分析事例C0431 2016/08/25 2016/08/25 レスベラトロールの 血液中・尿中成分濃度分析 機能性成分の吸収量算出ができます 測定法 :LC/MS/MS 製品分野 :食品・医薬品 分析目的 :組成評価・同定 概要 レスベラトロールは赤ワインやピーナッツの渋皮に含まれるポリフェノールの一種で、抗酸化作用や抗 炎症作用があるとされています。 レスベラトロールは摂取後に胃で吸収され、速やかに代謝されることが知られています。代謝の過程で グルクロン酸抱合体や硫酸抱合体になりますが、それら代謝物をレスベラトロールに変換して定量する ことにより、レスベラトロールの吸収量を算出できます。 データ ■測定結果 レスベラトロールのサプリメントを摂取した被験者から血液・尿を採取し、レスベラトロール*を測定し ました。(*代謝物をレスベラトロールに変換した値です。) mg/mL mg/mL 血液中 3.0 100 2.5 尿中 系列2 Aさん 系列3 Bさん 系列1 Cさん 80 2.0 60 1.5 1.0 40 0.5 20 0.0 0 0 30 60 90 120 (分) 0 60 120 180 240 300 (分) ■分析の概要 レスベラトロールは代謝の過程で、主にグルクロン酸抱合体や硫酸抱合体になります。 b a c レスベラトロール グルクロン酸抱合 レスベラトロール 硫酸抱合 レスベラトロール 代謝物(b・c)を酵素処理によりレスベラトロールへ変換し、経口投与後の吸収量を算出します。 c Mono-sulfate b Mono 酵素処理 -glucuronid 6.8 9 a レスベラトロール代 謝物の合計が、 レスベラトロールの 吸収量になる (RT) レスベラ トロール 11 (RT) 酵素処理前後のMRMクロマトグラム 分析サービスで、あなたの研究開発を強力サポート! TEL : 03-3749-2525 E-mail : [email protected] URL : http://www.mst.or.jp/
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