特記仕様書(PDF:135KB)

特
委託番号
委 託 名
事業場所
記
仕
様
書
平成28年度 第1号
角井県営林委託事業
東近江市百済寺町
第1条
本事業の実施に当たっては、「県営(有)林事業仕様書」および「滋賀県森林作
業道作設指針」によるものとする。
第2条 上記仕様書等に対する特記事項は下記のとおりとする。
第3条 滋賀県の発注する建設工事等における暴力団員等による不当介入の排除につい
て「「不当介入に関する通報制度」の徹底について)
1)請負者(請負人または受注者)は、暴力団員等(暴力団の構成員および暴力
団関係者、その他県発注工事等に対して不当介入をしようとするすべての者
をいう。)による不当介入(不当な要求または業務の妨害)を受けた場合は、
断固としてこれを拒否するとともに、不当介入があった時点で速やかに警察
に通報を行うとともに、捜査上必要な協力を行うものとする。
2)請負人は、前項により通報を行った場合には、速やかにその内容を記載した
通報書(別記様式第1号)により所轄警察署に届け出るとともに、監督職員
に報告するものとする。また、請負人は、以上のことについて、下請負人(再
委託者の協力者を含む)に対して、十分に指導を行うものとする。
3)請負人は、暴力団員等による不当介入を受けたことが明らかになり、工程等
に被害が生じた場合は、監督職員と協議するものとする。
記
1.間伐
(1)標準地調査の平均で、伐採本数33%となるように選木する。
(2)選木にあたっては実施前に監督職員と打合せを行うこと。特に、劣勢木のうち
形質が良く、間伐後の肥大成長、伸長成長が見込める木は積極的に残すこと。
2.搬出
(1)伐採は、胸高直径 28.5cm未満を中心に行うこと。 搬出は、市場価値のある
もののみとし、不良木、小径木は原則として搬出対象としないこと。
(2)材積管理(①または②による)
①土場における材積の出来形管理は、樹種、末口直径(樹皮除く)、延長を個
別に計測し合計すること。材積の計算は、末口二乗法とする。
②搬出材は、出荷先の伝票等により材積を管理すること。
(3)材積検査方法については、監督職員と協議の上決定する。
(4)搬出樹種はスギ、ヒノキとするが、内訳は定めない。
3.森林作業道新設
(1)作業道新設にかかる各種許可が認められるまで作業はできません。
8 月末には許可見込み
(2)ルートについては図面に示しているが、詳細位置については、現地において監
督職員と協議のうえ決定する。なお、必要に応じて設計変更の対象とする。
(3)縦断勾配は、15%以下を目標とすること。
ただし、起点からしばらくは 20%を超えるので、技術のあるオペレータが作設
を行うこと。
(4)谷側盛土部分の転圧工程、地山側のほぐし工程においては竣工確認が出来ない
ため、監督職員による段階確認を適時行うので留意すること。また、段階確認
の時期については監督員と協議により定めることとする。
(5)当該作業道が土砂災害の原因とならないように留意すること。特に、路面の雨
水が一点に集中することの無いよう、その処理には特に注意をすること。
(6)林道側溝横断時には、側溝を傷つけないよう十分に配慮すること。なお、着手
前に監督職員と工法を協議すること。
4.施工管理・安全管理、その他
(1)間伐木の出来形管理は「一般土木工事等施工管理基準」(平成16年12月滋
賀県3-117)の本数調整伐を間伐に読み替えて行うこと。ただし、森林作業道
の出来形管理は別表出来形管理基準によること。
(2)作業道については、全測点のうち、その1点以上をGPS受信機により測位し、
その結果を用いて全測点について世界測地第Ⅵ系に基づく座標値を付すこと。
ただし、現場作業等により良好な測位条件が得られない場合は、引照点の測位
により代えることが出来る。
(3)周囲測量
①区域設定
・搬出間伐7.5ha はプラニメータ計測なので、周囲測量(実測)を行う
こと。(必要に応じて設計変更の対象とする。)
・各測点に測点番号を記入した杭を設置すること。(5測点ごとにプラスチ
ック杭等の腐食しにくい杭を使用のこと)
・全 測 点 の う ち 、そ の 1 点 以 上 を G P S 受 信 機 に よ り 測 位 し 、そ
の結果を用いて全測点について世界測地系第6系に基づく座
標 値 を 付 す こ と 。た だ し 、現 場 条 件 等 に よ り 良 好 な 測 位 条 件 が
得られない場合は、引照点の測位により代えることができる。
・ 測 位 に 使 用 す る G P S 受 信 機 は 、そ の 公 表 さ れ て い る カ タ ロ グ
においてサブメーター以上の精度を有すること。
・測 位 し た 測 点 に つ い て は 、原 則 と し て 別 に 支 給 す る 測 位 基 準 杭
を使用すること。
②閉合誤差
・周囲測量の閉合誤差許容値は、図上距離の総和の100分の1以内とする。
③成果品
・位置図
縮尺は1/5,000 を標準とする。
・平面図
縮尺は1/1,000 を標準とする。
(ただし、これにより難い場合は監督職員の承諾を得るものとする。)
・周囲測量結果(調査延長のわかる資料)、野帳
(4)掘削時に発生する不安定土砂の扱いには充分注意すること。
(5)降雨時には現場のパトロールを行う等被災防止のための対策を講じること。
(6)土砂の持ち込み、持ち出しは行わないこと。
(7)林内は火気厳禁とする。また林内で発生したごみは持ち帰ること。
(8)作業中の一般車両の通行に十分注意すること。また、看板を設置し、林道通行
車両等に対して安全を確保すること。
(9)森林作業道(既設も含む)使用後は良好な路盤状態に整形すること。
(10)スギ・ヒノキ外の樹種で、母樹となりえる木は残すこと。
(11)その他疑義が生じた場合は監督職員と協議すること。
別表 出来形管理基準(森林作業道)
(1)出来形管理基準一覧表
出来形管理基準
項目
測定基準
出来形管理方法
規格値
出来形図
出来形
計算書
出来形
成果表
延長
全測点(コンパス測量)
測点間距離
±20cm
野帳に記入し測量図、成果表を作成す
る。
幅員
施工延長100mにつき
1箇所(100m以下は2箇
所)
設計値以上
野帳に記入または出来形成果表を作成
する。
縦断
勾配
滋賀県森林
施工延長50mにつき
作業道作設
1箇所(50m以下は2箇所)
指針による
野帳に記入または出来形成果表を作成
する。
丸太組工
洗い越し工
横断溝
全箇所
出来形成果表、設置位置図を作成す
る。
設計値以上
(2)出来形管理写真撮影箇所一覧表
出来形管理写真
工種
土工
種別
盛土
撮影項目
床堀基礎
撮影時期
施工中
第1回転圧 施工中
簡易構造物 丸太組工
洗い越し工
横断溝
路体状況
施工後
施工状況
施工中
(埋戻し前)
撮影頻度
施工延長200mにつき
1箇所
施工延長200mにつき1箇
所(200m以下は2箇所)
全箇所
撮影場所
遠景及び
近景