次世代木材生産・供給システム構築事業 <事業構想の概要

次世代木材生産・供給システム構築事業
<事業構想の概要>
1.木材需要の現状と課題
2.本事業の目的
① 木質バイオマス発電施設への燃料の安定供給
② 工務店が求める人工乾燥材「福井ドライ材」の供給拡大
③ 集成材工場への供給拡大
① 木質バイオマス発電の稼働により、年間6万3千m3の間伐材供給が必要
⇒ 平成26年度の供給は、必要量の約6割(39,000m3)に留まっており、
今後の安定供給が課題
3.本事業のエリア設定
本事業で原木を供給する「木質バイオマス発電施設」「人工乾燥材生産施
設」「集成材工場」が位置する嶺北地域を本事業の実施エリアに設定
② 住宅分野では、品質の確かな乾燥材の需要が高いことから、今後、人工乾燥材の
生産拡大が必要
⇒ 工務店等が求める住宅資材に適した(適寸)原木の安定供給が課題
嶺北地域
③ 県産材の利用拡大のため、県内の大規模工場(集成材工場)への供給拡大が必要
③
②
平成26年度の間伐材生産量
H26実績
区 分
課 題
A材(住宅分野)
55,000 m3
B材(合板・集成材)
17,000 m3 うち集成材8,000m3 集成材工場への安定供給
C材(バイオマス発電等)
木質バイオマス発電施設への安定供給
64,000 m3 うち発電用39,000m3 (年間63,000m3必要⇒24,000m3不足)
うち乾燥材生産3,000m3 工務店が求める人工乾燥材の供給拡大
原木の出荷先
① 木質バイオマス発電施設「㈱福井グリーンパワー」(大野市)
② 人工乾燥材生産施設「ふくい県産材協同組合」(越前町)
③ 集成材工場「ファーストウッド㈱」(福井市)
136,000 m3
計
間伐材(原木)供給量
4.原木の供給計画
区 分
間伐材(原木)生産量 [単年度]
間伐面積
263.9 ha
①
嶺南地域
間伐材生産量
5,278 m3
(内 訳)
A材
1,320 m3
B材
1,320 m3
C材
2,638 m3
H28
A材
供 給 先
B材
C材
人工乾燥材生産施設
集成材工場
木質バイオマス発電施設
ふくい県産材協同組合
ファーストウッド㈱
㈱福井グリーンパワー
受入総量
4,000 m3
10,000 m3
63,000 m3
本事業での供給量
1,320 m3
1,320 m3
2,638 m3
供給シェア
受入総量
計画期間
本事業での供給量
(5カ年)総量
供給シェア
33%
13%
34,000 m3
75,000 m3
315,000 m3
6,600 m3
6,600 m3
13,190 m3
9%
4%
19%
4%