球 は霊;pdf

た ま
た ま
球は霊なり
~野球部だより 71~
1.28.2014
「ここに来て何かが変わるわけじゃない。ここに来て何をするかで変わるんだ。
」という
末吉中学校顧問の石川先生の言葉が印象に残っていると、合同練習会のアンケートに書い
た巴選手。先日も触れましたが、閉講式での顧問の先生方の話は選手たちにとっても顧問
にとってもためになるものばかりでした。毎回10人以上の顧問の先生が閉講式で話して
くださったのですが、
選手たちの耳に残った言葉は他にもあります。
「そこであきらめるな。
自分が変わらなくていいのか。
」と書いた小林選手。「今日この場所で何を学びに来たのか
を考えろ。
」
は山本選手。
末吉中学校顧問の河野先生の「周りにいい影響を与えてください。」
という言葉が印象的だった加山選手。また深山選手は「一つのチームなのに声をかけてあ
げないのか。
」が心に残っているそうです。
5回の合同練習を通して選手たちの心の成長がアンケートに見えます。鶴見区全体で強
くなろうとした練習会。山本選手は「この合同練習会はチームの大切さというものを学ん
だと思います。通信にも書いてありましたが、チームをチームとして見るのではなく、一
つの家族だと見る。
」と感想を書いてくれました。他の中学校の選手と一緒に練習すること
で励ましの声をかけられるようになったり、いろいろなことを教えあったりできたようで、
「今回の合同練習会で自分はいろいろなことに気づくことができ、変わることもできたの
で1年生の時よりも成長できました。今まではできなかった、きつい時に他中の選手に声
をかけることができるようになって、本当にいろいろな部分で変わることができました。
先生方、ノックを打ってくださったり声をかけたりと、自分を強くすることができた練習
会、ありがとうございました。
」と、練習会を通しての感想をこのように書いた芦野選手。
選手たちのこれからの飛躍が期待されます。
1979年8月16日第4試合。世紀の名勝負と言われた石川県星稜高校と和歌山箕島
高校との延長18回の試合。星稜の山下監督も箕島の尾藤監督も、満足のできるノックが
できなくなったことを理由に監督をお辞めになりました。
「ノックをやれば選手の性格がわ
かる。選手の心を読むことができる。
」と山下監督。選手の能力に合ったノックを1本1本
打つ。A 選手はあと5cm遠くに、B 選手なら10cmくらい、C 選手なら・・・・と細
かいノックを打ち分けることを目標とした最終日のノック。選手たちと同じように限界を
超えた証は手のひらに残っています。しかし、
こうも思います。
「まだできたかもしれない。
」