浅口市子育てコンシェルジュ HP 資料(第 15 号)H28.7

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「上手な叱り方Ⅱ」 15
わたしメッセージが、うまく関係をつくりながら、相手にしっかりと考えさせる手段とし
て有効であることは、前回お話しした通りです。
それでは、こんな叱り方を聞いたことありませんか。
「そんなことをしていたら、お父さんに叱られますよ」
とか・・・
「そんなことをしていたら、店の人に叱られますよ」
とか・・・
こんな叱り方、していませんか。
例えば、お母さんがこういう叱り方をした場合、叱っているお母さんはどう思っていって
いるのでしょうか。また、叱られているお子さんは、どう感じているでしょうか。わたし
メッセージでも、あなたメッセージでもないですよね。あえて言うなら『よその人メッセ
ージ』でしょうか。
なぜ、
「そんなことをしてはいけません」
とか
「そんなことをすると(私は)悲しいな」
とか
「それはいけないことだからやめなさい」
などと、言えないのでしょうか。
叱るときの注意として、「自分の責任とし
て叱れ」ということが言われます。これは、
どういうことでしょうか。
叱り手がどうしたいかということを明確にして伝えないと、叱られる方は、その人(叱る
人)のいうことを聞こうとはしないということになります。
例えば、この場合、お母さんじゃなく、お父さんやお店の人のいうこと(自分以外の人の
こと)を聞きなさい、ということになってしまいます。
叱り手のいうことを聞かせる叱り方をしたいものですね。それが、上手な叱り方のひとつ
だと思います。
次回は、
「親離れ、子離れについて」です。お楽しみに。