資料1 NPOの現状と課題 1 NPOの現状 3 NPO法人は年々増加の傾向にあり、平成 28 年3月末現在で、愛知県内の法人数は、 1,924法人となっています。 NPOの財政状況 あいちモリコロ基金運営委員会の調査によれば、あいちモリコロ基金の助成を受けた事 業を継続して実施する場合の主な資金源は、「助成金・補助金」 (27.7%)で、続いて「会 費・寄付」 (20.3%)となっています。主な資金源として「事業収益」を上げたのは 14.9% で、収益を得て新規事業として事業化していくことは難しいという傾向がうかがえます。 愛知県内のNPO法人数の推移 法人 2000 また、その他の資金源としては、 「会費・寄付」 (30.2%) 、 「事業収益等」 (19.2%)が挙 げられています。事業を進めるに当たり、助成金や補助金だけでなく、多様な資金を確保 して進めようと試みられている様子がうかがえます。 1800 1600 現在の事業実施における資金の確保 1400 助成金・補助金 1200 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 20.3% 会費・寄付 14.9% 事業収益等 内閣府の調査によれば、法人が安定的な運営を行うに当たっての課題で最も高い割合を 占めたのは「人材の確保や教育」 (77.0%)で、 「収入源の多様化」(60.0%)、 「法人の事業運 営力の向上」 (44.5%)がそれに続きました。 本調査から、NPO法人が「資金」面と「人材」面で課題を感じていることがうかがえ 30.2% 主な資金源 その他の資金源 19.2% 6.1% 5.2% その他 2 NPO法人が抱える課題 27.7% 23.3% 0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35% (あいちモリコロ基金運営委員会「あいちモリコロ基金助成活動調査」 (平成 27 年6月)より) また、愛知県が平成 23 年に実施した県内NPO法人に対する調査によると、事業規模 が 100 万円未満の団体では、事業収入(39.0%)と会費収入(34.8%)の割合には大きな差があ ます。 ありませんが、規模が大きくなるにつれて、事業収入の割合が増え、会費及び寄附金の割 NPO法人が抱える課題 合が下がっていることがわかります。 2009年度経常収入構成比 人材の確保や教育 77.0% 収入源の多様化 60.0% 事業規模の拡充 31.5% 外部の人脈・ネットワークの拡大 24.9% 44.5% 法人の事業運営力の向上 19.1% 一般向けの広報の充実 4.2% 関係者への活動結果の報告 1.1% 3.9% 会計情報の開示 その他 0% 20% 40% 60% 80% 100% 会費・入会金 全体 寄付金 補助金・助成金 4.3% 9.8% 6.9% 1.9% 58.4% 12.3% 10.6% 1.5% 67.5% 4.7% 5.5% 2.5% 5000万∼1億円未満 2.9% 2.7% 1000万∼5,000万円未満 1億円以上 (内閣府「平成 27 年 特定非営利活動法人に関する実態調査」より) 39.0% 13.0% 16.0% 9.1% 1.8% 17.9% 34.8% 100∼500万円未満 その他 80.7% 4.0% ∼100万円未満 500万∼1,000万円未満 事業収入 8.6% 1.9% 74.9% 13.8% 1.1% 84.9% 8.9% 0.8% 89.5% 3.7% 3.5% 0.6% 0% 10% 20% 30% 40% 50% (愛知県「NPO 法人の財政・財務の実態」 (平成 24 年1月)より) 60% 70% 80% 90% 100%
© Copyright 2024 ExpyDoc