藤沢市大会関連ボランティア等推進計画策定支援等業務委託仕様書 1

<別紙2>
藤沢市大会関連ボランティア等推進計画策定支援等業務委託仕様書
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業務委託名称
藤沢市大会関連ボランティア等推進計画策定支援等業務委託
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ボランティアの定義
本業務におけるボランティアの定義は,「自発的,自主的な意志に基づき,社会及
び他人に貢献する行為」とする。
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委託目的及び趣旨
本業務は,東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会(以下,「東京2
020大会」という。)に向けて,
「市民全員参加型のオリンピック・パラリンピック」
の実現のため,各種の意見聴取及び情報収集に基づき,次のボランティアに関する計
画を策定することを目的とする。
(1) 藤沢市における都市ボランティア(※1)
(2) 藤沢市民の大会ボランティア(※2)への参加支援
(3) 大会に関連する地域ボランティア(※3)
(4) 東京2020大会後に続く藤沢市の大会関連ボランティア(※4)
(5) 大会関連ボランティアに限らず市域の多岐に渡るボランティア
※1 都市ボランティア:
東京2020大会に向け,競技会場が所在する自治体が担う観光・交通案
内などを行うボランティアを指す。藤沢市では東京都等に合わせて201
8年夏頃の募集開始を予定している。
※2 大会ボランティア:
東京2020大会に向け,大会組織委員会が募集を行うボランティアを指
す。
※3
大会に関連する地域ボランティア:
東京2020大会に向け,地域で活躍する,都市ボランティア及び大会ボ
ランティア以外のボランティアを指す。
※4 大会関連ボランティア:
上記3つのボランティアの総称。
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策定にあたっての基本的な考え方
藤沢市大会関連ボランティア等推進計画(以下,
「推進計画」という。)については,
次の項目を基調に検討するものとする。
(1) 子ども(小・中学生,高校生)にも機会を提供するボランティアを計画するこ
と。
(2) 都市ボランティアに限らず,広く大会に関連したボランティアの機会を創出す
ること。
(3) 広く大会に関連したボランティアに対する効果的なインセンティブの付与を検
討すること。
(4) ボランティア希望者には,何らかのボランティアの機会を提供すること。
(5) 大会ボランティア及び都市ボランティアを希望する市民に対して,養成等の支
援を行うこと。
(6) 2020年までの期間に,シンポジウムや研修等の開催,ボランティア実践の
機会を提供する等,大会までの気運を高めること。
(7) 語学力をはじめとしたボランティアスキル向上に向けた取組を進めること。
(8) ボランティアリーダーの育成を進めること。
(9) 多様なボランティアの団体や参加者の相互交流及び連携の場を設けること。
(10) ボランティアに限らず,広く市民全員参加型の手法を考察すること。
(11) 大会終了後も,藤沢市のレガシーとして福祉,防犯,環境など様々なボランテ
ィア活動につなげる仕組みや組織体制を考察すること。
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委託期間
契約締結日から2017年(平成29年)3月31日まで
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業務委託内容
(1)ボランティアに関する調査等業務
ア オリンピックに関連するボランティアに係る情報収集及び分析
受託者は,リオ大会も含めた過去に開催したオリンピック・パラリンピック競
技大会におけるボランティアの活動状況の情報収集を行い,その規模や態様,大
会後の状況等を分析し,推進計画案に反映させる。
イ 藤沢市内におけるボランティア活動状況の調査
受託者は,藤沢市内で活動をしている主要なボランティア関係の団体へヒアリ
ングを実施する等(2団体以上),調査を実施し,藤沢市内における活動の総量,
種類,傾向等を他自治体との比較と併せて分析し,推進計画案に反映させる。な
お,委託者が把握している情報については,契約締結後,必要に応じて受託者へ
提供するものとする。
(2)「藤沢市大会関連ボランティア等推進計画」案作成業務
東京都オリンピック・パラリンピック準備局及び東京オリンピック・パラリンピ
ック競技大会組織委員会のボランティアに関連する取組を参考にしつつ,藤沢市の
特性を踏まえ,次に示す項目に基づいて2020年以降も見据えた推進計画案及び
公表用資料の作成を行う。
ア 推進計画策定案等の作成に当たり前提となる資料
受託者は,「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会藤沢市支援
方針」に基づき,推進計画を検討する。
イ 推進計画第一部:コンセプト案の検討・作成
受託者は,上記調査等業務結果,上記前提資料及び委託者との協議に基づき,
コンセプト案の検討及び作成を行う。コンセプト案においては,大会関連ボラン
ティアに限らず藤沢市としてのボランティア全般及び大会関連ボランティアの
それぞれにおける取組の方向性と,東京2020大会以降を見据えた戦略を項目
とする。
また,コンセプト案においては,東京2020大会を盛り上げるための,ボラ
ンティアに限らず広く市民参加の取組について盛り込む。
ウ 推進計画第二部:アクションプラン案の検討・作成
受託者は,上記コンセプト案に基づき,2017年度までのボランティアのア
クションプランの案を検討及び作成する。アクションプラン案においては,藤沢
市の都市ボランティア(2018年夏を募集開始予定とする)の募集・管理体制
等構築の準備に係ること,大会関連ボランティアに限らず藤沢市のボランティア
全般の研修・講習に係ること,ボランティアの気運向上のための啓発事業に係る
ことを盛り込むものとし,併せて必要な費用を積算する。
エ 公表用資料の作成
受託者は,上記項目に基づいて検討した推進計画について,2016年12月
末までに中間素案として,また2017年3月17日までに推進計画案としてそ
れぞれ公表用の資料を作成する。また,作成した公表資料について,委託期間内
に委託者からの指示があった場合は速やかに修正を行う。
なお,中間素案については,上記イにおけるコンセプト案を中心に作成する。
(3)会議等への参加・分析等業務
受託者は,委託者と協議の上,藤沢市内で開催されるボランティアに関連する
各種会議等へ参加をし(毎月2回程度,12回),その結果を分析した上で,推
進計画策定支援業務に反映をする。特に,「未来につなぐ東京オリンピック・パ
ラリンピック藤沢市支援委員会」については,過去の議事録も含めて分析し,同
委員会及び同委員会作業部会での意見については最大限尊重をする。なお,推進
計画中間素案については,提出後に同委員会における審議を行い,委託者からの
指示によって必要な修正を施す。
(4)ボランティアシンポジウム運営支援
受託者は,委託者の実施するボランティアの気運醸成を目的とし,推進計画の
中間発表を予定しているシンポジウムの運営全般に対し,委託者との協議に基づ
き次の項目において支援及び提案を行う。
ア パネリスト及びコーディネーター等選出調整(講師謝礼金に係る支出は除く)
イ シンポジウム広報企画提案・デザイン作成(広報媒体作成に係る支出は除く)
ウ シンポジウム全体企画提案(会場使用料は受託者の負担とする)
エ シンポジウム当日運営管理(受託者はシンポジウム実施日に2名の人員を配
置する)
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スケジュール(予定)
(1) 推進計画中間素案提出 :2016年12月28日(水)まで
(2) ボランティアシンポジウムの開催 :2017年2月下旬∼3月中旬
(3) 推進計画案提出 :2017年3月17日(金)まで
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成果品
成果品については,上記7,(1)及び(3)のそれぞれで印刷・製本したものを
5部,CD または DVD に記録した電子データ1式を納品すること。また成果品は
「Microsoft Word 若しくは,Microsoft Excel,Power Point」のいずれかのソフトで
作成すること。なお,本業務で作成した全ての成果品に係る著作権は,委託者に帰属
する。ただし,委託者との協議により,委託者が認めた場合はこの限りではない。
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納入先
藤沢市鵠沼東1番1号
玉半ビル3階
藤沢市企画政策部東京オリンピック・パラリンピック開催準備室
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支払方法
業務委託完了確認後,一括払いとする。
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著作権・知的財産権の使用
(1) 本業務を履行するに際し,第三者の著作権,知的財産権,その他権利に抵触
しないこと。
(2) 上記(1)に関わらず,第三者の著作権,知的財産権,その他権利を使用す
る場合は,受託者がその使用に関する一切の責任,費用負担を負うものとする。
(3) 上記(2)に関わらず,委託者がその方法を指定した場合は,その限りでな
い。
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その他
(1) この業務を実施するにあたっては,個人情報の保護の重要性に鑑み,個人の
権利利益を侵害することのないよう,個人情報の取扱を適正に行わなければな
らない。
(2) 平成29年度においても,本業務と関連性のある委託業務を予定している。
(3) 本仕様書の内容等について疑義が生じた場合は,その都度,委託者と協議の
上,決定するものとする。委託者は業務期間中いつでもその業務状況の報告を
求めることができるものとし,受託者は,その求めに応じなければならない。
(4) この仕様書に定めのない疑義が生じた場合には,委託者と受託者の双方が協
力し,本業務が円滑に履行できるよう誠実に対応するものとする。
(5) 藤沢市地球温暖化対策実行計画の趣旨を理解し,第3章の各取組項目を実施
するよう努めること。
以
上