週刊ゴールド

週刊ゴールド
金の投資判断に必要な情報がここに凝縮されていま
す。
毎週月夕方発行
NY金小幅上昇
発行日
:
2016/7/25
先週末22日金曜日のNY金8月限は▲7.6ドル安の1323.4ドル。買いが先行したが、前日高値ではね返されたあと
は、米株価指数先物の上昇によるリスク・オンの流れの再開や、ドル高・原油安の加速を受けて値を消した。時間外
取引を1334.0~1321.5ドルのレンジで推移し、前日比7.8ドル安の1323.2ドルとなった。8月限は、買いが先行
したが、前日高値(1334.0ドル:立会終了後の電子取引)ではね返されたあとは、原油安がアジア勢の手じまい売
りを誘って反落した。アジアの株価下落やドル安、原油の反発で下げ止まったが、ドル反発や米株価指数先物の上昇
で頭を抑えられた。
立会時間は、戻り歩調を引き継いで1326.2ドルまで持ち直したが、ドル高・株高・原油安の加速で戻り売りが優勢
になり、時間外取引の安値を下回って1319.4ドル(11.6ドル安:0.9%)まで値を消した。株価上昇でリスク・オ
ン(リスク選好)の流れとなり、金の逃避買いが解消された。ドル指数が上値追い、米10年債利回りが下落(価格
は上昇)に転じたため、外部市場でリスク回避を動機とした取引がみられたが、一日を通して金市場から資金は流出
した。来週は26日・27日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催される。追加利上げはないとの見方が支配的だ
が、最近の米経済統計は主要統計が米景気拡大を示唆しており、声明でタカ派の意見が強まれば年内利上げ観測は現
実味を帯びることになる。5月の米雇用拡大に急ブレーキがかかって利上げが見送られた経緯があり、データ次第で
あることを忘れてはならないが、米利上げムードの高まりは金相場を圧迫し、高値修正が継続するだろう。
引け後に米商品先物取引委員会(CFTC)が発表した7月19日現在の建玉明細によると、大口投機家の金の先物建
玉は28万5911枚の買い越しで、前週の29万7463枚の買い越しから縮小した。銀の先物建玉は9万4390枚の買
い越しで、前週の8万7652枚の買い越しから拡大した。
今日の材料
・中国上海総合指数は前日比26.19安(0.86%)の3012.82。
・7月の独PMI総合指数は55.3に上昇、予想の53.7を上回る。
・7月の英PMI総合指数は47.7に低下、2009年4月以来の低水準。サービス
部門は47.4に低下、製造業は49.1に低下、2013年2月以来の低水準。
・調査会社51社、英国のEU離脱の影響を受け、2017年のユーロ圏GDP伸び率
見通しを1.4%、2018年を1.6%にそれぞれ下方修正。
・大口投機家の金の先物建玉は28万5911枚の買い越しに縮小。
・大口投機家の銀の先物建玉は9万4390枚の買い越しに拡大。
TOPICs 米国のイーグルコインの小売り需要は、MINT社の売り上げほど
には強くない。
7月14日 Thomson Reuters GFMS
米国の造幣局US MINTは、コインの公式ディーラーに販売し、小売りティーら―はコイン収集家に販売している。
US MINTは今年は一年前に比べて大量のコインが売れていると報告している。しかし、この販売増は末端の小売販
売が好調だというよりは、卸売り業者による在庫政策によるものだと思われる。販売データが示すほど、小売りの需要
が伸びているわけではないようだ。
US MINTは第二四半期のAmerican Eagle 金貨は251,500オンス(約7.87トン)販売し、2015年の同時期と比
べて+98%増だという。またAmerican Eagle 銀貨は11百万オンス(約344トン)販売し、前年同期比+13%増だ
という。ただ、こうした販売増は卸売りレベルであり、小売りの増加を示すものとはいえない。
US MINTは公式販売ディーラーにコインを販売するが、彼らは直接投資家に販売したり、コインショップや、
ディーラー等に販売する。つまり、エンドユーザーの需要はそれぞれの公式ディーラーの売り上げが示している。昨年
の夏場のコイン不足により公式ディーラーは今後の需要を予測して必要以上のコインを購入しているかもしれない。
貴金属コイン市場では、プレミアムは需給のインディケーターとなっている。
US MINTの金1オンスコインにつき3%のプレミアムを載せている。銀のEagleコインの場合は、2ドルがプレミアム
である。こうしたプレミアムは需給によって左右されることはなく、生産コストの変化があった場合のみ、MINTはプ
レミアムを変えることがあるだけだ。MINTは金のプレミアムを変えたことはこのところないが、銀のコインは2010
年に1.5ドルから2ドルに引き上げた。
公式ディーラーは、US MINTのプレミアム以外に彼らのマーケッティングや配送費用等として更にプレミアムを付
けている。
更に、コインに対する需要と供給によってディーラはー投資家に対してさらにプレミアムを付けている。ディーラーの
在庫が非常に少なくなったり、投資家の需要が非常に多い場合は、プレミアムは高くなる。また逆の場合はプレミアム
は安くなる。
グラフは、1オンスEagles金貨の月間販売高とUS MINTの3%のプレミアムと公式ディーターが付けるプレミアム
の差を描いたものである。
昨年5月から12月の間のプレミアムは、MINT製
のコインの販売用在庫が不足したためと、投資家に
よるコイン人気が高まったために上昇している。業
者の在庫は減少し、US MINTはコインの供給を増や
したが、供給は強い需要を満たすことができず、US
MINTが11月に2016年のコインを販売し始め、プ
レミアムは今年2月に入ってようやく下落くした。
6月には5月に比べて▲4.57ドル、▲5%下落した。
1月に比べると▲26%低くなっている。それでも今
年の6月のプレミアムは昨年6月に比べて1割上昇し
ている。例としてEagleコインの小売り段階の需給を
使って調べると、第二四半期のEagleコインの販売は
前年同期比+98%増と二倍になっている。
US MINTの American Eagle 金コインの販売とプレミア
プレミアムは前年同期比+19%高であるが、これが必ずしも小売需要が、この卸売り需要の増加の割合同様である
ということを表しているわけではない。サプライチェーンの需給を緩和するためにより多くの供給が行われた。US
MINTは昨年四つのコインが市場からなくなったとレポートしているが、2015年の年鑑ではこの問題の追加供給につ
いては触れていない。また生産能力を向上させる計画もなんら公表していない。US MINTの生産能力が変わらなけれ
ば供給が増加することはないだろう。
同様に、銀Eagleコインのプレミアムは5月に暮れべて6月は▲5%下がり、1月に比べて68%下落している。金に
比べてその変化は緩やかであり、1年前から2%高くなっている。ディーラーは今年の銀コインの米国における需要は
昨年の同時期よりは弱くなるだろうという。このように、US MINTの公式ディーターに対する銀コインの実需は+
13%増であろう。
以下の三つの理由で、US MINTから公式ディーラーは購入するコインがより早くなっている。
1. 昨年下期のコイン在庫の減少を埋めるため
2. 今年後半、恐らく大東洋戦況の前に、需要が増加すると期待しているため。
2012年のオバマ大統領の再選選挙の時にも、選挙のあった11月にはコインの売上高が+209%増となった。
銀コインは+128%増であった。銀コインはその後の販売用在庫は無くなってしまった。
11月以前には金コインも銀コインも販売はどちらも二桁の減少を見せていた。
3. 公式ディーラーとしての資格を保つためには、最低金貨を1,000オンス、銀貨を25,000オンス購入する必要が
ある。
小売りの投資家は価格に良く反応するので、今年は昨年に比べてコイン需要が弱くなることは驚くほどのことではない。
また需要は、金貨も銀貨もここ数週間2014年以来の高値となっている。
TOPICs
リオ・オリンピックの金メダルの金含有量は1.2%
7月21日
KITCO NEWS
驚くことにブラジルのMINTによって作られたオリンピックの金メダル
は、大半が銀で、金の含有量は非常に少ない。ブラジル造幣局のオリン
ピックメダル製造責任者Victor Hugo Criado Berbertによれば、金メダ
ルの金含有量は1.2%だという。銀が494グラム、金はわずか6グラムし
かない。しかし、外見は金に見える。同氏は最終工程で金メッキされて作
られていると述べている。銀メダルは92.5%の銀が使われている。
2012年のロンドンオリンピックでは、金メダルは100グラム程の重さ
があった。2016年のリオオリンピックでは、メダルの重さは500グラ
ムで統一されている。現在の金は42.80ドル/グラム、銀は0.63ドル/グ
ラムの時価で換算すると、金メダルは568.02ドルの価値があり、銅メダ
ルは315ドルの価値だという。
なお、右下の写真はブラジルオリンピック記念コインであり、こちらは
金メッキではなく純粋の金で作られている。
TOPICs JPMrgan はセーフヘブンはそろそろ危ないゾーン
に入ってきたという 7月21日
by CNBC
米国株価と金価格は上昇を続けているがWall Street 最大の証券会社JPMorganは投資家にSafe Havenの資産投資
に対して注意するよう喚起している。貴金属と米国債価格は非常に高くなっている。これらには泡が立っており、良く
ない状態にあるとJP Morganmプライベートバンクのテーマごとの解決策チームリーダーStephen ParkerはCNBC
で述べている。20日米国DOW平均株価は18,595.03ドルと過去最高値を更新している。
最初に同氏はファンダメンタルのリスクの増加を正当化する楽観論があるという。特に予想外の収益、過去最大に
近い売り上げ増により驚くほど価格は上昇している。彼はこうした状況をこの数四半期見てきているという。GMや
Whirlpool等、収益報告の65%は予想以上のものであった。より安定した経済成長がみられると同氏は言う。米国経済
は驚くことに2015年初め以来の好調さを保っている。ダウ平均株価とS&P500kabuka shisuu haそれぞれこの2年
間で8%、10%上昇している。米国株式市場は、Brfeitのような急落や変動する原油価格、度重なるテロや世界のマイ
ナス金利環境にもかかわらず上昇している。
投資家はポジションを取り過ぎることに少し警戒をし始めているとParkerは言う。「ファンドマネージャーは
2001年以来の最高水準の評価益を持っているが、株価は上昇を続けているので、更に追わざるを得なくなっている。
これをParkerは投資家にとっての危険だと述べている。彼は米国債投資について「ボラティリティーをマネージする
ためにSafe Haven資産が必要だが今は慎重になる必要がある」という。投資家は少なくとも短期的には彼の呼びかけ
に耳を傾けているように見える。米国債は先週売られ、金利は上昇した(債券の場合は価格と金利が逆方向に動く)米
国10年物国際はBrexitがあった金曜日以来初めて1.60%を上回った。
金価格は華々しく上がっており、2年ぶりの水準で動いている。Parkerは投資家は市場の価格が高い時は足踏みし
て待ち、より循環的な分野、例えば、消費分野、技術分野、エネルギー等に投資を戻すべきである。米国のこうした分
野は長期的に上昇する分野である。またParkerは世界の経済成長と商品は安定しているので、新興市場も推奨してい
る。またセーフヘブンとして米ドルはより変動の少ないレンジに入っているという。
金利が安くて連邦準備制度理事会が抑制的である間は新興市場はお勧めだという。新興市場は今年でこそアウトパ
フォームしているが、2012年末から見ると7割も米国市場から遅れており、再評価が魅力的だという。近年新興市場
でタオルを投げ入れられた投資家は、もう一度見直し始めているという。Bank of Americaのレポートによれば、新
興市場の債券に先週だけでほとんど50億ドル近い資金が入ったという。これは2年前の34億ドルを上回っている。韓
国、中国、台湾の新興株式市場を対象としたETFは11%も上昇しているという。
TOPICs
変貌するインドの金取引
7月25日
by
S&P Gloval Platts
世界第二位の金需要国インドにおける、金の現物購入価格に対するディスカウント
の裏には無数の要因がある。たとえば政府の政策や、消費者の購買力の低下、購買傾
向の変化などであるとインドのAgraで開催された貴金属業界の大会で議論された。貴
金属協会の会合の開会の挨拶でインドの金業界を取り巻く問題が問われ、大臣やビジ
ネスマンが多くの困難と取り組む姿勢を示した。
貴金属協会会長のHaresh Acharyaは、インド政府との議論は非常に前向きなもの
であったと語っている。同氏は協会の設立者の一人で業界の向上のために尽力してい
る。
Platts India の調査では、2016年のこれまでのインド国内金価格は平均▲22ドル
のディスカウントであった。7月には▲65ドルまで下落したこともあった。7月22日
は▲25ドルのディスカウントで、21日の▲40ドルより改善した。少しずつ改善して
いるが、こうしたディスカウントでも消費は伸びていない。7月平均では▲51.67ド
ルのディスカウントである。Plattsが記録を取り始めてから最も低いディスカウント
であった。
貴金属協会はインド政府に対して輸入関税を現行の10%から6%に引き下げ
るよう要求している。絶対ではないが、これが8月には実現する可能性がある。
ある銀行の幹部はPlattsに対して、減税は役に立つが、問題はあ他のところに
あるという。ここ数年貴金属の輸入量が減っていることだ。国内に金鉱山を持た
ないインドは伝統的に800~900トンの金を毎年輸入していた。ところが、こ
こ数年の平均は300~400トンである。
6月のインドの金輸入量は26トンで5月の50.1トンから前月比▲46%減少し
ている。昨年6月は44.6トンだったので、前年比では▲40%減である。2016
年累計では130トンに過ぎない。
輸送単位は17キロになり、以前なら笑われたような小包みである。評論家
はこんなに小さい金の輸送は驚きだという。他の評論家は、季節的な祭礼と
モンスーンごとにインドでは金の需要があったが、今年は、大きさやタイミ
ング、向け先にそうした出荷の理由が感じられないという。
スイスの輸送業者は、新しい保税上屋がチェンナイやニューデリーにでき
てありがたいという。これにより、国内市場のゲームチェンジャーとなるだ
ろうという。これにより、特定の銀行等の承認されることなく出荷が可能と
なるという。インドでは託送便が一般的である。新しい保税上屋は、貴金属
取引を多様化させるとスイスの輸送業者は述べている。
銀行の幹部はインドの貴金属取引を変えているもう一つの事実について述
べている。それは、新しい世代は金に対する親近感が薄く、喜んで宝飾品を
再溶解して新しい現代風なデザインにするという。スクラップを扱う業者は
この見解に賛成していた。宝飾品を持ち込んできて新しい製品に溶かし直す
若いインド人が増えているという。
ここ数年インド政府は、何者をも産まずに非常に大きな金額を使うインドの貴金属輸入量を減らすように努力して
いる。その効果はあったようで、現在の経常赤字は石油価格のせいでもあるが、もはや問題となるほどではなくなっ
ている。金と石油はインドにとって二大輸入品である。
貴金属協会会長Acharyaは業界は政府と共同して新たな変化を導こうとしており、将来はキャッシュレスな金取引
を見たいという。しかし、小さな業者や田舎に住む業者はまだ大きな金の現物需要があると感じている。「新しい商
品や精製設備の拡大というインドの貴金属取引の変化は見ている。大きなディスカウントは緩和しようとしている。
また条件も改良しつつある。っ政府がすべきことは、金の輸出を奨励することだ」という。
金の密輸についてはもう一つの議題であった。多くの人がこれが現在の大きなディスカウントの原因だという。し
かし、この密輸の問題は以前からあるのもので、現在の金価格に限った影響ではないとも言う。どの業者も銀行家も
ここ5カ月は密輸取引はないという。Prithviraj Kothari氏は30ドルから100ドルのディスカウントになれば市場は
壊れてしまう。輸入関税はゼロとすべきでそうすれば密輸は無くなるという。インドの貴金属市場を覆っているディ
スカウントは6%までとすべきだと貴金属業者は言い、そうでないと多くの業者が大きくても小さい業者でも、立ち
行かなくなるという。
TOPICs
世界の政府保有金量
by
World Gold Council
増加
BEST 20
トン
国名
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
米国
ドイツ
IMF
イタリア
フランス
中国
ロシア
スイス
日本
オランダ
インド
トルコ
ECB
台湾
ポルトガル
ベネズエラ
サウジアラビア
英国
レバノン
スペイン
2015年8月 2016年7月
8,134
3,381
2,814
2,452
2,435
1,658
1,275
1,040
765
613
558
505
505
424
383
361
323
310
287
282
前年8月比
8,134
+0.0
3,380
▲0.8
2,814
+0.0
2,452
+0.0
2,436
+0.2
1,808 +150.2
1,481 +206.4
1,040
+0.0
765
+0.0
613
+0.0
558
+0.1
464
▲40.6
505
+0.0
423
▲0.9
383
+0.0
206 ▲154.8
323
+0.0
310
+0.0
287
+0.0
282
+0.0
トン
国名
1
2
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
ロシア
中国
カザフスタン
ギリシャ
タジキスタン
ヨルダン
ネパール
モーリシャス
フィリッピン
セルビア
アフガニスタン
キルギス共和国
スリランカ
ブルガリア
トン
1
2
政府保有金が最も多い国は米国で8134トンである。次
4
いでドイツ、IMF、イタリア、フランス、中国、ロシア、ス
5
6
イス、日本、オランダとなる。日本は765トン変わらずで
7
中国とロシアに抜かれて7位から9位に落ちている。
8
昨年から今年にかけて政府保有金が増えた国は一番増え
9
た国がロシアの+206トン、次いで、中国の+150トン、
10
11
カザフスタンの+28トン、ギリシャの+4トンとなる。
12
減少した国はベネズエラが最も多く361トンから206ト
13
ンに▲154トンとほぼ4割強減少している。次いでトルコ
14
の▲40トン、ベルギーの▲21トン、コロンビアの▲8トン、 15
減少
国名
ベネズエラ
トルコ
ベルギー
コロンビア
BIS
スロバキア共和国
ベラルーシ
メキシコ
台湾
モザンビーク
マレイシア
ドイツ
ブルネイダルエスサラーム
チェコ共和国
BEST
15
2015年8月 2016年7月
1,275
1,658
206
108
9
33
5
9
195
18
21
4
22
40
前年8月比
1,481
1,808
235
113
13
35
6
10
196
18
22
4
23
40
+206.4
+150.2
+28.9
+4.7
+4.2
+1.2
+1.2
+1.0
+0.9
+0.7
+0.5
+0.3
+0.2
+0.2
2015年8月 2016年7月
前年8月比
BEST
361
505
227
12
113
34
45
122
424
3
37
3,381
5
10
15
206 ▲154.8
464
▲40.6
206
▲21.2
4
▲8.9
104
▲8.6
32
▲2.0
43
▲1.6
121
▲1.0
423
▲0.9
2
▲0.9
36
▲0.9
3,380
▲0.8
4
▲0.5
10
▲0.3
BISの▲8トンとなっている。
今後の予想
NY金価格は、1,300ドル半ばを横這いとなっている。JPMorganはSafe Havenの必要性は終わりつつある
という。なぜなら、米国株価は史上最高値を更新しており、その裏には米国企業の好決算があるためである。確
かに世界各国の株価はBrexitの余韻も終わり力強く反発している。こうなると金を買う理由はマイナス金利くら
いとなる。今週はFOMCに続き、日本銀行の金融政策会合がある。どちらも打つ手は少ないようだが、世界の景
気の陰りは少し緊急性がなくなったようだ。
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