平成28年8月23日 青森市政記者会 様 青森市財務部納税支援課長 平成28年度青森市収納対策の決定について 青森市の市税及び税外諸歳入金の滞納圧縮を強力に推進し、財源確保を図るため に設置している青森市収納対策本部において、平成28年7月27日開催の平成28年 度第1回青森市収納対策本部会議で今年度の収納対策を決定したのでお知らせしま す。 (参考)青森市収納対策本部 設置:平成17年6月30日(旧青森市平成15年1月30日) 本部長:財務部長 本部員:総務部長、市民生活部長、環境部長、健康福祉部長、都市整備部長、 浪岡事務所副所長、市民病院事務局長、会計管理者、 教育委員会事務局教育部長、企業局水道部長、財務部次長 事務局:財務部納税支援課徴収特別対策室収納向上対策チーム 問合せ先 青森市財務部納税支援課 徴収特別対策室 担当:主幹 小笠原、主事 柴田 電話:017-734-2316 平成28年度収納対策 我が国の経済状況は、個人消費及び設備投資に持ち直しの兆しが見られるほか、消費者 物価は緩やかに上昇しており、雇用情勢は改善傾向にあるなど、緩やかな回復基調が続いて おり、先行きについても、各種政策の効果もあって、緩やかに回復していくことが期待されてい る。 また、東北地方の景気も、雇用・所得環境の改善が続くなかで、各種政策の効果や復興需 要を背景に回復しつつある。 このような中、本市の市税等の収納環境は、有効求人倍率が上昇し、個人消費も底堅い動 きとなっているなど、緩やかに持ち直している状況にあり、平成27年度の市税等全体の収納 実績は、現年分・滞納繰越分ともに平成26年度を上回る収納率を達成するとともに、収入未 済額も縮減された。 市税等の歳入確保は、行財政運営の根幹に関わる重要課題であり、市税等未納者の個々 の実態に即した適切な収納対策を講じながら、負担の公平性及び財源の確保に継続して取り 組んでいく必要がある。 このことから、全庁的な収納状況の把握と効果的な収納対策の情報共有を図るため、収納 対策本部会議及び収納対策会議を通じて、以下の7項目の収納対策を基に、引き続き収納 率の向上及び収入未済額の圧縮を図ることを目的とする。 1 催告の強化 滞納者との接触機会を多く確保し、きめ細かな納付指導を行うため、文書催告、電話催 告、臨戸訪問を適宜効果的に実施し納付催告の強化を図る。特に、新規未納者に対して は早期催告を実施するとともに、未納者に対しては長期未接触とならないよう、履行管理 に努める。 新規滞納の発生を抑制するため、市税等について「青森市納付お知らせセンター」によ る新規未納者に対する納付勧奨を行うとともに、市税以外への納付勧奨の対象拡大につ いて引き続き検討する。 2 強制徴収・行政サービスの制限 市税等強制徴収公債権にあっては、納付に誠意が無く長期・高額・悪質な事案を中心 に、差押え等の滞納処分を行う。 非強制徴収公債権及び私債権にあっては、支払督促等の民事手続きを活用し、債権 回収を行う。 また、善良な負担者との公平性を確保するため、「青森市市税の滞納者に対する行政 サービスの利用制限に関する基本方針」を適正に運用し、滞納の抑止を図る。 1 3 納付機会の拡大・特別徴収の強化 夜間納付窓口等、納付機会の拡大に努めるとともに、コンビニ収納の対象費目の拡大 及びその他の収納方法の検討を行う。 また、確実性の高い納付方法である口座振替の推進のため、ペイジー口座振替受付 サービスの周知並びに口座振替の加入勧奨の取組みを強化するとともに、対象費目の拡 充ほか口座振替推進対策について検討を行う。 さらに、平成27年度から実施した特別徴収対象事業所の一斉指定について、引き続き 関係機関等への周知及び指導監督に努める。 4 PR の推進・納付相談の充実 広報あおもり、テレビ広報等を活用して、市税等の意義・役割、口座振替加入案内及び 納付しない場合の不利益(滞納処分、行政サービスの制限)等を周知し、納付意識の高 揚を図るとともに、夜間納付相談を実施し、きめ細かに対応する。 5 外部委託の推進 貸付金や使用料などの歳入のうち、市外在住者や居所不明者などで回収困難になって いる未納金について、引き続き債権回収会社への委託を推進する。 6 業務進行管理の徹底と組織的連携の強化 収納対策本部会議を通じ、収入未済及び不納欠損、その他、収納対策の検証と目標収 納率の達成状況の把握に努める。 また、債権管理マニュアル等に基づく債権管理を適正に実施し、債権回収及び不良債 権処理を図る。 財産調査や支払督促等の債権回収に速やかにつながるよう、申請時や未納が発生し た場合などの機会を捉えて「個人情報確認同意書」の提出を求め、関係部局との連携を 深める。 債権回収に向けた知識の修得や業務管理上の処理などについて、青森市市税等滞納 整理専門員による助言・支援を引き続き実施する。 7 青森県市町村税滞納整理機構の活用 青森県市町村税滞納整理機構を活用し、市外在住者の接触困難事案の早期解決を図 るとともに、同機構との連携による情報収集力の強化に努める。 2
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