東北大【国語】解答例 一 問㈠ ⑴=便宜的 ⑵=交渉 ⑶=潰 ⑷=突破 ⑸=付(附)随物 問㈡ 商品化された媒介物としての貨幣の 価格が生活全般に強い影響力をもつ こと。 (三十五字) 問㈢ 自然は本来売買の対象物としての性 質をもっていないということ。 (三十字) 問 ㈣ 労 働 力 と い う 概 念 は、 働 く 人 間 と 一体化した分離不可能なものであり、 一見すると実体を伴わない空虚な観 念ととられかねないから。 (六十字) 問㈤ 本来は売買の対象ではない貨幣や 土 地、 労 働 力 ま で も 商 品 と し て 取 り 込む貪欲な資本制システムによって、 人々は日々自然や人間性の本質から 疎外されつつある。 (七十三字) 二 問㈠ ⑴=余計な感情をまじえず。あっさ りと。 ⑵=物事の大事なこととつまらない ことを取り違えること。 ⑶=細かな一つ一つの動作、行動。 問 ㈡ 努 力 し な い 母 親 を な ぜ 自 分 が 助 け ね ばならないのかという思いを捨てき れずにいるから。 (四十字) 問㈢ 努力して成果を出した人間を努力し ない人間が何の自己反省もせずにほ めていること。 (三十九字) 問 ㈣ 主 役 で は な か っ た 同 級 生 が 地 道 な 努 力 を 積 み 重 ね、 あ る 公 演 で 自 分 を 含 めた観客の注意や関心を一身に集め、 深い感動を与えたこと。 (六十字) 問㈤ 自分の努力を、努力しない人間の怠 惰を非難する拠り所とするのではな く、 自 分 に と っ て 最 も 価 値 あ る こ と に 絞 り、 ひ た む き に 力 を 尽 く そ う と する決意。 (六十九字) 三 問㈠ ⑴=たいそう不思議で ⑵=通り過ごせずに ⑶=ど の よ う に 申 し 上 げ た の だ ろ うか 問 ㈡ 長 い 間 恋 人 も 訪 れ ず、 関 係 が 絶 え てしまいそうな状況。 (二十五字) 問㈢ あの人と密かに約束した愛の言葉 を、 嵐 が 紅 葉 を 吹 き 散 ら す よ う に 吹 き消してくれとは思わなかったの に。 問㈣ 久しく訪れなかったお詫びに添え て自分を優しく気遣う恋人の手紙を 見 る と、 心 許 な い 関 係 の 中 で は む し ろ悲しくなり心乱れている。 (六十字) 問㈤ 上の空で起きて別れてしまった時 の 袖 を 濡 ら し た 涙 は、 い っ そ う 恨 め しく嘆くようで 四 問㈠ ⑴=たまたま ⑵=たとい 問㈡ ⒜=そとにあきなうものあり ⒝=いぬいずくにかきするや 問 ㈢ 船 頭 は 船 が 人 で い っ ぱ い に な り、 順 風 が 吹き出したので、しきりに乗船するよう催 促した。 問 ㈣ 商 人 が 腹 痛 で 下 船 し、 岸 で 犬 に 銀 の 番 を 命じたまま、一人で慌てて船に戻ると、す ぐに船が出発してしまった。 (五十字) 問㈤ 犬が商人の命令に従って餓死しても銀を 守った話を聞き、不義な人よりむしろ忠犬 を養う方がよいという諺が正しいとわかっ たから。 (六十字)
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