安全な機械装置を実現するための 5 つのステップ 機械を規格・設計する際のリスクアセスメントとリスクの低減、最適な試験、書類提出、検証について siemens.com/safety-integrated 1 リスクアセスメント ■■ リスクアセスメントは安全なマシンコンセプトを実現 するための最初のステップです ■■ 2006/42/EC 機械指令では機械または構成部品の設計・ 製造または変更に関する義務的なリスク評価が要求さ れます 2 3 リスクの低減 ■■ リスクの低減の目的は許容可能な残留リスクの実現 ■■ 適切な保護方策は関連する専門部署からなるチームによって、3 ステップメソッドをも とに決定 技術的保護方策の実施 該当する規格の要件に準拠した コンポーネントの選定 / 選択 扉の監視 評価 検知 / 検出 ■■ この後の段階で安全機能の構成が定義され、全体の保護方策が成立します 安全機能の検査 応答 ■■ リスクアセスメントは有資格者により行われ、文書で 証明される必要があります ■■ 保護方策は故障確率計算 に基づいた評価および文 書による証明が必要です 保護方策の定義および評価 (3 ステップメソッド) 機械類の制限の決定 機械の取扱説明書からの抜粋: SIRIUS セーフティ ポジションスイッチ SIMATIC 安全コントローラ 検知 / 検出 非常停止 評価 開始 ■■ 用途 1 ■■ 使用制限 ■■ ユーザグループ 安全な設計 ■■ 空間的 / 物理的制限 Yes リスク低減は十分ですか? No SIRIUS E-STOP 制御デバイス 残留リスクに関するユーザへの情報 危険源の同定 新しいリスクアセスメント 機械のライフサイクルおよびそれぞれの操作モードの全 局面の間、合理的に予見可能な危険源を系統的に同定す る 終了 設計時の対策 ■■ 裁断機 / カッターの 遮蔽 安全機能としての 技術的保護方策の定義 エンクロージャ SIMATIC 安全コントローラ ■■ 評価は、セーフティエバ リュエーションツールで 実行可能です ■■ 無料オンラインツール をご利用いただけます: www.siemens.com/ safety-evaluation-tool SINAMICS インバータ ■■ 技術コンポーネント の装着 技術的対策 ■■ コンポーネントの配線 ■■ コンポーネントのプロ グラミングおよびパラ メータ設定 ■■ 検証と妥当性確認は、安全性の証明の一部です 指令、CE マーク ■■ 更に、該当規格への適合は適合評価手順に基づいて証 明されなければなりません ■■ その結果、適合宣言書の要件が満たされ、CE マークを 貼り付けることができます CE マークの貼り付けは、機械指令に準拠して 行われなければなりません: 方策資料 製造メーカは、該当規格への適合を証明するものとして 技術資料を準備します。技術資料の関連内容は機械指令 の添付書類 (Annex VII) で指定されています ■■ 指定された (印刷) 書体でのみ ■■ 製品上のはっきりと見え、読みやすい場所に 常時貼り付けてください CE マークによって、製造メーカによるすべての 該当する指令の遵守が確認されます すべての検証が行われた機械をリリースできます 試運転 ■■ コンポーネントの 試運転 ■■ 安全機能のテスト 保護扉 エンクロージャにより可動部 / 活線部との直接的な接触を 回避 5 証明 妥当性確認 Yes リスク低減は十分ですか? No カッティング ディスク 切断 /裁断 応答 技術的対策 3 リスクの見積り・評価 SINAMICS インバータ Yes リスクの低減は十分ですか? No 2 ■■ 時間的制限 ■■ ISO 13849-1 および IEC 62061 規格により 規定されています 4 のぞき窓付き扉によってプロセスの監視 および機械へのアクセスが容易に 計画 確認基盤に基づく 確認計画の準備 分析 すべての安全機能の 理論的試験 ポジションスイッチ 扉の監視 試験 すべての安全機能の 実地試験 非常停止用 押しボタンスイッチ オペレータパネルを 非常停止 ボタンで補足 記録の保存 機械指令による必要書類の作成 ISO 13849-1 (PL) または IEC 62061 (SIL) に準拠した安全要件の決定 E20001-A270-M103-V1-5Z00 ■■ 機械によってもたらされるリスクの明確化と評価 ■■ リスクアセスメントの結果はリスクの低減に対する 保護方策の基盤として有効 ■■ 正しいリスクアセスメントによって損害時の過失告訴 を回避できます 簡略化された表示: 以下のリスク低減 ... 高いリスク ... 平均的なリスク ... 低いリスク ... 軽微なリスク • 回避可能な軽傷 • 最小限の発生確率 PL a • 軽傷 • 低い発生確率 PL b PL c SIL 1 • まれに重傷まで • 平均的な発生確率 • 重傷または死亡 • 高い発生確率 ■■ 実装時の対策および技術的方策により、他の技術的方策が必要とされない程度に までリスクが低減されます ■■ 認証済みの最先端セーフティテクノロジーを備えた製品の適用により、保護方策 規格に準拠という証明が容易になります ■■ 他の引き続き存在するリスクは警告表示またはトレーニングでのユーザ情報として 明確にする必要があります PL d SIL 2 PL e SIL 3 実際に必要とされるセーフティレベルは、リスクグラフに基づいて規格で規定される詳細事項によってのみ決定されます。 検証 ■■ 破損の場合でも、製造メーカはこれにより自社の機械 設計が指令に準拠していることを証明することができ ます ■■ 準拠を示す認証は、高価な賠償に至る場合がある安全 性に関するクレームや業務上過失に対する保護となり ます siemens.com/safety-integrated
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