アロマコーディネーター Q & A コーナー テーマ: テーマ:メンタルケアに役立 メンタルケアに役立つ 役立つ香り JASカウンセリング講師 中島 ゆきえ Q1. 14 歳の娘のメンタルケアに役立つ香りがないかと悩んでいます。嬉しいはずの夏休みですが、部活動 のレギュラー争いに心がついていけないらしく、毎日、部活の練習には行きますが、元気がありません。 娘にどんな声をかけてあげるとよいでしょうか?また、このような時に役立つ香りを教えてください。 A1. スポーツ界では、イメージトレーニングやメンタルケアが重要であるように、部活動でもそれは同じく らい大切ですね。仲間との競争で劣等感などと葛藤しながら、自我を確立させる大切な機会になること と思います。部活動だけではなく、 “存在そのものの価値”と“参加意識”を認め、ご本人にさり気な く伝えることがご家族からの“応援”につながることと思います。玄関や廊下の香り(例/グレープフ ルーツ、ネロリ、ラベンダーなど)は、家族のように温かく出迎えてくれることでしょう。 Q2. 夏に向けて5月からダイエットを始めました。目標は 6 キロ減でしたが、2 キロ減で停滞しています。 もう夏が来ているのに目標に達していないという現実に、イライラと切なさが同時に襲ってきます。 このような時に役立つ香りはありますか? A2. もし、親しいご友人から同じ相談を受けたらどのように声をかけてあげたいですか? この回答は、今の心境に役立つと思います。設定した目標の正否にかかわらず、達成した時のことを想 像すると、努力するのも楽しかったことと思います。ただ、どんなに健康に気遣っていても病気になる ことがあるように、思うようにはならないこともあるものですね。続けて目標へのイメージを楽しめる 香り(例/ローズ、ゼラニウム、カモミールローマン、フランキンセンスなど)はいかがでしょうか。 Q3. 暑い日を乗り切るために、栄養のあるものをしっかり食べたいと思うのですが、毎日暑いので食欲が出 ません。食べられない自分が嫌になり、食事することが怖く感じるようになりました。アロマが助けに なることはありますか? A3. 体調と本能的な欲求は、気力や能力とは異なる心の働きですので、 「~しよう!」 「~するべきだ!」と、 強く、また、長期間自分に言い聞かせると、かえって体に悪影響を及ぼし、自然な欲求が薄れてしまい ます。現在、治療が必要な状態ではない場合は、 “施術を受ける”こと。その過程で、心を整理し自己 価値を見つめるケアは役立つと思います。 (例/ベルガモット、レモングラス、オレンジ。カウンセリング&施術) 日本アロマコーディネーター協会 Q4. 夏休みになり子供と接する時間が長くなればなるほど、怒ってばかりです。怒りは日に日にエスカレー トしていくようで、ちょっとのことでも、すぐにキレて大声で怒鳴ってしまいます。怒りを静めて、子 供たちとの時間を楽しめるようになる香りがあれば知りたいです。 A4. 原因はお子様の行動であっても、それに対する“怒り”を正当化しないで、自分と向きあおうとしてい ることに気づけます。キレる怒りは激しい感情ですので、動じない意志力を養う必要があり、香りが及 ばないこともあると思います。感情のふり幅に合せて、静まる思い(落ち込む、悶々とする)も深いこ ととでしょう。その時、また、怒りが湧く前に、自分を責めないで素直にさせてくれるような香り(例 /ローズウッド、パチュリ、ゼラニウム、レモンバーム)を用いるのはいかがでしょうか。 Q5. 友人が結婚することになりました。 「おめでとう!」と言ったものの、なぜだか喜べません。 羨ましい気持ちや妬む気持ちとは違うのですが、何だかスッキリしません。私の中にあるこのモヤモヤ を消してくれる香りはありますか? A5. ご友人が心配なのか、結婚に対して何か思いがあるのか…。湧いて来る感情には、自分しか(時には自 分にも)わからない“理由”があります。誰かのせいにしたり、自分を責め立てたりせず、心の声に耳 を傾けようとされていることは大切だと思います。戸惑う気持ちを見守ってくれる友のように、爽やか で優しく感じる香り(例/サイプレス、ジュニパー、グレープフルーツ、マージョラム)が役立つこと でしょう。 日本アロマコーディネーター協会
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