自転車駐車場の管理に関する仕様書 (PDF 341.8KB)

浦安市自転車駐車場の管理に関する仕様書
1.趣旨
こ の 仕 様 書 は 、「 浦 安 市 自 転 車 駐 車 場 の 整 備 及 び 自 転 車 の 放 置 防 止
に 関 す る 条 例 」( 以 下 「 条 例 」 と い う 。) 及 び 「 浦 安 市 自 転 車 駐 車 場
の 整 備 及 び 自 転 車 の 放 置 防 止 に 関 す る 条 例 施 行 規 則 」( 以 下 「 規 則 」
と い う 。) 並 び に 関 係 法 令 に 定 め る も の の 外 、 指 定 管 理 者 が 行 う 業 務
の詳細について定めることを目的とする。
2.管理に関する基本的な方針、目標
(1) 自 転 車 駐 車 場 の 設 置 趣 旨 に 基 づ き 、 適 正 な 管 理 運 営 を 行 う 。
(2)
利用者が公平で安心して安全な利用が図れるよう努める。
(3)
施設の効用を最大限に発揮し、効率的・弾力的かつ円滑な運
営を行う。
(4)
施設の利用向上を積極的に図り、適切な人員配置かつ管理運
営費の縮減に努める。
(5)
個人情報その他の情報の保護を徹底する。
3.施設の概要
(1) 対 象 施 設 の 範 囲 は 下 表 の 合 計 27箇 所 と す る 。
駐車場所指定の有無
駐車場所の指定のあ
る自転車駐車場
駐車場所の指定のな
い自転車駐車場
浦安駅
第1、第2
新浦安駅
舞浜駅
第1、第4、
第5
第2、第3、
第7、第8、
第 9 、 第 10、
第 11、 第 12
第3、第4、
第1、第2、
第5、第6、
第3
第7、第8、
第 9 、 第 10、
第 12、 第 13、
第 14
(2) 設 置 場 所 及 び 駐 車 台 数
別紙のとおりとする。
*対象施設の区分については条例、規則の改正、工事等により変
更になることがある。
4.施設の利用時間等
(1) 利 用 時 間
24時 間 、 365日 施 設 の 利 用 が 可 能 で あ る こ と 。
(2) 業 務 時 間 及 び 適 正 人 員 の 配 置 等
① 27箇 所 の 自 転 車 駐 車 場 に 適 正 な 人 員 を 配 置 す る 。
②
人員の配置及び業務時間は、業務内容を勘案し、指定管理
者が判断する。
③ 配置された人員の名簿をあらかじめ市に提出する。
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④ 指導員を配置し、各駐車場への指導連絡を行う。
(3) 利 用 料 金
利用料金の額は、条例で定める額(上限額)の範囲内で指定
管理者が事前に市長の承認を得て定めるものとします。
5.指定の期間
平 成 29年 1 月 1 日 か ら 平 成 34年 3 月 31日 ま で の 5年 3か 月 間 と す る 。
平 成 29年 1 月 1 日 か ら 平 成 29年 3 月 31日 ま で は 、 平 成 29年 度 自 転
車 駐 車 場 の 管 理 運 営 に 係 る 準 備 期 間 と し 、 平 成 29年 4 月 か ら の 利 用
に 係 る 申 請 受 付 ・ 承 認 ・ 徴 収 等 の 事 務 を 行 い 、 平 成 29年 4 月 1 日 か
ら 自 転 車 駐 車 場 を 利 用 で き る よ う に す る こ と 。 (利 用 料 金 の 収 受 を 含
む)
6.法令等の遵守
(1) 地 方 自 治 法 、 他 行 政 関 係 法 規
(2) 労 働 関 係 法 令 ( 労 働 基 準 法 )
(3) 浦 安 市 個 人 情 報 保 護 条 例 及 び 同 規 則
(4) 浦 安 市 自 転 車 駐 車 場 の 整 備 及 び 自 転 車 の 放 置 防 止 に 関 す る 条
例及び同規則
(5) 浦 安 市 行 政 手 続 条 例 及 び 同 規 則
(6) 浦 安 市 公 の 施 設 に 係 る 指 定 管 理 者 の 指 定 の 手 続 等 に 関 す る 条
例及び同条例施行規則
(7) 浦 安 市 暴 力 団 排 除 条 例
(8) そ の 他 関 係 す る 法 令 等
7.指定管理者が行う業務の内容
(1) 自 転 車 駐 車 場 の 利 用 の 承 認 ・ 不 承 認 等 に 関 す る こ と
① 定期利用
ア 利用者は、浦安市営駐車場定期利用承認申請を行う。
指定管理者は申請内容の確認を行い、申請を受理する。
イ
申請に基づき、審査、利用承認の可否を決定し、その結
果を当該申請者に通知する。
ウ
利用承認を受けた者が市営駐車場利用料金を納付したと
きは、承認証を当該利用承認を受けた者に交付する。
エ 利用者に承認証を自転車等の後部の良く見える箇所に貼付
するよう指示する。
②
一時利用
ア
機械式駐車施設を利用しない一時利用希望者からは、口
頭又は券売機で受付する。
イ
当該自転車駐車場の利用を承認したときは利用料金と引
き換えに利用券、領収書の作成、交付を行う。
③ 1か 月 及 び 1か 月 未 満 の 定 期 利 用
ア
1か 月 及 び 1か 月 未 満 の 定 期 利 用 希 望 者 か ら は 、 浦 安 市 営
駐車場定期利用承認申請を受付する。
イ
有効期限は自転車駐車場の利用開始日の属する月の末日
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までとする。
ウ
当該自転車駐車場の利用を承認したときは利用料金と引
き 換 え に 利 用 券 、 領 収 書 の 作 成 、 交 付 を 行 う 。 な お 、 1か 月
未 満 の 承 認 は 、 1か 月 の 承 認 と み な す 旨 を 伝 え る 。
④ 定期利用に関する優先順位
ア
身 体 に 障 害 を も つ 者 ( 身 体 障 害 者 福 祉 法 ( 昭 和 24年 法 律
第 283号 ) 第 4条 に 規 定 す る 身 体 障 害 者 及 び 18歳 未 満 の 児 童
で あ っ て 、 同 法 別 表 に 掲 げ る 障 害 を 有 す る 児 童 を い う 。) を
優先する。
イ
同順位の者相互間の優先順位は、浦安市に住所を有する
者を優先する。
ウ 優先順位に同順位の者がある場合は、抽選により行う。
※利用台数に空きが見込まれる駐車場についてはこの限りでは
ない。
⑤ 承認期間
原 則 、 定 期 利 用 の 承 認 期 間 は 4月 1日 か ら 翌 年 の 3月 31日 ま
でとする。
※条例、規則の改正により変更になることがある。
(2) 自 転 車 駐 車 場 の 利 用 料 金 の 徴 収 ・ 免 除 ・ 還 付 に 関 す る こ と
① 定期利用の利用料金の徴収
利用料金の徴収を行う。
徴収方法については、市と協議を行う。
② 利用料金の免除・還付
定 期 利 用 者 の 利 用 料 金 の 免 除 ・ 還 付 は 、 条 例 第 12条 及 び
第 13条 に 基 づ き 行 う 。 ま た 、 一 時 利 用 の 利 用 料 金 の 免 除 は 、
生活保護手帳又はその写しの提示により受付する。
(3)自 転 車 駐 車 場 の 利 用 料 金 を 収 受 す る こ と
① 本施設の利用料金は、指定管理者の収入とする。
(4)自 転 車 駐 車 場 の 利 用 の 承 認 の 取 消 し 及 び 利 用 の 休 止 ま た は 制 限
に関すること
① 利用承認の取消し
ア
定期利用の承認を受けた者が、自転車駐車場の利用を必
要としなくなったときは、浦安市営駐車場定期利用承認取
消申請書の提出を受理する。なお、申請のあった日の属す
る月の翌月以降の利用について取消を行うとともに、浦安
市営駐車場定期利用承認取消承認通知書により当該申請者
に対して通知する。
イ
偽りその他不正の手段により承認を受けたとき及び利用
者が条例、規則又は管理者の指示に違反したときは駐車場
の利用承認を取消すとともに、浦安市営駐車場定期利用承
認取消通知書により当該利用者に対し通知する。
ウ
定期利用の承認を取消された者から、速やかに承認証の
返還を受ける。
② 定期利用承認証の再交付
定期利用者に定期利用承認証を再交付する場合は、浦安
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③
市営駐車場承認証再交付申請書の提出を受ける。
利用の休止又は制限
自転車駐車場の整備、その他の理由により必要が生じた
ときは自転車駐車場の利用を休止又は制限する。
(5) 自 転 車 駐 車 場 の 施 設 及 び 設 備 の 維 持 管 理 に 関 す る こ と
① 案内・入出庫管理
自転車駐車場の利用者の安全を確保し、利用者自身が円
滑に駐車できるよう必要な措置を講じる。特に、朝の混雑
時には、万全を期し利用者とのトラブルがないよう対応に
注意をする。
② 巡回及び点検
自転車駐車場の利用者が駐車位置に駐車しているかどう
か定期的に巡回し、自転車の整理整頓を行う。
また、自転車駐車場及び付属施設の日常点検を行う。
③ 承認証の確認
定期利用の場合には、承認証が貼付されているか巡回時
に確認するとともに、利用期間が過ぎていないかどうか確
認する。
一時利用の場合には、自転車に一時利用を承認した利用
券の取り付けを行い、駐車場所を案内する。
④ 自転車駐車場内外の清掃
自転車駐車場内及び出入口についても清潔感をもって施
設利用できるよう清掃に努める。
⑤ 盗難等の防止
自転車駐車場における盗難等の不法行為の防止に努める。
また、自転車への二重ロックを推奨するなど盗難に対し
利用者自身による自衛策を講じるよう啓発する。
⑥ 非常時の対応
自転車駐車場における火災等非常事態の際には、初期消
火、通報、避難誘導活動等を行う。
⑦ 自転車駐車場内の自転車等の移送及び保管
自転車駐車場内において自転車等が継続して置かれ、自
転車駐車場の適正利用に支障が生じているときは、当該自
転車等の利用者に対し指導及び警告をするなど長期放置が
生じないよう定期的に確認する。
ま た 、 指 導 及 び 警 告 し た 日 か ら 7日 間 を 経 過 し た と き は 、
移送するなど施設の有効活用に努めるとともに市へ連絡す
る。
⑧ 無人時間の対応
無人時間において、利用者が施設の入出庫ができない等
施設のトラブルが発生した場合の緊急対応体制を整備し、
迅速に解消できるよう対応する。
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8.服務規律
(1) 職 務 遂 行 に あ た り 、 利 用 者 に 礼 儀 正 し く す る こ と 。
(2) 統 一 さ れ た 制 服 等 を 着 用 さ せ る こ と 。
(3) 業 務 対 向 上 に 紛 争 が 生 じ た と き は 、 他 の も の が 速 や か に 処 理
にあたること。
(4) 作 業 従 事 者 の 名 簿 を 作 成 す る こ と 。
9. 事業計画書及び事業報告書の提出
自転車駐車場の各利用状況について、利用台数等の把握を行い、
市へ報告する。
(1) 事 業 計 画 書
毎年度開始前に当該年度の管理運営方針、管理運営体制、
収支予算書等を記入した事業計画書を提出する。
(2) 月 次 報 告 書
自 転 車 駐 車 場 の 管 理 の 実 施 状 況 に つ い て 、 毎 月 15日 ま で に
前月分の利用状況を報告する。
① 定期利用報告書
各駅、各自転車駐車場、利用車種ごとに利用台数を集計
し、前月との比較ができるようにする。
② 一時利用報告書
各駅、各自転車駐車場、利用車種ごとに利用台数や天候
等を日計表で集計し、前月との比較ができるようにする。
(3) 事 業 報 告 書
事 業 年 度 終 了 後 60日 以 内 に 前 年 度 の 管 理 業 務 実 績 等 を 記 入
した業務報告書を提出する。
(4) 年 次 報 告 書
月次報告書にて集計した管理の実施状況を月ごとに集計し、
利用状況を報告する。
(5) 臨 時 報 告 書
事故及びトラブル等が発生した場合には、迅速且つ的確な
対応を行うとともに市へ連絡、詳細内容を速やかに書面にて
報告する。
※その他、市から資料提出を求められた場合は要求内容の資
料を提出する。
また、指定管理者制度に関わるサービスの履行に関し、利
便性の向上に向け、アンケートや意見・苦情、要望等を利用
者から聴取し適切且つ確実なサービスの提供が確保されてい
るか確認するためモニタリングを実施します。モニタリング
の詳細については、指定管理者制度運用指針を参照する。
10.
指定管理に係る経費
本 市 の 自 転 車 駐 車 場 は 、 地 方 自 治 法 第 244条 の 2第 8項 の 規 定 に 基
づき、利用料金制度を採用するため、施設の利用に係る料金は指
定管理者の収入となります。
施設の管理運営に関するすべての経費は、利用者からの利用料
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金及びその他の収入をもって充てるものとし、本市は指定管理料
を支払いません。
※ 指 定 期 間 最 終 年 度 の 平 成 34年 1月 ~ 3月 の 業 務 の 一 部 ( 平 成 34
年 4月 か ら の 利 用 に 係 る 申 請 受 付 ・ 承 認 ・ 徴 収 ・ 収 受 等 の 事 務 )
については、次期指定管理者が行い利用料金収入についても次
期指定管理者の収入となります。
※ 土地の賃貸借契約を締結している自転車駐車場については、
指定期間中に契約期間を満了する場所がある。新設や増設、廃
止等施設の指定に関しては、別途協議する。
※ 公共工事に伴って有料自転車駐車場の供用スペースが支障と
なる場合には、本市より供用休止等の指示を行うことがある。
なお、供用休止等に伴う指定管理者の利用料金収入の減額の取
り扱いについては、本市と協議のうえ協定で定める。
※ 施 設 修 繕 等 で 1 件 10万 円 未 満 の 場 合 は 指 定 管 理 者 が 行 う も の
と し 、 1件 10万 円 を 超 え る 場 合 は 市 と 協 議 を 行 う も の と す る 。
なお、修繕等により更新した設備及び機器等については、市
に帰属するものとする。
11.
会計の独立と管理口座
指定管理者は、独立した口座を設け、自身の全社的な経理規定
に基づく会計帳簿組織の中で、当該収支が明瞭に把握できるよう
にしてください。
また、他の「公の施設」の指定も受ける場合、他の「公の施設
」の管理口座とは別の口座を設けてください。
12. 業 務 実 施 に 付 随 し た 指 定 管 理 者 が 行 う 事 項 等
(1) 雇 用 の 確 保
係員の雇用に関して、各施設の状況により市内在住の高齢
者を中心とした雇用推進を図り適正な人員配置を行う。
(2) 研 修 計 画
実務や接遇に必要な係員研修を適宜実施し、円滑な業務と
公平な施設利用の確保を行い服務の徹底を図る。
(3) 管 理 責 任 の 備 え
管理責任に係る保険等は、指定管理者が加入する。
(4) 指 定 開 始 前 の 事 前 準 備
指定管理者の指定を受けた者は、円滑に業務が行えるよう
指定管理業務を開始する前に、管理運営に係る事前準備を行
い、従前の管理者から必要な業務の引き継ぎを受けるものと
する。
(5) 指 定 終 了 時 の 措 置
指定期間の終了、指定取消等により指定管理者の指定が終
了となる場合は、次期指定管理者(候補者)が円滑且つ支障
なく適正な管理運営業務を遂行できるよう引継ぎを行うもの
とし、業務に必要なデータ等を遅滞なく提供を行う。
また、市が了承するものを除き、指定が終了となる者の費
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用負担で原状復帰措置を行うものとする。
13. 事 業 継 続 が 困 難 と な っ た 場 合 の 措 置
(1) 指 定 管 理 者 側 が 原 因 の 場 合
指定管理者側の事情や原因から、業務の継続が困難となっ
た場合には、市は指定の取り消しができるものとし、市は生
じた損害の賠償を請求することがある。
(2) 市 及 び 指 定 管 理 者 の 双 方 と も 原 因 で は な い 場 合 ( 不 可 効 力 等
)市及び指定管理者との間で善後策を協議するものとする。
14. そ の 他
(1) 業 務 に つ い て 相 当 の 訓 練 を 受 け 、 臨 機 応 変 の 対 応 が で き る 者
を配置する。
(2) 毎 年 度 、 自 転 車 駐 車 場 利 用 者 に 利 用 実 態 や 意 向 な ど に つ い て
調査し、報告する。
(3) 個 人 情 報 の 使 用 及 び 管 理 を 適 正 に 行 う と と も に 、 個 人 情 報 に
関する事故が発生したときには、直ちに報告する。
(4) 業 務 の 一 部 に つ い て 、 再 委 託 す る 場 合 は 、 市 の 契 約 に 準 じ 、
適正に事業者を選定するよう努める。なお、入札の際には、
市職員の立ち会いを可能とする。
(5) 浦 安 駅 第 3及 び 舞 浜 駅 第 2自 転 車 駐 車 場 に 設 置 し て い る 自 動 販
売機に関しては、指定管理業務から除外する。
※この仕様書及び指定管理者と協定する事項に定めのない事
項や疑義が生じた場合、又はこの仕様書を変更する必要性が
生じた場合は、指定管理者と協議の上、市が定めるものとす
る。
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