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選手村ビレッジプラザ新築工事基本設計
設計業務委託仕様書・特記事項
平成28年7月
公益財団法人
東京オリンピック・パラリンピック
競技大会組織委員会
① 設計業務委託仕様書
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設計業務委託仕様書
第1章 設計業務の概要
特記事項による。
第2章 総則
2.1適用
(1) 設計業務委託仕様書(以下「仕様書」という。)は、東京2020組織委員会が施
行する標記設計業務の委託に適用する。
(2) 受託者は、2.2.(ク)規定する設計仕様書に明示のない場合若しくは疑義を生じ
た場合は、監督員と協議するものとする。
2.2用語の定義
仕様書に使用する用語の定義は、次の各項に定めるところによる。
(ア) 「受託者」とは、設計業務の実施に関し、委託者と委託契約を締結した個人若しく
は会社その他の法人をいう。
(イ) 「監督員」とは、委託者が監督員として受託者に通知した東京2020組織委員会
職員で、契約図書に定められた範囲内において受託者又は代理人、管理技術者若しく
は各主任担当技術者に対する指示、承諾、協議、設計業務の進捗状況の確認及び設計
仕様書に記載された内容の履行状況の確認等の職務を行う者をいう。
(ウ) 「代理人」とは、契約の履行に関し、業務の管理及び統括を行うほか、契約に基づ
く受託者の一切の権限を行使することができるもので、受託者が定めた者をいう。
(エ) 「管理技術者」とは、契約の履行に関し、設計業務の技術上の管理及び統括等を行
う者で、受託者が定めた者をいう。
(オ) 「各主任担当技術者」とは、管理技術者の下で、意匠、構造、積算、電気設備、機
械設備等の業務(以下「各業務」という。)ごとに、その業務に関する技術者の総括
を行う者で、受託者が定めた者をいう。
(カ) 「担当技術者」とは、管理技術者及び各主任担当技術者の下で、業務ごとに、その
業務を行う者で、受託者が定めた者をいう。
(キ) 「契約図書」とは、設計委託契約書(以下「契約書」という。)及び設計仕様書を
いう。
(ク) 「設計仕様書」とは、仕様書、別紙特記(別紙特記において定める資料及び基準等
を含む。)、別冊の図面、設計説明書及びこれらの図書に係る質問回答書をいう。
(ケ) 「設計説明書」とは、設計業務の見積合わせ等に参加する者に対して、委託者が当
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該設計業務の留意事項等を説明するための書面をいう。
(コ) 「指示」とは、監督員が受託者に対し、設計業務の遂行上必要な事項について、書
面によって示し実施させることをいう。
(サ) 「報告」とは、受託者が監督員に対し、設計業務の遂行に係る事項について、書面
をもって知らせることをいう。
(シ) 「承諾」とは、受託者が監督員に対し、書面で申し出た設計業務の遂行上必要な事
項について、監督員が書面により同意することをいう。
(ス) 「協議」とは、書面により契約図書の協議事項について、委託者と受託者とが対等
の立場で合議することをいう。
(セ) 「書面」とは、手書き、印刷等の伝達物をいい、発効年月日を記載し、署名又は捺
印したものを有効とする。緊急を有する場合はテレックス、ファクシミリ及び電子メ
ールにより伝達できるものとするが、後日有効な書面と差し替えるものとする。
(ソ) 「検査」とは、契約図書に基づき設計業務完了の確認をすることをいう。
(タ) 「協力会社」とは、受託者が設計業務の遂行に当たって、その業務の一部を再委託
する者をいう。
(チ) 「簡易な業務」とは、コピー、ワープロ、印刷、製本、トレース、模型製作、透視
図作成等の業務をいう。
(ツ) 「修正」とは、受託者の負担により行うべき訂正、補足その他の措置をいう。
2.3 提出書類
(1)受託者は、委託者が指定した様式により、関係書類を遅滞なく監督員に提出しなけ
ればならない。
(2)受託者が、委託者に提出する書類で様式が定められていないものは、受託者におい
て様式を定め、提出するものとする。ただし、監督員がその様式を指示した場合は、
これに従わなければならない。
2.4 資料の貸与及び返却
(1)受託者は、敷地測量図、敷地現況図、地盤調査報告書その他設計業務に必要な資料
及び基準等で委託者が貸与可能と判断したもの(以下「設計資料」という。)につい
ては、委託者から借り受けることができる。
(2)受託者は、設計資料を善良な管理者の注意をもって取り扱わなければならない。万
一、紛失又は損傷した場合は、受託者の責任と費用負担において代品を納め若しくは
原状に復し返還し、又はこれらに代えてその損害を賠償しなければならない。
(3)受託者は、設計業務完了前に委託者へ設計資料を返却しなければならない。
2.5 不当介入に対する通報報告
本契約の履行に当たって、暴力団等から不当介入を受けた場合(再受託者が暴力団等か
ら不当介入を受けた場合を含む。)は、監督員への報告及び警視庁管轄警察署への通報並
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びに捜査上必要な協力をすること。
第3章 設計業務の実施
3.1 設計業務の内容
設計業務の内容は別紙特記事項による。
3.2 設計業務の着手
(1)受託者は、契約締結後速やかに設計業務に着手しなければならない。
(2)受託者は、設計業務の着手時に監督員の指示を受け、次に掲げる事項についてその内容
を十分に把握しなければならない。
ア 施設の整備目的
イ 設計条件
ウ 仕様書及び適用基準等
エ 設計対象概算工事費
オ 設計業務の内容
カ 意匠、構造、電気設備及び機械設備等の各業務の区分
(3)受託者は、業務実施計画書を契約確定日より14 日以内に監督員へ提出し、監督員の
承諾を受けなければならない。
(4)業務実施計画書の記載事項は、以下のとおりとする。
ア 委託概要
イ 3.5(1)に定める工程表
ウ 3.6(1)及び3.8(3)に定める技術者の通知書
エ その他、監督員の指示する事項
3.3 設計業務の方針
(1)受託者は、設計業務の実施に当たり、「東京都リサイクルガイドライン」(民間事業
版)に基づき、建設副産物の発生抑制、再使用・再生利用及び適正処理について十分検
討し、「リサイクル計画書」にとりまとめるものとする。また、対象工事で使用する資
材、建設機械、工法、工事目的物については、「東京都環境物品等調達方針(公共工
事)」の規定に従い、業務の趣旨や目的等を踏まえ、調達方針に定められた環境物品等
の選択に努めるものとする。
(2)受託者は、監督員と打合せを行い、施設の整備目的やその内容等を十分に把握し、
設計業務を遂行しなければならない。
(3)受託者は、材料、工法等について、品質、コスト、工期、安全性等の検討を十分に
行い、監督員に報告しなければならない。
(4)受託者は、設計業務の実施に当たり、適切なコスト管理を行わなければならない。
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3.4 適用基準等
(1)受託者は、設計業務の実施に当たっては、別紙特記に示す基準等(以下「適用基準
等」という。)に基づき行うものとし、これ以外の基準等を使用する場合は、監督員
の承諾を得なければならない。
(2)受託者は、適用基準等により難い工法、材料、製品等を採用しようとする場合は、
あらかじめ監督員の承諾を得なければならない。
(3)受託者は、設計に係る計算に使用した理論、公式の引用、文献等並びにその計算過
程を明記するものとする。また、電子計算機によって設計に係る計算を行う場合は、
プログラムについて、あらかじめ監督員に報告しなければならない。
(4)参考図書
受託者は、監督員から、特段の指示のない限り、以下の資料を参考に設計を行うものと
する。
「都立建築物のユニバーサルデザイン導入ガイドライン」
「地球温暖化防止に向けた都有施設環境配慮整備指針」
3.5 設計工程表
(1)受託者は、設計業務の進捗予定、報告の時期及び内容について、監督員と協議のう
え設計工程表を作成し、契約締結後14日以内に監督員に提出しなければならない。
(2)受託者は、設計工程表の重要な内容を変更する場合は、その都度監督員に変更設計
工程表を提出しなければならない。
(3)受託者は、設計業務着手時に監督員と協議のうえ、設備設計を適切に行うために必
要な建築図面の範囲及び内容並びに遂行時期を決定し、その遂行時期を設計工程表に
記載しなければならない。
(4)受託者は、設計工程表又は変更設計工程表に基づき設計業務を実施しなければなら
ない。
3.6 管理技術者等
(1) 受託者は、代理人、管理技術者、各主任担当技術者及び担当技術者を定め、委託者
に通知しなければならない。
(2) 代理人と管理技術者は兼ねることができる。
(3) 受託者又は管理技術者は、監督員の指示により、関連する他の設計業務の受託者と
十分に協議の上、相互に協力しつつ、設計業務を実施しなければならない。
3.7 各業務間の設計内容の調整
各業務の担当技術者は、各業務間相互の設計内容について十分に打ち合わせを行い、
設計内容の調整を行わなければならない。
3.8 再委託
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(1) 契約書第4条に定める「主要部分」とは、設計業務における総合的な企画及び判断
並びに設計業務遂行管理をいい、受託者は、これを再委託することはできない。
(2) 受託者は、前項に規定する業務及び簡易な業務を除く設計業務の一部を再委託する
に当たっては、当該設計業務の遂行能力を有する者の中から選定しなければならな
い。また、再委託先(以下、「協力会社」という)が東京都の競争入札参加有資格者で
ある場合は、指名停止期間中であってはならない。
(3) 受託者は、前項の設計業務を再委託する場合は、協力会社の設計業務執行体制、経
歴等の概要を監督員に通知しなければならない。
(4) 受託者は、協力会社に対し設計業務の実施について適切な指導及び管理を実施しな
ければならない。
3.9 打合せ及び記録
(1) 受託者は、設計業務を適正かつ円滑に実施するため、監督員と密接に連絡をとり、
設計業務の方針、条件等の疑義を質すものとする。
(2) 受託者は、設計業務の進捗状況に応じて、各業務ごとに監督員へ中間の報告をし、
十分な打合せを行うものとする。
(3) 受託者は、監督員から進捗状況等の報告を求められた場合は、速やかにこれに応じ
なければならない。
(4) 受託者は、監督員と打合せを行った都度、その内容について書面(打合せ記録簿)
に記録し、監督員の確認を受けなければならない。
3.10 設計仕様書と設計内容が一致しない場合の修正義務
受託者は、設計の内容が設計仕様書又は監督員の指示若しくは受託者と監督員との協
議や打合せの内容に適合しない場合において、監督員から修正を求められたときは速や
かに応じなければならない。
3.11 関連する法令、条例等の遵守
受託者は、設計業務の実施に当たっては、関連する法令、条例等を遵守しなければな
らない。
3.12 関係官公署への手続き等
(1) 受託者は、設計業務の実施に当たっては、委託者が行う関係官公署等への手続きの
際に協力しなければならない。また、受託者は、設計業務を実施するため、関係官公
署等に対する諸手続きが必要な場合は、速やかに行うものとする。
(2) 受託者は、建築基準法等の法令及び条例に基づく申請が必要な場合は、申請に必要な書
類の原案を作成し監督員に提出し、またその申請に立会わなければならない。
(3) 受託者は、関係官公署等との打合せを行った場合は、その内容について、書面(打
合せ記録簿)に記録し、監督員に報告しなければならない。
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3.13 設計業務の成果物
(1) 受託者は、設計業務が完了したときは、遅滞なく特記事項に定める成果物を業務完
了報告書及び委託完了届とともに監督員に提出しなければならない。
(2) 業務完了報告書の記載事項は、以下の通りとする。
ア 3.5(1)に定める工程表(実施を朱書きしたもの)
イ 納品書
ウ 協議書
エ その他、監督員の指示する事項
(3) 受託者は、成果物に、特定の製品名、製造所名又はこれらが推定されるような記載
をしてはならない。これにより難い場合は、その理由を明確にし、あらかじめ監督員
の承諾を得なければならない。
(4) 受託者は、成果物を、監理業務を実施する第三者が請負者等に適切な指示を行える
よう、意匠、構造及び設備等の設計内容がわかりやすいように整理しなければならな
い。
3.14 検査
(1) 受託者は、委託者に対して設計業務の完了を委託完了届により通知するときまで
に、別に定める設計等の委託に係る書類を監督員に提出しておかなければならない。
(2) 受託者は、検査日等の通知があった場合は、その検査に立会わなければならない。
(3) 検査員は、監督員及び管理技術者の立ち会いのうえ、次の各号に掲げる検査を行う
ものとする。
ア 設計業務成果物の検査
イ 設計業務管理状況の検査(設計業務の状況について、打合せ記録等により検査を行
う。)
第4章 その他
4.1 守秘義務
(1) 受託者は、設計業務の遂行に必要な場合を除き、監督員の承諾なく成果物(未完成
の成果物及び業務を行う上で得られた記録等を含む。)を他人に閲覧、貸与又は譲渡
してはならない。
(2) 受託者は、積算業務に係る資料については、他の者に漏れないよう厳重な管理を期
さなければならない。
4.2 個人情報の取扱い
(1)東京2020組織委員会が貸与する資料に記載された個人情報及び業務に関して知り得
た個人情報は全て東京2020組織委員会の保有個人情報であり、東京2020組織委
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員会の許可なく複写、複製又は第三者へ提供してはならない。
(2)委託期間の満了後は、東京2020組織委員会より貸与された資料を返還するものとし、
また、その他東京2020組織委員会保有個人情報が記載された資料(電子媒体に記録
されたものを含む。)を東京2020組織委員会に提出するものとする。
4.3 成果に係る権利
本設計委託の成果に係る権利は、いずれも東京2020組織委員会に帰属するものとす
る。
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②
選手村ビレッジプラザ新築工事
基本設計業務委託特記事項
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基本設計業務委託特記事項
1
特記事項の適用
本基本設計業務委託特記事項(以下「特記事項」という。)で、□印及び■印の付いた
項目については、■印の付いた項目を適用する。また、本特記事項に記載されていない事
項は、
「設計業務委託仕様書」による。
1.1
件
名 選手村ビレッジプラザ新築工事基本設計
1.2 委 託 場 所
東京都中央区晴海四丁目
1.3 契 約 期 間
契約確定の日から平成29年6月30日まで
1.4 委託業務内容
■新築工事
□改修工事
□耐震改修工事
□設備改修工事
■その他 外構整備工事ほか
設計の概要
(1) ビレッジプラザ(2020年東京オリンピック・パラリンピック選手村内施設)
ア
ビレッジプラザ
ビレッジプラザは、選手、チーム役員、VIP、ゲスト、メディアが頻繁に訪
れ、相互に交流するなど大いに利用される選手村の中心的な場所である。
また、居住者(選手)及びゲストが必需品や土産物を安全な環境で購入するた
めの商店、各国オリンピックチームの歓迎式典が催される場所、メディアによる
インタビューの場所を備える。
メインエントランスは、選手村への入場を円滑にするように設計された建物等
から構成され、選手、チーム役員、VIP、ゲスト、メディアが乗降する場所と
して使用される。来場者が選手村に対する第一印象を得る場所であるため、大会
の顔にふさわしいものでなければならない。
イ 構造
木造
ウ
階数
1階建て又は2階建て
エ
延べ面積
約6,000平方メートル
※ 機能上支障なく、かつ、各室与条件を満たしていれば、数値に制限されない。
また、半屋外空間となっている屋根のかかった車両寄付き等は含まない。
オ その他
2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会後の建築物の 後利用
(移築等)を踏まえた計画とし、技術的課題及び法的課題の整理並びに対応策の
検討を行う。
(ア)
日本の文化を感じられるような計画とし、積極的に木材を使用する(本契約
で使用する木材は、「持続可能性に配慮した木材の調達基準」を遵守したもの
であること。)とともに、大会後の 後利用(移築等)のしやすさに配慮した
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計画とし、工法の比較検討及び木材調達上の課題整理を行う。
(イ) ビレッジプラザとメインエントランスの間には、セキュリティラインが設け
られていることを考慮した計画とする(セキュリティラインは、「認証チェッ
クポイント」を介してのみ通行が可能となる。)。
(2)外構整備工事
舗装工事、排水工事、囲障工事、植栽工事ほか
[参考]本設計業務委託には、機械設備、電気設備等一式を含む。
2 業務の内容
基本設計業務(以下「設計業務」という。)の内容は下表のとおりとし、業務の成果は
アからウまでとする。
項目
(1
)
(
2
)
(
3
)
(
4
)
業務内容
設計条件等
の整理
法令上の諸
条件の調査
及び関係機
関との打ち
合わせ
①
条件整理
②
設計条件変
更等の場合
の協議
①
法令上の諸
条件の調査
確認申請等
に係る関係
機関との打
ち合わせ
上下水道、ガス、電力、通信等の
供給状況の調査及び関係機関との
打合せ
基本設計方
針の策定
②
①
総合検討
②
基本設計方
針の策定と
監督員への
説明
耐震性能・設備機能の水準など、建築主から提示され
る様々な要求その他の諸条件を設計条件として整理す
る。
なお、業務内容には、2020年東京オリンピック・
パラリンピック競技大会終了後の後利用(移築等)を踏
まえた本設計業務委託対象物への追加条件の整理事項を
含む。
監督員から提示される要求の内容が不明確若しくは不
適切な場合、内容に相互矛盾がある場合又は整理した設
計条件に変更がある場合においては、監督員に説明を求
め又は監督員と協議する。
基本設計に必要な範囲で、建築物の建築に関する法令
及び条例上の制約条件を調査する。
基本設計に必要な範囲で、確認申請等を行うために必
要な事項について関係機関と事前に打合せを行う。
基本設計に必要な範囲で、敷地に対する上下水道、ガ
ス、電力、通信等の供給状況等を調査し、必要に応じて
関係機関との打合せを行う。
なお、業務内容には次の事項を含む。
・2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大
会開催時の計画地に対する上下水道、ガス、電力、通信
等の供給状況等の調査及び関係機関との打合せ
設計条件に基づき、様々な基本設計方針案の検証を通
じて、基本設計をまとめていく考え方を総合的に検討
し、その上で業務体制、業務工程等を立案する。
なお、業務内容には次の事項を含む。
・2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大
会終了後の後利用(移築等)の検討と、それに伴う本設
計業務委託対象建築物等についての基本設計方針の検討
総合検討の結果を踏まえ、基本設計方針を策定し、監
督員に対して説明する。
[参考] 国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラ
リンピック委員会(IPC)、国際競技連盟(IF)などへ
の説明等を本設計業務委託の受託者が直接行うことはな
い。説明等に伴う調整結果等は、監督員から受託者に提
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示する。
(
5
)
基本設計図書の作成
(
6
)
概算工事費等の検討
(
7
)
基本設計内容の監督員への説明等
基本設計方針に基づき、監督員と協議の上、基本設計
図書を作成する。
なお、業務内容には次の内容を含む。
(ア) 2020年東京オリンピック・パラリンピッ
ク競技大会終了後の後利用(移築等)を踏まえた
基本設計図書の作成
(イ) 英語表記版の作成
基本設計図書の作成が完了した時点において、当該基
本設計図書に基づく建築工事に通常要する費用を概算
し、工事費概算書(工費費内訳明細書、数量調書を除
く。以下同じ。)作成する。
なお、業務内容には次の事項を含む。
・2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大
会終了後の後利用(移築等)を踏まえた本設計業務委託
対象建物等の概算工事費の検討(工事費概算書の作成)
・経済性や確実性を踏まえた工事発注手法の検討
・コスト削減に向けた対策
基本設計を行っている間、監督員に対して、作業内容
や進捗状況を報告し、必要な事項について監督員の意向
を確認する。また、基本設計図書の作成が完了した時点
において、基本設計図書を監督員に提出し、監督員に対
して、パース、模型等を用いた設計意図(当該設計に関
する設計者の考え。以下同じ。)及び基本設計内容の総
合的な説明を行う。
なお、業務内容には以下の事項を含む。
・2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大
会終了後の後利用(移築等)を踏まえた基本設計内容の
説明
[参考] 国際オリンピック委員会(IOC)、国際パ
ラリンピック委員会(IPC)、国際競技連盟(IF)
などへの説明等を受託者が直接行うことはない。説明等
に伴う調整結果等は、監督員から受託者に提示する。
(注1) 2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催後の移築につい
ては、監督員が別に指示することを予定している。
ア
次に掲げるものを内容とする基本設計図の作成
(ア) 建設時(2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催時)に係
る基本設計図
■ 実施設計の基本となる配置図、各階平面図、立面図、断面図及び設備概要図
イ 次に掲げるものを内容とする基本設計方針説明書の作成
(ア) 建設時(2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催時)に
係る基本設計方針説明書
■ 建築(意匠)の計画概要
■ 建築(構造)の計画概要
■ 設備の計画概要
■ 仕様概要書及び仕上げ表
■ 設計経過
■ 後利用計画書
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■ 工事概算書
■ 工程計画の概要
ウ その他基本設計に必要な業務
■ ア及びイの英語表記版の作成
■ 中間報告書の作成(中間報告2回、英語表記版の作成を含む。)
[参考]
中間報告書は、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大
会開催時に加え、後利用(移築等)に関する内容も含む。
[参考] 成果品の内容は、別表3に掲げるとおりとする。
■ 透視図の作成
鳥瞰 1枚(サイズA2)
外観(周囲の街区等の景観を含む。
) 2枚(サイズA2)
内観 4枚(サイズA2)
■ 模型製作
縮尺(1/300)
、主要材料(アクリル、着色)
ケースの有無(有)及び材質(アクリル)
■ Tokyo2020アクセシビリティガイドラインのチェックリストの作成
■ 木材の利用に関する検討書の作成
[参考]
内装材、屋根架構等の使用材料全般における木材利用に関して、工法
の比較、木材調達上の課題整理、工事工程、コスト等を含めた総合的な検討
を行う。
■ 近隣住民説明会用の資料の作成
3 プロポーザル方式により設計業務を受託した場合の業務履行体制
受託者は、プロポーザル方式により設計業務を受託した場合には、技術提案書により
提案された履行体制により当該業務を履行する。
4 適用基準等
本設計業務委託の受託者は、2020年東京オリンピック・パラリンピックの立候補
ファイル及び環境アセスメントの取り組みについて、その内容、主旨等を十分に理解し、
設計業務を実施する。
本設計業務委託は監督員から特段の指示がない限り、次に示す基準等及び、監督員が
別途提示する基準等を参考にして実施することとし、これら以外の基準等を適用する場
合は、あらかじめ監督員の承諾を得なければならない。(各基準類の制定年月日について
は、監督員と打ち合わせること。)。
[参考]立候補ファイル(http://tokyo2020.jp/jp/plan/candidature/index.html)
[参考]2020年東京オリンピック・パラリンピック環境アセスメント
(http://www.sporttokyo.metro.tokyo.jp/taikaijyunbi/kankyo.html)
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ア 建築
・構造設計指針・同解説(東京都財務局)
(http://www.zaimu.metro.tokyo.jp/kentikuhozen/kouzousekkeisisin.pdf)
・東京都建築工事標準仕様書(東京都)
(http://www.zaimu.metro.tokyo.jp/kentikuhozen/eizen/kentikuhyoujyun.pdf)
・東京都建設リサイクルガイドライン(民間事業版)
(http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/seisaku/recy/)
・東京都建設リサイクル推進計画
(http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/seisaku/recy/recy_00.pdf)
・都有施設省エネ・再エネ等導入指針(東京都)
(http://www.zaimu.metro.tokyo.jp/kentikuhozen/eizen/210330_press/
210330_toyuusisetusisin.html)
・省エネ・再エネ東京仕様(東京都)
(http://www.zaimu.metro.tokyo.jp/kentikuhozen/26syouenetyousyaimage.pdf)
・Tokyo2020 アクセシビリティガイドライン(平成29年1月公表予定)
イ 電気設備
・東京都電気設備工事標準仕様書(東京都)
(http://www.zaimu.metro.tokyo.jp/kentikuhozen/eizen/denkihyoujun.pdf)
・東京都建設リサイクルガイドライン(民間事業版)
(http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/seisaku/recy/)
・都有施設省エネ・再エネ等導入指針(東京都)
(http://www.zaimu.metro.tokyo.jp/kentikuhozen/eizen/210330_press/
210330_toyuusisetusisin.html)
・省エネ・再エネ東京仕様(東京都)
(http://www.zaimu.metro.tokyo.jp/kentikuhozen/26syouenetyousyaimage.pdf)
ウ 機械設備
・東京都機械設備工事標準仕様書(東京都)
(http://www.zaimu.metro.tokyo.jp/kentikuhozen/eizen/kikaihyoujyun.pdf)
・東京都建設リサイクルガイドライン(民間事業版)
(http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/seisaku/recy/)
・都有施設省エネ・再エネ等導入指針(東京都)
(http://www.zaimu.metro.tokyo.jp/kentikuhozen/eizen/210330_press/
210330_toyuusisetusisin.html)
・省エネ・再エネ東京仕様(東京都)
(http://www.zaimu.metro.tokyo.jp/kentikuhozen/26syouenetyousyaimage.pdf)
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5 成果物等及び提出部数
設計業務の成果物等及び提出部数は、別表1による。
6 その他
■ 著作権の取扱いについて
本設計業務委託の受託者は、本設計業務委託の成果物が著作権法(昭和45年
法律第48号)に規定する著作物に該当する場合、当該著作物に係る著作権法
第2章及び第3章に規定する著作者の権利(著作権法第27条及び第28条の
権利を含む。
)のうち、本設計業務委託の受託者に帰属するものを当該成果物の
引き渡し時に発注者に譲渡する。
■ 本設計業務委託の受託者は、発注者に対し、次に示す行為をすることを許諾
し、著作権法第19条第1項又は第20条第1項に規定する権利を行使しな
いものとする。
・成果物の内容を公表すること。
・成果物を発注者又は発注者が委託した第三者をして変形、改変その他の修正
をすること。
■ 本特記事項において、監督員と本設計業務委託の受託者との協議により定め
ることとした事項について、両者の協議が合意に至らなかった場合は、監督
員の指示により当該事項を定めることとする。
■ この契約の履行に関して発注者と受託者との間で用いる言語は、日本語とす
る。
■ 契約書に定める金銭の支払いに用いる通貨は日本円とする。
■ この契約の履行に関して発注者と受注者との間で用いる計量単位は、計量法
(平成4年法律第51号)に規定するものとする。
- 15 -
別表1(設計成果物納品リスト)
成果物等
部数
英語表記
版の作成
業務実施計画書
基本設計方針製本(
「別表2(基本設
計成果図書)
」に掲げる設計図書)
[参考]別途、大会終了後の後利用(移
築等)を踏まえた方針も作成する。
基本設計図
[参考]別途、大会終了後の後利用(移
築等)を踏まえた設計図も作成する。
打合せ記録簿
Tokyo2020 アクセシビリティガイドラ
インのチェックリスト
透視図(鳥瞰図、A2 サイズ)
透視図(外観、A2 サイズ)
透視図(内観、A2 サイズ)
模型
1部
5部
(5)
-
該当
電子
デー
タ
該当
該当
5部
(5)
該当
該当
5部
1部
-
-
該当
該当
1枚
2枚
4枚
1
-
-
-
-
該当
該当
該当
-
模型写真(キャビネサイズ)
:10枚
業務完了報告書
各1部
1部
-
-
該当
該当
中間報告書(
「別表3(中間報告書)
」
に掲げる設計図書
木材の利用に関する検討書
10部
-
該当
1部
-
該当
基本設計方針製本(概要版)
10部
(10)
該当
該当
中間報告書2回目(概要版)
10部
-
該当
近隣住民説明会資料
100部
-
該当
備考
着手時
中間報告書(第1
回)に合わせて提
出
A3 サイズの紙面
で10ページ程度
にまとめたもの
上覧に同じ
部数は住民配布用
資料の数量。電子
データはプレゼン
テーション用ソフ
トウエアで作成。
[参考]電子データ欄に「該当」とあるものについては、電子データを作成する。
[参考]英語表記版の作成及び電子データ欄の双方に「該当」とあるものについては、日本語表
記版のほか英語表記版の電子データも作成する。
[参考]各成果物の英語表記版作成に当たっての英訳等のルールは、監督員の指示による。
[参考]部数欄の( )内の数字は、英語表記版の提出部数を表す。
[参考]概要版(中間報告書(2回目)
、基本設計方針製本)の内容は、監督員と受託者との協
議により定める。
[参考]業務実施計画書には本設計委託業務の実施に予定している各技術者の人数を業務内容ご
とに記載する。また、本設計委託業務の完了時及び監督員から提出を求められた時には、
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業務の実施に要した各技術者の人数を業務内容ごとに記載した報告書(実績書)を監督員
に提出する。
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別表2(基本設計成果図書)
設計の種類
(1)総合
(2)構造
(3)
設備
(ⅰ)
電気設備
(ⅱ)
給排水衛生設備
(ⅲ)
空調換気設備
(ⅳ)
昇降機等
成果図書
・計画説明書
・仕様概要書
・仕上概要表
・面積表及び求積図
・敷地案内図
・配置図
・平面図(各階)
・断面図
・立面図
・工事費概算書
・構造計画説明書
・構造設計概要書
・工事費概算書
・電気設備計画説明書
・電気設備設計概要書
・工事費概算書
・各種技術資料
・給排水衛生設備計画説明書
・給排水衛生設備設計概要書
・工事費概算書
・各種技術資料
・空調換気設備計画説明書
・空調換気設備設計概要書
・工事費概算書
・各種技術資料
・昇降機等計画説明書
・昇降機等設計概要書
・工事費概算書
・各種技術資料
(注)
1 成果図書は、上表を標準に監督員と協議する。
2
本基本設計業務における建築物等の計画内容によっては、作成されない成果図書がある。
3 「総合」とは、建築物の意匠に関する設計並びに意匠、構造及び設備に関する設計を取
りまとめる設計を、
「構造」とは、建築物の構造に関する設計を、
「設備」とは、建築物
の設備に関する設計をいう。
4 (2)及び(3)に掲げる成果図書は、
(1)に掲げる成果図書に含まれる場合がある。
5 「昇降機等」には、機械式駐車場を含む。
6 「計画説明書」には、設計主旨及び計画概要に関する記載を含む。
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別表3(中間報告書)
設計の種類
(1)総合
(2)構造
(3)設備
(ⅰ)
電気設備
(ⅱ)
給排水衛生設備
(ⅲ)
空調換気設備
(ⅳ)
昇降機等
中間報告書の成果図書
1回目
2回目
・計画説明書
・計画説明書
・敷地案内図
・仕様概要書
・配置図
・仕上概要表
・平面図(各
・面積表・求積図
階)
・敷地案内図
・動線計画図
・配置図
(配置・各階平
・平面図(各階)
面)
・断面図
・与条件整理表
・立面図
・工事費概算書
・都立建築物ユニバーサルデザイン導
入計画書(基本設計)
(中間報告)
-
・構造計画説明書
・構造設計概要書
・工事費概算書
-
・電気設備計画説明書
・電気設備設計概要書
・工事費概算書
-
・給排水衛生設備計画説明書
・給排水衛生設備設計概要書
・工事費概算書
-
・空調換気設備計画説明書
・空調換気設備設計概要書
・工事費概算書
-
・昇降機等計画説明書
・昇降機等設計概要書
・工事費概算書
(注)
1 成果図書は、上表を標準に監督員と協議する。
2 中間報告書(2回目)における各成果図書の記載(掲載)内容の詳細については、監督
員と受注者との協議により定める。
3
本基本設計業務における建築物等の計画内容によっては、作成されない成果図書がある。
4 「総合」とは、建築物の意匠に関する設計並びに意匠、構造及び設備に関する設計を取
りまとめる設計を、
「構造」とは、建築物の構想に関する設計を、
「設備」とは、建築物
の設備に関する設計をいう。
5 (2)及び(3)に掲げる成果図書は、
(1)に掲げる成果図書に含まれる場合がある。
6 「昇降機等」には、機械式駐車場を含む。
7 「計画説明書」には、設計主旨及び計画概要に関する記載を含む。
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