各種運行条件下での車輪・レール接触

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鉄道誌 抄録
鉄道誌
抄録
Worrllld
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各種運行条件下での車輪・レール接触
原題:Der
Rad/Schiene-Kontakt bei unterschiedlichen Betriebsparametern
●著者・所属:Rainer Fleiss ; Siemens 社 , 研究プロジェクト技師 , ドイツ
●誌名:EI: Eisenbahningenieur Vol.66 No.12(2015-12) pp.12-19
●言語:独語 ●原文中図:10 ●表:2
脱線や転動疲労に関連の深いレールと
車輪の接触位置は、両者の表面形状や摩
耗状態に左右されるほか、車輪の横方向
移動や垂直軸回りの回転などにより変化
する。これらの影響を定量的に評価する
ため、レール形状 60E1(UIC60 相当 )、車
輪踏面形状 S1002を対象に、各種条件下
での接触位置を計算で求めるとともに、
Nadal の式をもとに、各種接触条件と脱
間1,435mm、レール形状 60E1、走行角
α =0、レール 傾 斜比 SN=1:40とした場
合のレール頭部中心と車輪踏面中心の横
方向ずれ db と接触位置との関係を求め
タップ式および非タップ式駆動における摩擦の利用(開閉ステップ表示)
た。db=-3.5mm の場合はフランジ接触に
出典 EI: Eisenbahningenieur
より高い横圧が生じるので、脱線に対す
る配慮が必要となる。また、レールと車
輪間の摩擦力は駆動制御方式によっても
差が生じる。DB は 2014 年に多くの路線
管理者からの指摘をもとに、ころがり接
触疲労により増大するレール研削作業の
軽減と耐疲労特性の高い新材料開発のた
めに、フランクフルト∼マイン間で BR423
形電車による調査を行ってきたが、その
結果は未だ公表されていない。今後は先
に述べた車輪形状や接触状況などの課題
に対する研究を深めるとともに、実際の
車両運用における中空軸利用を含めた輪
軸駆動方式と、それに関連した輪軸のね
じり振動制御、半径 400m 以下の曲線走
行時や高速走行時における適切な速度制
御についての研究を進めることが必要で
ある。
横方向のずれによる接触面位置の変化
出典 EI: Eisenbahningenieur
World Railway Technology 2016.4
20
両
輪径 920mm、車輪踏面形状 S1002、軌
車
線係 数の関係についても検 討した。車