平成28年度 「地球温暖化対策技術普及等推進事業/MRV適用調査

平成28年度
「地球温暖化対策技術普及等推進事業/MRV適用調査事業」
に係る公募要領
平成28年8月3日
国立研究開発法人
新エネルギー・産業技術総合開発機構
国際部地球環境対策推進室
項目
目次
〔1〕
件名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
〔2〕
事業の概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
〔3〕
応募要領・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
〔4〕
秘密の保持・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
〔5〕
委託先の選定について・・・・・・・・・・・・・・6
〔6〕
提出期限及び提出先・・・・・・・・・・・・・・・10
〔7〕
問い合わせ先・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
〔8〕
別紙
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
1
「地球温暖化対策技術普及等推進事業/MRV適用調査事業」
に係る公募について
(平成28年8月3日)
国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、
「NEDO」という。)は、下記調査
事業の実施者を一般に広く募集しますので、本事業について受託を希望する方は、下記に基づきご応募
下さい。
1. 件名
「地球温暖化対策技術普及等推進事業/MRV適用調査事業」
2. 事業の概要
(1)事業の目的
我が国は地球温暖化問題への対応として、海外での温室効果ガスを削減できる優れた技術や製品を多
く持っています。しかし、現在、技術や製品の普及を通じた途上国での削減を認める国連の唯一の制度
である「クリーン開発メカニズム(以下、
「CDM」という。)
」は、審査プロセスに長い時間がかか
り、承認の可否についても不確実性が高いことに加え、我が国が得意とする省エネルギー製品(自動
車、家電等)や高効率石炭火力等の低炭素技術に対する適用が潜在量と比較して著しく少なく、我が国
の得意分野の技術・製品を活かすには不十分な状況にあります。
このため政府においては、2013年以降、国際的な温室効果ガス排出削減への取り組みを促進する
ものとして、CDM等の京都メカニズムとは異なる市場メカニズムを含む「様々なアプローチ」の検討
を進めてきました。この「様々なアプローチ」のひとつとして、二国間合意によって、我が国が世界に
誇る低炭素技術や製品、インフラ、生産設備等の普及や移転による温室効果ガス排出削減・吸収への貢
献を、定量的に評価するとともに、我が国の削減目標の達成に活用する「二国間クレジット制度」
(以
下、
「JCM」という。
)を提唱し、積極的な取り組みを実施しているところです。これまで、2013
年1月のモンゴルに始まり、バングラデシュ、エチオピア、ケニア、モルディブ、ベトナム、ラオス、
インドネシア、コスタリカ、パラオ、カンボジア、メキシコ、サウジアラビア、チリ、ミャンマー、タ
イの合計16か国との間でJCMを構築しています(国は署名時期順、2016年8月3日現在)
。
2014年11月~12月にペルー・リマで開催されたCOP20での合意により、全ての国が「共
通だが差異ある責任」の原則の下、先進国・途上国を問わず、排出削減のための約束草案(INDC)
を提出することとされたことを受け、政府は2015年7月に国連気候変動枠組条約事務局に我が国の
約束草案を提出しました。この中で、JCMについては、「温室効果ガス削減目標積み上げの基礎とは
していないが、日本として獲得した排出削減・吸収量を我が国の削減として適切にカウントする。
」と
されました。
さらに政府の地球温暖化対策推進本部(本部長:首相)が2015年11月に取りまとめた「美しい
星への行動2.0」では、今後の対策の柱の一つとして、「二国間クレジット制度(JCM)等を通じ
た優れた低炭素技術の普及を推進」することとされました。2015年11月から12月にフランス・
パリで開催されたCOP21での安倍総理ステイトメントにおいても、2020年に官民合わせて年間
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1兆3千億円の気候変動対策の事業が途上国で実施されるようにすることと、JCMなどを駆使するこ
とで、途上国の負担を下げながら、画期的な低炭素技術を普及させていくことが表明されました。
COP21において採択されたパリ協定では、産業革命前からの気温の上昇を、2℃を十分に下回る
水準に抑えることや、先進国だけでなく途上国も参加して地球規模の温暖化対策に取り組む新たな国際
枠組みが合意されました。さらに、JCMを含む国際的な市場メカニズムを各国の削減目標の達成に活
用することが認められるという成果も得られました。
本調査事業は、政府のこのような取り組みを踏まえ、優れた低炭素技術・システム等の海外における有
効性を実証し得る具体的な排出削減プロジェクトを効率的かつ効果的に実施するためのものです。
(2)事業内容
JCMを構築した国において、既に導入されている温室効果ガス排出削減効果の期待できる機械設
備に、MRV方法論を適用し、当該設備の温室効果ガス排出削減量について、両国のJCM下の第三
者機関の検証を得るとともに、MRVの効果確認や適用可能性(方法論や相手国協力企業等のMRV
適応能力の向上等を含む)の検討及びフィードバックを行うものです。また当該技術の具体的な普及・
展開方法等について検討を行い、その波及効果についても調査を行います。
MRV適用調査の実施に当たって、JCM合同委員会へのプロジェクト登録申請、審査対応、登録後
のMRV等のプロジェクト活動を行うために不可欠であるため、当該調査の実施について相手国協力企業
等(プロジェクト参加者)と書面による合意が形成されていることを採択の前提とします。
なお、以上のMRV適用調査事業の実施にあたっては、対象国において設置される合同委員会に対す
るプロジェクトの登録申請から、登録後にMRVを実施するまでの一連の手続きについて、合同委員会
が公表する各種規則、ガイドライン類、文書フォーマット等に従い、所定の手続きを行うこととし、次
の①~⑤の全てに関し留意して進めていただく事となります。
①
MRV適用調査事業において、JCM制度を活用する際には、その一連の手続きについて、合同委
員会が公表する各種規則、ガイドライン類、文書フォーマット等に従い、実施すること。
※JCMに係る情報(合同委員会の整備状況や規則、ガイドライン、書式等)については、以下で
入手ができます。
・経済産業省ホームページ
JCM(二国間クレジット制度)
http://www.meti.go.jp/policy/energy_environment/global_warming/global.html
・新メカニズム情報プラットフォーム 二国間クレジット制度(JCM)
http://www.mmechanisms.org/initiatives/index.html
※また委託先は本調査事業期間中に生じたGHG削減量分のクレジットについては、今後の制度設
計に応じて発行申請を行っていただきます。また、調査事業終了後のプロジェクトについては、可
能な限りクレジットの発行申請を行っていただきます。
②
合同委員会へのプロジェクトの登録申請に際して必要となる方法論に関して、適用する方法論が
当該国において登録済みであること。
③
NEDOに対し、定期的に事業の状況の報告を行うこと。
④
事業概要や進捗結果等についてNEDOの求めがある場合には、対外的に説明等を行うこと。
JCMの下で設置される合同委員会、その附属機関又は両国政府関係者等への報告、説明を想定し、
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日本ないし現地での実施を求めることがあります。また、事業の進捗を妨げない限りにおいて、
NEDOも当該報告等を同関係者に行うことがあります。
⑤
二国間、多国間の枠組みの構築に資する観点から、プロジェクト実施対象国における政府、民間セ
クター等との関係強化に努めること。
(3)事業対象国
二国間文書への署名等日本との間でJCMを構築した国:モンゴル、バングラデシュ、エチオピア、ケ
ニア、モルディブ、ベトナム、ラオス、インドネシア、コスタリカ、パラオ、カンボジア、メキシコ、サ
ウジアラビア、チリ、ミャンマー及びタイ(2016年8月3日現在 計16か国 )
(4)対象技術・システム等
省エネルギー技術、再生可能エネルギー技術、高効率発電技術等、日本が強みを有するエネルギー技
術・システム(原子力に係るものは除きます。また、複数技術の組み合わせによる最適化等を含みま
す。
)を対象とします。
ただし、相手国での普及による温室効果ガス削減効果(削減量の大きさだけでなく、当該排出削減効
果を「見える化」することによる低炭素技術・システムの普及や排出削減プロジェクトへの波及等の有
効性を含みます。
)があること等、MRVの効果確認や適用可能性(方法論や相手国協力企業等のMR
V適応能力の向上等を含みます。)についての検討が行えることを要件とします。
(5)事業期間
NEDOが指定する日から最長平成30年2月28日まで。
但し、MRVのためのモニタリングは、原則1年間は実施するものとします。
(6)事業規模
総額:40百万円程度
20百万円以内/件(最長平成29年度末までの2か年度分NEDO費用負担の総額)
平成28年度予算は、10百万円~20百万円/件
程度
※事業規模については、変動があり得ます。
3. 応募要領
(1)応募資格
次の①から④の全ての条件を満たすことのできる、単独ないし複数で受託を希望する企業等※とし
ます。
①日本法人(登記法人)であること
②本事業を適切に遂行するための十分な組織、人員等を有していること
③本事業を円滑に遂行するために必要な経営基盤を有し、かつ、資金等について十分な管理能力を有
していること
④NEDO及び経済産業省所管補助金交付等の停止及び契約に係る指名停止等の措置等に該当して
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いないこと
なお、複数者による共同提案も認めますが、その場合は必ず幹事法人を決めて下さい。再委託は原
則不可とします。ただし、やむを得ない場合は合理的理由を提示していただきます。
※公益法人(一般社団法人・一般財団法人は除く)
、独立行政法人、大学等(国立大学法人、大学
共同利用機関法人、公立大学、私立大学及び高等専門学校)の応募は受け付けていません。
(2)応募方法
(ア)応募者は本公募要領等に従って提案書類を作成し、
「6.提出期限及び提出先」に基づいてご
提出下さい。なお、FAX及びE-MAILでの提案書類の提出は受け付けられません。
(イ)次の公募関連書類はNEDOホームページからダウンロードできますので、ご参照下さい。
仕様書(PDFファイル形式)
提案書(提出用)
(Microsoft Word ファイル形式)
MRV Applicability Verification Study Summary (Microsoft Word ファイル形式)
調査委託契約標準契約書(案)
(PDFファイル形式)
(3)公募説明会の開催
当該公募の内容、契約に係る手続き、提出する書類等についての説明会を次の日程により開催しま
す。説明は日本語で行います。公募説明会へ参加を希望される方は、NEDOホームページの本公募要
領掲載画面の2.説明会「申し込みはこちらから」ボタンよりお願いします。各回の締め切りまでにお
申し込み下さい。
公募説明会への出席は提案応募の必要条件ではありません。なお、参加人数により、一社当たりの人
数の制限、参加回の調整をさせていただくことがございます。当日は公募資料に基づき説明しますの
で、本公募要領をお持ち下さい。
<第一回>
日時:平成28年8月9日(火)10時00分~12時00分(受付開始 9:45)
場所:NEDO分室第一会議室
東京都千代田区霞が関1-4-2 大同生命霞ヶ関ビル12階
参加申し込み期限:平成28年8月8日(月)正午
<第二回>
日時:平成28年8月10日(水)10時00分~12時00分(受付開始9:45)
場所:新エネルギー・産業技術総合開発機構 本部2301会議室
神奈川県川崎市幸区大宮町1310番 ミューザ川崎セントラルタワー(総合案内16階)
※来構の場合は、16階「総合案内」で受付を行い受付の指示に従ってください。
参加申し込み期限:平成28年8月9日(火)正午
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4. 秘密の保持
提出された提案書等は当該審査のためにのみ使用いたします。また、提出された提案書等は、返却
しません。予め、ご了承願います。
5. 委託先の選定について
(1)審査の方法について
提案書類の内容をNEDO内部及び外部有識者による審査を経て、最終的にNEDO内部に設置す
る契約・助成審査委員会で審議を経た後、委託先を決定します。また必要に応じてヒアリングへの参加
や資料の追加等をお願いする場合があります。
二国間協力への発展可能性、排出削減効果の確からしさ、排出削減方法論の確立への貢献、技術・製
品の排出削減に向けた重要性、新たな貢献の開拓可能性など総合的に判断して採択の可否を審査しま
す。審査基準は下記をご参照下さい。
(2)審査基準
①「3.
(1)応募資格」に示された応募資格を満たしていること
②提案内容が本事業の目的に合致していること
③必要な項目を記入した申請書類及び参考資料が提出されていること
④プロジェクト実施及び提案された技術の普及による排出削減効果が高いこと
⑤プロジェクト実施によるJCM方法論の有効性が確認できること
⑥日本の優れた技術、ノウハウ、製品等が活用されるプロジェクトであること
⑦活用される日本の技術・製品の広範な普及促進に資するものであること
⑧二国間文書署名国との関係強化に資するものであり、政策的・戦略的な観点から重要性が
あること
⑨現地との協力体制など事業実施体制が構築されていること
⑩事業の実施方法等について、本事業の成果を高めるための効果的な工夫がみられること
⑪提案内容に必要な申請事業の実施方法、実施スケジュールが適正であること
⑫必要となる経費が適正であること
⑬本事業の関連分野に関する知見を有しているか、また、同種のプロジェクトの受注実績があること
(3)委託先の決定及び通知について
(ア)採択結果の公表等について
採択となった案件については、その旨を当該提案者に対して通知するとともに、申請者の名
称、実施テーマの名称、概要等をNEDOのホームページで公表します。不採択となった案件に
ついては、当該提案者に対し不採択理由とともに不採択となった旨を通知します。
(イ)附帯条件
採択にあたって附帯条件がある場合は通知文に明記します。
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(ウ)その他
NEDOと採択となった企業等との委託契約の締結に当たっては、当該委託業務の実施計画
書をNEDOが指定する日までに提出していただきます。なお、実施計画書と提案の内容に著
しい不整合があった場合は、採択を取り消すことがあります。
また、委託業務内容、実施工程、委託費用は、採択後に提案者と協議の上、変更することがあ
ります。
(エ)採択までの概略スケジュール
公募開始から採択までは、以下のとおりです。
平成28年8月3日(水)
・・・・ 公募開始
平成28年8月24日(水)・・・・公募締め切り
9月下旬
・・・・・・採否決定及び通知
(4)その他留意事項
○採択となった場合、提案内容が国等の他の補助金・委託費と重複しないこと。
○公的研究費の不正な使用及び不正な受給への対応
公的研究費の不正な使用及び不正な受給(以下、「不正使用等」という。)については、「公的
研究費の不正な使用等の対応に関する指針」
(平成20年12月3日経済産業省策定。以下、
「不
正使用等指針」という。※1)及び「補助金交付等の停止及び契約に係る指名停止等の措置に関
する機構達」
(平成16年4月1日16年度機構達第1号。NEDO策定。以下、
「補助金停止等
機構達」という。※2)に基づき、当機構は資金配分機関として必要な措置を講じることとしま
す。あわせて本事業の事業実施者も研究機関として必要な対応を行って下さい。
本事業及び府省等の事業を含む他の研究資金において、公的研究費の不正使用等があると認め
られた場合、以下の措置を講じます。
※1.
「不正使用等指針」についてはこちらをご参照下さい:経済産業省ホームページ
<http://www.meti.go.jp/policy/economy/gijutsu_kakushin/innovation_policy/kenkyu-fusei-shishin.html へリンク>
※2.
「補助金停止等機構達」についてはこちらをご覧下さい: NEDOホームページ
<http://www.nedo.go.jp/itaku-gyomu/kokuhatu_index.html へリンク>
a.
本事業において公的研究費の不正使用等があると認められた場合
i. 当該研究費について、不正の重大性などを考慮しつつ、全部又は一部を返還していただ
きます。
ii. 不正使用等を行った事業者等に対し、当機構との契約締結や補助金等の交付を停止し
ます。
(補助金停止等機構達に基づき、処分した日から最大 6 年間の契約締結・補助金等交付
の停止の措置を行います。
)
iii. 不正使用等を行った研究者及びそれに共謀した研究者(善管注意義務に違反した者を
含みます。以下同じ。
)に対し、当機構の事業への応募を制限します。
(不正使用等指針に基づき、不正の程度などにより、原則、当該研究費を返還した年度の
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翌年度以降 1~5 年間の応募を制限します。また、私的な流用が確認された場合には、
10 年間の応募を制限します。)
iv. 府省等他の資金配分機関に対し、当該不正使用等に関する措置及び措置の対象者等に
ついて情報提供します。このことにより、不正使用等を行った者及びそれに共謀した研
究者に対し、府省等他の資金配分機関の研究資金への応募が制限される場合がありま
す。また、府省等他の資金配分機関からNEDOに情報提供があった場合も同様の措置
を講じることがあります。他府省の研究資金において不正使用等があった場合にも i~
iii の措置を講じることがあります。
v. 不正使用等の行為に対する措置として、原則、事業者名(研究者名)及び不正の内容等
について公表します。
b.
不正用等指針に基づく体制整備等の実施状況報告等について
本事業の契約に当たり、各研究機関では標記指針に基づく研究費の管理・監査体制の整
備が必要です。
体制整備等の実施状況については、報告を求める場合がありますので、求めた場合、直
ちに報告するようにして下さい。なお、当該年度において、既に、府省等を含め別途の
研究資金への応募等に際して同旨の報告書を提出している場合は、この報告書の写し
の提出をもって代えることができます。
また、当機構では、標記指針に基づく体制整備等の実施状況について、現地調査を行う
場合があります。
○研究活動の不正行為への対応
研究活動の不正行為(ねつ造、改ざん、盗用)については「研究活動の不正行為への対応に関
する指針」
(平成19年12月26日経済産業省策定。以下、
「研究不正指針」という。※3)及
び「研究活動の不正行為への対応に関する機構達」(平成20年2月1日19年度機構達第17
号。NEDO策定。以下、
「研究不正機構達」という。※4)に基づき、当機構は資金配分機関と
して、本事業の事業実施者は研究機関として必要な措置を講じることとします。そのため、告発
窓口の設置や本事業及び府省等他の研究事業による研究活動に係る研究論文等において、研究活
動の不正行為があると認められた場合、以下の措置を講じます。
※3.研究不正指針についてはこちらをご参照下さい: 経済産業省ホームページ
<http://www.meti.go.jp/policy/economy/gijutsu_kakushin/innovation_policy/kenkyu-fusei-shishin.html へリンク>
※4.研究不正機構達についてはこちらをご参照下さい: NEDOホームページ
<http://www.nedo.go.jp/itaku-gyomu/kokuhatu_index.html へリンク>
a.
本事業において不正行為があると認められた場合
i. 当該研究費について、不正行為の重大性などを考慮しつつ、全部又は一部を返還してい
ただくことがあります。
ii. 不正行為に関与した者に対し、当機構の事業への翌年度以降の応募を制限します。
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(応募制限期間:不正行為の程度などにより、原則、不正があったと認定された年度の翌
年度以降2~10年間)
iii. 不正行為に関与したとまでは認定されなかったものの、当該論文等の責任者としての
注意義務を怠ったことなどにより、一定の責任があるとされた者に対し、当機構の事業
への翌年度以降の応募を制限します。
(応募制限期間:責任の程度等により、原則、不正行為があったと認定された年度の翌年
度以降1~3年間)
iv. 府省等他の資金配分機関に当該不正行為に関する措置及び措置の対象者等について情
報提供します。このことにより、不正行為に関与した者及び上記 iii により一定の責任
があるとされた者に対し、府省等他の資金配分機関の研究資金による事業への応募が
制限される場合があります。また、府省等他の資金配分機関からNEDOに情報提供が
あった場合も同様の措置を講じることがあります。
v. NEDOは不正行為に対する措置を決定したときは、原則として、措置の対象となった
者の氏名・所属、措置の内容、不正行為が行われた研究資金の名称、当該研究費の金額、
研究内容、不正行為の内容及び不正の認定に係る調査結果報告書などについて公表し
ます。
b.
過去に国の研究資金において不正行為があったと認められた場合
国の研究資金において、研究活動における不正行為があったと認定された者(当該不正
行為があったと認定された研究の論文等の内容について責任を負う者として認定され
た場合を含みます。
)については、研究不正指針に基づき、本事業への参加が制限され
ることがあります。
なお、本事業の事業実施者は、研究不正指針に基づき研究機関として規定の整備や受付
窓口の設置に努めて下さい。
○NEDOにおける研究不正等の告発受付窓口
NEDOにおける公的研究費の不正使用等及び研究活動の不正行為に関する告発・相談及び通
知先の窓口は以下のとおりです。
国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構 検査・業務管理部
〒212-8554 神奈川県川崎市幸区大宮町1310
電話番号:044-520-5131
FAX:044-520-5133
E-MAIL:[email protected]
ホームページ: 研究活動の不正行為及び研究資金の不正使用等に関する告発受付窓口
http://www.nedo.go.jp/itaku-gyomu/kokuhatu/index.html
(電話による受付時間は、平日:9時30分~12時00分、13時00分~18時00分)
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6. 提出期限及び提出先
(1)提出期限
平成28年8月24日(水) 正午必着(郵送、宅配または持参)
※応募状況等により、公募期間を延長する場合があります。公募期間を延長する場合は、
弊機構ホームページにてお知らせします。
(2)提出先
〒212-8554
神奈川県川崎市幸区大宮町1310 ミューザ川崎セントラルタワー18階
国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構
国際部地球環境対策推進室
「地球温暖化対策技術普及等推進事業事務局」 宛て
※郵送、宅配の場合は封筒に「
『地球温暖化対策技術普及等推進事業』
(MRV適用調査事業)に係る
提案書在中」と
朱書きの上、書留郵便等の配達の記録が残る方法でご提出下さい。
※持参の場合は、ミューザ川崎16階のNEDO「総合案内」の受付の指示に従って下さい。
※提出期限までに到着しなかった提案書は、いかなる理由であろうとも無効となります。
7. 問い合わせ先
本公募に関するお問い合わせは、下記までご連絡ください。
国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構
国際部 地球環境対策推進室
担当者:小林、遠山、坂田
FAX:044-520-5196
E-MAIL:[email protected]
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別紙
契約に係る情報の公表について
別紙 1
独立行政法人が行う契約については、「独立行政法人の事務・事業の見直しの基本方針」(平成22
年12月7日閣議決定)において、独立行政法人と一定の関係を有する法人と契約をする場合には、当
該法人への再就職の状況、当該法人との間の取引等の状況について情報を公開するなどの取り組みを進
めるとされています。
これに基づき、以下のとおり、当機構との関係に係る情報を当機構のホームページで公表することと
しますので、所要の情報の当方への提供及び情報の公表に同意の上で、応札若しくは応募を行っていた
だくようご理解とご協力をお願いいたします。
なお、案件への応札若しくは応募をもって同意されたものとみなさせていただきますので、ご了承願
います。
(1)公表の対象となる契約先
次のいずれにも該当する契約先
① 当機構において役員を経験した者(役員経験者)が再就職していること又は課長相当職以上の
職を経験した者(課長相当職以上経験者)が役員、顧問等として再就職していること
② 当機構との間の取引高が、総売上高又は事業収入の3分の1以上を占めていること
(2)公表する情報
上記に該当する契約先について、契約ごとに、物品役務等の名称及び数量、契約締結日、契約先の名
称、契約金額等と併せ、次に掲げる情報を公表します。
①当機構の役員経験者及び課長相当職以上経験者(当機構OB)の人数、職名及び当機構における
最終職名
②当機構との間の取引高
③総売上高又は事業収入に占める当機構との間の取引高の割合が、次の区分のいずれかに該当す
る旨 3分の1以上2分の1未満、2分の1以上3分の2未満又は3分の2以上
④ 一者応札又は一者応募である場合はその旨
(3)当方に提供していただく情報
① 契約締結日時点で在職している当機構OBに係る情報(人数、現在の職名及び当機構における
最終職名等)
② 直近の事業年度における総売上高又は事業収入及び当機構との間の取引高
(4)公表日
契約締結日の翌日から起算して原則として72日以内(4月中に締結した契約については原則として
93日以内)
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