大和村農業法人設立事業 事業の目的 大和村は、総面積の約87%を森林が占めており,耕地面積が少ないため,自然的・地形的条件等を活かしたスモ モ・タンカンを主体とした果樹生産を奨励し,果樹の村づくりを推進している。 特にスモモに関して,人口が1,529名と奄美群島において最も小さな村であるが,生産量は,奄美大島産の約60% を占めており,品種「花螺李(ガラリ)種」は,本村が生産量日本一を誇っている。 しかし近年,農家の高齢化・若い世代の農業離れによる後継者不足等により,農家戸数が減少(H17:244戸-H 26:186戸=△58戸)し,それに伴い生産量も減少傾向(H17:230トン-H26:53トン=△177トン)となっている他,休 耕地面積も全耕地面積の約20%(23ha)を占め,衰退傾向が顕著となっている。 これらのことから,本村の農業衰退に歯止めを掛けるために従来実施してきている事業以外の新しい施策を打ち出 すことが喫緊の課題となっている。 農家戸数の減少に歯止めを掛け,生産年齢世代の新たな雇用の受け皿確保,休耕地の有効活用による農業振興 を図るため,自治体による農業法人を設立する。 事業の概要 〇農業法人の事業効果 同法人を設立することにより,「何かが変わる」のではなく 「何を変える」のかに意識を置くことが重要なポイント。 その効果が農業分野のみでなく,「雇用の創出」 「定住人口の増加」「地場産業活性化」「就農支援」 「観光交流促進」という複数の効果を担うことを 目的として,行政と農家のみでなく,様々な立場の 村民と協働し,効果的な法人運営を図る。 〇自治体による農業法人設立 「小さな村」であるがゆえに大和村内には,資本的に農業法人を設立可能な事業体・団体・個人が存在しない ため,100%自治体出資での農業法人設立可能性を調査・検討する。 大和村農業法人設立事業 [新規]事 業 費:16,000千円 国 費: 8,000千円 事業主体:大和村 事業効果の連動性 農業法人設立により,新たな雇用が創出され,生産年齢世代の転出抑制・移住希望者の雇用の受け皿が確保されることによ る定住人口の増加,休耕地解消,高齢化による耕作困難畑の耕作支援,特産農産物の量的確保によるトップセールスによる販 路拡大・6次産業化促進による地域産業の活性化を図ることが可能となる。 高齢農家の耕作困難畑の耕作支援を農業法人雇用者(農業未経験者)への学びの場としての機能を持たせることで,技術継 承を果たすとともに高齢農家の「やりがい」「生きがい」を創出する。 また,収穫体験ができる観光農園を同法人によって設置し,観光メニューとして,交流人口の増加を図る。 成果目標(KPI) 1.雇用受入者数=10名 2.農業生産高=100,000千円(H26 生産高=89,727千円) 3.休耕地解消面積=8㏊(H26 休耕地面積=23㏊) 4.観光農園入込客数=年間1,000名 自立化へ向けた取り組み 農業法人自ら「稼ぐ力」を発揮し,自立していくことにより,将来的に行政からの助成に頼らず自走化していくことを目指す。 〇生産物の更なる品質向上・量的確保が図られることによる新たな販売チャネルの開拓による売上。 観光農園運営による事業収入の確保。 以下の取組を実施することにより,自立化を図る。 ①フーデックスジャパン,スーパーマーケットトレードショー,アグリフードEXPO 等の商談会出展。 ②銀座千疋屋,高級スーパーマーケットチェーン紀ノ国屋等への村長トップセールスの実施。 ③観光農園運営により,年間1,000名の集客を図る。
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