拝島高校の学習指導について ★最近話題の「アクティブラーニング」とは? 左図は、授業で学んだ内容を半年後にどれだけ記憶しているか を授業の形態で比較した図で、ラーニングピラミッドと呼ばれる 5% 10% 受 動 的 ものです。アメリカの研究結果によるものですが、アクティブラ ーニングを語るときよく使われるものです。 授業を聴いただけの場合は、平均学習定着率は、5%という結 20% 果となっています。また、読書、視聴覚、デモンストレーション (実演を見る) 、グループ討論と徐々に数値があがり、自ら体験す 30% ると 75%、他者に教えると 90%となっています。 これを別に言い換えると、 50% 能 動 的 ①聴いただけのことは忘れる。 ②聴いて見たことは少し思い出せる。 75% ③聴いて見て、質問し他の人と議論したことは理解できるようになる。 ④聴いて見て議論して実践・体験したことは知識と技能になる。 90% ⑤他人に教えたことは習熟する。 となり、つまり、能動的な学習方法(=アクティブラーニング) により、内容が身についていくことが示されているのです。このような点から、アクティブラーニングの有効性の一 端をお分かりいただけると思います。 ★拝島高校では? 本校では、生徒の興味・関心・意欲を高めながら、知識の定着を図ることに重点をおき、全教員が授業の中で、 生徒が能動的に、また積極的に学習参加できるよう、様々な工夫をしています。 もちろん、当然知っておかなければならない知識や身に付けていなければならない技能を、講義、視聴覚教 材、デモンストレーション等により、しっかり教え、考えさせ、定着させることも必要と考えています。 授業公開日に、授業をご覧になった方から、「拝島の授業は、他校と比べ、生徒が生き生き活動している。 」と、 お褒めの言葉もいただきました。 一方、この「アクティブラーニング」のデメリットとして、授業進行が遅くなる、生徒の集中力が欠けてしまう場合が ある等が、改めて分かってきました。 50分間の授業の中で、どのようにして、生徒の興味・関心・意欲を高めながら、知識や技能、学力を定着 させていくか、これからも拝島高校の教員は挑戦していきます。 「アクティブラーニング」は決して、魔法の授業ではありません。生徒の興味・関心 ・意欲を高め、知識の定着を図るきっかけを作るための工夫のひとつです。生徒が自宅 に帰った後、復習や予習をしなければ、当然、知識や学力の確実な定着はありません。 拝島高校では、次のような生徒の入学を期待しています。 学力を高めたいと真剣に考えている生徒、 授業規律を守り、予習や復習がしっかりできる生徒
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