「世田谷区本庁舎等整備基本構想(素案)特集号」全ページ版(PDF形式

見 提出手
意
民 ックコメ
ブリ
(パ
区
ント
)
世田谷区本庁舎等整備基本構想
(素案)
特集号
続
9・ 8
No.1594
発行/世田谷区 編集/広報広聴課
■区のホームページ
(パソコン・携帯電話共通)
http://www.city.setagaya.lg.jp/
〒154 −8504
世田谷区世田谷4−21−27
☎5432 − 1111(代) 5432 − 3001(広報広聴課)
■災害情報は、災害・防犯情報メール配信サービス、公式
ツイッターとFMラジオ83.4 (エフエム世田谷WEB
からも可)
せた
あなたの 声
を 区政に
平成 28年(2016年)9月8日発行
S ETAGAYA
が
ール
やコ
区の手続きや施設・イベント案内は
せたがやコール ☎5432−3333
「世田谷区本庁舎等
整備基本構想
(素案)」に
ご意見をお寄せ下さい
メガ
ヘルツ
5432−3100
▶午前8 時〜午後9 時
(年中無休)
-基本構想(素案)をまとめました-
世田谷区本庁舎等の
整備の検討を進めています
ご意見をお寄せ下さい
本庁舎
(第1庁舎)
と区民会館は、
昭和30年代の竣工から50年以上が経過し、
災害対策面や区
民サービス面、
環境性能面などで様々な課題や問題点が明らかになり、
区では、
本庁舎等の整備
の検討を進めてきました。
このたび、これまでの検討経緯や平成28年4月からの区民や学識経験者からなる
「世田谷区
本庁舎等整備基本構想検討委員会」
における議論をまとめた報告書を踏まえ、
区として、
本庁舎
等を整備するにあたっての基本的な考え方となる基本構想
(素案)
をまとめました。
区民の皆さんのご意見・ご提案を幅広くいただいたうえで、
基本構想を策定していきます。
問 庁舎計画担当課☎5432-2088 5432-3000
どうして整備が必要なのですか?
❹区民交流・区民参加の機能を高めるスペースが不足しています
区民交流や区民と区が協働して事業を進めていくための機能が求めら
れていますが、そのためのスペースが不足しています。区民自治の拠点と
本庁舎等は、
区政を支える拠点として、
災害対策機能をはじめ改善すべき諸課題があり、
機能の向上、拡充を図る必要があります。
して、区民交流・区民参加を実現するためのスペースの拡充が必要です。
※1 バリアフリー:高齢者や障害者等が生活を営む上での様々な障害・障壁を取
り除くこと
※2 ユニバーサルデザイン:年齢、
性別、
国籍、
能力等に関わらず、できるだけ多く
の人が利用しやすい生活環境にする考え方
❶災害対策の拠点としての機能が十分ではありません
東日本大震災後、第3庁舎を応急整備し、第1庁舎から災害対策本部長室
等の移転を行いましたが、89万区民の災害対策の中枢管理機能を果たす
には、未だ十分な状態ではありません。また、熊本地震においては、業務不
能となった庁舎の事例も見られ、本庁舎の耐震性能の重要性が改めて注目
されています。本庁舎のすべてのフロアにおいて、災害直後でも業務継続
が可能な庁舎へと機能強化を図る必要があります。
❷窓口や待合スペース、事務スペースが不足しています
庁舎の狭あい化により窓口や事務スペースの不足、周辺の多くの建物へ
の庁舎機能の分散によるわかりにくい状態や事務の非効率化を招いてい
ます。分散した庁舎機能を集約するとともに、必要最低限のスペースの拡
充が必要です。
❸省エネルギーやバリアフリーへの対応が十分ではありません
第1庁舎が昭和35年、第2庁舎が昭和44年、世田谷区民会館が昭和34年
く たい
に建設され、躯体や外装・内装の劣化が進むとともに、省エネルギーやバリ
アフリー(※1)への対応を考える必要がある状況となっています。省エネ
ルギー技術の積極的な導入により環境性能を向上させるとともに、誰もが
利用しやすいユニバーサルデザイン(※2)の実現に向けた機能強化が必要
です。
世田谷区の本庁舎等の整備については、平成16年から調査研
究をはじめ、平成21年に審議会答申を受け、さらに東日本大震災
の経験を踏まえて、
災害対策を重視し準備を重ねてきました。
この4月から、区民13名、学識経験者7名の20名でつくる
「世田
谷区本庁舎等整備基本構想検討委員会」の検討と議論がスター
トし、報告会を含めて7回の会合が開催されました。そのさなか
に、熊本地震の発生による行政施設の深刻な被災や、国立西洋
美術館の世界遺産登録を通してル・コルビュジエの弟子として
活躍した前川國男氏も話題になりました。検討委員会では短い
期間でしたが、非常に中身の濃い議論がなされ、
8月に報告書を
まとめていただきました。
区では、これまでの検討と報告書を尊重し、
「本庁舎等整備基本構想
(素案)
」をとりまとめ
ました。防災面や環境面は当然のこと、行政機
能や区の大きな特徴である地域行政の充実、将
来予想される変化に柔軟に対応できる本庁舎
等の整備をめざしています。区民の皆さんの
ご意見をいただき、
「参加と協働」により、幅広 世田谷区長
の ぶ と
い英知が結実することを願っています。
保坂 展人
1
世田谷区本庁舎等整備基本構想(素案)特集号
問 庁舎計画担当課☎5432-2088
5432-3000
本庁舎等整備基本構想
(素案)
の概要
本庁舎等整備は、21世紀半ばからの長期にわたる区政を支える拠点づくりです。
設計に向けた本庁舎等の
整備に関する基本的
これからの区政展開の方向性を見据えながら、
4 本庁舎等の配置と構成
考え方のことだね
区民、区議会とともに創る本庁舎等とする必要があります。
基本構想は、整備の基本的な考え方、機能、規模や配置などを、
行政機能、災害対策機能、
区民機能、
議会機能が十分にその役割を発揮するとともに
広場機能を含め、
それぞれの機能の関係を考慮した合理的な配置とします。
設計を進めるための方針や条件として整理しています。
■
た配置とします。
本庁舎等は、世田谷区独自の地域行政制度(※1)における政策方
一方、
災害時には、
都や自衛隊、
警察・消防、
電気・ガス・水道各社など
針、計画など全区的な統括機能を基本に、専門性が高い事務や、集
と連携し、災害対応指令基地として、様々な情報を整理・分析し、適
中化によるメリットが見込める事務等、行政サービスの実施機関
確に災対地域本部(5総合支所)、拠点隊(27まちづくりセンター)に
としての役割も担っています。
指令を出すとともに、各地区の被害状況に応じた支援を行います。
■
■高い耐震性を確保し、災害時も機能が
十分に発揮される建物とするととも
に、災害対策本部として、区の災害対
策の中枢管理機能を果たすために必
要な機能を備えた災害に強い庁舎を
めざします。
3
すべての人にわかりやすく、
利用しやすく、やさしい庁舎
議会機能
約3400㎡
区民機能
約4450㎡
行政機能
災害対策機能(専用で想定している部分のみ)
約4万7300㎡
約950㎡
<本庁舎規模>
約5万3000㎡(注)
議会機能
約3400㎡ (世田谷総合支所
区民交流機能(専用で想定している部分のみ)
約1350㎡
区民会館(ホール)機能
約3100㎡
合 計
【駐車場・駐輪場等の規模】
(地下部分のみ) 約1万2500㎡
駐車場・駐輪場等
含む)
約5万6100㎡
【広場の規模】
広場機能
最低約2000~2400㎡
※実際の床面積が、
上表のとおりになるわけではありません。詳細な内訳については、
今後、
設計段階
で精査していきます。
■
東側道 路に沿って、現在と同規模の
バスベイ(バスの停車スペース)とタ
クシー乗り場を配置します。3
■
災害対策本部は工事期間中も継続し
て現敷地内に設置します。4
5
5
環境と調和し、
環境負荷の少ない継続可能な庁舎
窓口など
災害対策本部
4
避難者動線
区道
[地区防災施設(※4)
]
■二酸化炭素の削減に向け省エネル
ギー化を図るとともに、自然の恵みの
積極的利用とエネルギーの有効活用、
広場・緑地と一体となった施設緑化な
ど環境負荷低減策を可能な限り導入
し、
環境にやさしい庁舎をめざします。
■維持管理しやすい構造や材料の導入な
どにより、
施設の長寿命化とライフサイ
クルコスト(※2)の低減をめざします。
本庁舎の場所は、移転の可能性について検討
してきましたが、用地取得や用途地域等の関係
で、現在地以外に望ましい場所を見出すことが
できなかったため、現在地とすることとしてい
ます。
現在、本庁舎敷地外にある本庁機能を集約す
る こ と を 原 則 に、平 成28年4月1日 現 在 の 職 員
数などに基づき本庁舎の規模を算出しました。
区民会館は、現在と同規模の3100㎡程度とし、
楽 屋 な ど の 機 能 の 充 実 を 図 り、客 席 は800~
1000席程度を想定しています。
(注)
非常勤職員を含めた職員一人あたり面積は約18.7㎡
(23区平均は約23.5㎡)
です。
5
事業計画
世田谷通り
災害時の物資の流れ
深緑字 災害時の機能
黒 字 平時の機能
みどりのネットワーク
※イメージ図は、それぞれの機能の関係性
を示したもので配置を表すものではあ
りません。
発注の仕方や
設計者の選び方の
ことだね
事業方式……設計・施工分離発注
(従来型公共事業方式)
設計者選定方式……プロポーザル方式(業者提案から
能 力 等を評 価し選 定)を基本とします。施工者選定
方式は、
施工能力を確保することを前提に検討してい
きます。
本庁舎等の整備にかかる概算事業費
(設計、建設、解
体等)
は、
約410億円です。
このうち、基金(※5)で210億
円、一般財源で52億円、残りの148億円を起債(※6)で
賄う想定です。
基金や起債をバランスよく活用していくとともに、収
入確保が可能な仕組みについても検討していきます。
平時の動線
7
事業方式、
設計者選定方式
財政計画
災害時の動線
避難者
動線
事業費の支払いを
どうしていくかの
計画は重要だわ
「世田谷区本庁舎等整備基本構想(素案)」
についてご意見・提案をご記入下さい。
【ご注意下さい】
切り取り線
行政機能
約4万8250㎡
まえた緑化を行います。
行政機能
区民会館など
物資の集積
地区への配送拠点
〈凡例〉
5
8
本庁舎等の規模
【本庁舎と区民会館の規模】
2
■今後の行政需要の多様化、社会情勢の
変化、情報技術の高度化など、様々な
変化に対応できる、機能的・効率的で
柔軟性の高い庁舎をめざします。
避難者
動線
■「世田谷みどり33」
( ※3)の趣旨を踏
議会機能
区民機能
区民意見提出手続(パブリックコメント)用ハガキ
■ユニバーサルデザインの考え方に基
づき、高齢者や障害のある方、子ども
連れの方や外国人など、利用する方の
立場に立ったきめ細かい配慮をする
ことで、すべての人にやさしい庁舎を
めざします。
■本庁機能の集約を図るとともに、職員
の働き方の改革に取り組み、適正な執
務空間の確保をめざします。
バス
タクシーベイ
これまで区民に親しまれてきた本庁
舎、
区民会館、
広場等の空間特質をで
な事業計画
(コスト削減、
工期短縮等)
が可能であれば、
現庁舎等の活用も
考慮します。
3
利用の
連続性・一体性
の物資の搬出入に配慮した約1600
㎡のまとまった広場を確保します。2
機能的・効率的で柔軟性の高い庁舎
支援物資搬入
広場機能
区民イベントなど
一時集合所
避難者滞留スペース
緊急・復旧車両駐車場
支援物資の荷捌
広場は最低2000〜2400㎡確保し、
このうち区民会館に隣接して災害時
■
至環
■セキュリティの確保にも配慮し、安全・
安心な庁舎をめざします。
4
2
1
用できるようにします。5
本号のホームページ版ではこの
部分を切り取ってハガキとして
郵送利用することはできません。
"
2
区民の安全・安心を支える
防災拠点となる庁舎
■ 窓 口 サ ー ビ ス の 利 便 性 を 高 め、区 民
ニーズにあった便利で利用しやすい
庁舎をめざします。
3
災害 時の地 域 内 輸 送 拠 点となる国
士舘大学の広場等との連続性・一体
至環
■区民自治・交流を育んできた現庁舎等
の空間特質をできるだけ継承し、催し
物会場や区民の憩いの場として利用
できる庁舎をめざします。
■
敷地中央の区道は歩行者自転車専用
にするなど、東西敷地を一体的に利
きるだけ継承する計画とします。
さら
に、
本庁舎等の課題を踏まえ、
求めら
れる機能、規模の確保と最も合理的
号線(区役所の東の道路)
﹇特定緊急輸送道路﹈
■区民が気軽に立ち寄れ、様々な情報を
共有し、憩うことができる区民に親し
まれる庁舎をめざします。
置も見込みます。
補助154号線
■行政サービスの提供に留まらず、幅広
い区民が触れ合い、交流できる区民自
治の拠点にすることをめざします。
緑の拠点を結ぶ
地域内
みどりのネットワーク
輸送拠点
豪徳寺 若林公園・ 国士舘大学 広場
世田谷区役所一帯
避難誘導
広場の
連続性・一体性
ケヤキ並木
1
地下には駐車場のほか、庁舎機能の
一 部(機械 室、倉庫、会議 室等)の配
性を見据えた計画にします。1
基本的方針
区民自治と
協働・交流の拠点としての庁舎
国士舘大学一帯 広域避難場所
世区街
2
■
■
若林公園
1 本庁舎等の位置づけ
《区役所本庁舎等の機能相互関連イメージ》
周辺の建物の高さを踏まえ、周辺環
境との調和や、圧迫感などに配慮し
ご了承下さい。
※1 地域行政制度:区民に最も身近な行政施設として出張所・まちづくりセンター、
地域の行
政拠点として総合支所、
全区的な統括を担う機能を本庁とする三層構造により、
都市とし
ての一体性を保ちながら住民自治を推進する世田谷区独自の制度
※2 ライフサイクルコスト:設計、
施工、
維持管理・運営、
改修など建物の寿命期間中の総費用
※3 世田谷みどり33:区政100周年
(2032年)
にみどり率33%をめざすという長期的な政策
目標
※4 地区防災施設:災害時に、
延焼を防止したり住民が避難するための道路など
※5 基金:本庁舎等整備のために積み立てておく資金
※6 起債:本庁舎等整備用の資金を調達するため債券を発行すること
住所/世田谷区 丁目 番 号
氏名/
3
世田谷区本庁舎等整備基本構想(素案)
風 特集号
問 庁舎計画担当課☎5432-2088
5432-3000
どういう手順で整備を進めていくのですか?
〜これまでの検討経過
平成16~19年度の「庁舎整備に関する調査研究」から検討を開始し、有識者アドバイザーによる
「庁舎計画推進委員会検討部会」や
「区民ワークショップ」等を開催してきました。平成28年4月に区
民13名、学識経験者7名からなる「世田谷区本庁舎等整備基本構想検討委員会」を設置し、幅広い議論
を4か月にわたり行い、こうした議論をまとめた報告書をもとに、基本構想(素案)を策定しました。
これからの手順
整備方針
本庁舎等整備基本構想検討委
員会による検討の様子
パブリックコメント(本紙)等により、
区民の皆さんのご意見・提案をいただきます
基本構想
(素案)
基本構想策定
基本設計
実施設計
29年度以降
現段階
着工
32年度
(予定)
竣工
37年度〜
(予定)
※長期にわたる工事となるため、
工期短縮に向けて様々な手法を検討していきます。
世田谷区本庁舎等整備基本構想(素案)
の区民説明・意見交換会を開催します
地 域
日 時
世田谷
9月17日㈯ 午後3時~5時
世田谷区民会館
北 沢
〃 午前10時~正午
北沢タウンホール
50人
参加にあたって配慮が必要な場合は9月14日
玉 川
9月22日㈷ 午前10時~正午
玉川総合支所4階集会室
70人
9月19日㈷ 午後3時~5時
成城ホール集会室
60人
までに、
電話またはファクシミリで庁舎計画
〃 午前10時~正午
烏山区民センター
80人
砧
烏 山
ス ケ ジュー ル
(予定)
郵 便 は が き
154 8766
差出有効期限
平成28年
10月1日まで
切手をはらずに
お出し下さい
【ご注意下さい】
—
4
本号のホームページ版ではこの
部分を切り取ってハガキとして
21
ご了承下さい。
4
—
郵送利用することはできません。
27
9月
11月
12月
267
あなたの 声
を 区政に
担当課
(☎5432-2088 5432-3000)
へ
基本構想
(素案)
の公表、意見募集
(9月30日まで)
● 区のおしらせ特集号
(本号)
● 区のホームページ
● 窓口での閲覧
(下記閲覧場所)
● 区民説明・意見交換会
(上記参照)
基本構想
(素案)
に対する意見の公表
基本構想の公表
区民意見提出手続(パブリックコメント)とは
区が重要な条例・計画等をつくる際に、
素案等の段階で公表し、
区民
の皆さんからご意見・提案をいただき、
施策に反映させる制度です。
ご意見・提案をお寄せ下さい
切り取り線
世田谷区 総務部 庁舎計画担当課 行
6267
世田谷区世田谷
世田谷局承認
"
料金受取人払郵便
定員
(先着) 当日直接会場へお越し下さい。
保育可
(9月14日までに要予約)
。
200人
会 場
「世田谷区本庁舎等整備基本構想(素案)」へのご意見・提案は、構想の修正に向け
て活用します。ご意見・提案の内容を集約し、区の考え方とともに28年11月に公表
する予定です(住所・氏名は公表しません)。
閲覧場所
素案の全文は、庁舎計画担当課、区政情報センター (世田谷区民会館
内)、総合支所区政情報コーナー、出張所・まちづくりセンター、図書館、
区のホームページ パブリックコメント他 でご覧になれます。
提出対象
次のいずれかに該当する方
①区内在住・在勤・在学者 ②区内に事務所や事業所を有する個人・法
人・団体 ③その他
「世田谷区本庁舎等整備基本構想(素案)」に利害関係
を有する個人・団体
提出期限
9月 30日(必着)
提出方法
①「世田谷区本庁舎等整備基本構想(素案)」へのご意見・提案(点字表
記・音声媒体による提出可) ②住所(在勤等は所在地) ③氏名 ④法人・
団体の場合は、名称・代表者名・所在地を明記し、ハガキ、封書、持参、
ファクシミリまたは区のホームページ パブリックコメント他 から
庁舎計画担当課へ
再生紙を使用しています