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ダンスで健康づくりを手伝いたい
地域子育て支援センターあい
あいでダンスを指導
市内のデイサービスでダンスを披露
平井 美奈さん
ひらい・みな
虹ヶ丘在住。
札幌出身。ベリーダンスサークル「シ
ュクラン」を主宰。年に6・7回高
齢者施設などを慰問したり、地域の
文化祭や自治会の行事で発表したり
している。
バレエの動きを取り入れたストレッ
チやピラティスも指導。
くなかった平井さんは、ベリーダ
た。引っ越しのたびに師事する先
ベリーダンスを広める
ンスを始めることに。上半身の動
生が変わり、くじけそうになる時
きがバレエに似て、衣装もきれい
もあったが頑張って練習を続けた。
今年3月、地域子育て支援セン
ーあいあいで乳幼児を持つ母親
なところが気に入ったからだ。仲
札幌に住んでいた 年ほど前、
タ
間も増え、9年前にサークルを立
イギリスのロイヤルバレエ団が公
たちがベリーダンスを体験した。
ち上げた。子育て中の母親や高齢
演のため来札した。幸運にもその
指導するのは平井美奈さんだ。
者など幅広い年齢層の方が所属し
舞台に参加する機会を得た。日本
ベリーダンスは中東やアラブ文
ている。華やかな踊りと衣装が好
人で同団初のプリンシパルになっ
化圏で発展したダンスで、ベリー
評で、デイサービスや地域の行事
︵腹部︶を動かして踊るのが特徴。 た熊川哲也さんや、憧れのダンサ
などで披露する機会も増えた。
ーたちを間近で見て、忘れられな
体に負担がかからず動きが優雅で
い思い出になった。
﹁認知症の症状が進んでいる方
愛好者が増えている。
平井さんはベリーダンスを教え
が、一緒に音楽に合わせて踊って
地域に溶け込む
ながら、サークルの仲間と高齢者
くださったこともありました。見
施設などへ積極的に慰問に訪れて
その後、
結婚し子どもに恵まれ、 てくれた方が喜んでいると、私た
いる。
ちも元気になります﹂と話す。
実家に近い北広島に家族で引っ越
ほかにもバレエの動きを取り入
﹁地域の行事を地元の中高生が
す。
バレエに憧れて
れたストレッチを教えるなど、地
手伝うなど、幅広い年代がつなが
域の健康づくりに務めている 。﹁多
バレエダンサーだった平井さん。
っていて、いいまちだと思ってい
くの方が高齢になっても元気で過
ます﹂。
親しくなった母親や子ども
母親がバレエを習っていたのを幼
ごせるよう、踊りで貢献したい﹂
。
たちに頼まれてバレエを教えるよ
少の頃から見て、自分もやりたい
うになった。
と始めた。大阪に住んでいた小学
﹁シュクラン﹂は﹁ありがとう﹂
しかし、じん帯を切るアクシデ
校低学年の頃、テレビでバレエを
を意味する。その言葉の通り周囲
ントで一時期バレエができなくな
題材にしたドラマ﹁赤い靴﹂を見
の皆さんへの感謝を胸に、踊る楽
ってしまった。踊ることを諦めた
て感動し、いっそう情熱が高まっ
しさを伝え続けるだろう。
ダンスの楽しさを伝える
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− 2016.9.1
広報