平成28年度における公共工事の前金払の特例措置について 前払金の早期支払を通じた早期の事業進捗や経済効果の発現を図る観点から公共工事の代価の前 金払をなすことができる範囲を拡大するため、前払金の100分の25を超える額及び中間前払金 を除き、現場管理費及び一般管理費等のうち、工事の施工に要する費用に係る支払いに充当するこ とができるよう、平成28年度の時限的な措置として熊本県公共工事請負契約約款を改正しました。 (改正概要図) 請 負 代 金 改 正 後 前払金請求上限(請負代金の40%) 特例分上限 10% (100分 の 25) 60% 従前からの使途充当分 30% 例) 1000万円の工事請負契約の場合で、前払金400万円のうち100分の25の100万円を上限に現場管理費(労働者災害補償保険料を含む。) 及び一般管理費等のうち当該工事の施工に要する費用(保証料を含む。)に充当することができる。 請 負 代 金 現 行 前払金請求上限(請負代金の40%) 60% 従前からの使途充当分 40% なお、今回の約款改正は、平成28年度に新たに請負契約を締結した工事が対象となりますので、 契約の取扱いについては下記のとおりとします。 (1) 平成28年4月1日以降平成28年8月31日までに契約締結済みの工事について 本特例措置の適用を受ける場合は、熊本県公共工事請負契約約款第53条に基づく協議の うえ、熊本県公共工事請負契約約款第36条を変更する変更契約が必要となるため、別紙の 申請書を各発注機関に御提出ください。 ※なお、既に前払金の全てを使用している等の理由により、特例措置の適用を希望されない 場合、手続きは不要です。 特例措置適用のための変更契約までの手続きフロー図 ※平成28年4月1日以降平成28年8月31日までに既に契約を締結している工事が対象 受注者から改正後の約款適用についての申請 受発注者間での変更協議 変更契約締結 (2) 平成28年9月1日(施行日)以降に契約を締結する工事について 改正後の熊本県公共工事請負契約約款にて契約を締結します。
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