熊本県テクノ中央緑地及び本妙寺山緑地指定管理業務仕様書 熊本県テクノ中央緑地及び本妙寺山緑地の指定管理者が行う業務の内容及びその範囲 等は、この仕様書による。 1 趣旨 本仕様書は、熊本県テクノ中央緑地及び本妙寺山緑地の指定管理者が行う業務の内容 及び履行方法について定める。 2 熊本県テクノ中央緑地及び本妙寺山緑地の維持管理に関する基本的な考え方 (1)公園が持つ様々な機能を十分に発揮させ、公園利用者に快適な空間が提供できる よう維持管理を適切に行うこと。 (2)効率的な運営を行うこと。 (3)公園利用上の禁止行為等を監視し公園利用者の安全確保に努めること。 3 施設の概要 (1)名称 熊本県テクノ中央緑地 場所 上益城郡益城町田原上面の平2081-1 ほか 面積 5.0ha 公園施設概要 ① 園路及び広場・・・園路、集いの広場、泉の広場、のびのび広場等 ② 修景施設・・・・・植栽、芝生、噴水、滝等 ③ 休養施設・・・・・ベンチ、休憩所 ④ 便益施設・・・・・駐車場、便所 2 棟、水飲場 ⑤ 管理施設・・・・・照明設備、機械室 1 棟、給排水設備等 ⑥ 遊戯施設・・・・・ジャングルジム・複合遊具、滑り台等 ※別紙熊本県テクノ中央緑地平面図参照 (2)名称 本妙寺山緑地 場所 熊本市花園6丁目地内 面積 6.9ha 公園施設概要 ① 園路及び広場・・・園路、階段等 ② 修景施設・・・・・植栽等 ③ 便益施設・・・・・駐車場、案内板 ※別紙本妙寺山緑地平面図参照 4 休園日、開園時間 無料で一般開放している都市公園のため、休園日及び開園時間は、定めていない。 5 法令等の遵守 熊本県テクノ中央緑地及び本妙寺山緑地の維持管理にあっては、本仕様書のほか、募 集要項に掲げる法令等に基づかなければならない。 なお、契約期間中に法令等に改正があった場合は、改正された内容を仕様とする。 6 業務の内容 (1)施設の運営に関すること。 ① 利用者指導、利用案内及び苦情処理対応 ② 公園利用者へのサービス向上に寄与するイベント等の実施 ③ 熊本県が行う許可等に関する事務補助 ④ 光熱水費支出、物品管理など ⑤ 事故等、緊急時の対応 ⑥ 県民参加による公園管理推進事業の支援 活動に必要な資材等の貸与等、活動参加者に係る保険加入、活動参加者への花 づくり等に係る助言等を行うこと。また、活動内容に係る実績報告書を作成し、 県に提出すること。 ⑦ 補修・修繕に伴う公園台帳の補正(毎年度末に台帳の図面や数量を修正し提出す ること)。 ⑧ セルフモニタリング 指定管理者は、利用者アンケート等によりセルフモニタリングを行い、利用者等 の意見や要望を把握し、管理運営に反映させるよう努めること。 なお、施設の管理運営に関して自己評価を行い、その結果を事業報告書にまとめ 県に提出すること。 ⑨ その他運営管理に必要な業務 (2)維持管理業務に関すること。 ① 植栽管理業務 a 留意事項 ア 各植栽地の管理に当たっては、公園利用者の安全を確保しつつ、病害虫防除 や施肥の実施、花木等は開花期や剪定時期に注意する等、最も適切な時期や方 法を選び管理すること。 イ 危険防止のため、枯損木や枯れ枝の除去を行う。 ウ 防虫剤散布については、事前にテクノリサーチパーク内参加企業への周知を 図ること。 エ 維持管理で発生した枝葉等については極力リサイクルを図ること。 b 管理基準の概要 ア 別紙管理水準一覧表(以下「一覧表」という。)による。 イ 管理水準(管理項目ごとの回数・面積等)を満たしていることを写真や書類 で確認できるようにすること。 ウ 写真は日付けを入れるとともに、カラーコピーは不可とする。 ② ③ 7 施設管理業務 a 留意事項 ア 安全面、衛生面、機能面の確保がなされるよう適切な管理を行う。 イ 施設及び設備は、正常に保持し、適正な利用に供するよう日常及び定期的な 施設の点検と補修、清掃などの保守管理を行う。 ウ 機械電気設備の年間点検計画書及び作業実施報告書を県へ提出すること。 エ 指定管理者の行う施設補修・修繕業務が1件10万円(諸経費及び消費税を 含む。)を超える場合は、県と協議のうえ行うこと。 b 管理基準の概要 別紙一覧表による。 ア 園地清掃は、「拾い清掃」と「掃き清掃」を組み合わせて行い、収集ゴミは、 所定の分別を行い事業所ゴミとして処分する。 イ 噴水、池、滝清掃は、月1回の水抜きを行い、底面の清掃を実施すること。 ウ 電気・機械設備保守点検は、月1回の点検を行うと同時に、不良電灯交換、 ポンプ、ノズル等の清掃を実施する。 その他の管理業務 a 留意事項 ア 公園利用者の安全で快適な利用を図るための巡視を行う。 b 管理基準の概要 別紙一覧表による。(その他の管理) ア 日常巡視:午前1回(2時間以上)、午後1回(1時間以上)の1日2回。 イ 夜間巡視:午後8時と午前0時の2回。ただし、本妙寺山緑地は午後8時の 1回のみ。 指定期間 平成29年4月1日から平成34年3月31日までの5年間とする。 8 経費等について (1)基準価格の算定基礎 ① 施設補修・修繕費 年1,404,000円(諸経費及び消費税を含む。) ② 光熱水費:年2,070千円(実績) (2)業務報告及び事業報告 毎四半期終了後10日以内に業務報告書(月報等)を県へ提出すること。 また、毎事業年度終了後、2か月以内に管理業務に係る事業報告書、収支決算書等 を県へ提出すること。 (3)経理規定 施設の管理運営に係る経費については、指定管理者は、区分経理を行うこととし、 経理規定を策定のうえ、経理事務を行うこと。 (4)立入検査について 県は、必要に応じて、施設、各種帳簿等の現地調査を行うこととする。 9 協議 指定管理者は、この仕様書に規定するもののほか、指定管理者の業務の内容及び処理 について疑義が生じた場合は、県と協議し決定する。 10 物品の帰属等 指定管理者は、県の所有に属する物品については、熊本県物品取扱規則に基づいて行 うものとする。 また、指定管理者は、物品管理簿を備えてその保管に係る物品を整理し、県の所有に 属する物品の廃棄等の異動について定期的に県に報告しなければならない。 11 業務を実施するに当たっての注意事項 業務を実施する場合に当たっては、次の各項目に留意して円滑に実施すること。 (1)熊本県テクノ中央緑地及び本妙寺山緑地は、公の施設であることを念頭において、 公平な運営をすること。 (2)指定管理者が施設の管理運営に係る各種規定・要綱等を作成する場合は、県と協 議を行うこと。 (3)各種規定がない場合は、県の諸規程に準じて、あるいはその精神に基づき業務を 行うこと。 (4)その他仕様書に記載されていない事項については、県と協議を行うこと。
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