<理由書> 関市一ツ山町の「老人福祉センター」は、高齢者の生きがい対策、老後の生活の安 定、高齢者の就職相談など、高齢者の福祉向上を図り、明るく朗らかな老後と、再度 社会に奉仕できる高齢者を育成するため、積極的な福祉対策の推進を目的として、昭 和48年に社会福祉施設として都市計画決定された。 しかし、都市計画決定から年数が経過し、経年劣化の進行と、機能的な不十分さを 踏まえ、平成8年度の関市第三次総合計画において、情報化、国際化、高齢化などが 進む今後の社会情勢を反映させた、地域住民の生涯にわたる学習活動を支援するため の拠点として、学習情報館、総合体育館、総合福祉会館が一帯となった生涯学習拠点 の建設が関市役所西側に計画された。 この計画に基づき、平成11年に総合福祉会館内に、高齢者の生きがいづくりと社 会参加の拠点として新たに施設が整備されたが、当該施設についても引き続き地域の 社会福祉施設として存続させる必要があるものと判断し、平成24年まで、関市いこ いの家としてその機能を維持してきた。 しかし、当該施設を利用してきた団体等が徐々に総合福祉会館内に活動拠点を移し、 当該施設の利用者が減少したため、今後当該施設を地域の福祉施設として存続させる 必要性が無くなったものと判断し、この度社会福祉施設としての都市計画を廃止する ものです。
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