中央政府 西 Bengal 州に石炭地方税減額とロイヤルティ増額を求める

インド:中央政府 西 Bengal 州に石炭地方税減額とロイヤルティ増額を求める
2016 年 9 月 1 日掲載
8 月 23 日付けの地元報道によると、中央政府は、西 Bengal 州に対して、石炭地方税の減額と、ロイヤ
ルティの 14%(乾燥燃料を産出する他の州の実績と同率)への増額を求めた。
現在、西 Bengal 州では、25%の石炭地方税を課税し、年間で約 90 億ルピーの収入がある。一方、ロイヤ
ルティは、3.50~6.50 ルピー/トンと石炭の品位に応じて様々である。他の州では、ロイヤルティは全品位統一
で 14%、地方税は僅かである。
石炭省(MOC)大臣は、西 Bengal 州電力大臣、中央政府電力省の顧問も出席した会議にて、西 Bengal 州
に対して、5 人委員会を設置し、高い地方税について検討するように提案した。MOC 大臣は会議後に、提
案する委員会は、委員長は電力省秘書とし、CIL 取締役も含むとした。また、委員会は、4 週間にて報告
書を提出するとした。
MOC 大臣は、委員会は、高い地方税と低いロイヤルティの体系について、その肯定面と否定面を検討
すべきとした。仮に、西 Bengal 州が、他の州と同様にロイヤルティを 14%とすれば、石炭生産量の増加
にて、中央政府には利益が出る。
西 Bengal 州の電力省大臣は、中央政府は、中央政府の体制を西 Bengal 州に押し付けていると非難し、
委員会にて協議し、課税問題に対する見解を述べるとした。
(石炭開発部 辻
誠)
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