資料3 産官学連携自動走行実証実験促進事業

産官学連携自動走行実証実験促進事業(あま市モデル)について
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背景及び目的
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事業スキーム
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協定の締結
【資料3】
現在あま市では、愛知県が実施する「自動走行実証推進事業」に応募し、同県が推進する
「自動走行実証プロジェクト」に積極的に参画・協力していくこととしています。そこで、
これらの取組と並行して、市の公共施設を活用した「産官学連携自動走行実証実験促進事業
(あま市モデル)」を実施することで、当該プロジェクトに関する機運を醸成し、本市にお
ける地方創生事業を加速化することを目的とします。
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「あま市モデル」の内容
名古屋大学又はアイサンテクノロジー㈱は、あま市七宝焼アートヴィレッジの駐車場を、
その休館日に自動走行車のテストコースとして有償で使用し、あま市は、その収入を原資と
して、アイサンテクノロジー㈱に対して、あま市の主催する体験試乗会での自動走行の実演
や同技術の展示を依頼するとともに、名古屋大学とアイサンテクノロジー㈱は、これらの事
項を通じて、必要な連携を図りながら自動走行の技術開発を促進させます。また、東京海上
日動火災保険㈱とあま市は、当事業の実施に当たり、名古屋大学とアイサンテクノロジー㈱
の協力を得ながら、リスクアセスメントに関する研究を共同で行います。
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「地方創生加速化交付金」の活用
当該事業を先駆的な取組として全国へ強くPRし、「あま市モデル」が産官学の連携によ
4者は、自動走行の技術開発について、相互に連携し、それぞれが有する人的、物的資源
り持続可能なものとなることをいち早く認知させることで、先行者利益の獲得と、当該分野
を有効に活用することにより、同技術開発を促進させるとともに、地域社会に貢献すること
への新規参入を検討している小規模開発事業者の後押しになると考えており、国へ「地方創
を目的とする協定を平成 28 年 5 月 31 日に締結しました。
生加速化交付金」の交付申請をし、大筋で採択されたところです。その結果、当該交付金は、
①体験試乗会の開催委託、②テストコースとしての機能付加工事、③事業専用 Web サイトの
開設と同サイト内での体験試乗会受付システムの構築④体験試乗会を中心とする広報活動
等の業務への活用を予定しており、県の行う「自動走行実証推進事業」と連携・協力しなが
ら、より効果的な事業展開を行います。
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本事業の実施による今後の展望
本事業の実施により、自動走行技術の開発に関わる企業はもとより、IT 分野やその他の
近未来技術に関わる企業に対して研究都市としての本市をアピールし、企業誘致の入り口と
する有効的な手段にすると同時に、産業振興の起爆剤になりえると考えています。
また、本事業と各分野の地方創生事業を連携させながら、将来に渡り本市が活力あるまち
として発展することを目指していきます。