世田谷区本庁舎等整備基本構想(素案)特集号 問 庁舎計画担当課☎5432-2088 5432-3000 本庁舎等整備基本構想 (素案) の概要 本庁舎等整備は、21世紀半ばからの長期にわたる区政を支える拠点づくりです。 設計に向けた本庁舎等の 整備に関する基本的 これからの区政展開の方向性を見据えながら、 4 本庁舎等の配置と構成 考え方のことだね 区民、区議会とともに創る本庁舎等とする必要があります。 基本構想は、整備の基本的な考え方、機能、規模や配置などを、 行政機能、災害対策機能、 区民機能、 議会機能が十分にその役割を発揮するとともに 広場機能を含め、 それぞれの機能の関係を考慮した合理的な配置とします。 設計を進めるための方針や条件として整理しています。 ■ た配置とします。 本庁舎等は、世田谷区独自の地域行政制度(※1)における政策方 一方、 災害時には、 都や自衛隊、 警察・消防、 電気・ガス・水道各社など 針、計画など全区的な統括機能を基本に、専門性が高い事務や、集 と連携し、災害対応指令基地として、様々な情報を整理・分析し、適 中化によるメリットが見込める事務等、行政サービスの実施機関 確に災対地域本部(5総合支所)、拠点隊(27まちづくりセンター)に としての役割も担っています。 指令を出すとともに、各地区の被害状況に応じた支援を行います。 ■ ■高い耐震性を確保し、災害時も機能が 十分に発揮される建物とするととも に、災害対策本部として、区の災害対 策の中枢管理機能を果たすために必 要な機能を備えた災害に強い庁舎を めざします。 3 すべての人にわかりやすく、 利用しやすく、やさしい庁舎 議会機能 約3400㎡ 区民機能 約4450㎡ 行政機能 災害対策機能(専用で想定している部分のみ) 約4万7300㎡ 約950㎡ <本庁舎規模> 約5万3000㎡(注) 議会機能 約3400㎡ (世田谷総合支所 区民交流機能(専用で想定している部分のみ) 約1350㎡ 区民会館(ホール)機能 約3100㎡ 合 計 【駐車場・駐輪場等の規模】 (地下部分のみ) 約1万2500㎡ 駐車場・駐輪場等 含む) 約5万6100㎡ 【広場の規模】 広場機能 最低約2000~2400㎡ ※実際の床面積が、 上表のとおりになるわけではありません。詳細な内訳については、 今後、 設計段階 で精査していきます。 ■ 東側道 路に沿って、現在と同規模の バスベイ(バスの停車スペース)とタ クシー乗り場を配置します。3 ■ 災害対策本部は工事期間中も継続し て現敷地内に設置します。4 5 5 環境と調和し、 環境負荷の少ない継続可能な庁舎 窓口など 災害対策本部 4 避難者動線 区道 [地区防災施設(※4) ] ■二酸化炭素の削減に向け省エネル ギー化を図るとともに、自然の恵みの 積極的利用とエネルギーの有効活用、 広場・緑地と一体となった施設緑化な ど環境負荷低減策を可能な限り導入 し、 環境にやさしい庁舎をめざします。 ■維持管理しやすい構造や材料の導入な どにより、 施設の長寿命化とライフサイ クルコスト(※2)の低減をめざします。 本庁舎の場所は、移転の可能性について検討 してきましたが、用地取得や用途地域等の関係 で、現在地以外に望ましい場所を見出すことが できなかったため、現在地とすることとしてい ます。 現在、本庁舎敷地外にある本庁機能を集約す る こ と を 原 則 に、平 成28年4月1日 現 在 の 職 員 数などに基づき本庁舎の規模を算出しました。 区民会館は、現在と同規模の3100㎡程度とし、 楽 屋 な ど の 機 能 の 充 実 を 図 り、客 席 は800~ 1000席程度を想定しています。 (注) 非常勤職員を含めた職員一人あたり面積は約18.7㎡ (23区平均は約23.5㎡) です。 5 事業計画 世田谷通り 災害時の物資の流れ 深緑字 災害時の機能 黒 字 平時の機能 みどりのネットワーク ※イメージ図は、それぞれの機能の関係性 を示したもので配置を表すものではあ りません。 発注の仕方や 設計者の選び方の ことだね 事業方式……設計・施工分離発注 (従来型公共事業方式) 設計者選定方式……プロポーザル方式(業者提案から 能 力 等を評 価し選 定)を基本とします。施工者選定 方式は、 施工能力を確保することを前提に検討してい きます。 本庁舎等の整備にかかる概算事業費 (設計、建設、解 体等) は、 約410億円です。 このうち、基金(※5)で210億 円、一般財源で52億円、残りの148億円を起債(※6)で 賄う想定です。 基金や起債をバランスよく活用していくとともに、収 入確保が可能な仕組みについても検討していきます。 平時の動線 7 事業方式、 設計者選定方式 財政計画 災害時の動線 避難者 動線 事業費の支払いを どうしていくかの 計画は重要だわ 「世田谷区本庁舎等整備基本構想(素案)」 についてご意見・提案をご記入下さい。 【ご注意下さい】 切り取り線 行政機能 約4万8250㎡ まえた緑化を行います。 行政機能 区民会館など 物資の集積 地区への配送拠点 〈凡例〉 5 8 本庁舎等の規模 【本庁舎と区民会館の規模】 2 ■今後の行政需要の多様化、社会情勢の 変化、情報技術の高度化など、様々な 変化に対応できる、機能的・効率的で 柔軟性の高い庁舎をめざします。 避難者 動線 ■「世田谷みどり33」 ( ※3)の趣旨を踏 議会機能 区民機能 区民意見提出手続(パブリックコメント)用ハガキ ■ユニバーサルデザインの考え方に基 づき、高齢者や障害のある方、子ども 連れの方や外国人など、利用する方の 立場に立ったきめ細かい配慮をする ことで、すべての人にやさしい庁舎を めざします。 ■本庁機能の集約を図るとともに、職員 の働き方の改革に取り組み、適正な執 務空間の確保をめざします。 バス タクシーベイ これまで区民に親しまれてきた本庁 舎、 区民会館、 広場等の空間特質をで な事業計画 (コスト削減、 工期短縮等) が可能であれば、 現庁舎等の活用も 考慮します。 3 利用の 連続性・一体性 の物資の搬出入に配慮した約1600 ㎡のまとまった広場を確保します。2 機能的・効率的で柔軟性の高い庁舎 支援物資搬入 広場機能 区民イベントなど 一時集合所 避難者滞留スペース 緊急・復旧車両駐車場 支援物資の荷捌 広場は最低2000〜2400㎡確保し、 このうち区民会館に隣接して災害時 ■ 至環 ■セキュリティの確保にも配慮し、安全・ 安心な庁舎をめざします。 4 2 1 用できるようにします。5 本号のホームページ版ではこの 部分を切り取ってハガキとして 郵送利用することはできません。 " 2 区民の安全・安心を支える 防災拠点となる庁舎 ■ 窓 口 サ ー ビ ス の 利 便 性 を 高 め、区 民 ニーズにあった便利で利用しやすい 庁舎をめざします。 3 災害 時の地 域 内 輸 送 拠 点となる国 士舘大学の広場等との連続性・一体 至環 ■区民自治・交流を育んできた現庁舎等 の空間特質をできるだけ継承し、催し 物会場や区民の憩いの場として利用 できる庁舎をめざします。 ■ 敷地中央の区道は歩行者自転車専用 にするなど、東西敷地を一体的に利 きるだけ継承する計画とします。 さら に、 本庁舎等の課題を踏まえ、 求めら れる機能、規模の確保と最も合理的 号線(区役所の東の道路) ﹇特定緊急輸送道路﹈ ■区民が気軽に立ち寄れ、様々な情報を 共有し、憩うことができる区民に親し まれる庁舎をめざします。 置も見込みます。 補助154号線 ■行政サービスの提供に留まらず、幅広 い区民が触れ合い、交流できる区民自 治の拠点にすることをめざします。 緑の拠点を結ぶ 地域内 みどりのネットワーク 輸送拠点 豪徳寺 若林公園・ 国士舘大学 広場 世田谷区役所一帯 避難誘導 広場の 連続性・一体性 ケヤキ並木 1 地下には駐車場のほか、庁舎機能の 一 部(機械 室、倉庫、会議 室等)の配 性を見据えた計画にします。1 基本的方針 区民自治と 協働・交流の拠点としての庁舎 国士舘大学一帯 広域避難場所 世区街 2 ■ ■ 若林公園 1 本庁舎等の位置づけ 《区役所本庁舎等の機能相互関連イメージ》 周辺の建物の高さを踏まえ、周辺環 境との調和や、圧迫感などに配慮し ご了承下さい。 ※1 地域行政制度:区民に最も身近な行政施設として出張所・まちづくりセンター、 地域の行 政拠点として総合支所、 全区的な統括を担う機能を本庁とする三層構造により、 都市とし ての一体性を保ちながら住民自治を推進する世田谷区独自の制度 ※2 ライフサイクルコスト:設計、 施工、 維持管理・運営、 改修など建物の寿命期間中の総費用 ※3 世田谷みどり33:区政100周年 (2032年) にみどり率33%をめざすという長期的な政策 目標 ※4 地区防災施設:災害時に、 延焼を防止したり住民が避難するための道路など ※5 基金:本庁舎等整備のために積み立てておく資金 ※6 起債:本庁舎等整備用の資金を調達するため債券を発行すること 住所/世田谷区 丁目 番 号 氏名/ 3
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