琵 琶 湖 周 航 の 歌

 あ る 夏 休 み の 出 来 事
歌い継がれて100年
学し、水上部(ボート部)と弁論
5年に現在の京都大学理学部に入
で宿泊、2日目は雄松から北上し
大 津 を 出 発 し て 雄 松( 近 江 舞 子 )
は、3泊4日にわたり、1日目に
とされています。
「ひつじぐさ」は周航の歌の原曲
ものが「琵琶湖周航の歌」とされ、
発信による観光誘客
代に歌い継ぐことのできる
契機に、これまで以上に次世
琶湖周航の歌」100周年を
「琵琶湖周航の歌」
部に入部しました。小口太郎をメ
て今津に宿泊、3日目は竹生島に
なお、小口太郎が友人に宛てた
は が き に は、
「今夜はこの今津に
を図る「100周
備が現在進められ
合わせ、皆で唱和したことが琵琶
作曲「ひつじぐさ」のメロディに
学生の間で流行っていた吉田千秋
の旅館で、友人たちに披露。彼ら
り、2日目晩の宿泊地である今津
てきました。
行われるなど、大切に歌い継がれ
生誕の地として合唱コンクールが
親 し ま れ る と と も に、 今 津 で は、
くの歌手や演奏家などにより広く
多感な青春と周航のロマンを情
緒豊かに歌い上げるこの歌は、多
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2016. 9月号
これまで歌い継がれてきた「琵
琶 湖 周 航 の 歌 」 は、 大 正 6 年
津の宿で披露したのが始まりとい
ンバーに加えた水上部の琵琶湖周
上陸した後、長浜へ立ち寄り彦根
宿る」と記載され、その消印が大
われています。小口太郎は、大正
航( 船 で 琵 琶 湖 を 巡 る こ と ) は、
に宿泊。4日目は、長命寺(近江
あることから、この日が琵琶湖周
ています。
ます。
湖周航の歌の誕生の契機になった
歌 わ れ 続 け て 年
と伝えられています。このことか
大正6年(1917年)に生ま
れた「琵琶湖周航の歌」は、来年
観光振興課
航の歌の開示(誕生)とされてい
地域づくりや全国への
大正6年と7年のいずれも夏休み
年記念事業」の準
誕生「琵琶湖周航の歌」
当時のメンバーの証言などによ
ると、小口太郎はこの周航の際に、
ら、小口太郎の作詞に、吉田千秋
2017年に100周年を迎えま
滋賀県高島市新旭町北畑565番地
発行▼ 高島市
編集▼ 政策部秘書広報課
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の作曲「ひつじぐさ」
(大正4年:
琵琶湖周航を題材にした詩をつく
28
す。
市民や県民の財産でもある「琵
200
雑誌『音楽界』発表)をあわせた
月号
今月号で200号を無事迎
えることができました。皆さ
んありがとうございます。私
が広報担当となったのは平成 21 年度か
らで、かれこれ8年目になりました。今
までで一番印象深いのは、平成 25 年に
台風 18 号災害特集号を作ったことです。
多くの方に被害や支援の状況を知ってい
ただくことが復興支援につながるとの思
いで、現場の撮影や原稿作成等に懸命に
取り組みました。発行後、市民の皆さん
から多くの問い合わせがあり、広報の重
要性を認識した一冊となりました。(S)
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ものでした。
正6年(1917年)6月 日で
今津中沼でボートを漕ぐ今津中学校(現高島高校)生
八幡市)に寄って大津へ帰港する
:昭和5年
の6月に行われていました。周航
平成28年
9
フィックス艇による周航
( 1 9 1 7 年 ) に、 小 口 太 郎 が 今
141