コース区分 講義科目 講座名 アドバンスト・コース(A) ベーシック・コース(B) 日程等 講義時間(分) WBGパワーデバイスによるビジネス展開 WBGパワーデバイスによるビジネス展開 予定講師名 90 宮代 文夫 講義の概要 長年続いてきたSiパワーデバイスの牙城の一角をWBG(ワイド・バンドギャップ)デバイスが崩そうとしている。これ は大事件である。「SiC,GaNなどの物理定数がSiより優れている」いうところからの出発がいかに重要かという事実 を噛みしめよう。2016~2020年の5年間はパワーデバイス分野にとって極めて重要な時間である。「電力変換器の 少しばかりの効率up」がいかにインパクトを与えるか、をよく学習しよう。幸い、この分野における日本のR&Dポテン シャル、デバイス・システム事業化の実力は世界に伍している。これからビジネスで一頭地を抜けるか、が課題である。 【講義内容】 1. WBGパワーデバイスにすると何が嬉しいか? -Siの牙城にどれだけ食い込めるか? 2. WBGパワーデバイスR&Dに対する各国の取り組みと主要学会の動向 -米国、欧州、日本、アジア3. 主なWBGパワーデバイスの動向とロードマップ -当面はSiCとGaNの動向をWatchすれば十分、RMは2020まで4. WBGパワーデバイスのアプリケーション分野と市場展望 -デバイス、モジュール、システム、構成部材、製造装置、評価装置、ソフトウエア5. WBGパワーデバイス関連主要メーカとその戦略 -同上6.「Something New」への挑戦例 -(例:金星探査計画、SiC結晶成長法の新しいチャレンジ、粒子加速器への応用)- 講師が最も訴えたいこと/期待したいこと この教育プログラムの狙いは「技術全体に対する俯瞰力を養うこと」と「卓抜なアイデアを発想する力を養うこと」である。 そのためには次のような姿勢で臨むことが重要である。 1. 2. 3. 4. 5. R&Dに世界がどう取り組んでいるかを理解する。 SiC,GaN等の物理定数がSiに比べ優位なことは分かっている。問題は欠点・弱点をどう克服したかである。 SiC,GaNの特徴を最大に生かせる応用とは? をよく理解しよう。 最終的な狙いは省エネルギー電力変換器の実現と世界中への普及問題である。 「Something Newへの挑戦」例の発想法に学ぼう。 講師の自己紹介(プロフィール) 経歴等:通信工学科・卒、東芝入社、主として研究畑でマイクロ波電子管、SAWデバイ ス、機能モジュール開発等に従事。 実装業界での経験等:東芝の初代実装委員長。エレクトロニクス実装学会元副会長 ・名誉会員、IMAPS Fellow、IEEE Life Member、YJC理事。 趣味・信条等:下手なバイオリン、高山植物の撮影、サッカー(大学OBチーム)、 惣菜料理、DeNAベイスターズの永年のファン。 /楽観的で強気という困った性格。
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