計測標準フォーラム 「第25回 日本NCSLI技術フォーラム」 プログラム 場所:東京都大田区産業プラザPiO 会場:4Fコンベンションホール 開催日: 受付開始: 2016年11月2日(水) 9:30~ 4F コンベンションホール 後援: (国研)産業技術総合研究所 開 会 の 挨 拶 10:00-10:05 早川 和己 日本NCSLI会長 / (株)TFF フルーク社 講 演 10:05-10:35 講演[1] 図解・計測の統一スキーム Unified schemes of diverse metrology, illustrated 坂本 泰彦 Yasuhiko SAKAMOTO (国研)産業技術総合研究所 計量標準総合センター NMIJ, AIST 俯瞰的視点から計測を眺めると、測定対象によって細分化された計測領域(電気計測など)に依存しない、計測領域に共通の統一のスキームが見えて くる。本講演ではこの統一スキームを紹介し、計測の背景にある共通項へのアプローチを試みる。 10:35-11:05 講演[2] スキャナ-を使用したデジタルオシロスコープ自動校正システムの構築 Building an automatic calibration system for digital oscilloscopes with scanner 岩田 猛 Takeshi IWATA オリックス・レンテック株式会社 ORIX Rentec Corporation これまで弊社ではスキャナーを使った最大8台のデジタルマルチメータ自動校正システムや、キャリブレータのJCSS校正自動化などに取り組んできた。 そして今年、その経験やノウハウを活かした最大12台のデジタルオシロスコープを連続校正できる自動校正システムを開発し実用化することができた。 本システムを導入することによるメリットやシステム構成の紹介、また開発にあたり苦労した点について説明する。 11:05-11:30 休 憩 、「展 示 会」 11:30-12:00 講演[3] 高周波電力校正システムの改善 Renewal of RF & MW Power Calibration system 福原 貴博 Takahiro FUKUHARA キーサイト・テクノロジー・インターナショナル合同会社 Keysight Technologies International Japan G.K. キーサイト・テクノロジー・インターナショナル(同)、計測標準室は1995年に高周波電力のJCSS認定を取得し校正範囲を拡張してきた。現在1 mWでは10 MHz~26.5 GHzまでのJCSS認定校正を行っている。しかし校正に使用している機器の老朽化が進んできた。そのため新しい測定器の導入と校正手順 の見直しを行い、システムを一新した。本発表ではその概要について説明する。 12:00-12:05 日本NCSLI 総会 12:05-13:45 休 憩 (昼 食)、 「展 示 会」 13:45-14:30 講演[4] 放射温度計の校正と温度計測上の注意点 Calibration of radiation thermometer and its proper use for temperature measurement 笹嶋 尚彦 Naohiko SASAJIMA (国研)産業技術総合研究所 計量標準総合センター NMIJ, AIST 放射温度計は非接触で温度計測が可能であるが、測定対象の放射率や測定環境などを考慮して正しく使用しないと、測定結果が大きく異なる。本講演 では、放射温度計の校正方法と温度計測上の注意点について紹介する。 14:30-15:00 講演[5] 自己平衡型ブリッジを用いた校正(直流抵抗1 GΩ~100 GΩのCMC低減) Calibration using the Self-Balancing High Resistance Bridge 阿部 隆行 Takayuki ABE 日本電気計器検定所 JEMIC 直流高抵抗を高精度に測定する方法の一つとしてホイートストンブリッジの2辺の抵抗器を使用し,他の2辺は直流電源を使用するハーフブリッジ法が ある。日本電気計器検定所(JEMIC)では,ハーフブリッジ回路における不平衡電流を電圧に変換し,印加電圧を調整する自己平衡型ブリッジを国立研 究開発法人産業技術総合研究所と共同開発した。開発したブリッジを用いて当所における直流抵抗1 GΩ~100 GΩのCMC低減を実現したので報告す る。 15:00-15:30 休 憩 、「展 示 会」 15:30-16:00 講演[6] 時間・周波数巡回比較試験結果報告 The result of Time and Frequency Interlaboratory comparison 藤原 智 Satoshi FUJIWARA (一社) 電子情報技術産業協会 JEITA / NECマネジメントパートナー株式会社 NEC Management Partner, Ltd. 一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)計測トレーサビリティ専門委員会は、JCSS技能試験として2015年度に時間・周波数巡回比較試験を実 施した。時間・周波数では外部技能試験プログラムとして初めての巡回比較試験であり、本講演では、実施結果及び今後の課題について述べる。 16:00-16:30 講演[7] CNC輪郭形状測定機によるねじリングゲージの校正 Calibration of screw ring gauge by CNC contour measuring machine 前田 圭介 Keisuke MAEDA (一財)日本品質保証機構 JQA 一般的に、ねじリングゲージの検査は点検用ねじプラグゲージによって行われている。(一財)日本品質保証機構ではCNC輪郭形状測定機によるねじリ ングゲージの校正を開始し、トレーサビリティを確保することで、2016年4月に国内初となる米国試験所認定協会(A2LA)による認定を取得した。校正項 目は有効径である。本講演では認定取得に至った経緯やねじリングゲージの校正手順、トレーサビリティ及び不確かさ評価について述べる。 16:30-17:00 講演[8] 不確かさ評価に基づく天びん・はかりの管理 Weighing Instruments for Performance Management based on Measurement Uncertainty 高柳 庸一郎 Yoichiro TAKAYANAGI メトラー・トレド株式会社 Mettler-Toledo K.K. 昨今、天びん・はかりを使用した測定結果の評価および機器管理に関して、グローバルスタンダードへの対応、要求精度への適合性評価、測定誤差を 最小限にする測定プロセスの最適化とともに管理方法の妥当性確認として、不確かさ評価に関心を寄せるユーザーも増加している。本発表では不確か さ評価に基づきメトラー・トレドが展開するリスクベースアプローチに従った機器の日常点検方法また校正結果における適合性表明の動向について言及 する。 17:10-18:40 懇 親 会 会場:4Fコンベンションホール ※講演プログラムは事前の予告なしに変更する場合があります。ご了承下さい。
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