●仕上げが映す日本の美 大谷石造りの近代ロマネスク建築 東武宇都宮駅の西口を降りて、市街地を少し歩くと、大谷石造りの聖堂が現れる。大谷石建築としては現存最大級のロマネスク・ リヴァイヴァル建築「カトリック松が峰教会」である。鉄筋コンクリート造りの大谷石仕上げ、銅版葺きで双尖塔を備え、塔部が 4 階、 他部が 2 階建てとなっている。設計はスイス人建築家のマックス・ヒンデルで、1931 年(昭和 6 年)に着工し、翌年に完成。1998 年に「登録有形文化財」の認定を受け、2001 年には風化した外壁等の修復も行った。信徒のみならず、市民から広く親しまれるラ ンドマークである。教会内部や敷地内の見学も可能。 12 No.476 2016 年 4 月号 ●住所:栃木県宇都宮市松が峰 1-1-5
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