人形芝居・桜座一家『静御前 ~うすずみいろの月~』

さ く ら ざ い っ か
人形芝居・桜座一家
脚本・演出家の秋山シュン太郎がプロデュース
する集団です。座員には、乙女文楽の人形遣い
と舞 台 役 者 が 在 籍し、人 形と役 者 が 共 演し、
古典の魅力をアピールする集団です。
静御前
∼うすずみいろの月∼
(しずかごぜん)
作・演出 秋山シュン太郎
概要
乙女文楽・人形遣いの桐竹繭紗也こと坂本真奈美が、浄瑠璃人形を操り、静御前の後半生を俳優と描き出す、
人形と人間のお芝居。少女・琴柱、静御前、静御前の母・磯禅師の三役を演じ、また棒使い人形、乙女遣い人形、
二種類の人形操作も見ものである。
ストーリー
弥生三月の十六夜の月がかかる小さな沼。富山の薬売りの伝兵衛は、沼に
身を投げた少女を助けた。少女の名は琴柱(ことじ)といい、白拍子の見習
いであった。死を懇願する琴柱だが、理由を聞かせてもらわなければ放っては
置かぬ伝兵衛に、琴柱は少しずつ口を開いてゆく。その身投げの理由とは、
源義経と静御前(しずかごぜん)の悲しい恋の物語であった。
説明:白拍子とは、神仏や殿上人などの寿ぎのために謡い舞う女性のこと
桐竹繭紗也
浄 瑠 璃 人 形の製 作を三 世 由良 亀 師に師 事。人 形 操 作を吉田光 子 氏に
手ほどきを受け、桐竹政子氏に学ぶ。日本舞踊を藤間勘二郎氏に師事。
日本のみならず、アメリカ・ドイツ・イタリアなど海外からも招聘のオファーを
受け上演している。
静御前舞台写真