授業科目 科目担当責任者 2 学年・後期・1 単位(15 時間) 身体適応学 理学 必修 非常勤講師 金子文成 (保健医療学部棟 416 号) e-mail : [email protected] 連絡担当教員 担 当 教 員 概 要 様々な物理刺激ならびに運動刺激が身体に及ぼす生理反応や身体適応の基礎について学習する。これらの包括的な理解 は、理学療法の中核的役割を担う運動療法を科学的に治療手段として適用するうえで不可欠である。当該科目では、適 切な運動療法を実施するために必要な基礎理論ならびに基本的な治療技術について学ぶ。 到 達 目 標 1. 運動療法の意義を説明できる。 2. 生体信号を読み取り,その生理学的背景を説明できる。 3. 運動や物理的刺激によって誘導される身体の生理的反応を説明できる。 4. 運動や物理的刺激の反復によって誘導される身体の適応について説明できる。 5. 基本的な運動療法における理論と実際を説明できる。 関 連 科 目 ・運動学 2 ・運動生理学 ・理学療法治療学 1 ・理学療法治療学 2 評価対象 評 価 評価割合(%) 備考 筆記 60% その他の内容:授業中の発言や課題のプレゼンテーションなどに関す レポート 30% る評価 その他 10% 教 科 書 ①市橋則明 編 [2014 年] 「運動療法学」 文光堂 参 考 書 ①奈良 勲、岡西哲夫 編集 [2007 年(第 1 版第 3 刷)] 「筋力 (金子文成 著:6. 筋力強化運動の基礎 部分)」 医 歯薬出版株式会社 ②奈良 勲 編集 [2002 年(第 1 版第 2 刷)] 「理学療法士のための運動処方マニュアル」 文光堂 ③日本体力医学会体力科学編集委員会 監訳 [2013 年(第 2 刷)] 「運動処方の指針 運動負荷試験と運動プログラム」 南江堂 履修上の留意点 1. 学習主題、内容、および担当教員は、変更することがあります。 2. 同日内で講義と演習が入り交じりますので、実技の演習ができるように準備して下さい。短パンと T シャツを着用 の上、運動できるように。 実施回 1 学 習 内 容 ・運動療法総論 運動療法とは、体力とは、運動処方の原則 事前・事後学習 事前:教科書 90 頁から 104 頁までを 学習方法 担当教員 講義 金子 〃 〃 講義・演習 〃 〃 〃 読んでくる ・各種刺激に対する神経系の適応 2 ・各種刺激に対する筋骨格系の適応 ストレッチング 3 ・各種刺激に対する筋骨格系の適応 筋力強化 事前:教科書 43 頁から 89 頁までを読 んでくる。配布資料を読んでくる 事前:筋収縮に関連する運動生理学を 復習しておく。配布資料を読んでくる 事後:レポート作成によるまとめ 4 ・演習(皮質脊髄路と脊髄運動ニューロンプールの利得調節) 一次運動野への磁気刺激による誘発電位、末梢神経電気刺 激による誘発電位(M 波、H 波)、伸張反射の記録を行ない、そ の生理学的背景について演習する。 事前:誘発筋電図について復習してお く。配布資料を読んでくる 事後:レポート作成によるまとめ 5 ・演習(ストレッチング) 筋の個別ストレッチング(ID ストレッチ)の実技を行なうと 6 〃 〃 〃 〃 んでくる。配布資料を読んでくる 共に、ストレッチングの生理学的および運動学的背景につい 事後:学習した実技を練習し,実践で て演習する。 きるようにする ・演習(筋力強化運動) 事前:配布資料を読んでくる 各種の筋力強化運動を実践し、筋力強化が誘導させる生理 7 事前:教科書 17 頁から 32 頁までを読 事後:学習した実技を練習し,実践で 学的背景について演習する。 きるようにする ・全身運動の身体への影響 事前:配布資料を読んでくる 〃 〃 事前:これまでの学習内容を復習して 〃 〃 運動処方を演習する。 8 ・まとめ おく
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