒業研究 担当教員名 渡邉 有一、小杉 栄次 (景観デザイン専攻) 郎、山内 貴博 授業科目区分 専門科目-専門専攻科目-卒業研究 履修区分 専攻必修科目 授業形態 演習 配当年次・学期 4 年次後期 単位数 10 単位 授業の到達目標及びテーマ 卒業研究は、大学4年間の集大成であると同時に、学生個々の専門性と独自性を開拓し て磨きをかける授業です。演習3で立案した基本構想を土台として、自ら設定した研究テ ーマをさらに発展させ、基本計画まで展開させます。地方風土や地域文化の把握力を含む プロジェクト提案力を身につけ、対象とする地域住民や行政、民間団体などの合意形成、 コーディネート力を身につけると同時に、景観デザインの新しい方法論や論理を模索、確 立することを目指します。 授業の概要 演習3の成果を継承する自主的研究のポイントは3つ考えられます。 1.学生自ら提言する景観デザインの計画案(プロジェクト案)を、地域住民や行政等と のワークショップ等を通して検証修正し、基本計画案としてまとめる。 2.研究対象地域に暮らす人々の日々の生活環境の向上とその土地固有の特性を見出すま ちづくりに、景観デザインは真に寄与しうるのか、という問いに言及する。 3.景観デザイン専攻における学生個人の専門性について言及する。 授業計画 第1-10 回:準備作業 ガイダンス、演習3の復習 研究テーマの再考と再設定 研究計画の立案やスケジュールの作成 事前講評 第 11-100 回:デザインアイデアとデザインディベロップメント 基本構想から具体的な事案としてデザインする事象の洗い出し エスキース 提案のまとめ 中間講評 案の見直し 第 101-150 回:基本計画書の作成 基本計画に必要な運営体制、概略スケジュールの考察 基本計画書のまとめ 地域住民や行政、民間団体等に公開(学外プレゼンテーション) 各自の提案を集計して景観デザインの共通課題や問題点の整理 基本計画書のブラッシュアップ 最終講評 履修上の注意 教材(製図用具,材料など授業内で指示)と現地調査の交通費は個人負担とする プロジェクトの進行に応じてプログラムの内容は適宜変更する 成果は国内外のコンペ提出など積極的に行い各自ポートフォリオとしてまとめること テキスト 状況に応じたプリントの配布 参考書・参考資料等 随時紹介 学生に対する評価 事前講評 20% 中間講評 30% 最終講評(独自性・新規性・受容性)50%
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