8 相談窓口の充実 差別や人権侵害を未然に防止することが最も重要ですが、起きてしまった差別事象につい ては、事実を真摯に受け止め、市民に信頼され、活用してもらえる人権相談窓口の周知や人 権擁護体制の確立をはかることが大切です。 市では、人権ふれあいセンターを中心として相談内容について適切な対応ができるよう、 職員の資質向上をはかるとともに、他部署との連携に努めています。 身近なことから お茶を飲んでいる時、妻はお茶をこぼす。 私:こぼしちゃったの。 妻:お父さんだってこぼす時があるでしょ。(こぼしたお茶を拭いている。) 私:(妻の姿を見て動き出す。 ) お茶を飲んでいる時、私はお茶をこぼす。 私:ああ、こぼしちゃった。 (照れ笑いしてごまかそうとする。) 妻:私がこぼした時にお父さんは何と言ったかな。(こぼしたお茶を拭いている。) 私:(妻の姿を見て動き出す。 ) 妻:お父さんは、 「人に厳しく自分に甘く」だね。(笑っている。 ) 家族で食事をしている時、私は味噌汁をこぼす。 3歳の孫:爺(じじ) 、大丈夫。(ティッシュを持ってきて拭いている。 ) 妻:爺、味噌汁をこぼしても孫が拭いてくれるから幸せだね。(笑いながら、孫と一 緒に拭いている。 ) 私:(孫と妻の姿を見て動き出す。 ) 何気ない言動で、妻や人を傷つけたり嫌な思いをさせたりしているに違いない。 常に自らの言動を振り返りながら、「人に優しく、自分に厳しく」の気持ちで生活し ていきたいと思う。 (人権教育指導員 下嵜正幸) 32
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