Page 1 海洋科学技術センター試験研究報告 JAMSTECTR DEEPSEA

湾 洋 科学 技 術 セ ンタ ー賦 隈研 究 報 告JAMSTECTR DEEP
sEA REsEARc 爿
(1qa9)
潜水船 調 査で 明らかに な っ た
富 山 ト ラフ の地 殻 変動
山 崎 晴 雄 ゛I
能 登半 島 沖 の 富 山ト ラ フで 「 しんか い2000 」に よ る 楢 航 調 査 ( 第344 潜航 )
を 行 い,
ト ラ フの 埴 殻 変 勁 史 に閧 す る資料 を 縛 た。 潜 航 調査 は 富 山 ト ラフを 下刻 す る富山 深 海
長 谷 の 東 飼 創 面 下 部に お いて 実槌 され, 地 質 学 的 な 調 査 を 通 じて ト ラ フ充 櫚 堆恭物 の
芻 しい 愬 序 が明 ら かに なー・ た。 深 度1414m で 採 取 さ れ た 泥 岩 試 料 の徹 化 石分析の結果,
こ の 地 層 は 戛1
新 但 前期 の オ ルド バ イ亜 期(j.8 −1.6 Ma )に 深度300m
付 近lc 堆 慶
し たも の と 椎 定 さ れ た。
今回 の 潜 航 と昨 年実 施 され た第29
航 の 調 査 結 集 に 基づ いて , 富II』
ト ラフ の 地 般
震 動 曲 線 を 插 き,│司ト ラ フ の牋 殼 変動 が・ 四 紀 の 半 ば ご ろ│こ沈 降lj勁 か ら隆 起 運 動 に
転 換 し たこ とを 明 ら かに し た。 こ の隆 起 運 動 は 佐 渡 島 と 能 登211島 の間を 結 ぷ, 北 東・
ilj西 方 向 の防 起 帯 の 活 動で 引 き起 こ され た もの と 考 え ら れ る。 こ の富山 ト ラ フの 方向
と 斜 交 す る 新 しい 隆 起運 動 の 存 在は ,│ヨ 本 海 東 縁 部 に 新 生プ レ ート 境 界が 存 在 す る と
い う 説を 支 持 しな い。
Tectonic Movement of the Toyama Trough, Central Japan
as Deduced from Dives of DSRV "SHINKAI 2000".
Haruo
The 344th
off tiieNoto
YAMAZAKI*2
dive of "SH1NKAI
2000"
carried in the Toyama
Peninsula has brought the many
trough
data on the tectonic move-
ment of the eastern margin of Japan Sea. The detailed stiatigraphy of the
trough fillsediment was rcveaJed by geological observation on the eastern
steep slope of Toyama
deep
sea channel cutting into the trough floor.
Through micro fossil
analysis,a muds tone block sampled on the slope at
1414m deep was identified as early Quaternary which had accumulated on
the coastal region about 300m
deep.
Data on ages and sedimentary environments collected from dives 294
and 344 showed that the tectonic movement
of the Toyama trough floor
bad cJxangcd from
subsiding to uplifting at the middle Pleistocene.TJiis
drastic chajige is likely to have been caused by commence
of the uplifting
of new ridge in the NE-SW direction,connecting Sado island and the Noto
Peninsula Tlie new tectonic movement
direction of
boundaiy
Toyama
tiough does
of which axis obliquely crosses the
not support the hypothetical plate
along the eastern margin of Japan Sea.
睾1 地 賀 詞 がijii
●と Seismotectoni cs Research Section,
JAMSTECTR
DEEPSEA RESEARCH 1
9
89・
Geolgical
Sun・ey or 亅apan
121
1. は じ め に
1983 年 に中 村(1983)
要 を 記 蔵 する と 共に , 今回 得 ら れ たデ ータと 既 存
及び 小 林(1983 )│てよ っ
デ ー タに 基づ いて , 富 山 ト ラフ の 地 殻 変 助 に関 す
て 。 日 本 海 東 縁 部│とは 新 し く活 動を 始 め た プ レ ー
る考 察 を 述 べ る。 な お, 日 本 海 東縁 の 新 生プ レ ー
ト 収 斂 境 界 が 存在 し, こ の境 界 は中 部日 本 のフ 4
ト 境 界 脱, 並 びに 富 山 ト ラフ と 富山 深 海災 谷の 概
ツ サマ グナ 西緑 に 紅 く こ と が 提叱 さ れ た。 こ の 説
嬰に つ い て は。62 年 度 の 報 告( 山 崎 ,1988) に 述
は 従来 説 明 の 豊 し か っ た い くつ か の 地 学的 小実 を
べ た の で こ こ で は 記 載 を 省略 す る。
明 快│ご説 明 す るこ と か ら, 多 く の研 究 者 の関 心 を
築 め た 。 そ の 後。 地 震活 動 や 地 殻 変 動 , 地 質棋 造
の 研 究 を 通 じ て , 新 生プ レ ート 及び そ の 隘 界│こ関
す る多 数 の 研 究が 進 め ら れ て い る。
2. 潜 航 調 査 の 概 要
「 し ん か い2000 」 の 第344 潜 航 は, 昭 れ63 年 6
月28 日に 能 登半 島 珠 洲 沖東力 絢50 ㎞ の 海域 で災 施
こ の よ う な 切 勢を 背 景 に , 昭 柯拓0年 度 よ り科 学
さ れ た 。 図 日 こは 砲山 ト ラフ の 海 瓜 地形 隗l上 に4
技 術 振 興 調 整 費に よ る 「中 部 日 本活 構 造 地 域 の 地
回 及 び 前回 ( 第294 潜 航) の 潜 航 調 査 位 置 を 滾叭
震 テ クト ニ ク スに 閼 す る 研 究 」 が開 始 さ れ た。 こ
ま た, 潜 航 の 概 要 を 表 1 に示 す。
の 研 究で は, 海域 を 含む 中 部日 本 地 敏 の地 震 テ ク
潜 航 調 査 実施 点 は 能 登半 島 と 佐 渡 リ ッ ジの ほ ほ
ト ニ ク ス の解 明 を 最 終的 な 目的 に し て , 上 紀プ レ
中 問 点 に 位 置し , 深 度 お よ そ1000m の 富 山 ト ラフ
ー ト 境 界 の 実 態 解 明 に関 す る 名 種 の 調 査 ・ 研 究 が
底 を 富山 深 海 長谷 が 蛇行 し なが ら 下刻 し, 深 さ500
国 立 研 究 機 関 を 中 心 に 行 われ て い る 。 地 質 調 査 所
m に 及 ぶ 深 海の 峡 谷 が 形 成 さ れ て い ると ころ で 次
と 海 洋11 学 技 術 セ ン タ ーは , 上 記 研 究 の 一 環 と し
る 。 深 海 長谷 の 蛇 行 部, 特 に 東 側の 攻 撃斜ij はit!
て 。 プ レ ーiヽ収 斂 迎 動 と 密 接 に関 辿 し て い る と 考
え ら れ る 富山 ト ラフ の 地 殻 変 動 史 を 探 る た め 。 潜
水 淵 査 船 「 し んか い2000亅 に よ る 潜 航 調 代 を 昭 和
62 年 度 よ り 実 施 中 で あ る。
昭 和62 年 度 の調 査 ( 第294 潜 航 ) は, 能 登 半 鳥
の 珠 洲 東 方 沖 約50kl の 海 域 で 行 わ れ , 富 山 ト ラフ
底 を 約5{}Om 下刻 し て い る巨 大 な 海 底 谷 ( 富 山 深
海 長 谷 ) の 谷 壁 斜 面 が 観 察 さ れ た。 こ の 谷甓 ド
’部
に は ト ラフを 構 成 す る 堆 励 物 が 良 好│こ露 出 し て お
り , 潜 航 調 査 に よ っ て そ の哂 序 観 察 と 試 料 採 収 が
行 わ れ , 堆積 物 の 編 年 や 古1口境 , 地 殻 変 鳬 等 R:│
胃
す る 情 側 が 得 られ た 。 こ の結 果 , 上&!谷 壁 の 深 度
】550m の 地点 ( ト ラフ 底 より450 m ‘ド 位 )で 採 取
さ れ た 砂 岩塊 は , 徴 化 石 分析 に よ り 鮮 新 世の 最 ぷ
期 ( 約200yj
年 前 ) に 水 深50m 以 浅 の 沿 岸浅 海 域
に 堆 積 し た も のと 推 定 さ れた 。 そ し て, こ の 地 層
の 現 在 の 深 度 か ら, 竃│。11
ト ラフ は200 万 年問 に お
よ そj500m の 沈 降 運 動を 受 け て い る こ と , そ し て
史R二
, ト ラ フ 底 を1411 す るi;SIII
深 海 長 谷 の存 在 か
ら , 富│││ト ラフ の 地 殻 変 動 は 第ljq紀 の あ る時 期 に
沈 降 か ら隆 起│こ転 換 し た こと が 推 定 さ れ た(【】│
崎,
1988 )。
昭KJ63 年度 の 潜 岐 調 査( 第344 潜 航 ) は, 」
4!
考 察 の 実,ljlE
デ ー タを 増 や すた め に肖│釦・tfili
深 海j4
谷 の 谷 壁 を 対 象│昏│ わ れ た。 本 報 告で は。 こ の櫪
表 1 潜 航 デ ータ堵 元
Table.
1 Summary of the dive 344 f
geological and
or
geomorph010gical
survey in t he Toyama trough.
実 旌 日 1988
・実 施 地 点
年6 J・128日
能 登215鳥 珠 洲 沖東 力50k・
Lat.37 ‘25'06 ″
Log. 137
‘47'15'
槃 舳 者
涓 水 船 船 長 井 旧jE 比古
潜 航
観
士
赤塚
克文
察 者 山 崎
晴雄
溜航 開 始時 訓 09:34
刻 10:48
隨 底 時
副 】4:417 海底 移助 距離
海 象
最大涓 航深度1520m
曇 底曾
第294 潜航 奥 施点よ り 陥│と約10 ㎞離 れ て い る。
涓 岐 調肖 で は ま す・深 海長 谷雌│こ着底 し, そ こ か
ら東 方 に 遨ん で 急讃 の 基部R:到 達 し, 次 にこ の 崖
垢 向 朿
波 浪 1 現松 7 淘り1
海 底の 状況
Fig. 2 The track line of dive 344.
洵 長 谷 の 2つ の蛇 行 窗 のう ち の 陶側 で 実 施さ れ,
蕭 底 時
天候
図 2 第344 潜航航跡図
を上 昇し な が ら 地耻jの 観 察, 試 料 の採 収 を行 な っ
た。121下こ の 観察記 録 を 述 ぺ る。 図 2に は 涓 水 船
泥
水温0.08 °
C 潮 漉 なし
の黻 跡 を 示す。 地形図 は 潜航 地点 付 近 の 亊│軻調 査
1こよ っ て 得 ら れ た もので あ る。 閥 3は 上 記航跡 及
び ビ デ オjC!
録 か ら作成 し た深 海 艮 谷朿 朗斜lj の断
而│閃で あ る。 なお , 今回 の潜 航で は 時 間 と 涓水 船
層 の 露出 か良 好 で , 2回 の 潜 航 調 査は い ずれ も こ
の深 度 の関 係か 分か るSTDデ ー タ は 故 障 のため
の 斜 面に 対 し て火 施 され た。 第344 潜 航 は 富山 深
利川で きなか った 。
Dive 344
1988.6.28.
0 5
0
0m
図 3 潜 恥 凋 介でi;}た富 山 深 海 長 谷 東 側拿ldiの 地 形・ 地 質 断l
i
Fig 。 3 Annota
led profiles of
lh
e eastern slope
01 1h
e Toyama deep sea
channel along lhe dive 344 。
JAMSTECTR
OEEPSEA RESEARCH 1
9
89,
j23
も う と し た が , 柔 ら か い た め│こ潰 れ て し ま っ た 。
2.1 富山 深海 長谷 底 の 観察
着底 地点 の位 置は37 ° 25' ″
06N , 137° 47' iy
そ こで 亀 動 グ ラ バ ーを 用 い てこ れ を 採 取 し た 【試
E, 深度1485m で, 巾 約1km の 深 海 艮谷 底 の中 央
料 番 号880628
よ り やや 西 側 に寄 っ た地点 で あ る。着 底 後, 深 海
貿 泥岩で 水 に飽 和 し た状 態 で は固 粘 度 は 極 めて 低
畏谷の東 側 谷 甓に向 って 走行 を開 始し た 。 泥 に 観
か っ た。
わ れた谷 瓜 は 極めて 平坦 であ る。 東に 約600m
深 度M00m
走
行 した 地点 で , 不規 則 に 散乱 し た長径l m以 上 の
岩塊 群を 発 見した 。 こ の地点 は図 2 に 示 すよ うに,
−】
) 。 こ の 試 料 は 無 層 理 の シル ト
以 浅 で は 腰 斜 面 上 に 多 数 の泥 岩 ブロ
フ ク ( 径 , 致10c・ ) が 散 在 し て い る の が 砲 め ら れ
た。 上 部 の 急 摺 か ら の 崩 落 物 と 考 え ら れ る 。 深 度
深 海長 谷 の 東側 の谷 壁 から 北 西 に広 が る扇 状 地 状
1360
m 付 近 より 上 位 に は 細 か な 屑 則1の 発 違 す る 泥
地形 の 末 端 郎であ り , 岩塊 群は 斜 而 上 部の崩 壊 に
貿 岩 が 現 れ た 。 嵎 理 而 は 水 平 で 小 断 黔iな ど も 認 め
よ って 移 動し て き た堆 積物と 考え ら れ る。 個 々 の
ら れ ず , 瀲 し い 地 般 変 動 を 受 り た 橡 子 は 兒出 さ れ
岩塊 はあ まり 泥に 埋 め られて い ない ので ,崩 埴 の
な い。 こ の層 理 を もつ 泥 岩は 無 層 理 の 泥 岩 と 互層
発 生時 期 は極 く 最 近で あろ う。 この 岩 塊 群の 東 側
に な っ て 深 度1330m
深 度1320m
で は 谷 底 は 急に深 度を 増し, 深 海長 谷斜 而 の 基 部
付 近 ま で 確 認 さ れ た( 写 真 1 ゝ
付 近 で 斜 面の 傾 斜 が 変 り 平 坦 而が 現
で は深 度1520∼15 】5m とな る。これは , 本来 攻 撃
れ る 。 こ の 付 近 の ト ラ フ 底 深 庚 は お よ そ1000m
斜 面側 , す なわ ち東 側 に向 って 暖 く傾 い てい た 蛇
の で , こ の 平 坦 面 は 深 而 長 芥 沿 い│て形 成 さ れ た 段
な
行 部の 深 海 長谷底 上 に。 南東 側か ら 上 記扇 状地 が
斤ifii
と 考え ら れ る。 海 底 地 形 関か ら は 地 辷 り に よ
張 り出 して きた ため ,谷 の巾 央 譌 かl 掛け 上 平 坦
る平川 而 の 可 能 性 も考 え ら れ るが , 前述 の 樋 に 平
に なり, 堆 積物 に 埋め ら れ な かっ た斜 而基 部が 凹
坦iliiの 下 の 地jf!1
には 断 層 や 傾 動等 が 認 め ら れな い
地 として 吸 され た ため で あ ろ う。
の で , 地 辷 り が 平 坦ij の 成1刈と は 考 え ら れ な い・
涓 水 船 は こ の 平 坦 而 上 の 深 度 】290m で 離 底 。 浮
2.2 深海 長谷 東 側 谷壁 の 観 察
上 し た。
観 察を 行っ た 富山 深 晦 長 谷東 側 谷 堅斜 而 の下 郎
2.3 観 察 の ま と め
は , 谷底 から斜 面 途巾 の 段斤 状 の平 坦而 まで 比 高
約200 m , 平 均 傾 斜38‘ の単調 な 急 斜 而である(図
(i) 第344
涓 航 に よ っ て , 富 山 深 海 艮 谷 東 側 斜ifii
3) 。 し かし, 斜 面を 詐 細 に 見 ると 勧斜6(r 以 上
で 認 め ら れ たト ラ フ 堆 拮 物 の 層 序 は , ド 位 よ り 成
の 急 崖と20' 以`
ド の綏 斜 而 が 交互 に 繰 返 し出 裂 す
層 し た 薄 い 射 理 の 発 達 し た 泥 岩( 深 度15 )517T
ヽ1170
る。 急川 瀏で は 辿 統し た 露 頭が 肥め ら れ る が, 級
m ) , 層 即 の 不1・│瞭 なil 岩 〔 深 度1170 s
rヽ13a 〕
m)
,
斜 面は 蒔 く泥 に 扣 わ れた 地 層 のS 出 は断 片 的で あ
層 理 の 允 述 し た 泥 岩 と 無IMpllの 泥illの 互 M ( 藤 度
っ た。
1360m
斜 而M 朏の 深 度1510m 付 近 には , 成 層 し た絹 か
以 浅 )│こ
[K 分 さ れ る ( 図 4 ) 。 地 層 は ほ ぽ
水 平 で 。 変 形 , 拍 動 。 断 層 等 は,認 め ら れ な かーつた。
な 川理 の 允迷 す る泥口 岩 が忽め ら れた 。 こ れ は 第
匐
1.,
M 駲li の う ち 巾 部 の M 理 の 不│りll
睹な 泥 岩lll
294 潜 航で 深 度1500m 付 近よ り 上位に,ぽめ ら れ た
( 深 度1414m
) か ら , シ ル ト 貿 泥 岩 塊 を 採 取 し た。
陀片 川 と 岩扣 が 酷 似 す る。 層 理 の 允速 し た泥 岩 は
〔i〕 今rlll
の 涓 航 調 代 で 観 察 さ れ た ト ラ フ 堆1111
物の
」ご位に 絢30m 続 くが, そ の上は 層 理 の 余り 顕 著 で
岩 相や 駲 序は ,巾 部の射 理 の 不 明 瞭 な 泥 岩が 厚 い
は ない 泥質 岩 に 変 化す る。 こ れ ら の地 川 の腺 取 を
こ と を 除 い て , 第294
試 み た が, 露出 の良 好 な 部分は 濳 水船 が 着底 す る
察 さ れ た 地層の 肖 扣及び 層 序 と 酷 似 して い る。 こ
こ と かで きず , 一力 綏傾 斜 地は 地 層 の総 出 が 乏 し
の こ と か ら ,「1111
潜 航 地 点 に は『iil
一 肋 が ほ ぱ1111
じ深
く試料 を 得るこ と が難し か っ た 。 よ う や く 深 度
度 に 分布 して い る もの と 考え ら れ る。 す る と, 今
】414mで , 着 喋 可 能な 緩佃 斜地 に 泥岩 ブ ロ ッ ク か
川 の 試 料 採 収 地 点 は , 笛2941 潜 航 で の 試 料 採 取 地
散在 して い る のを 允 咾し た。 こ れは 緩斜 而 よ り 数
点 よ り 約11011
m.h方 の 急崖 か らの崩 落 物 と 考え られ る。 試 料 採
s;,れ る ( 図 4 ) 。
収は`11
剔マ ニ ピ ,レ ータに よ って この 岩 塊をつ か
溯 航 で 深 度1500fl 以 戒 で 観
十 他 の 層 準 に 位 置 す る も の と 考え
表 2 富山ト ラフ 堆 積 物試 料(880628 −1)中 の有 孔 虫
化石
Table
. 2 List of the for
amin
if
er
a detected
from the sampled tr
ough fill
sediment.
関 4 2つ の 潜 航 凋 査で 明 らか に な っ た富山 ト ラ フ堆
積物の層序
Fig. 4 St
Trocゐ
amm 亠I japo ㎡o
c
a が優 占す る。 試科 中 に
rattgraphy of the trough fill
sediment revealed b
含 ま れ る 群 集は , 裂 在 富IL』
湾 湾 底 か ら 大 陲斜 面 下
y dives 294 and
窗 に かり て , 日 本 海固 有 水塊 の 彫 響を受 けて 分 布
344.
す る群 集( 長 谷 川 ,1986 )と同 一で あ る。 長谷 川
Sampled layer
ponds to
or dive 3j14 corres
a layer
above the sa
。
o
f about 140m
mpled
(198 朷 は現 生 有孔虫 の 群集 解 析 にM づ いて, 口
本 淘固 有 水塊 の 分布上 限 深度を 富 山 湾 の 湾口 部で
】ayer of di ve
1200m , 湾 奥 部で300 m と 推 定 し てい る。
294.
3.2 珪 藻 化 石 分 析
3. 徼 化 石 分析
こ の 試 料7.8g・・1:l か ら は 未 同 定 を 含 め96 種 の 珪
深 度】414 mで 採取 し た試 科 (880628 −|,町 真
藤 化 石 が 産 山 し た。 そ の う ち 。 同 一 稙 が 2 佃 体以
2)│てつ いて , そ の堆 積時 期 及び 堆 積深度 , 古g
上 産 出 し た純 と 腴 濬 種 を 表 3 に 示 し た。 生 態 的1こ
境 を 椎 定 す る ため , 自・孔虫, 石 灰 賀 ナン ノプ ラ ン
は 頁 塩 性 種 が60 % 以 上 を 占 め る 。 優 占 種 は 沿 岸 浮
クト ン, 花粉, 珪 藻dてつ いて そ れぞ れ微化 石 分析
遊 性 の 黯 ㎡ass
io
le,
7
1
a ㎡tzschioides
を 行 っ た。 実 際 の分 析 作 業は パ リ ノ サ一 ヴ 。 イ圓
を 占 め , 次 い で 外 洋 性 のThalassiosira e
1こ依 頼 し た 。以 }’
,こ の 分 析砧 果R:つ いて 記 載す
rica (
る。 な お, 分 析 方 法 のJ1!載は 竹 略す る。
1&gl (6.8
ηefηaj
3.1 有孔 虫 化 石 分 析
% ) , n 塩 性 好 流 水 性 種 の G,・ ljJゐ
・
旭rりulum (2.6
鳬 ) , Gy珥1,
dla
泌 ) ,Genlg り,111
s oc us(1.4S
有孔 虫 3 佃 体を 産 出し た。 こ れらの 一 覧 を人 2に
/1cXi瓜)
りcius
yVe
odfnX&㎡'a koizumii . Thalassione
緲91
)
等 ヵ哨 出 す る 。 ま た, 吏 新││!l狗期 の 絶 滅 扣 で あ る
示 す。 底 唯ff 孔虫 は 令て 膠 着FIで あり 。 その 中 で
JAMSTECTR OEEPSEA RESEARCH ・1!
%
xc
sX・
5. 7 85} , 沿 岸 付 着 性 のCocc 。
・is sc
agg,
皿ul
u朏(2.0
試 料 】00g 中 か らは 底 生有孔 虫 】7個 体, 浮 遊 性
で35.3
ingens
, Denticulopsis s・∂gXα,
周a
j25
表3 富山ト ラフ堆胎物試料(880628 −1 )中 の珪藻化石
丸印は第四杞における絶滅極
Table. 3 List of the diatoms detected from the sampled trough fill
sediment 。 Open circles indicate the eχlinct species 。
j26
JAMSTECTR DEEPSEA RESEARCH 。1989・
表 4 富山 ト ラ フ堆拮物 試料(880628 −1 )の 花粉 分
析結 果
Table. 4 Pollen analysis of t
汾1r ough
fill sediment 。
閃 5 北 太 平 洋 地 域 に お け る 主ijl
藤 化石 の 生 育 範 囲
( K OIZ U M I, 19?5 )
I1
.
1
、三 角 は 堆 瞿S!i 羂 惟 定 に 役 立・・ た 旺 刄 同 , 網 目 は
化 石d こ よ・。 て 碓 定 さ れ た 地 層 堆 鬚 時 刈 を 示 す 。
Fig.5 Djagr
a m showing lhe
zolle ol
characteristic diatoms in (he northern
Pacific
ar ea(│ くOIZUMI
,1975
).
Filled triangles indicate the dialom
spccies useful in estimation
deposit
or a蓼of tl
】
e
. Meshed part shows the age
of sediment eslimatal rr
om
lhe
several diatom species 。
'-irosakiensis,
Thalassiosira
and
々s が 認 め ら
t た 。 さ ら1 ご 。 松│lj 逆 磁 極l 】
の オ ル ド バ イ・・り剽( 約
!。8 ∼1. 6M a)│ ご 出 現 し た 現!IJI
'seudoeunotia doliolus
Xsa ㎡・ ,
u ・1&l doliolus
oizumii
, Thalassiosi
j, 地 層 の
1( 約1.8
で あ る
が 検 出 さ れ た 。
と 絶 滅 粐溷のNeodenticula
・antiqua
Q 癶幇 刈係 か
堆 積│li 川 は 迦 新11!前 朗 の オ ル ド バ イ・111
∼1. 6 M a ) と 推 定 さ れ る ( 図5
) 。
1積 環 境 は 船j;! 浮 遊 枇 化 石 が 多 く , 好 硫 水 性 箝 の
:石 を 介 み 内 湾 性 化 石 か 少 な い こ と か ら , 河 川 水
す 。 花 粉 軻1はQ・itercus
s,泌ぽen . Z・epidobalanus.
)硫 人 す る 外 洋ME の 沿j;!浅 洵 域 と と え ら れ る 。
Pinus
- Zelkova,
, Abuts
t Ulmus
○り り a ,β 碵 ぷla , Abies
3. 3 花 粉 化石 分 析
裁 ¥lo りIon. Cripto
4 試料は 保 存状 態 がllく,15だ の試11111から 多
:の 花粉 化 石 か検出 さ れた。 人4に その‥・覧を 示
VUSTECTR DEEPSEA RESEARCH ・1
989
, Picea
。 。ia,
Gz Γμ nas −
, f?鈿・■ssubgen.
Act 。。
16 1
al・ が 多 産
す る 。 こ れ か ら 地 層 堆 晴││なの 防 上 の 森 林 碵 生 は 温
帯 広 価 梱(
£。
pid・balanus,
Al 。asl) と 亜 寒 帯 糾
j27
葉 樹iPicea,
At・is , Haplo りla ・ 等 ) で 構 成 さ
れ, 古 気 候は亜 寒 帯 針葉 屈 の存在 から 寒 冷で あ っ
たと推 定 され る。
3.4 ナ ン ノ 化 石 分 析
今回 の試 科中 から は石 灰 貿 ナ ンノプ ラ ンク ト ン
化 石は 産 出 し な か った。
3.5 微 化 石 分 析 の ま と め
第344
潜 航 で 深 度14 】4m か ら 採 取 さ れ た 富11 ト
ラ フ 堆 積 物 試 科 (880628
−1 ) の 微 化 石 分 析 の 結
壓 は , 次 の 柘 に ま と め ら れ る。
(i) 堆 積 時 期 は 珪 藻 分析 の 結 果 か ら 更 新 世 前 期 ,
松lj.│
逆 磴・ 期 の オ ル ド バ 4 亜 期 ( お よ そlj3∼│。 6
Ma ) と 推 定 さ れ る。
(i
堆 積 環 境 は建 藻 及び 有孔 虫 分析 か ら。河 川 水
の 流 入 す る よ う な 外 洋 挫 の 沿1;!海 域 で ,EI 本 海 固
有 水 塊 の 影 魯 下 に あ る 深 度│こ堆 耕 し た も の と 考 え
ら れ る。 現 在 の日 本 海固 有 水 塊 の上 限 深度は 富 山
湾 奥 郎 で300m
限 も300m
な の で , こ の試 料 の 堆 積 深 度 の 上
と 推 定 さ れ る 。 哇 藻 化 石 が 浅 海ll 境 を
示 すこ と か ら ,堆 積 深 度 の ド
’隕 も300 m
にかなり
近 い と思 わ れ る。
4.
考 察
4.1 第294
富山 ト ラ フ の 地 殻 変 動
涓 航 で 深 度1550m
か ら探 取 し た砂 岩 (以
沈 降 速 度 が 変 ら ず に 現 在 ま で 続 い て い る とす る と,
ド 試 料 A と 呼 ぶ ) は 。 鮮 新│!t最 末 期 ( 約 2 Ma)に
試 料 A は 深1竝800m
に 出現 す るは ずで あ る。 と こ
深 度50m
ろ が 実 際 に は1550m
に 忽め ら れ る の だか ら, 更新
以 浅 の 沿岸 浅 海 誠に 堆 積 し た もの と 錐 定
さ れ た 「│」1
崎 ,1988 )。 そ し て 本 論 で は, 35
潜 航 で 試 料 A よ り140m
344
世のあ る 時朗 に ト ラ フ の地 般 迦助 か 沈昨 か ら隆 起
上位 の 捫凖で 採 取 し た シ
に 変化 した と 七えら れ る。 こ の沈 降 から 降 起 へ の
ル ト 貿 泥 岩 ( 以1 こ試 料 B と 吁 ぷ ) は , 史 新11!前 期
地 殻 変 動 の転 換 によ って 富 山 深海 艮 谷が 形 成 さ れ
の オ ル ド バ イ 亜 期 (1.8 ∼1, 6 Ma)│
こ深 度300
た の で あ ろ う 。 す る と , 深 海 艮 谷 の'F 刻 ほ500m
m
に 近 い 深 度│て堆 積 し た も の と 推 定 し た。
こ の 2地点 の堆 積 年 代 と水 深 のデ ー タか ら, 人
は ほ ぼ ト ラ フ 底 の 隆 起Iltと 看 做 せ る の で , 試 料 八
は か つ て 深 度2050m
迄 沈 降 し て い た と 推 定 され る。
ll!で は あ る が 図 6 に 富│」│
ト ラ フ の 地 般 変 動「lll
線を
これ ら の 条件 を 満 た す よう に 描い た太線 が 試 料 A
描 い た。 こ の図 の 作 成 に 当 っ て は , 堆 積 年 代 と 堆
の変 助 曲 線, 即 ち試 料 A堆 積 後の ト ラ フの 地 般 変
積 水 深 を 試 科 A で は 2M a と50 m, 試 料 B で は1.7
動の 軌 跡 であ る 。そ の 上の 点 線は 試 料B の 変助 曲
M a と30{}m と そ れ ぞ れ 仮 定 し , 淘 水 準 も 闘 じ だ
綿, 奬に そ の 上 の細 線 は堆 積 辿度 を 一定 と し た 時
。 た と 考 え た。 試 料 A は 試 料 B の 】40m ド に 存 在
のト ラ フ底 の 鵬 度変 化 を 示 して い る。 図 6 から は
す る の で ,j.7Mal
こお け る 試 料 A の 深 度 は440
ト ラ フ の 地 般 変 動 は, Brimhes
m と な る 。 こa30ノj
年間 の試 料 Aの深 度 差 か ら ト
以 降 の 吏 新 世巾 期 に 変 化 が 起 き た よ う に 兒え る。
ラ フ の 沈 降 速 度 は 1.
3 . /V と 求 め ら れ る 。 こ の
この仮 定 では 試 料B の 堆積 深 度に 不確定 な 要 素 か
−M at
s
uyama境 界
あ り , 実 際 の 堆積 深 度は も っと 深 かっ た のか もし
謝 辞
れ な い 。 そ の 場合 に は更 新 世 前 期 にお け るト ラフ
本 研 究 の 実 施 にあ た って は , 科 学 技 術庁 及 び 海
の 沈 降逮 度 が 逮ま る が, 試 料 Aの 最 大 沈 降 深 度 は
洋 科学 技 術 セ ンタ ーの 方々IC は た い へんお 世 話に
2050m と い う制 限 が あ る ので , 地 殻 変 動 の 転 換時
な り ま した. 特│と潜 航 調査 で は rし ん かい2000j
期 が 早 ま って 更 新 世 前期 に な る。
運 航 チ ーム 及び 「 な つ し ま 」 乗目 の 皆様 か ら は多
以 上 は かな り 仮 定 の多 い 推 論で あ る が, 富山 ト
大 のご 援 助, ご 協力 を い ただ き ま し た. 誌 上 を お
ラフ の 地殻 変 働 が , 更 新 世 半 ば以 降 に沈 降 から隆
借 りし て これ ら の方 々 に 厚 く 誨 礼申 し 上げ ま す.
起に 転 換し た こ と は 確 実 と 思 わ れ る。 今 後 実証 デ
癬考 文 献
ー タを 増して , 正確 な 変動 曲 線を 求め て い く必 要
長 谷川 四 郎, 1986. 富山 湾 の 現 世有 孔虫 遺 骸 の群
があ ろ う。
集 解 析 .海 洋 科 学. 18. 569-576
4.2 富山 ト ラフ の 地 殻 変 動 変化 の原 因と
新 生プ レ ート 琲 界
HONZAIE.
investigation of the Japan Sea. Cniies
能 登 半 島と 佐 渡 リッ ジと の 間の 富 山 ト ラフ が,
Re 阿「t , Geological Survey of
鮮 新 世g 降一 貫 した 沈 降城 で あ っ た こと は, 堆 積
物 の 編 年( 山 崎,1988 )や 音波 探 査に よ る 海 底 地
,ed. ,1979,Geo
lo
gica】
」卻an ,
13, 卯p.
加藤
茂 , 浅田 昭, 春 日 茂 ,1988 , 日本 梅朿
貿 構造 断 面(HoNZA ed. ,1979卩 こよ って 明 ら
緑 部R:お け る 地殻 構 造 調 奏 一梅庭 地 殻 搆・ ・
か であ る。 こ の 長期1こわた る 沈降 運 動 が, 第 四 紀
変 動 地 形調 査 .中 部日 本 活 構 造 地 域 の地 震 テ
の半ば│こ隆 起 運 動に 転 換 し た 原 因 は 何であ っ た の
ク ト ニ ク スに関 す る 研究 成 果報 告 書 ,科 学 技
だ ろ う か。 加 噸 ほか(1988! り は , 今 回 の調 査 地域
は 深海 長 谷が ト ラフ 底 を 最 も 深く 下刻 して い る 部
分 であ り,この付 近 は 佐渡 ヶ島 の南 西 端 か ら 能 豊半
鳥 に続 く北 東・ 陣駟i方 向 の 高まりと一 致することを述
術庁 研 究開 発 局. 23-28.
小 林 洋 二 ,1983, プ レ ート ”沈 み 込 み ’ の 始まり.
月刊 地 球. 5,
KOIZUMI
510-514.
, 1 1975,
C】iatom events jyl
べて い る。 こ のこ と か ら, 第四 紀 後 半 の能 登 半島
late Genozoic deep- sea sequences in the
沖 の富 山 ト ラフ の地般 変 動 の様 式 の 変 化は , 上記
North Pacific . Jour . Geo! , Soc - Japan,
高 まり を 形 成 す る隆 起 通 動 が 始 まっ た こと を 示す
81 ,567 −578.
も ので あ ろ う。 こ の隆 起 連勁 の方向 。佐渡 ケ 畠 及
び 新 潟 付 近 の北 東 ・ 南 西 方向 を 軸と す る中 新 世 以
中 村 一 明 ,1983 , 日 本 海 朿 緑 新 生 海 溝 の 可能 性 .
地 碼 研 究所9 報,58 ,711 −722.
降 の 抒;
曲 捐 造と 一 致し て おり , 第四 紀 後半 に は こ
田中 武 男 , 仲 二 郎 , 松 本 剛 , 深 海 研 究 ク ル ー
の 運 動 が 西方 の富 山 ト ラフか ら 能登 半島 方 面 に鉱
プ ,1987 , 能 登 半島 東 方富 山 深 海 長 谷│こお け
大 し て き た こと を 示 す もので あ ろう。
す でに , 日 本 海 東縁 部で の7 ルチ チ ャン ネjレ法
る曳 航 及び 潜 航 調 査(l ) .第 4回 「し ん か
い2000 」研 究 シン ポ ジウ ム予稿 集.11
−12.
音 波 探査( 加藤 ほ か,1988 ) や 富 山 ト ラフ の 変 助
山 崎 嚇 雄. 1988, 能 登半 島 珠鬨 沖 の富 山 ト ラフ の
橡 式( 山 崎,1988 ) か ら , 日 本 海東縁 か ら糸 勲 川
潜 航,測査. 節 4回 rし ん か い2000 』 研 究 シン
一 静岡 構 造 線1ご続 く新 生 プ レ ー ト境 界 の 存 花R:つ
ポ ジ ウ ム報 告 書, 9-24.
い て 疑 問 が擶 示 さ れて い る。 上記の佐
lyケ鳥と 能 登
半 島 の間 の隆 起 帯 は ,i白江 津 沖から佐渡 ケ鳥の西 方
に 続 く糸 魚 川 ―静岡 構 造 線 を槇 切って お り, 同 構
造 線 の活 動 と は 不調 和で あ る・
。 こ れ ら の ことから
糸魚XII一静岡 構 造線 あ るい は そ の周 辺域 に 新生 プ
レ ート 境 界 を 設定 す るこ と は困 難で あ る。
( 眤i科受 理1989
年 5月8 1:l)
町!14 1 深 嘆1,360m
pholo.
付 近iこ認 め ら れ た 汲IMの 成 層l. た泥 岩 と餓JM 理 泥岩 のj.M
1 Alternating
be
ds orthill st
r aliricd n・mdstoric and massive
m uds101!
I obs
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司'!11 2 深 度│
ph 川 0.2 M
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h n で 採 取 さ れ た 毘・ 試 科(880628 冂
u,lst,lile ljl(,ck s s a m l)!ed in live '│',jy a jm! ,lecljsol
l ,414.1 ill
73θ
ihe slope at 1.360 m in depth of water.
(Igi亅lh 11! wj-ilei・.
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