営農情報 - JA岡山東

営農
営農情報
カワラ版
Agri Report
熱中症にご注意を!
!
子供の特徴
地面の照り返しに
より、高い温度に
さらされる
汗腺などが未熟
☝ お子さんの様子を十分に観察
しましょう!
☝ 遊びの最中には、水分補給や
休憩を!
☝ 外出時の服装に注意し、
帽子も忘れずに!
☝ 日頃から栄養バランスのとれた
食事や運動、遊びを通して
暑さに負けない体づくりを実践
しましょう!
高齢者の特徴
のどの渇きを
感じにくい
暑さを
感じにくい
☝ 室温をこまめにチェックし、
エアコンや扇風機等を活用!
汗をかき
にくい
☝ のどが渇かなくても水分補
給!
☝ 調子が悪いと感じたら、家族
や近くの人にそばにいてもら
いましょう!
✚ 熱中症の応急手当 ✚
✚ 涼しい場所へ移動し、衣服を緩め、安静に寝かせる
✚ エアコンをつける、扇風機・うちわなどで風をあて、体を冷やす
首の周り・脇の下・太もものつけね
などを冷やす
飲めるようであれば
水分を少しずつ
頻回に取らせる
水
分
持病をお持ちの方やお子さんは、かかりつけの医師とあらかじめ相談し、
熱中症対策についてアドバイスをもらっておきましょう
http://www.fdma.go.jp/
JA岡山東2016年4月号
2016年9月号
153 JA岡山東
牡羊座 3/21 〜 4/19 ささいなことが気になって仕方ないかも。 常におおらかさと笑顔を忘れずに。 気分転換には遊歩道や公園の散策を
樹勢の強弱によって施肥量の増
減は必要です。
3.かん水
翌春の初期生育の促進を目的と
して、土壌乾燥が続くようであれ
ば、 日間隔で ㎜程度のかん水
を行います。とりわけ、施肥後の
かん水は肥料成分の溶解吸収に有
効です。
4.秋季せん定
月中旬頃までに行
樹勢が低下し、葉の緑色が薄い樹では、
収穫後直ちに施肥する。
強勢樹の樹勢安定( 調節 )や日
月下旬~
います。
20
実
−
−
新
梢
7.3
5.0
旧
枝
2.5
2.1
幹
3.4
3.7
根株・太根
5.0
3.8
中
根
8.9
10.2
細
根
3.3
2.8
他
0.2
tr
43.8
29.9
の
計
JA岡山東
JA岡山東2016年9月号
2016年4月号 414
牡牛座 4/20〜5/20 イベントや行楽に誘われるなど、外出の機会が増える予感。意欲的に参加すれば、何かしら得るものが多いはず
双子座 5/21 〜 6/21 うっかりミスが増えそう。 慣れている作業でも丁寧に行って。 集中力を高めるには、 料理や手芸、 DIY が最適
JA岡山東2016年4月号
2016年9月号
155 JA岡山東
移出
飛来世代
写真4 コブノメイガ成虫
図 稲の生育ステージ
10月
収穫期
9月
7月
8月
分げつ期 出穂期 6月
移植
坪枯れ
第1世代
海外から
侵入
第3世代
第2世代
は、稲の株元を見て 株に 匹以
しましょう。また、コブノメイガ
上 い た ら 防 除 が 必 要 に な り ま す。 ( 写真 )にも注意が必要です。
薬剤は出穂前の総合防除剤を散布
しましょう( 米栽培ごよみ参照 )
。
※斑点米のできるまで
ま た、 ト ビ イ ロ ウ ン カ( 写 真 ─
イネ科植物で繁殖・増殖する斑
右 )にも注意が必要です。カメム
点米カメムシ類は、その過程で栄
シ類については、極早生品種と早
養を取る場合、針のような口がも
生品種で出穂期から穂揃期等が発
み殻を通して玄米に到達すると消
生 時 期 と 重 な り ま す の で、 斑 点
化液を出して玄米のデンプンを溶
米 被 害 が 出 や す く な り ま す。 な
かしながら吸います。その消化液
お、圃場の周りの除草も必要です
で溶かされた部分はカメムシだけ
が、出穂前 週間~出穂後 週間
ではなくバクテリアやカビにも良
の間に除草すると逆にカメムシ類
い栄養となりますので、後にこれ
を圃場に追込むことになりますの
らの菌が繁殖した場合、褐色や黒
で、この間の除草は避けましょう。 色に変色し斑紋となって玄米の表
出穂前の総合防除ができなかった
面に残り斑点米となります。
場合は出穂後の防除を行ってく
だ さ い( 表 )
。葉いもち病が発生
した圃場は、穂いもち病も発生し
やすいので、出穂後の防除を徹底
2.2
1.水管理
幼穂形成期以後は、新しい根は
出ないので 、 根 を い つ ま で も 元 気
に保つ必要 が あ り ま す 。 出 穂 期 は
浅水管理、 そ の 後 は 間 断 か ん が い
とし、落水 は 出 穂 後 日 を 基 準 と
して、乾き に く い 圃 場 で は 早 め ま
す。水利が 自 由 に な れ ば 、 出 穂 期
以降に高温 が 続 く 場 合 は 、 か け 流
しや夜間か ん 水 を 行 い 根 の 活 力 を
保つように し て く だ さ い 。 刈 り 取
り前日まで 圃 場 に 水 分 が 必 要 で す
ので、降雨 が 少 な く 乾 く 場 合 に は
何回でも走 り 水 を し ま し ょ う 。 早
くから水を 落 と す と 、 青 未 熟 米 や
胴割米にな る 可 能 性 が 高 く な り ま
す の で、 十 分 な 水 管 理 を 行 い ま
しょう。
13.1
10
葉色が濃くなり、働きが良くな
れば樹体のデンプン含有率は高ま
り、耐寒性が増して凍害( 胴枯れ
症 )に強くなるといわれています。
また、秋の発根も促進されます。
葉
9
月上旬までに、尿素200倍
を散布しましょう( 先月号参照 )
。
11月27日
4.雑草防除
クサネムの種子は大きく、選別
しても十分調整できませんので品
質低下の一因となります。圃場に
繁茂していたら、刈り取り時期ま
でに取り除いておきましょう。
( 吉永支店 金重 博 )
11月27日
施用時期が遅いと吸
収率が低い。
2.礼肥・基肥
礼肥は、施用が遅れると年内の
吸 収 率 が 低 下 し( 表 )
、良い結
果は得られません。まだの方は早
めに施しましょう。
礼肥・基肥の種類および施用時
期と量は施肥設計( 表 )を参照
してください。
解 体 調 査
1.葉面散布
)
9月30日
8
写真3 ホソハリカメムシ成虫
写真2 クモヘリカメムシ成虫
果
そ
1
9月5日
秋季は吸収された
窒素の多くが 根に
移行する。新根の
発生と貯蔵養分の
蓄積に利用される。
4
(福島園試 佐々木ら 1978、抜粋)
3
1
9
表1 モモでの施肥窒素の部位別吸収率
2
葉 色 と 光 合 成 に は 関 係( 図
があります。
(2000年、岡山農試)
10
1
写真1 セジロウンカ
(夏ウンカ)
-左
トビイロウンカ
(秋ウンカ)
-右
図1 清水白桃の9月の葉色と光合成速度との関係
1
Agri Report
2.病害虫 防 除
月 日付で発表された岡山県
病害虫発生 予 察 情 報 に よ り ま す と 、
葉いもち病・穂いもち病は「 並 」、
紋 枯 病 は「 や や 多 」、 セ ジ ロ ウ ン
カ( 写真 ─左 )・カメムシ類( 写
真 ・ )は「 や や 少 」と な っ て
おります。 セ ジ ロ ウ ン カ に つ い て
3.実 肥
出穂後の 葉 色 が 薄 く 高 温 が 続 く
場合には、 品 質 低 下 の 恐 れ が あ る
ので、穂揃 期 頃 ま で に 実 肥 を 施 用
し ま し ょ う。 速 効 性 肥 料 を 施 用
し、施肥量 は 窒 素 成 分 で ~ ㎏
/ a を目 安 に し ま し ょ う 。 な お 、
多すぎると 食 味 が 下 が る 場 合 が あ
りますので 注 意 し ま し ょ う 。
2
2
秋肥Ⅱ区
肥
いもち病、
ごま葉枯病、
穂枯れ、
ブラシンジョカー
収穫
1,000倍 ツマグロヨコバイ、
ウンカ類、
コ
500㎖
14日前まで 60~150ℓ ブノメイガ、
カメムシ類、
イナゴ
フロアブル
類に有効。穂揃期に散布。
1
果樹
Agri Report
30
3~4㎏
収穫
7日前まで
3㎏
ブラシンジョカー
粉剤DL
技術
水稲
3
1
3
いもち病、
ごま葉枯病、穂枯
れ、
ツマグロヨコバイ、
ウンカ
類、
コブノメイガ、
カメムシ類、
イナゴ類に有効。
品 名
営農
技術
営農
8
使用方法および防除対象
規格
使用時期
10a当たり
使用量
2
表 出穂後防除剤
10
礼肥が遅くなれば、
葉に移行するチッ素
成分は減少する。
秋肥Ⅰ区
施
営農情報
Agri Report
3.6
目 安 に、 速 効 性 肥 料 を 施 用 し ま
す。千代田550なら ㎏ / a、
ピオーネ専用なら ㎏ / a く
らいとします。
3.台風対策
月は台風の多い月です。事前
に防風対策として棚などの点検を
行 い、 ま た、 排 水 対 策 も 行 っ て、
台風に備えましょう。
葉 の 傷 み な ど が あ っ た 場 合 は、
病害により早期落葉につながるこ
とが多いので、殺菌剤に葉面散布
剤を混用して散布しましょう。
( 瀬戸支店 阿部 昭正 )
月になりましたが、まだ暑い
日が続きますね。今年も大変暑い
夏でしたが、皆さんは夏のイベン
トをしっかり堪能しましたか?
3. 月種まき野菜のおすすめ
アイスプラントがおすすめです。
アイスプラントは塩水を与えなが
ら育てる野菜で、食べたとき塩の
しょっぱさがあります。
ま た、 ペ ッ ト ボ ト ル や ビ ン を
使って室内でも栽培でき、 日程
度 で 収 穫 で き る の で、 ぜ ひ 一 度
作ってみてはいかがでしょうか。
( 山陽基幹支店 古村 直也 )
2.種まきとその後の
管理ポイント
種をまいても芽が出ないことは
よくあります。そこで管理のポイ
ントをまとめましたので参考にし
てください。
⑴種まき時のポイント
・種を深くまきすぎない
土が種の大きさの 倍程かかる
ようにする。
・水分管理をしっかりする
常に土が少し湿っている状態に
しておくこと。
※水はやりすぎると種が腐ります
ので、気をつけてください。
図2 芽接ぎの方法
ラのないように散布しましょう。
① 月中旬
ICボルドー412: ~ 倍
② 月下旬~ 月中旬( この間
回)
ICボルドー412: ~ 倍
※IC
ボルドーには展着剤アビ
オ ン E 1000 倍 を 混 用 し ま
しょう。
50
2
10
6.芽接ぎ
月中旬~ 月上旬頃行います
(図 )
。
( 山陽基幹支店 和田 泰 )
50
30
30
9
9
9
10
1.加温栽培
⑴早期落葉防止
収穫後は二次伸長が盛んになり
ます。必要な葉面積が確保できし
だい、摘心・ねん枝・棚下への引
き下げなどで枝の伸長を抑え、枝
収穫後の管理は、来年の作柄を
大 き く 左 右 す る 重 要 な 作 業 で す。
とくに、ここ数年は秋季の異常気
象( 高温や乾燥等 )の影響が大き
く、春先の初期生育に異常が見受
けられました。
礼 肥 は 遅 れ な い よ う に 施 用 し、
樹勢の回復を図るために、早めの
管理を行いましょう。
2
落 葉 痕 部 に 残 り( 秋 に 感 染 し て )
越冬します。菌の翌春への越冬を
抑制するためには、秋の薬剤防除
が大切です。
また、感染には台風に伴う暴風
雨が大きく影響します。防除の基
本は風雨の前の散布です。薬液を
タップリ使って、丁寧に、掛けム
〔台木の切り方〕
・タマネギ
・シュンギク
⑵根を食べる野菜
・カブ
2~3cm
5.せん孔細菌病の防除
本年は県下に発生が多く、 月
日に山陽管内のもも農家の皆様
には防除の徹底を呼びかけました。
また県からは 月 日に注意報が
発表され、テレビでも放送されま
した。
発生園では病原菌が枝の皮目や
3.9
月の野菜管理
切り込みを
入れる
K
N
P
当たり改善 に よ る 結 果 枝 の 充 実 な
どは、早く 行 う ほ ど 高 い 効 果 が 得
られます。
①強勢樹の み 行 う
②徒長枝は ㎝ 残 し て せ ん 定 す る
③太枝の切り口には保護剤を塗布
する
5.0
の充実を図 り ま す 。 ま た 、 葉 の 同
化能力向上 を 図 る た め に 、 窒 素 成
分を含む葉面散布剤を使用しま
しょう。
⑵基 肥
有機質肥 料 の 施 用 は 、 今 月 か ら
遅くとも 月 上 旬 ま で に 施 用 し ま
しょう。施 肥 量 に つ い て は 、 果 樹
施肥設計( 例 )を参考にしてくだ
さい。
⑶土づくり
果樹栽培 の 基 本 は 土 づ く り ・ 根
づくりです 。 気 象 変 動 の 影 響 を 受
けない樹づ く り の た め に 、 深 耕 し
たり土壌改 良 資 材 を 利 用 し た り し
ましょう。
⑷かん水
元葉は乾 燥 す る と 急 激 に 傷 み ま
すが、葉を 老 化 さ せ ず 、 収 穫 後 に
同化作用が 十 分 に 行 わ れ 、 樹 体 内
の貯蔵養分 が 多 く な れ ば 、 花 芽 の
発育は促進 さ れ 、 大 き な 子 房 が つ
くられます 。
同化作用 を 促 進 す る た め に は 水
と肥料の補 給 が 必 要 で す の で 、 乾
燥が続くよ う な ら 、 か ん 水 を し っ
かり行いま し ょ う 。
6.0
1. 月に種まきする野菜
⑴葉や茎を食べる野菜
・ハクサイ
・アイスプラント
切れ込みの
半分は残す
残した
切れ込みで
押さえる
芽と葉柄部分
を出して
テープでしばる
採取した芽
より少し
長めに切る
台木と芽の形成層を
合わせる
基部は少し
斜めに切る
5.4
2.簡易被 覆 栽 培
⑴礼 肥
葉色を維 持 し 貯 蔵 養 分 を 蓄 積 し
ましょう。 収 穫 が 1 / 3 ~ 半 分 程
度終了した 時 点 で 施 用 し ま す 。
施肥量は 窒 素 成 分 で ㎏ 程 度 を
形成層
(緑色の部分)
横
正面
木質部
芽の上から 〔芽の取り方〕
ナイフを
入れて
そぎ取る
2
JA岡山東
JA岡山東2016年9月号
2016年4月号 614
蟹座 6/22 〜 7/22 スムーズに人脈のネットワークを広げられます。 初対面の人にも気さくに話し掛けて。 新ジャンルへの挑戦も吉
獅子座 7/23 〜 8/22 リラックス気分で過ごせる月。 習い事や趣味に力を注いでみて。 美術館巡りなど、 芸術的なレジャーも幸運
JA岡山東2016年4月号
2016年9月号
157 JA岡山東
10
〔台木の切り方〕
50
Agri Report
1.6
6
※土壌条件、本年の生育状況(枝の遅伸び程度)
を見て施用量を加減する。
※施用時期は遅れないようにし、施用後はかん水を行う。
※敷きワラの成分は600㎏(約10a分のワラ)の場合N3.3・K6.6。実際には1/3が成分量として加
算される(N1.1・K2.2)。
野菜
そぎ芽つぎ
9
〔芽の取り方〕
穂木の調整
5.1
技術
2.0
5
芽と葉柄
部分を出して
テープで
しばる
切れ込みを
開いて芽を
さし込む
充実した
発育枝を
利用する
切る
T字型芽つぎ
20
60
10
2~2.5cm
形成層
(盾つぎ)
8
〔裏〕
ナイフを入れる
〔芽の表〕
葉を落とし、葉柄部分
を残す
2.5
9
表2 平成29年産 もも施肥設計(例)
16
1.4
成 分 計
1.0
用 7 0 5
専
も
2.4
40
5.0
50
10
50
10
ヨ ー ロ ッ パ 化 成 S604
も
2.0
有機ペレット654(魚粕入)
成分量
基肥
総量
礼肥
(㎏) 収穫終了後〜9/上 9/中〜10/上
肥料名
3.0
成 分 計
3.0
20
成 550
化
田
40
K
代
1.6
営農
例2 (㎏/ 10a)
2
9
例1 (㎏/ 10a)
10
P
20
N
10
千
成分量
基肥
総量
礼肥
(㎏) 収穫終了後〜9/上 9/中〜10/上
肥料名
3.5
9
9
営農情報
Agri Report