2016 シリーズXVI シリーズXVI 2016 2016シ 201 6 シ X ズ ー リ シ

大医学部学生・教職員・広く一般に開かれた
東大医学部学生・教職員・広く一般に開かれた
東
医学序論連続講座
医学序論連続講座
医の原点
医
医の
の原点
22016
016シリーズ
ズXVI
XV
XV
VII
講 師
講
師
中 斉
禎子
島本 禎子
島本
片
片岡
岡一
一則
則
国立がん研究センター
理事長・総長
杉並家族会・あおば福祉会
理事長
東京大学政策ビジョン研究センター
センター
特任教授(東京大学名誉教授)
授)
今中
今中 雄一
雄一
原田
原田 誠一
誠一
飯野
飯野 正光
正光
京都大学大学院医学研究科
科
医療経済学分野
教授
原田メンタルクリニック・
東京認知行動療法研究所
院長
日本大学医学部
特任教授
井 均
石井
石
均
奈良県立医科大学糖尿病学講座
教授
www.m.u-tokyo.ac.jp
w
ww.m.u-tokyo.ac.jp
共催:東京大学医師会
東京大学医学部
東京大学医学部 共催:東京大学医師会
医学序論
「医の原点」シリーズ XVI
医学、医療分野の著名な講師による講義を受け、医学とは何か、医療とは何か、医師になることはどういうことか、患者と医師の
関係はどうあるべきかなどの根元的な問いに対して、自らの体験に根ざして考える機会を得る。その中で自らの将来の医師像を描
き、医師あるいは研究者になることの動機を高めることを目標とする。
1
第 回
9/29
がんの不均一性と多様性
講師:中釜 斉
国立がん研究センター 理事長・総長
がんは様々な内的及び外的な環境要因への曝露によるゲノ
ム・エピゲノム変化やゲノム不安定化等に関わる遺伝的素因
がもたらすゲノム異常が蓄積することにより発生する。最近
のゲノムシークエンス技術の革新的な進歩により、個々のが
んでは数千〜数万か所にもおよぶゲノム変化が蓄積している
ことが明らかにされ、アミノ酸の変化を伴うゲノム変化も数
十〜数百か所以上にもおよぶことが分かってきた。症例間の
違いも極めて大きいことが示されている。また一つのがん組
織においても、がんゲノムの進化的変化とその階層性が見出
され、ゲノム・エピゲノム異常という観点から、がんは極め
て不均一な病態を呈していることが明らかになっている。事
実、ヒト腫瘍組織のオルガノイド培養系を用いて、オルガノ
イド構成細胞の一細胞オミックス解析を行うと、同一細胞塊
におけるゲノム異常に加え、遺伝子の発現プロファイルも階
層的に層別化されることが分かってきた。これらの遺伝子発
現変化には発現制御におけるエピジェネティック変化の多様
性も関わっている。がんの有する不均一性・多様性という特
性により、がんは様々な環境変化への対応や治療抵抗性の獲
得など、自ら置かれた環境のもとでの恒常的増殖や生存・維
持に必須な変化を自ら獲得していると言える。がんの発生・
進展、あるいは浸潤・転移にともなうこれらの変化を的確に
把握することにより、適切かつ効果的な治療法を開発・提供
することががん医療者に求められている。今回の講演では、
がんの幹細胞性を基軸とした「がんの不均一性・多様性」の
問題について論じたいと考えている。
講師略歴
1982年東京大学医学部卒業。1990年同大学医学部第三内科助手。
1991年から米国マサチューセッツ工科大学がん研究センター・リ
サーチフェロー。1995年以降国立がんセンター研究所発がん研究
部室長、生化学部長、副所長、所長を歴任。2016年4月より国立が
ん研究センター理事長・総長。ヒト発がんの環境要因、及び遺伝的
要因の解析とその分子機構に関する研究に従事してきた。分子腫瘍
学、がんゲノム、環境発がんが専門。
2
第 回
10/6
医療の質、効率、公正性の可視化と
医療システム再構築
講師:今中 雄一
京都大学大学院医学研究科医療経済学分野 教授
超少子高齢社会が進展し、限られた財源と資源のもと、医療
においては、一層の質・安全の向上、効率性の向上、格差是
正への対策が益々重視されるようになる。そのためにはまず、
医療の質や効率を"見える化"することが必須である。見える
ことで初めて、系統だった評価と改善が、そして制度改革が
可能となる。医療の質の指標化としては、エビンデンスに基
づく推奨に沿っているか、必要な治療が受けられるかのプロ
セスの指標や、疾患ごとの院内死亡率や治療の成功率といっ
た短期のアウトカムの指標も重要である。後者は患者のリス
クの影響を大きく受けるので精度の高いリスク調整を統計学
的に行う必要があるが、既にいくつかの疾患領域で可能とな
っている。これらの質指標は、医療機関レベルで算出可能だ
が、加えて地域レベルでも得られるようになり、地域格差も
見えてきている。地域レベルの(各地域の住民が受ける)医
療の質の指標は、限られた資源で最大のパフォーマンスを目
指す地域医療システムの向上に、非常に役立つ情報となると
期待される。地域の実態が見える化され共有されれば、地域
の各診療・ケアのパフォーマンスを上げるべく、拠点形成と
連携ネットワークの強化、あるいはアクセスを遍く確保する
体制強化を検討し推進することができる。その際は、全ステ
ークホルダー即ち、医療介護提供者や行政や関連企業や市民
がともに考え協働して進めていくこと、そして、医療介護界
のみならず経済・産業、交通、住宅、教育、まちづくりなど
包括的な視野で関連政策と相互に協調して新たなシステムづ
くりに向かっていくことが益々重要となってくる。
講師略歴
1986年東京大学医学科卒、医博。ミシガン大学よりPh.D.、MPH。
内科学会認定内科医、死体解剖資格。2000年4月より現職。研究領
域は、医療の質・経済性・公正性、医療政策・経営。日本公衆衛生
学会理事、日本医療・病院管理学会理事、医療経済学会理事、医療の
質の国際学会ISQua理事。(公財)日本医療機能評価機構執行理事
(2000年から数年間、ケアプロセス、医療安全の評価体系の立ち上
げを担当、2003年から3年厚生労働省の医療安全支援センター総合
支援事業立ち上げ時の担当理事)。DPC、レセプト等NDBの厚労省指定
研究班、WHO、OECDの委員等、自治体の医療介護保健に係る各種
委員・委員長など歴任。社会医学系専門医協議会委員会委員長。和書
に、医療の原価計算(社会保険研究所2003)、医療安全のエビデン
ス(医学書院2005)、「病院」の教科書(医学書院2010)、医療制
度・医療政策・医療経済(丸善2013)など。
3
第 回
10/20
娘の病と家族にとっての"精神科医療"
〜生きていく上で疾病の治療・回復に
欠かせないもの〜
講師:島本 禎子
杉並家族会・あおば福祉会 理事長
「20世紀前半は、物理や化学の、後半は生命科学や情報科学
の目覚ましい発展があった。そして21世紀は人間の理解を
めざした『脳の世紀』になる、と最近読んだ科学誌に書かれ
ている。精神の病も解明されて、今より楽になる日がきっと
来るはずだよ!」精神分裂症と診断された後、更に続いた懸
命な服薬や試行錯誤にも関わらず安定が見えない娘と共に年
月はたつばかり。20世紀も末に近づいたある日、辛い症状
の嵐が吹く最中、友人は私たちへ精一杯のエールとして読み
たての科学誌のこの内容を伝えてくれました。診断された当
時、「精神分裂病の原因は遺伝でも育て方でもありません。
約1%の確率で古今東西に発症する"腦の病気"です」と教えら
れたので、この『脳の世紀』の話は、娘の病の直接的な回復
に繋がるという期待を抱かせるものでした。しかし日本で統
合失調症治療を始めとする精神科医療は、一般の人々のここ
ろの病への偏見や正しい知識不足という根本のところから発
生する問題を孕んだままで、たとえ腦のある部分を薬などで
治療出来たとしても、それは回復するための一部分でしかな
いことに気付くのに時間はかかりませんでした。いまだ、多
くの当事者は相変わらず細く険しい道の上を歩んでいると思
います。娘は統合失調症という病にかかりましたが、そうで
なくても、人は身近な風邪、怪我から生死にかかわる様々な
病気や不慮の事故まで、人生で必ずと言えるほど医療に身を
委ねるときが訪れます。そしてどんな疾病だとしても、直接
的な処置・治療と共に必要とされる精神的な苦痛や不安のケ
アがなんと多いことか・・・。身心ともに力萎えているとき、
「自分をみてくれている、支えてもらっている」と感じられ
る医師・医療と出会える幸せ、そんな時こそ病める者は守ら
れ癒され、そして真に救われたと言えるのではないでしょう
か。当講座では、娘の発症とその経過について今になって考
えつく点や、昨年シンポジウムで、「家族の望む研究と治療
の姿」というテーマで話をした内容などを振り返りつつ、私
たちにとって精神科医療が如何に重要かをお伝えしたいと思
います。
講師略歴
1967年日本女子大・家政学部食物学科卒業。結婚後夫の勤務によ
り渡仏。家族が4人となり帰国して数年後、長女の高校登校不可能状
態から精神的疾患問題を抱えての生活に入る。1990年長女に統合
失調症(当時・精神分裂病)の診断が下りる。それを機に杉並家族
会に入会、事務局を担当。2010年〜現在 こころの健康政策構想
会議 当事者・家族委員。現在、あおば福祉会理事長。
4
第 回
11/10
精神療法からみたこころの健康と不調
講師:原田 誠一
原田メンタルクリニック・東京認知行動療法研究所 院長
(精神科医)
次の文章を読んで、皆さんはどうお感じになりますか?
「精神科の治療(精神医療)を適切〜有効にすすめるために
は、クスリ(向精神薬)を用いた薬物療法だけでは十分では
なく、サイコセラピー(精神療法)が必要である。この事情
は、今後いかにニューロサイエンス〜精神薬理学が長足の進
歩を遂げようとも変わらない。勿論、精神医療の進展のため
にはニューロサイエンス〜精神薬理学の進歩が多大な寄与を
行うが、精神療法の役割は小さくはならない。」
わたし自身を含めたほとんどの精神科医は、このように考え
て日々診療を行っています。仮にこの文章の趣旨が正しいと
すると、以下の様な疑問が生じるかもしれませんね。
①「ニューロサイエンス〜精神薬理学が進歩しても精神療法に
求められる役割」には、果たしてどのような事柄があるのか。
②その内容に対して、精神療法はどのようなアプローチを行
うのか。
③一口に「精神療法」と言っても、認知行動療法、精神分析、
クライエント中心療法、森田療法、内観療法など様々な流派
が存在する。その理由はどのようなところにあり、それぞれ
の特色はどこにあるのか。
当日はこれらの内容について、なるべく分かりやすく説明す
るつもりです。このレクチャーを通じて、「精神療法からみ
たこころの健康と不調」について理解を深めていただければ、
と期待しています。
講師略歴
昭和58年、東京大学医学部卒業。東大病院精神神経科、東京都立中
部総合精神保健センター、東京都立墨東病院内科・救命救急センタ
ー、神経研究所附属晴和病院、東京逓信病院精神科医長、三重大学
精神科講師、国立精神・神経センター病院外来部長を経て、平成18
年7月に原田メンタルクリニック・東京認知行動療法研究所を開設。
現在、東京大学教育学部臨床心理学科客員教授、大正大学・聖心女
子大学臨床心理学科・非常勤講師。
5
第 回
12/1
科学と医療と人間
-糖尿病診療の場をモデルとして
講師:石井 均
奈良県立医科大学糖尿病学講座 教授
古代ギリシアの時代から、医療は3つの基本的道具を用いて
きた。“薬(herb)”と“メス(knife)”と“言葉(word)”
である。人間が病を得ることは苦しみを引き受けることであ
る。そこには身体的苦痛もあれば、心の苦悩も発生する。こ
の苦痛や苦悩に対して、医学は二つの側面から病む者を治
療・救済するという行いを続けてきた。ひとつは科学的側面
である。この面は、関連諸科学の発展に伴う、生理的現象や
病理的事象の科学的基礎の解明、薬理学の発達と新薬の開発、
外科手術法の発達に代表される医療技術の発展などにおいて
目覚ましい進歩がもたらされてきた。もうひとつは人間的側
面であり、病む者がもつ苦痛や苦悩に対して、それを理解し、
その重さを引き受け、支えるという人間としての関わりであ
る。これは、病む者と治療する者との人間的交流あるいは関
係といえるものであり、それが有効に働く場合、病む者が生
きていくことの力になる。人間的アプローチは科学的側面の
未発達な時代から、綿々と続けられており、その意味で医療
の基本となるものであるが、科学的側面の驚異的な発展と比
較すると、その進歩は遅々としている。糖尿病治療の特徴は、
患者自身が生活の場において、その大部分を実行していくこ
とにある。治療法は科学的であるが、その成果の程度を左右
する治療実行度は患者-すなわち個人に委ねられている。治
療実行度は個人の選好性や必要性あるいは価値観、および社
会的環境によって大きく影響される。したがって糖尿病診療
においては、個人の考え方や環境についての十分な理解と尊
重が必要であり、科学をベースとし、関係性や信頼性に裏付
けられた診療が必須と考えられる。実際の臨床場面を紹介し
ながら、これらのことを説明したい。
講師略歴
1976年京都大学医学部卒業、1983年京都大学医学部大学院医学
研究科博士課程修了、1984年天理よろづ相談所病院内分泌内科勤
務、1993年ジョスリン糖尿病センター・メンタルヘルスユニット
留学、1996年天理よろづ相談所病院内分泌内科部長兼糖尿病セン
ター長、2013年奈良県立医科大学糖尿病学講座教授。専門は糖尿
病、内分泌領域。特に、糖尿病医療学、糖尿病患者の心理・社会的
研究、心理状態測定尺度・QOL質問紙の開発。著書に、病を引き受
けられない人々のケア-「聴く力」「続ける力」「待つ力」(医学書院
2015)、糖尿病こころのよろづ相談(メディカルビュー2012)、
糖尿病医療学入門(医学書院 2011)、糖尿病診療よろづ相談(メ
ディカルビュー2011)、糖尿病ビジュアルガイド(医歯薬出版
2008)、他。
6
第 回
12/8
夢を形に:
ナノテクノロジーで創る体内病院
講師:片岡 一則
東京大学政策ビジョン研究センター
特任教授(東京大学名誉教授)
川崎市殿町地区、すなわち、King Sky Frontは医療イノベ
ーションを実践する特区として、現在、医療関係の研究所や
企業の集積が進んでいる。その中核研究施設として、2015
年7月に文部科学省の補助金によって公益財団法人川崎市産
業振興財団ナノ医療イノベーションセンター(iCONM)が
オープンした。iCONMで行われているナノ医療研究プロジ
ェクトの中心が文部科学省Center of Innovationプログラム
(COI Stream)の一環としての「スマートライフケア社会へ
の変革を先導するものづくりオープンイノベーション拠点」
(COINS)であり、東京大学からも多くのメンバーが参画し
ている。COINS提案の革新性は、これまでSFの世界でしか
語られることのなかった「体内の微小環境を自律巡回し、診
断・治療を行うナノマシン」の開発によって、いつでもどこ
でも誰にでも心理的・身体的・経済的負担なく、社会的負荷
の大きい疾患から解放されていくことで、自律的に健康にな
っていく社会(スマートライフケア社会)を実現することで
ある。近年、医療機器開発のベクトルは、カプセル型内視鏡
に見られるように、小型化・高機能化・低侵襲化により機器
そのものを人体内に送り込むことに向かっているが、人体内
部の隅々まで巡回するシステムの構築は、小型化に限界のあ
る機械部品の組み上げ方式に基づく従来型開発の延長では困
難である。そこでCOINSでは、分子技術に基づく革新的アプ
ローチとして、診断・治療に必要な要素技術をあらかじめ作
り込んだ機能分子(レゴ分子)の自動会合によって、高度な
医療の機能を超密微細集積したウイルスサイズ(〜50nm)
のスマートナノマシンの創製を行う。これにより、患者自身
が病院に出向いて診断・治療を受けるというこれまでの医療
の概念を一新し、人体内の「必要な場所で・必要な時に・必
要な診断と治療」を行う「体内病院」を構築するという画期
的なイノベーションを達成するものである。本講演では、イ
ノベーションプラットフォームとしてのiCONMの紹介と、
COINSプロジェクトで行われている研究開発の内容について
概説する。
講師略歴
1979年東京大学大学院博士課程修了(工学博士)。1979年東京女
子医科大学助手、同講師を経て1988年同助教授。1989年東京理
科大学基礎工学部助教授、1994年同教授を経て、1998年より東
京大学大学院工学系研究科マテリアル工学専攻教授。2004年より
東京大学大学院医学系研究科附属疾患生命工学センター教授を併任。
2016 年東京大学を定年退職。東京大学名誉教授。引き続いて同政
策ビジョン研究センター特任教授を務めるとともに、公益財団法人
川崎市産業振興財団副理事長・ナノ医療イノベーションセンター長
を兼任。主な受賞として、日本バイオマテリアル学会賞(1993
年); 高分子学会賞(2000年); Clemson Award, Society for
Biomaterials (2005年 ); Founder's Award, Controlled
Release Society (2008年); フンボルト賞(2012年); 江崎玲於
奈賞(2012年); グーテンベルグ賞(2015年)。専門分野はバイ
オマテリアル、ナノテクノロジー。
医学序論「医の原点」シリーズ XVI
日時 7
日本大学医学部 特任教授
医の原点は、病の人を救いたいという「思い」にあるのだろ
う。患者やその家族にとって、頼りになる医師の存在は極め
て大きいものだ。一方で、「思い」と現在の医学水準では救
うことのできない病がまだ数多くあるのも現実である。医学
を発展させて、一人でも多くの人を救うためには医学研究が
必要であることに異論はないだろう。様々な医学研究のスタ
イルがあるが、その中で基礎医学研究は、臨床から遠く離れ
ているように見える。しかし、医の原点に始まって治療を実
現するには、乗り越えなければならない壁が数多くあり、そ
の際、基礎医学研究の成果は無くてはならないものである。
基礎的だから役に立たないのではなく、基礎的だからこそ役
に立たないはずがないのだと思う。また、基礎医学研究には
世界に先駆けて何かを明らかにできる達成感が伴う。このよ
うな基礎医学研究の意義と醍醐味を若い諸君に伝えたいと思
う。
講師略歴
1976年東北大学医学部卒業、1980年東北大学大学院医学研究科
修了(医学博士)、1980年東北大学医学部助手、1980年〜1982
年ロンドン大学客員研究員、1984年東京大学医学部助手、1991
年東京大学医学部講師、1995年東京大学医学部教授、2007年〜
2011年東京大学大学院医学系研究科・副医学系研究科長・副医学
部長(併任)、2011年〜2015年東京大学大学院医学系研究科附属
疾患生命工学センター長(併任)、2016年日本大学医学部特任教授
(現 在 に 至 る )、 2 0 1 6 年 東 京 大 学 名 誉 教 授 、 2009年 上 原 賞 、
2013年日本薬理学会江橋節郎賞
講義日程 場所:医学部 鉄門記念講堂 教育研究棟14F
講 師 1 9 月 29 日 ( 木 ) 16:50-18:35
2 10 月 6 日 ( 木 ) 16:50-18:35
3 10 月 20日 ( 木 ) 16:50-18:35
中 斉
今中 雄一
島本 禎子
4
5
6
7
原田 誠一
石井 均
片岡 一則
飯野 正光
11 月 10日 ( 木 ) 16:50-18:35
12 月 1 日 ( 木 ) 16:50-18:35
12 月 8 日 ( 木 ) 16:50-18:35
12 月 15 日 ( 木 ) 16:50-18:35
医の原点と基礎医学研究
第 回
12/15 講師:飯野 正光
テーマ
がんの不均一性と多様性
医療の質、効率、公正性の可視化と医療システム再構築
娘の病と家族にとっての " 精神科医療 "
∼生きていく上で疾病の治療・回復に欠かせないもの∼
精神療法からみたこころの健康と不調
科学と医療と人間−糖尿病診療の場をモデルとして
夢を形に:ナノテクノロジーで創る体内病院
医の原点と基礎医学研究
問い合わせ先:東京大学医学部教務係(03-5841-3308)