ソ 虐待予防に視点をおいた妊娠期からの子育て支援について

ソ
虐待予防に視点をおいた妊娠期からの子育て支援について
(ア) 表1
妊娠届出書のアンケート項目の点数化
愛西市
愛知県
継続支援
の必要性
平成 26 年度
平成 27 年度
平成 26 年度
ローリスク
(0~1点)
269 人
(68.4%)
204 人
(69.4%)
73.9%
低い
ハイリスク
(2 点~5 点)
112 人
(28.5%)
84 人
(28.6%)
23.7%
高い
スーパーハイリスク
(6 点以上)
12 人
(3.1%)
6人
(2.0%)
2.4%
極めて
高い
(イ) 図1
支援方法
出産後、母子保健推進員または保健
師が赤ちゃん訪問を行う
出産後、保健師が赤ちゃん訪問を行
い、必要時養育支援訪問へつなげる
妊娠中から保健師が継続的な支援
を行い、必要時養育支援訪問事業へ
つなげる
妊娠届出書のアンケート項目別の該当者割合
25.0
20.0
15.0
(%)
10.0
5.0
0.0
愛西市(平成26年度)
(ウ) 表2
愛西市(平成27年度)
愛知県(平成26年度)
表養育支援訪問の実績(別紙参照)
【現状】
養育支援訪問事業を利用している家庭は、いずれも妊娠届出時の点数が 2 点以上(ハイリスク・
スーパーハイリスク)であり、点数が低いほど訪問回数が少なく、養育支援訪問以外の社会資源を
活用できるようになったことで終了している。また養育支援訪問事業の開始はいずれも出産後であ
る。(表 2)
【課題】
妊婦自身が支援に対するニーズの自覚がないことが多く、保健師が妊娠中から支援することが難
しい。
妊娠期からの虐待予防として、出産後に子どもを虐待につながりやすいと考えられるハイリスク
妊婦に対し、妊娠中から養育支援訪問事業を利用することができるような支援体制が必要である。
【対策】
支援関係の基盤として、保健師がハイリスク妊婦に対し妊娠中に何度か支援を行うことで、妊娠
中から信頼関係を築くとともに、養育支援訪問事業の必要性について伝えていく。