「医業トピックス」更新しました。

2016.8 吉日
No.167
税理士法人 長谷川会計
〒733-0822
広島市西区庚午中 2-11-1
TEL 082−272−5868
URL http://www.hasegawakaikei.com/
賃金適正化のための 4 つのポイント
自院の賃金が適正なのか気になりつつも、基準があいまいなまま感覚的に設定
しているケースもあるようです。何を基準にして、どのような点に注意が必要なのか、
自院の賃金体系を検討する上で重要な視点を紹介します。
① 賃金検討のポイント
■
職員・経営者双方にとって、賃金は様々な意味を持っており、人材確保やモチベー
ション、生産性等に大いに影響を及ぼします。目先のことにとらわれず、大局的・
多面的に検討する必要があります。
■ 1 つの賃金項目ばかりにとらわれず全体的・包括的に検討
② 賃金の公正化のポイント
■ 労働対価の原則 ・・・「仕事」や「成果」への対価
■ 労働力対価の原則・・・「保有能力」や「フレキシビリティ」への対価
■ 生活保障の原則 ・・・「世帯生計費」の保障
これらの 3 原則が守られることで賃金の“公正さ”が保たれます。
③ 賃金水準の見直しのポイント
■
賃金水準は「世間相場」のみならず「組織内相場」も基準となります。
賃金水準を見直す際は、
“平均賃金”と“個別賃金”は「世間相場」を基準に、
“個
人別賃金”は「組織内相場」を基準に検討してみましょう。
④ 総額人件費の適正化のポイント
■
■
■
総額人件費とは・・・労働を提供した人たちに配分される全ての費用のこと
給与・賞与のほか、福利厚生・役員報酬も含めた全ての人にかかるコスト
労働分配率(人件費÷付加価値)こそ最重要指標
人件費は付加価値の中から支払われるので、適正な労働分配率管理が重要です!
付加価値も生産性も人件費も成長を目指す!
全職員で付加価値を高めることを目指し Win-Win の関係を築きましょう!
TKC 医業経営情報 7 月号より