匂い立つ香り - 桐朋学園音楽部門

2016
Newsletter of Toho Gakuen School of Music vol.49 1
桐朋学園大学/桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)/桐朋学園大学音楽学部附属子供のための音楽教室
桐朋学園大学院大学/桐朋学園大学院大学・桐朋学園大学音楽学部附属桐朋オーケストラ・アカデミー
仙川キャンパス: 〒182-8510 東京都調布市若葉町1-41-1 TEL:03-3307-4101 FAX:03-3307-4354
調布キャンパス: 〒182-0021 東京都調布市調布ヶ丘1-10-1 TEL:042-444-7055 FAX:042-444-7056
富山キャンパス: 〒930-0138 富山県富山市呉羽町1884-17 TEL:076-434-6800 FAX:076-434-6666
発行/学校法人桐朋学園音楽部門 ホームページ http://www.tohomusic.ac.jp 発行日/2016年7月20日 編集:事務局広報担当
首都圏最大級の耐火木造建築<仙川新校舎> 2017 年1月から運用開始予定!
工事現場見学の時の様子(5月20日)/左から、4階部分、2階廊下、3階特大講義室
匂い立つ香り
桐朋学園大学学長
桐朋学園大学院大学学長
オーケストラ・アカデミー所長
梅津 時比古
ピアノのタッチの重さを変えようと鍵盤を薄く削っていたとき、木の香りが静か
に、はっきりと立ち上ってきたことを覚えています。こんなに長い間弾いてきたピ
アノでも木は今生まれたばかりのように生きていて、匂い立つのだ、と心打たれま
した。私が高校のとき、調律やピアノの構造を著名な調律師、齋藤喜一郎さんに教
えてもらったときのことです。
今、仙川キャンパスは木の香りに充ち満ちています。日本で初めてとなる木造に
よる地上4階建て(地下1階)の新校舎建設の最中にあるからです。隈研吾さん
に設計をお願いしたこの新校舎は今年中に完成します。
また今年、2回目の入学式を行った調布の新キャンパスでは来春から桐朋学園
大学大学院が開設される予定です。
富山キャンパスにも新しい風が吹いています。指導・共演を受け持ったベルリ
ン・フィルのメンバーが「世界でもこれほど上手なユーゲント・オーケストラはな
い」と言ってくれた実力を持つ富山のオーケストラ・アカデミーと、富山の大学院
大学とのさらなる一体化を進める予定です。
仙川、調布、富山に吹く新しい風が、桐朋が目指す「来るべき音」の匂い立つ具
現化として、多くの実りをもたらすよう、努力を積み重ねて参ります。
2
桐朋学園音楽部門報第49号
更に活気溢れる学園に
理事 関田 英二
この4月より、音楽部門の選出
理事になりました。大変微力では
ありますが、精一杯努力していく
所存です。どうぞよろしくお願い
申し上げます。
今年の12月には、いよいよ仙川
新校舎が完成します。現校舎から
の引っ越しを12月に終え、1 月に
は全館稼働する予定です。また来
年の4月からは東京における大学院が調布校舎でス
タートする予定です。各専攻ともに、個々の学生の演
奏技術の向上を図ることを目標としています。また、
富山の大学院大学では、同じく富山にあるオーケスト
ラ・アカデミーと協力をして、室内楽やオーケストラ
の演奏者の育成を目標としています。この二つの大学
院がそれぞれの機能を発揮して、桐朋学園の音楽教育
を更に向上、発展させていって欲しいと願っていま
す。音楽教室においても、これまで以上に大学との繋
がりを密にして、地方での演奏会やマスタークラスの
開催などを積極的に行っていく方針です。
以上のように、様々な教育環境の向上を目指してお
りますが、やはり財政的な裏付けが必要です。多くの
若い人に桐朋学園の魅力を知っていただき、更に活気
溢れる学園となることを願っています。
学園のハーモニーを味わいながら
今仙川では、3階から4階への
もく
吹き抜けの屋根を支える木 の大き
な梁が静かに翼を広げ、真新しい
新校舎建設の槌音が優しく美しく
響いています。あたかも厳しく困
難な社会状況に健気に立ち向かう
建設的な人々を祝福してくれてい
るかのように。ヴァイオリンの石井志都子先生と、
「な
んだか他の建築現場とは違う。音楽的な響きに、なん
か安心するね」と立ち話しになりました。
新校舎建築、大学院開設、以前から懸案であった少
子化による受験生減少など、思いっきり重い問題を幾
つも抱えたこの時期に、経験少ない私にとって、大変
な職を戴きました。微力ではございますが精一杯、先
輩諸氏、同じ職場で働く全ての皆様のお知恵、お力を
お借りしながら、一つ一つの問題を、丁寧に理解し、
又、迅速に対応したいと思います。そしてあくまでも
音楽的に、学園のハーモニーを味わいながら誠実に当
たっていきたいと思います。どうぞよろしくお願い申
し上げます。
高校から大学 そしてその後
教務部長 姫野 雅子
文科省が推進しているテーマの
一つに「高大接続」がありますが、
桐朋は開学以来その姿勢を貫い
てきました。それを形にするとい
う意味で、今年度から桐朋女子高
校音楽科生に、高大連携授業をス
タートしました。まだ一部の限ら
れた講座が対象ですが、単位の先
取りも可能となりました。高校生
から大学生まで、共に学ぶ環境は
桐朋の個性でもあります。現在申請中の大学院も含め
て、お互いが切磋琢磨する場を大切にしていきたいと
考えています。
短大との連携授業は、調布と仙川に離れているにも
関わらず、今年も25件ほどの申し込みがありました。
その中でもアウトリーチの授業の希望が多く、高い専
門性を求める一方、社会への還元の仕方を学びたいと
いう要望、または卒後の活動指針を決める上で幅広い
芸術の世界を知りたいという姿勢の表れと受け取れま
す。
今年中に仙川新校舎も竣工する予定で、2年前に
開講した調布キャンパスと共に、新たな環境での生活
が始まります。ハード面の充実が一段落する今、桐朋
ができる教育は何なのか、ソフト面での充実が求めら
れるでしょう。素晴らしい「音」環境を生かしたカリ
キュラムの充実はもちろんのこと、社会への還元も視
野に入れ、一歩一歩進んでいきます。
学部長 村上 弦一郎
充実した学園生活のために
学生部長 中井 恒仁
今期より学生部長を務めさせて
いただきます。どうぞよろしくお
願いいたします。
音楽家としても人としても自身
の基礎を確立させていく重要なこ
の時期に、学生達の気持ちに寄り
添い彼らの目指す勉強が充実する
よう、また、その後の目標とする
道を進むべく手助けができるよう、尽力させていただ
きたいと思います。
「ひとりひとりの学生を、多くの教員、職員が見守っ
ている」本学の特徴の一つでもあると思います。そん
な「桐朋」で安心して音楽を志す仲間と一緒に、音楽
と自分にじっくりと向き合い、社会に羽ばたいてほし
いと願っています。
音楽のことだけではなく、生活全般についても様々
なサポート体制が用意されています。学生会館、給付
型の奨学金、学生支援課、学生相談室、キャリア支援
センターなどもありますのでご活用いただけたらと思
います。仙川の新校舎や調布の大学院など、新たな希
望も目前に見えています。気持ちを引き締めて、安全
で快適な学園生活のための準備をしてまいります。
Newsletter of Toho Gakuen School of Music vol.49 3
大学の本質を担って
図書館長 沼野 雄司
図書館とは何か?と問われたと
きに、私は常に「大学の本質であ
る」と答えています。なんだか極
端な考え方のように思われるかも
しれませんが、それは以下のよう
な理由によります。
日本語では、教育機関の呼び名
が「小・中・高・大」と段階的に
並ぶので、大学は、単に中学や高
校より進んだことを学ぶ場だと思
われがちなのですが、英語の University や College が
高校までとは異なる概念であることは自明でしょう。
大学の最大の特徴は、教員と学生が「教える→学ぶ」
という一方通行の関係にあるのではなく、共に研究を
続け、共に学ぶ点にあります。何よりもこれが大学と
いう場所の素晴らしいところであり、私自身、教員を
目指した理由でもあります。
自分の知っていることを繰り返すだけの教員、言わ
れたことを覚えるだけの学生は、大学には不要です。
お互いに研鑽を積み、意見をぶつけ合わねばなりませ
ん。そして「自ら」学ぶ際にどうしても必要なのが図
書館なのです。過去から現代にいたる膨大な知見を参
照することなしに、知を磨くことなどとうてい不可能
でしょう。その意味で、図書館はすべての大学人の核
となるものなのです。
来年度から開設される大学院においては、その重要
性はさらに増すことになるでしょう。重要な時期に図
書館長という役割にある責任を重く受け止めている次
第です。
新しい環境への準備の中で
2016年度も慌ただしくスタートし
ました。仙川の校舎では、高校生
たちの明るい声が活気に満ちた桐
朋の学校生活を表しています。私
たちの「桐朋女子高等学校音楽科
(男女共学)
」は、国内外の音楽関
係者からも引き続き高い評価をい
ただきながら、高度な音楽教育を
より一層充実できるよう努力を続
けています。
仙川では新校舎の建築工事が続いています。年末に
は引っ越しを行い、新校舎の利用が始まります。新し
く完成する新校舎のもと、音楽教室、高校、大学の学
生・生徒たちが、桐朋の良き伝統を受け継ぎつつ、新
たな要素も取り入れながらより一層の精進をして、音
楽の世界へ羽ばたいてくれることを期待したいと思い
ます。
新たな校舎での新たな歴史が間もなく開始されるこ
とへの期待感と同時に、これまでの桐朋の輝かしい歴
史の多くが現在の校舎で積み上げられてきたことを想
うと感慨深いものがあり、多くの卒業生や在校生が過
ごした校舎が取り壊されてしまうことへの寂しさもあ
ります。新校舎に移り、高校生たちが主に学ぶエリア
が地下でなくなったら、
「もぐら」は何になるのか?考
え始めると夜も眠れません…。
桐朋の根源
音楽教室部長 斎木 隆
桐朋の歴史は小さな音楽教室か
ら始まりました。時代に先駆けた
高度な早期教育は大きな成果を上
げ、多くの世界で活躍する音楽家
が育ちました。この度、この 桐朋
学園の根源とも言える音楽教室の
部長を拝命し、あらためて先人達
の理念を思い起こすと共に、更なる発展のために力を
尽くす決意をしているところです。小さい頃から、優
れた音楽のシャワーを浴びることで身につく素養に加
え、伝統に基づきつつ新しい要素を取り入れた独自の
メソードを持つソルフェージュ教育は、今も音楽界で
絶対的な評価を得ています。
今後は全国に広がる多くの教室の格差や少子化に伴
う問題にも目を向けながら、桐朋ならではの音楽教室
のあり方を色々な角度から考えていきたいと思いま
す。皆さまのご教示、お力添えを賜りたくどうぞよろ
しくお願いいたします。
高校部長 合田 香
最近二年間の報告
大学院大学研究科長 藤原 浜雄
昨年の部門報では対談形式のた
め詳細を報告できませんでしたの
で、ここに二年分をまとめてお知
らせします。
2015年3月末を以て、専任教授で
おられた新実徳英氏が、定年退職
なさいました。後任に、鈴木輝昭
氏が就任なさいましたが、今年度
からは鈴木氏は仙川の作曲理論の
教授となり、石島正博氏が大学院
大学の教授になりました。元々ピ
アノと弦の専攻しか存在しない当大学院ですが、音楽
教育の基本である座学系の授業に作曲理論の専門家は
絶対に必要で、開学以来専任教授の内の一人は作曲の
先生が就任しておられます。
2014年度はピアノ7名、ヴァイオリン4名、チェロ
1名、2015年度はピアノ9名、ヴァイオリン3名が入
学しました。ヴァイオリンの内1名は初の特待生です。
結果として昨年度は全体でピアノ16名、ヴァイオリン
7名、チェロ1名となり、室内楽に重点を置いている
当大学院としては開学以来一番充実した年だったよう
に思います。
本年度の新入生は残念ながらピアノ8名のみでし
た。2014年度入学の弦楽器生5名が3月で修了してし
まったため、室内楽の授業ではもっぱら我々弦の専任
教員が演奏して務めております。
来年度には調布にも大学院が開設される予定であ
り、今後の富山の大学院大学ではオーケストラ・アカ
デミーとの連携なども踏まえ、アンサンブルの面によ
り力を入れて発展させて行きたいと思っております。
4
桐朋学園音楽部門報第49号
平成27年度 音楽部門決算の概要
平成 27 年度の資金収入は、前年度と比べ①学生生徒等納付金収入が平成 27 年度入学者より大学入学金を 90 万円から 80 万円
に減額した一方、大学入学者数3名増及び高校入学者数 10 名増が主な要因となり 41,928 千円の増、②補助金収入が私立学校施
設整備費補助金 90,827 千円が主な要因となり 92,653 千円の増、③その他の収入が退職者6名減による私立大学退職金財団交付金
収入 83,321 千円減が主な要因となり 180,333 千円の減、合計前年度対比 45,751 千円の減少となった。資金支出は、前年度と比べ
①人件費支出で専任教職員8名減及び退職者6名減が主な要因となり 191,727 千円の減、②教育研究経費支出が調布キャンパス
1号館運用開始に係わる経費の減少が主な要因となり 5,810 千円の減、管理経費支出が事務システム更新の報酬が主な要因とな
り 13,384 千円の増、④その他の支出が教育研究経費支出と同様、調布キャンパス1号館運用開始に係わる設備関係支出の減少が
主な要因となり 282,896 千円の減となった。次年度繰越支払資金は【表1】のとおり、
前年度対比 305,083 千円の増加 (46.8%) となっ
た。事業活動収支においては【表2】のとおり、特別収支収入その他の仙川新校舎楽器設備募金 21,080 千円、私立学校施設整備
費補助金 90,827 千円が主な要因となり、当年度収支差額は 53,174 千円の収入超過となり、収支係数は 2.48% となった。
【表1】 資金収支決算対比表
科目
資
金
収
入
資
金
支
出
学生生徒等納付金収入
補助金収入
その他の収入
単年度収入合計
人件費支出
教育研究経費支出
管理経費支出
その他の支出
単年度支出合計
単年度収支差額
前年度繰越支払資金
翌年度繰越支払資金
平成 27 年度
A
2,853,347
481,419
704,806
4,039,572
2,006,849
938,879
135,564
653,199
3,734,490
305,082
651,231
956,314
平成 26 年度
B
2,811,419
388,766
885,139
4,085,323
2,198,576
944,690
122,180
936,095
4,201,541
△ 116,218
767,449
651,231
(単位:千円、%)
増減A-B
金額
41,928
92,653
△ 180,333
△ 45,751
△ 191,727
△ 5,810
13,384
△ 282,896
△ 467,051
421,300
△ 116,218
305,083
【表2】 事業活動収支決算対比表
科目
特別収支
収入合計
教 退職給与引当金繰入額
育 その他人件費
(教)減価償却額
経 活 (管)減価償却額
常 動 収
その他
支
支出合計
収支差額
教
科目
育 収入合計 活
動 支出合計 外 収支差額
収支差額
科目
現物寄付
その他
収入合計
支出合計
収支差額
基本金組入前当年度収支差額
(事業活動収入に対する割合 %)
基本金組入額合計
当年度収支差額
前年度繰越収支差額
基本金取崩額
翌年度繰越収支差額
事業活動収入計
事業活動支出計
平成 27 年度
A
3,367,748
90,089
1,940,165
152,082
18,716
1,169,711
3,370,762
△ 3,014
平成 27 年度
879
0
879
△ 2,135
平成 27 年度
2,913
142,908
145,821
56,661
89,160
87,025
2.48%
△ 33,851
53,174
△ 2,175,239
75,629
△ 2,046,436
平成 26 年度
B
3,416,169
138,882
1,981,517
149,791
19,572
1,135,573
3,425,334
△ 9,166
平成 26 年度
2,659
0
2,659
△ 6,506
平成 26 年度
0
10,514
10,514
864
9,650
3,144
0.09%
△ 817,872
△ 814,728
△ 1,360,511
0
△ 2,175,239
3,514,448
3,427,423
3,429,342
3,426,198
増減率
1.5
23.8
△ 20.4
△ 1.1
△ 8.7
△ 0.6
11.0
△ 30.2
△ 11.1
△ 362.5
△ 15.1
46.8
(単位:千円、%)
増減A-B
金額
増減率
△ 48,421
△ 1.4
△ 48,793
△ 35.1
△ 41,352
△ 2.1
2,290
1.5
△ 856
△ 4.4
34,138
3.0
△ 54,572
△ 1.6
6,152
△ 67.1
増減A-B
△ 1,780
△ 66.9
0
0.0
△ 1,780
△ 66.9
4,372
△ 67.2
増減A-B
2,913
0.0
132,394
1,259.2
135,307
1,286.9
55,798
6,458.1
823.9
79,510
83,881
2,668.0
2.38%
2,600.9
784,021
△ 95.9
867,902
△ 106.5
△ 814,728
59.9
75,629
0.0
128,803
△ 5.9
85,105
1,225
2.5
0.1
Newsletter of Toho Gakuen School of Music vol.49 5
【表3】学生生徒数・学生生徒等納付金収入の推移
区 分
大学
大学科目等履修生
高校
音楽教室
仙川キャンパス計
大学院大学
大学院大学科目等履修生
オーケストラ・アカデミー
富山キャンパス計
合 計
25 年度
748
187
228
2,181
3,344
20
0
68
88
3,432
学生生徒数
26 年度
27 年度
A
B
750
759
186
200
205
209
2,219
2,190
3,360
3,358
21
23
0
1
66
61
87
85
3,447
3,443
(注)学生生徒数は各年度 3 月 31 日現在である。
増減
B-A
9
14
4
△ 29
△2
2
1
△5
△2
△4
25 年度
1,580,102
131,258
334,255
734,074
2,779,689
19,500
0
40,733
60,233
2,839,922
学生生徒等納付金収入
26 年度
27 年度
増減
A
B
B-A
1,578,388 1,604,314
25,926
127,251
129,726
2,475
281,793
296,880
15,087
762,425
760,176
△ 2,249
2,749,857 2,791,096
41,239
20,400
22,400
2,000
0
0
0
41,162
39,852
△ 1,310
61,562
62,252
690
2,811,419 2,853,348
41,929
【表4】補助金収入の推移
25 年度
区 分
大学(国庫補助金)一般補助
69,497
特別補助(授業料減免事業等支援経費)
11,560
(障害者の入学の推進)
0
(科目等履修生)
0
(教育・学習方法等改善支援)
0
(海外研修派遣)
0
0
(大学教育の質向上への一体的な取組支援)
(ICT 活用教育研究支援)
0
私立学校施設整備費補助金
0
(注)「特別補助」は毎年、区分並びに名称変更がなされている。
大学(東京都)結核予防補助 64
大学・高校(調布市)保存樹木剪定補助
0
高校(東京都)一般補助
63,227
特別補助 6,875
高校(東京都)結核予防補助 26
都内生就学促進補助 575
東京都私立高等学校等授業料軽減助成金 1,138
就学支援金学校事務費補助
264
仙川キャンパス計
153,225
大学院大学(国庫補助金)一般補助
12,401
(富山市)運営費補助
80,388
施設整備費補助 17,000
オーケストラ・アカデミー(富山市)運営費補助 119,612
富山キャンパス計
229,401
合 計
382,626
【表5】財産目録総括表
科 目
一、基本財産
1.土地
23,326㎡
2.建物
21,320㎡
3.図書
255,407 冊
4.教具・校具・備品
9,511 点
5.その他
113 点
二、運用財産
1.預金・現金
2.積立金
3.有価証券
4.その他
( 単位:人、千円 )
( 単位:千円 )
26 年度
A
78,481
13,017
0
0
0
0
0
0
0
65
0
66,703
7,030
19
493
1,194
356
167,358
10,894
77,590
10,514
122,410
221,408
388,766
27 年度
増減
B
B-A
88,579
10,098
12,476
△ 541
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
90,827
90,827
64
△1
0
0
60,685 △ 6,018
7,125
95
23
4
675
182
647
△ 547
437
81
261,537
94,179
9,882 △ 1,012
77,121
△ 469
10,000
△ 514
122,879
469
219,882 △ 1,526
481,419
92,653
(単位:千円)
科 目
6,694,060 三、負債額
1,884,052
916,069 1.固定負債
1,273,956
3,915,604(1)長期借入金
444,000
854,633(2)退職給与引当金
829,956
382,432 2.流動負債
610,096
625,322(1)前受金
527,063
2,932,747(2)未払金
53,669
956,314(3)その他
29,364
1,620,052 四、基本財産+運用財産
9,626,807
1,707 五、純財産(四-三)
7,742,755
354,674 純負債比率【総負債(三)-前受金】
÷総財産(四)× 100%
14.10%
6
桐朋学園音楽部門報第49号
平成 27 年度 決算総括表
資金収支計算書
収入の部
支出の部
a. 平成 27 年度 b. 平成 27 年度
第 2 次補正予算
決 算
科目/摘要 【1】学生生徒等
2,859,566
納付金収入
【2】手数料収入
28,883
構成比
c. 平成 26 年度
決 算
a. - b.
科目/摘要 b.- c.
2,853,347
60.83
6,219
2,811,419
41,928
29,189
0.62
△ 306
29,059
131
【3】寄付金収入
12,000
21,080
0.45
△ 9,080
0
21,080
【4】補助金収入
480,840
481,419
10.26
△ 579
388,766
92,653
【5】資 産 売 却
収入
0
8
0.00
△8
0
8
【6】付随事業・収
益事業収入
1,107
4,968
0.11
△ 3,862
3,277
1,692
2,659
879
0.02
1,780
2,659
△ 1,780
103,307
99,577
2.12
3,730
190,182
△ 90,605
【9】借 入 金 等
収入
444,000
444,000
9.47
0
0
444,000
【10】前受金収入
499,368
527,063
11.24
△ 27,695
522,075
4,989
収
【7】受 取利息・
入
配当金収入
の
部【8】雑収入
【11】そ の 他 の
収入
(単位:千円)
a. 平成 27 年度 b. 平成 27 年度
第2次補正予算
決 算
【1】人件費支出 2,053,002
42.78
46,153
2,198,576
△ 191,728
938,879
20.02
27,542
944,690
△ 5,810
156,644
135,564
2.89
21,080
122,180
13,384
【4】借 入 金 等
利息支出
0
0
0.00
0
0
0
【5】借 入 金 等
返済支出
0
0
0.00
0
0
0
467,790
467,241
9.96
549
9,988
457,253
47,364
29,675
0.63
17,689
126,181
△ 96,507
【8】資 産 運 用
支出
15,156
22,525
0.48
△ 7,369
3,113
19,412
【9】そ の 他 の
支出
115,861
110,594
2.36
5,267
808,956
△ 698,363
【10】
[予備費]
15,100
0
0.00
15,100
0
0
【11】資金支出調
△ 91,501
整勘定(△)
△ 73,610
△ 1.57
△ 17,891
△ 79,695
6,085
支【6】施 設 関 係
支出
出
の【7】設 備 関 係
部
支出
△ 6,542
955,146
△ 528,175
【12】資金収入調
△ 830,299
整勘定(△)
△ 849,752
△ 18.12
19,454
△ 819,413
△ 30,340
【12】他 部 へ の
繰出金
3,400
823
0.02
2,577
2,154
△ 1,331
単年度支出合
単年度収入合計 4,025,261
4,039,573
86.12
△ 14,312
4,085,323
△ 45,749
単年度
収支差額
651,231
651,231
13.88
0
767,449
△ 116,218
【13】 翌 年 度 繰
越支払資金
4,676,492
4,690,804
100.00
△ 14,312
4,852,772
△ 161,968
合 計
97,130
96,774
2.06
356
67,552
29,222
3,842,967
3,734,490
79.61
108,477
4,201,541
△ 467,051
182,294
305,083
6.50
△ 122,789
△ 116,218
421,302
833,525
956,314
20.39
△ 122,789
651,231
305,083
4,676,492
4,690,804
100.00
△ 14,312
4,852,772
△ 161,968
事業活動収支計算書
科目/摘要
教育活動収支
事業
活動
収入
事業
活動
支出
【1】学生生徒等納付金
【2】手数料
【3】寄付金
【4】経常費等補助金
【5】付随事業収入
【6】雑収入
【7】他部からの繰入金
教育活動収入計
【1】人件費
【2】教育研究経費
【3】管理経費
【4】徴収不能額等
【5】他部への繰出金
教育活動支出計
教育活動収支差額
b. 平成 27 年度
決 算
2,859,566
28,883
5,900
380,013
1,107
102,659
3,400
3,381,529
2,075,688
1,118,412
174,014
700
97,130
3,465,944
△ 84,415
a. 平成 27 年度
第 2 次補正予算
2,659
2,853,347
29,189
0
380,592
4,968
98,829
823
3,367,748
2,030,253
1,090,961
152,431
342
96,774
3,370,762
△ 3,014
b. 平成 27 年度
決 算
879
0
(単位:千円)
構成比
a. - b.
0
0.00
0
0
0
2,659
0
0
0
2,659
△ 81,756
a. 平成 27 年度
第 2 次補正予算
0
113,474
113,474
50,426
1,800
52,226
61,248
15,100
△ 35,607
△ 37,599
△ 73,206
△ 2,175,239
0
△ 2,248,445
879
0
0
0
879
△ 2,135
b. 平成 27 年度
決 算
0
145,821
145,821
54,813
1,849
56,661
89,160
0
87,025
△ 33,851
53,174
△ 2,175,239
75,629
△ 2,046,436
0.03
0.00
0.00
0.00
0.03
△ 0.06
1,780
0
0
0
1,780
△ 79,621
△ 1,780
0
0
0
△ 1,780
4,372
0
135,307
135,307
53,949
1,849
55,798
79,510
0
83,881
784,021
867,902
△ 814,728
75,629
128,803
事業活動収入計
事業活動支出計
3,497,662
3,533,270
収支係数(%)
△ 1.02
科目/摘要
特別収支
【1】資産売却差額
【2】その他特別収入
特別収入計
【1】資産処分差額
【2】その他の特別支出
特別支出計
特別収支差額
〔予備費〕
基本金組入前当年度収支差額
基本金組入額合計
当年度収支差額
前年度繰越収支差額
基本金取崩額
翌年度繰越収支差額
構成比
6,219
△ 306
5,900
△ 579
△ 3,862
3,831
2,577
13,780
45,434
27,451
21,583
358
356
95,182
△ 81,401
b.- c.
1,780
事業 【1】借入金等利息
活動 【2】その他の教育活動外支出
支出
教育活動外支出計
教育活動外収支差額
経常収支差額
81.19
0.83
0.00
10.83
0.14
2.81
0.02
95.83
57.77
31.04
4.34
0.01
2.75
95.91
△ 0.09
c. 平成 26 年度
決 算
0.03
科目/摘要
教育活動外収支
a. 平成 27 年度
第 2 次補正予算
2,811,419
29,059
1,828
378,252
3,277
190,182
2,154
3,416,169
2,120,398
1,094,481
141,752
1,152
67,552
3,425,334
△ 9,166
c. 平成 26 年度
決 算
2,659
事業 【1】受取利息・配当金
活動 【2】その他の教育活動外収入
収入
教育活動外収入計
事業
活動
収入
事業
活動
支出
b. - c.
2,006,849
966,422
9.10
合 計
c. 平成 26 年度
決 算
【3】管 理 経 費
支出
426,971
【14】 前 年 度 繰
越支払資金
a. - b.
【2】教 育 研 究
経費支出
420,429
【13】他 部 か ら
の繰入金
構成比
a. - b.
41,928
131
△ 1,828
2,340
1,692
△ 91,353
△ 1,331
△ 48,421
△ 90,145
△ 3,520
10,679
△ 809
29,222
△ 54,572
6,152
b.- c.
△ 1,780
0.00
4.15
4.15
1.56
0.05
1.61
2.54
0.00
2.48
△ 0.96
1.51
0
△ 32,347
△ 32,347
△ 4,387
△ 49
△ 4,436
△ 27,911
15,100
△ 122,633
△ 3,747
△ 126,380
0
△ 75,629
△ 202,009
2,659
0
0
0
2,659
△ 6,506
c. 平成 26 年度
決 算
0
10,514
10,514
864
0
864
9,650
0
3,144
△ 817,872
△ 814,728
△ 1,360,511
0
△ 2,175,239
3,514,449
3,427,424
100.00
97.52
△ 16,786
105,846
3,429,342
3,426,198
85,106
1,225
2.48
△ 3.49
0.09
2.38
構成比
a. - b.
b.- c.
Newsletter of Toho Gakuen School of Music vol.49 7
【表B】貸 借 対 照 表
(単位:円)
平成 28 年3月 31 日
資産の部
科 目
固定資産
有形固定資産
土地
建物
構築物
教育研究用機器備品
管理用機器備品
図書
車両
建設仮勘定
特定資産
第2号基本金引当特定資産
第3号基本金引当特定資産
退職給与引当特定資産
施設拡充引当特定資産
記念事業引当特定資産
教育研究引当特定資産
江戸奨学引当特定資産
本部役職員退職金引当特定資産
その他の引当特定資産
その他の固定資産
借地権
電話加入権
施設利用権
ソフトウェア
有価証券
収益事業元入金
長期貸付金
敷金
長期性預金
流動資産
現金預金
未収入金
短期貸付金
有価証券
仮払金
立替金
前払金
販売用品
本年度末
8,327,364,828
6,694,060,190
916,069,406
3,915,603,759
160,019,921
352,506,379
29,926,320
854,632,878
0
465,301,527
1,620,052,178
0
0
30,605,944
1,035,415,014
554,031,220
13,252,460
0
3,625,844
0
0
1,706,616
0
0
7,920,000
0
1,299,442,630
956,314,222
327,335,421
0
0
0
0
15,792,987
0
9,626,807,458
前年度末
8,097,757,441
6,399,597,381
916,069,406
4,064,568,950
171,966,547
367,835,738
28,720,179
850,436,561
0
0
1,684,907,600
0
0
30,599,841
1,098,587,496
0
0
0
0
555,720,263
13,252,460
0
3,625,844
0
0
1,706,616
0
0
7,920,000
0
981,959,122
651,230,975
310,227,177
0
0
0
0
20,500,970
0
9,079,716,563
増 減
229,607,387
294,462,809
0
△ 148,965,191
△ 11,946,626
△ 15,329,359
1,206,141
4,196,317
0
465,301,527
△ 64,855,422
0
0
6,103
△ 63,172,482
0
0
0
0
△ 1,689,043
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
317,483,508
305,083,247
17,108,244
0
0
0
0
△ 4,707,983
0
547,090,895
負債の部
科 目
固定負債
長期借入金
学校債
長期未払金
退職給与引当金
流動負債
短期借入金
1年以内償還予定学校債
未払金
前受金
預り金
純資産の部
科 目
基本金
第1号基本金
第2号基本金
第3号基本金
第4号基本金
繰越収支差額
翌年度繰越収支差額
純資産の部合計
科 目
負債および純資産の部合計
注記
本年度末
前年度末
1,273,956,086
806,551,284
444,000,000
0
0
0
0
0
829,956,086
806,551,284
610,096,570
617,435,613
0
0
0
0
53,669,022
59,395,406
527,063,400
522,074,540
29,364,148
35,965,667
1,884,052,656 1,423,986,897
本年度末
9,789,190,677
9,505,190,677
0
0
284,000,000
△ 2,046,435,875
△ 2,046,435,875
7,742,754,802
本年度末
9,626,807,458
増 減
467,404,802
444,000,000
0
0
23,404,802
△ 7,339,043
0
0
△ 5,726,384
4,988,860
△ 6,601,519
460,065,759
前年度末
増 減
9,830,968,633 △ 41,777,956
9,546,968,633 △ 41,777,956
0
0
0
0
284,000,000
0
△ 2,175,238,967
128,803,092
△ 2,175,238,967
128,803,092
7,655,729,666
87,025,136
前年度末
増 減
9,079,716,563
547,090,895
1.重要な会計方針
(1)引当金の計上基準
徴収不能引当金の計上基準
未収入金の徴収不能に備えるため、個別に見積もった徴収不能見込額を計上している。
退職給与引当金の計上基準
大学等の教職員については期末要支給額 843,160,000 円の 100%を基にして、私立大学退職金財団に対する掛金の累積額
と交付額の累積額との繰入れ調整額を加減した金額を計上している。
(2)その他の重要な会計方針
有価証券の評価基準及び評価方法
有価証券の評価基準及び評価方法は移動平均法に基づく原価法である。
食堂その他教育研究活動に付随する活動に係る収支の表示方法
補助活動に係る収支は純額で表示している。
減価償却について
①減価償却資産の計上基準について
土地、建設仮勘定、図書を除く有形固定資産(耐用年数1年以上で、1個あるいは1組の価額が3万円以上のもの)を
減価償却資産として計上している。ただし、学生生徒等が使用する机、椅子等は少額重要資産として、金額の多寡に関
わらず教育研究用機器備品に計上している。
②減価償却の方法等について
・取得価額 30 万円以上の償却資産(音楽部門の取得価額 30 万円未満の楽器を含む)については、残存価額を取得価額の
10%とした(車両及び機器備品は零とした)個別償却による定額法で減価償却を行っている。取得価額 30 万円未満の
機器備品については、残存価額を零とした総合償却による定額法で減価償却計算を行っている。
・耐用年数は、
「学校法人桐朋学園固定資産減価償却に関する内規」の別表によっており、主な耐用年数は以下の通りである。
建物 鉄筋、鉄骨コンクリート造 50 年
構築物 コンクリート造 15 年
機器備品 10 年
2.重要な会計方針の変更等 なし
3.減価償却額の累計額の合計額 2,983,759,933 円
4.徴収不能引当金の合計額 0円
8
桐朋学園音楽部門報第49号
5.担保に供されている資産の種類及び額
担保に供されている資産の種類及び額は、 次の通りである。
土 地 96,785,979 円
建 物 0円
定 期 預 金 0円
6.翌会計年度以後の会計年度において基本金への組入れを行うこととなる金額 0 円
7.当該会計年度の末日において第4号基本金に相当する資金を有していない場合のその旨と対策
第4号基本金に相当する資金を以下のとおり有しており、該当しない。
8.その他財政及び経営の状況を正確に判断するために必要な事項
(1)有価証券の時価情報
① 総括表
種 類
時価が貸借対照表計上額を超えるもの
(うち満期保有目的の債券)
時価が貸借対照表計上額を超えないもの
(うち満期保有目的の債券)
合 計
(うち満期保有目的の債権)
時価のない有価証券
有価証券合計
当年度(平成 28 年 3 月 31 日)
貸借対照表計上額
時 価
1,706,616
5,980,840
0
0
0
0
0
0
1,706,616
5,980,840
0
0
0
1,706,616
② 明細表
種 類
債権
株式
投資信託
貸付信託
その他
貸借対照表計上額
合 計
時価のない有価証券
有価証券合計
当年度(平成 28 年 3 月 31 日)
時 価
(単位:円)
差 額
4,274,224
0
0
0
4,274,224
0
(単位:円)
差 額
1,706,616
5,980,840
4,274,224
1,706,616
0
1,706,616
5,980,840
4,274,224
(2)所有権移転外ファイナンス・リース取引
通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理を行っている所有権移転外ファイナンス・リースは、次の通りである。
①平成 21 年4月1日以降に開始したリース取引
リース資産の種類
リース料総額
未経過リース料期末残高
教育研究用機器備品
30,116,028 円
19,110,871 円
その他の機器備品
9,182,928 円
4,361,056 円
合 計
39,298,956 円
23,471,927 円
②平成 21 年3月 31 日以前に開始したリース取引
リース物件の種類
リース料総額
未経過リース料期末残高
教育研究用機器備品
0円
0円
その他の機器備品
0円
0円
合 計
0円
0円
(3)純額で表示した補助活動に係る収支
区分
夏期講習
冬期講習
芸術教育普及事業
教員免許状更新講習
オープンカレッジ
出版
呉羽寮
合 計
収入
18,920,990
5,289,230
255,686
858,000
1,786,050
2,563,660
25,906,992
55,580,608
支出
10,610,469
2,661,048
818,553
592,047
397,261
0
35,532,831
50,612,164
(単位:円)
収支差額
8,310,521
2,628,182
△ 562,867
265,953
1,388,834
2,563,660
△ 9,625,839
4,968,444
(4)関連当事者との取引
関連当事者との取引の内容は、次の通りである。
(単位:円)
関係内容
役員、法人
資本金又 事業の内容 議決権の
属性 等の名称 住所 は出資金 又は職業 所有割合 役員の 事実上
取引の内容
取引金額 勘定科目 期末残高
兼任等 の関係
監事 冨田武夫
-
-
弁護士
-
-
-
法律顧問料(注) 750,000
-
-
取引条件及び取引条件の決定方針等
(注)顧問料の支払に関する取引条件は、一般的取引条件によっている。
(5)後発事象
該当事項なし
Newsletter of Toho Gakuen School of Music vol.49 9
【表C】監査報告書
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平成 27 年度 学生会(預り金会計)決算表
収入の部
区 分
前年度繰越金
学生会費
銀行利息
桐朋祭プログラム広告掲載費
その他の雑収入
前期末未収入金収入
期末未収入金(△)
合計
決算額
4,098,586
4,996,200
548
877,500
78,400
348,053
0
10,399,287
摘 要
(単位:円)
@ 3,300 × 1,514 名
桐朋祭飲料販売費他
学生会費@ 3,300 ×1名他
支出の部
区 分
桐朋祭ホール使用料等
桐朋祭プログラム、ポスター等作製費
桐朋祭関係諸費
部活動費
コピー機使用料
電話・ファックス使用料
インターネット使用料
雑費
その他の支出
前期末未払金支払支出
期末未払金(△)
合計
決算額
426,240
1,591,920
1,399,731
0
197,640
9,867
33,484
826,451
0
0
△ 53,600
4,431,733
摘 要
桐朋祭ホール、付帯設備、調律料等
桐朋祭ゲスト謝礼他
次年度繰越金
5,967,554 所得税立替分 10 桐朋学園音楽部門報第49号
2016(平成28)年度 桐朋学園音楽部門入学試験結果
区分
桐朋学園大学(一般)
桐朋学園大学(指定校推薦1種)
桐朋学園大学(指定校推薦2種)
桐朋学園大学(一般推薦)
桐朋学園大学(特待生-AO方式)
合 計
桐朋学園大学 ( 編入 )
桐朋女子高等学校音楽科 ( 一般 )
桐朋女子高等学校音楽科(一般推薦)
合 計
研究生〔1〕(内部新規)
研究生〔2〕
(継続)
研究生〔3〕
(外部新規)
合 計
ソリスト ・ ディプロマ ・ コース(新規)
カレッジ ・ ディプロマ ・ コース(新規)
ソリスト ・ ディプロマ ・ コース(継続)
カレッジ ・ ディプロマ ・ コース(継続)
合 計
科目等履修生(一般)
科目等特別履修生(外国人)
桐朋学園大学院大学(特待生入学)
桐朋学園大学院大学(一般入学)
桐朋学園大学院大学(科目等履修生)
桐朋オーケストラ・アカデミー
募集人数
90
10
60
15
5
180
若干名
90
10
100
若干名
-
若干名
-
若干名
若干名
-
-
-
若干名
-
若干名
10
若干名
-
志願者数
144
9
69
15
2
239
6
73
2
75
68
75
19
162
6
32
10
22
70
16
0
2
9
1
90
受験者数
144
9
69
15
2
239
6
73
2
75
68
75
19
162
6
31
10
22
69
16
0
2
8
1
89
合格者数
130
8
69
13
1
221
3
70
2
72
63
72
18
153
6
26
10
22
64
16
0
0
8
1
26
入学者数
103
8
66
13
1
191
3
70
2
72
56
68
16
140
6
25
8
22
61
16
0
0
8
1
25
特待生・奨学生
2016 年度 桐朋学園音楽部門 仙川キャンパス特待生
2016 年度「チェロアンサンブル・サイトウ」奨学金
高校1年 柏 匡之輔(ピアノ)
高校1年 菊野 惇之介(ピアノ)
高校1年 吉見 友貴(ピアノ)
高校1年 森山 まひる(ヴァイオリン)
高校3年 吉田 南(ヴァイオリン)
大学1年 黒田 哲平(ピアノ)
大学3年 中島 英寿(ピアノ)
大学3年 河野 陽子(ホルン)
大学3年 千葉 彩加(マリンバ)
大学4年 渡邊 聖華(トランペット)
SD 1年 島方 瞭(ヴァイオリン)
SD 1年 水野 優也(チェロ)
SD 1年 森田 啓佑(チェロ)
SD 3年 上野 通明(チェロ)
SD 4年 石田 啓明(ピアノ)
大学2年 佐山 裕樹(チェロ)
SD 1年 矢部 優典(チェロ)
2015 年度 桐朋学園音楽部門特別奨学金 *昨年度の学年
大学3年 五十嵐 薫子(ピアノ)
2015 年度 梅津賞(学長賞)*昨年度の学年
大学4年 小川 恭子(ヴァイオリン)
学生・生徒数(2016年5月1日現在)
学校名 学級数
定員
桐朋学園大学院大学
-
20
桐朋学園大学院大学科目等履修生
-
桐朋学園大学
-
桐朋学園大学科目等履修生
-
桐朋女子高等学校音楽科
6
桐朋オーケストラ・アカデミー
-
-
桐朋学園大学音楽学部附属
子供のための音楽教室
-
-
-
630
-
300
在籍数
備考
21 1 763 2016 年度入学生より入学定員 180 人に変更
217 202 62 500 仙川教室のみ
Newsletter of Toho Gakuen School of Music vol.49 11
専任新任者紹介 2016 年4月より、以下の4名を専任教教員としてお迎えしました。
市川 雅典 (コントラバス/准教授)
2006年より非常勤講師を務めさせていただいておりますが、今年度から専任として本学の教育に引
き続き携わらせていただくことになりました。私が桐朋学園大学に入学した26年前を思い出すと、
仲間と共に毎日楽器の練習と音楽の勉強に夢中で、好奇心や向上心を満たすための努力が苦ではな
く楽しみだったことが懐かしいです。学生達が演奏技術のみならず芸術性や創造性の向上に集中で
きる教育環境作りをしていきたいと思っております。また彼女たち彼らがお互いを尊重し合い、刺
激し合って努力し、厳しくも楽しい学校生活が送れるよう見守っていきます。皆さま今後ともどう
ぞよろしくお願い申し上げます。
神田 寛明 (フルート/教授)
2007年より非常勤講師として勤めて参りましたが、本年度より専任としてお世話になることになり
ました。私は東京藝術大学で学び、これまで母校を含めいくつかの大学・教育機関で指導にあたっ
て参りましたが、どういうわけか「桐朋 とは一生縁がないだろう」と思っていました。私が学生だっ
た頃、芸大と桐朋のフルート科はコンクールやオーディションで激しく競い合っていました。その
時の「ライバル意識」がねじれた形で心に残っていたのかもしれません。そんな私も桐朋の家族的
な雰囲気に支えられ、新たな責務に挑む所存です。日々のオーケストラ活動で世界の超一流アー
ティストと紡ぐ「現場体験」を学生達に伝えて行けたらと思っています。
長谷川 潤 (トランペット/教授)
我々を育て、長年見守ってくれた思い出深い校舎から、木のぬくもりのある美しい新校舎に建て替
わる本年度より、専任として勤めさせていただくことを大変光栄に思います。桐朋学園の特徴であ
る少人数制の手厚い教育が、専攻楽器の垣根を越えて、音楽で会話し、影響し合える校風を作り、
オーケストラプレイヤーである今の自分を育ててくれたように思います。木造の素晴らしい響き
(きっと!)の中で生徒の皆さんがこの伝統を受け継ぎ、さらに躍進できるように、尽力して参り
ます。
三浦 大輔 (英語/教諭)
今年度より桐朋女子高等学校音楽科の教員(英語)になりました、三浦大輔です。桐朋学園音楽科
では高校生のうちから、生徒が自らの専門を持ち、主体的に学んでおり、感銘を受けています。私
の授業でも英語の学びが、学生・生徒がそれぞれの分野で活躍することの助けとなってほしいと考
えており、授業が学生・生徒の専門を妨げるのではなく、伸ばすものでありたいと思っております。
地動説で有名なガリレオ・ガリレイの言葉でこんな言葉があるそうです。“You cannot teach a man
anything; you can only help him find it within himself.”教育と強要を混同しないようにしたいと思います。
■「名誉教授」称号授与
これまでの功績を称え、2016年5月10日に以下の3名の先生に「名誉教授」の称号を授与しました。
◆ 原田 幸一郎 先生 (大学/ヴァイオリン)
1990年4月1日から2016年3月31日まで、専任教員として勤務されました。
◆ 西田 直文 先生 (大学/コントラバス)
1994年4月1日から2016年3月31日まで、専任教員として勤務されました。
◆ 田宮 堅二 先生 (大学/トランペット)
1981年4月1日から2016年3月31日まで、専任教員として勤務されました。
12 桐朋学園音楽部門報第49号
-「子供のための音楽教室」から「大学院・博士後期課程」まで-
我が国における音楽教育発展の先導役として、その教育・研究機能をますます充実させていきます
<東京に大学院(修士課程・博士後期課程)の設置認可申請中>
桐朋学園大学は、2017 年(平成 29 年)4月の開設をめざし、2016 年3月、
文部科学大臣に対し、大学院設置認可申請書を提出しました。順調に手
続が進めば8月末に設置認可が下りる予定です。設置認可後、速やかに
募集要項の配付など、正式な学生募集を行う予定です。申請書に記載し
た大学院の概要は以下のとおりで、既設の桐朋学園大学音楽学部を基礎
とするものです。<予定であり変更となることがあります>
待望の大学院開設に向けて
大学院は<調布キャンパス>が主な拠点となります
本学では、学部卒業後の教育が語られて 30 年に及んで
おりましたが、このたびようやく東京での大学設置申請
に至りました。しかも、修士課程と博士後期課程の同時
開設を予定しております。本学におきましては、すでに
富山の大学院大学において修士号取得の学生数が 170 名
に及んでおり、また学部・研究生での長年にわたる高度
な教育実績があります。満を持しての決断が確実に実り
ますよう、全力を尽くしてまいります。
大島 幾雄
研究科長(予定)
◆◇◆◇◆以下、設置する課程の概要等です。詳細はホームページでご覧下さい。◆◇◆◇◆
http://www.tohomusic.ac.jp/college/graduate/index.html
設置する研究科及び専攻
2017 年度入学試験について
音楽研究科 音楽専攻 修士課程
【修士課程】
<入学定員 30 人>
修士課程には、ピアノ、弦楽器、声楽の3コースを設
置します。
課程を修了すると、
修士(音楽)の学位を取得できます。
音楽研究科 音楽専攻 博士後期課程
<入学定員3人>
博士後期課程には、ピアノ、弦楽器、声楽の3つの研
究領域を設置します。博士論文を提出し、課程を修了
すると、博士(音楽)の学位を取得できます。
入学金・授業料等について
内容
1.入学金
2.授業料
3.施設設備費
4.運営維持費
金額
350,000 円
* 150,000 円
1,200,000 円
150,000 円
100,000 円
備考
入学時のみ
年額、半期毎に納入する
年額、半期毎に納入する
年額、半期毎に納入する
*<修士課程>について、本学を卒業した者及び卒業見込の者の金額。
なお、桐朋学園大学を卒業した者、(桐朋学園大学大学院修士課程を
修了した者及び修了見込の者、)桐朋学園大学院大学(富山)を修了
した者及び修了見込の者は、<博士後期課程>の入学金は免除され
ます。
試験日:2016 年 11 月 12 日(土)
・13 日(日)
願書受付:2016 年 10 月 17 日(月)~ 10 月 28 日(金)
<試験科目>
Ⅰ.実技試験
(課題はホームページに掲載しています)
Ⅱ.音楽史(90 分)
Ⅲ.外国語(英語・独語・仏語・伊語から選択―90 分)
Ⅳ.口述試験
【博士後期課程】
試験日:2017 年2月6日(月)
・7日(火)
願書受付:2017 年1月5日(木)~1月 14 日(土)
<試験科目>
Ⅰ.実技試験
(課題はホームページに掲載しています)
Ⅱ.外国語(英語・独語・仏語・伊語から選択―120 分)
Ⅲ.口述試験
Ⅳ.研究計画に関する小論文(120 分)
博士後期における研究計画について、以下の4つの観点から
論述する。
⑴ 修士論文(または修士論文に代わるもの)の概要
⑵ 博士論文のテーマ(目的、範囲、方法など)
⑶ 博士論文のテーマに関する先行研究の概要
⑷ 3年間の研究計画
※博士後期課程は、出願書類として「修士論文(またはそれに代
わるもの)」が必要です。修了した大学院が修士論文を学位取得
要件と義務付けていない場合、当該大学院に提出した学位審査に
係る演奏曲目(プログラム)、および 16,000 文字以上の研究レポー
トの提出を求めます。
なお、富山の「桐朋学園大学院大学」修士課程は、「重奏研究」や「リサイタル」などを特色ある教育課程で成
果を上げており、東京・大学院設置後もその特色を生かした教育研究機関として充実させていきます。
<大学院に関するお問い合せ> 大学院設置準備委員会
E-mail: [email protected] /月曜日~金曜日 10 時 00 分~ 17 時 00 分/ TEL:03-3307-7089